29日目・(非)日常パート

≪29日目≫

安心院の言っていたハッピーエンドについて考えていたが、納得のいく考えはちっとも浮かばなかった。
俺はどうすればいいのだろうか?

すべては明日決まる。



何をしようか?
↓2

めだかと話す

めだかちゃんは自室で過ごしていた。

善吉「おはようめだかちゃん」

めだか「おはよう善吉。どうした?」



何を話そう?
↓2

俺達が学級裁判でめだかちゃんの目的を解き明かしたらどうなるんだ?
殺人事件の裁判じゃないからクロはいない
めだかちゃんはお仕置きを受けたりしないよな?

善吉「俺達が学級裁判でめだかちゃんの目的を解き明かしたらどうなるんだ?
殺人事件の裁判じゃないからクロはいない
めだかちゃんはお仕置きを受けたりしないよな?」

めだか「もちろん私はクロではないからな。今はプログラム内の権限など皆無に等しいが、そのあたりは改ざん済みだ。安心しろ」

めだかちゃんは謎の決めポーズを決めながら言った。

善吉(キュアピース……)

めだか「第6の裁判は変則的な面もあるゆえ、少々システムをいじってある。この私が手ずから作り上げたのだから、欠陥はない」

善吉「……じゃあ、めだかちゃんは死んだりしないんだよな」

めだか「そのとおりだ」



何を話す?
↓2

めだかちゃんが考える
この世界の俺達にとっての
ハッピーエンドはなんなんだ?

善吉「めだかちゃんが考える
この世界の俺達にとっての
ハッピーエンドはなんなんだ?」

めだか「……」

めだかちゃんの顔から笑顔が消えた。

めだか「……もはやハッピーエンドなどありえんよ。これは私の最後のわがままだ。私のわがままはこれで最後だ」

善吉「……めだかちゃん?」

めだか「しかし、貴様がハッピーエンドを目指しているのなら止めはせん。私は……私の目的を果たすだけだ」

めだかちゃんはそういった。

善吉(めだかちゃんの様子がいつになくおかしい気がする……)


何を話そう?(ラスト)
↓2

安価なら遊びだと言いめだかとコイントス勝負

俺はポケットからモノクマ柄のコインを取り出すと、めだかちゃんに向けて投げた。

めだか「む?」

善吉「勝負の予行も兼ねてコイントスでもしようぜ。遊びだけどな」

めだか「……いいだろう! ではどちらが投げる?」

善吉「それじゃあ俺で」

俺はめだかちゃんに見えないようにコインを投げて手の甲で受け止めた。

めだか「表だ」




直下コンマ判定。
0なら……?

1

右手をのける。
コインは表を向いていた。

めだか「私の勝ちだな」

善吉「そうみたいだな」

めだかちゃんはにやりと笑った。

めだか「タイムリミットは明日だろう? 期待しているぞ、善吉」

めだかちゃんはそう言いながら部屋を出て行った。




午後は何をしようか?
↓2

も一度めだか

めだかちゃんは体育館で外と通信しているようだった。
どうやら未来機関のトップとしての仕事をこなしているらしい。

善吉(よくわかんねーけど外って相当大変なんだな……)

めだか「どうした善吉? なんだ、また私と話したくなったのか」


何を話そう?
↓2

めだかちゃんは今回のことは自分のわがままだって言ってるけど、大筋では計画通りうまくいったことになるのか?
それと俺達にハッピーエンドはありえないって言ってたが、めだかちゃん自身が「他の誰かを幸せにする」っていう以前の存在意義に頼る以外の方法で幸せになることはできないのか?

善吉「めだかちゃんは今回のことは自分のわがままだって言ってるけど、大筋では計画通りうまくいったことになるのか?
それと俺達にハッピーエンドはありえないって言ってたが、めだかちゃん自身が「他の誰かを幸せにする」っていう以前の存在意義に頼る以外の方法で幸せになることはできないのか?」

めだか「ほぼ計画通りだ。だがハッピーエンドになるかどうかは私にもわからんよ……。私にすらわからん。だがすべては明日終わる。私の期待を裏切るなよ?」

善吉「問題から逃げたりはしねえさ。でもよ、めだかちゃん、お前は本当にそれでいいのか? お前は幸せになれるのか?」

めだか「……」

めだかちゃんは答えてくれなかった。
すべては明日の学級裁判で、ということなのだろう。




何を話す?
↓2

めだかちゃんにとって、人吉善吉とか抜きにして、俺個人の人間のことはどう思ってる?嘘とか冗談とか遠慮抜きに教えてくれ

善吉「めだかちゃんにとって、人吉善吉とか抜きにして、俺個人の人間のことはどう思ってる?嘘とか冗談とか遠慮抜きに教えてくれ」

めだか「……」

めだかちゃんは無表情でこちらを向いた。

めだか「貴様には期待している。それこそ嘘とか冗談とか遠慮抜きにな」

善吉「んだよその言い方」

めだか「私は人吉善吉が死んでから、明日のために生きてきたと言っても過言ではない」

めだかちゃんは俺の方にゆっくりと向かってきた。

善吉「おい、どうしたんだめだかちゃん!?」

めだか「……なんでもない」

善吉「……?」



何を話そう?(ラスト)
↓2

頑張れって言ってくれないか?

善吉「頑張れって言ってくれないか」

おそらく裁判前に俺たちが話すのは最後だろうと思った。
言いたいことはいろいろあった。もっと情報収集したほうがいいのかもしれない。
それでも俺は最後にめだかちゃんにそう言ってほしかった。
どんな事情があろうとも、めだかちゃんに応援してもらえればなんだってできる気がしたから。

めだかちゃんは一瞬きょとんとした表情になったが、すぐににやりと笑い息を大きく吸った。

めだか「――頑張れ!」

善吉「頑張る!」

大声は体育館によく響いた。


俺たちはしばらく見つめあった後別れた。





やるとしたら、裁判は明日だ。
めだかちゃんは裁判までに出るかでないか決めろと言っていた。
みんなで話し合うためにも、俺自身の意志としてどうしたいかも決めておかなければならない。

善吉(