22日目・(非)日常パート

≪メンバー≫「生き残り6人?」
人吉善吉(超高校級の生徒会長?)
苗木誠(超高校級の幸運)
●安心院なじみ[?年](超高校級の???)
戦刃むくろ(超高校級の軍人)
桑田怜恩(超高校級の野球選手)
●弐大猫丸[二年](超高校級のマネージャー)
●狛枝凪人[二年](超高校級の幸運)
九頭龍冬彦[二年](超高校級の極道)
●球磨川禊(超高校級の過負荷)
●不二咲千尋(超高校級のプログラマー)
七海千秋[二年?](超高校級のゲーマー)
●朝日奈葵(超高校級のスイマー)
●不知火半袖(超高校級の影武者)
●名瀬夭歌(超高校級の生命工学者)
●音無涼子→江ノ島盾子(超高校級の絶望)

黒神めだか(UNKNOWN)




≪自由行動時に【めだかとの交流】【プログラム外の人物との交流】をすることが可能になりました≫
≪【プログラム外の人物との交流】に関しては、人物を指定してください。めだかキャラか、1と2の生存メンバーのいずれかと交流できます≫
≪また、1日が終了する際に、第6の学級裁判を始めるかどうかも選択できます≫




≪22日目≫

善吉「……」

一睡もできなかった。
今の今まで認めたくなかったというのに、眼をそらし続けていたというのに……黒幕はまぎれもなくめだかちゃんだった。

善吉「めだかちゃんの考えてることなんてわかるかよ……!」

タイムリミットがないのが唯一の救いだ。
しかし、俺は真実にたどり着けるのだろうか?

それ以前に……

善吉「俺は、出るべきなのか。ここに残るべきなのか……?」

なにもわからなかった。



何をしようか?
↓2

九頭竜に記憶回復薬を使うか聞く。使わないなら自分で使う

九頭龍は自室にいた。

九頭龍「……人吉か」

善吉「一つ聞きたいことがあんだよ。記憶回復薬は使うつもりか?」

九頭龍「……使いたいのはやまやまなんだが、情けねえことにまだ覚悟ができてねえよ」

善吉「そうか……」

当然なのかもしれない。
今でさえ与えられた情報が多すぎて、混乱しているのだ。もう少し先に薬を使いたいと思う九頭龍の気持ちはわかった。

善吉「……じゃあ俺が使うわ」

九頭龍「てめえがか?」

善吉「ああ。記憶のことも気になるし、それに……」



―――


狛枝「それと、一つだけ伝えておきたいことがあるんだ。これは人吉君自身が気づいて、乗り越えなきゃいけない試練だと思うから、僕から教えることなんてできない。でももし僕の推理が正しければ君は……」

狛枝はそこで言葉を切った。

善吉「俺は……なんだよ」

狛枝「いや、僕の勘違いかもしれないからね。確かめたかったら、名瀬さんの記憶喪失治療薬を使ってみるといい。僕の推理が正しければ、きっと証拠になるはずだから」


―――


善吉「……あの時の狛枝先輩の言葉が気になってよ」

九頭龍「なるほどな」

薬を使えば、使用者は倒れてしまう。
だから、九頭龍に付き合ってもらうことにした。

俺は苗木から薬をもらうと、自室に戻った。

善吉「……これって血管に打つのか? 筋肉に打つのか?」

九頭龍「……知らねえよ」

善吉「……」

まあ、2つ予備……安心院と狛枝の分だ……があるのだから、とりあえず刺してみることにした。
まあ……大丈夫だよな?


善吉「じゃあ、使うぞ」

九頭龍「ああ」

俺は自分の右腕に注射針を刺した。

薬を使い切り、注射針を抜いてしばらく待った。

善吉「あれ……?」

九頭龍「大丈夫なのか?」

しかし、待てども待てども何も起こらなかった。
頭が割れるように痛くもならない。熱が出る様子もない。何か思い出したわけでもなかった。

善吉「なんでなんともねーんだ?」

九頭龍「打つ場所を間違えたか、薬が効きにくい体質だった、とかかもな。副作用が出るのが遅いだけかもしれねーけどよ」

善吉「念のため安静にしておくべきか?」

九頭龍「そうだな」


午前中は九頭龍と自室で過ごした。
……結局何事もなく昼になってしまったので、一度解散した。

善吉「なんでだ……?」



何をしようか?
↓2

もがながいるか聞く

午後はプログラムの外にいる人たちと話をすることにした。
七海のくれた通信機のおかげで、どこでもモニターを出して通信ができるようになっているらしい。
俺はそれを自室で使ってみた。

日向という人と少し話した後、俺と話したいという人がいるということで、通信をつなげてもらった。
その女性は、見覚えのない人だった。

?「……」

善吉「だれですか?」

もがな「喜界島もがな。98代目生徒会と、99代目生徒会の会計だよ」



何を話す?
↓2

自分の失った記憶について

善吉「俺の記憶について少し聞いてもいいか?」

もがな「うん、いーよ。私が知ってる限りのことなら」

善吉「じゃあ……生徒会長の件について教えてくれねーか?」

もがな「いいよ」

喜界島はゆっくりうなずいた。

もがな「昔、人吉君は黒神さんと大喧嘩したんだ」

善吉「俺とめだかちゃんが……?」

もがな「私は正直ついていけなかった。仲たがいして、みんな敵対してね」

善吉「でもなんで」

もがな「わかんない。でも、黒神さんは人吉君の敵対に喜んでるみたいだった。「ようやく貴様も敵になるのか!」とか言ってたし。そして、その決着は翌年の生徒会長選挙の投票結果でつけることになった」

善吉「……」

もがな「人吉君は「お前ら箱庭学園の生徒はめだかちゃんに頼りすぎだ」ってと箱庭学園生を批判して、「めだかちゃんに勝とうよ」って演説した。黒神さんは「私は見知らぬ他人のために生まれてきた」って演説したんだけど……。結果は、人吉君の支持率60パーセントで、人吉君の勝ちだった」

もがな「今までの自分を否定されて、黒神さんは生きる意味を教えてくれって人吉君に聞いたの。でも人吉君は「それは自分で考えろ。みんなはもうお前のことを他人だとは思っていない」って言った。そして、人吉君は生徒会長になったんだよ」

善吉「俺がめだかちゃんに……」

もがな「希望ヶ峰学園から転入届が届いたのはすぐ後だったんだ。希望ヶ峰学園は「異常」ではなく「特例」を集めて研究している学校だったから、「普通」でありながら「異常」の最高峰だった黒神さんに勝った人吉君は実はものすごい「特例」だったんじゃないか、っていう考えが向こうにはあったんだと思う」

善吉「俺はそれを受けたのか?」

もがな「黒神さんが進めたの。見分を広めるいい機会だって。だから人吉君は箱庭学園で生徒会長をしながら希望ヶ峰学園に「超高校級の生徒会長」として交流生になったの」

もともと箱庭学園と希望ヶ峰学園には妙な縁があったらしいんだけど、いまいち交流はしてなかったらしいんだけど。
と最後に喜界島はそう付け足した、

もがな「これが生徒会長に関することだよ」


追加で何か聞く?
↓2

思い上がりかもしれないが、俺が死んでめだかちゃん以外におかしくなった人は居ないか?

善吉「思い上がりかもしれないが、俺が死んでめだかちゃん以外におかしくなった人は居ないか?」

もがな「……いるよ。たくさんの人が悲しんだよ。宗像先輩や鶴喰くんだって辛そうだった。不知火さんなんてしばらく何も食べなかったぐらいだし。……100代目生徒会のみんなも悲しんだ。特に江迎さんとかマイナス成長しかけちゃったみたいだし」

善吉「……」

不知火以外の名前は聞いたことのない名前ばかりだった。

もがな「でもね、そんなみんなを落ち着かせて、絶望させなかったのも黒神さんなんだ」

善吉「え……」

もがな「黒神さんは誰よりも悲しかったはずなのにみんなを落ち着けて……誰よりも忙しかったはずなのに、一番泣いてたの」

善吉「めだかちゃんが俺を……」

もがな「黒神さんがみんなのために動いてるのに、自分たちが絶望してどうするんだって思った人も多いんじゃないかな」

善吉「だったらなんでめだかちゃんはこんなことをしたんだよ!?」

もがな「私だってわかんないよ! わからないの……」

喜界島は泣いていた。

もがな「もう一度人吉君と話せてよかった」

善吉「……なんだよその言い方」

もがな「私以外にもたくさんの人が人吉君と話したがってるから、独り占めするわけにもいかないし」

善吉「……」

もがな「あのね、人吉君」

改まった態度で喜界島は話しかけてきた。

もがな「黒神さんは普通の女の子なんだよ」

善吉「めだかちゃんが普通……?」

もがな「だからそうやって黒神さんを特別扱いするから、黒神さんは……! ……ごめん。熱くなっちゃった」

善吉「いや、構わねーよ」

もがな「めだかちゃんはただの女の子なんだよ。だから、普通に遊んだりするし、普通に悲しんだりする。それを忘れないでほしいの」

善吉「……わかった。それと俺も一つだけ聞かせてくれ」

もがな「なに?」

善吉「喜界島にとって、めだかちゃんはどういう存在なんだ?」

喜界島は笑顔で答えた。

もがな「友達だよ。私の大切な」

善吉「……そうか」



午後は喜界島と話してすごした。





第6の裁判を開始しますか?
↓1

しない



≪22日目が終了します≫

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最終更新:2013年01月05日 05:58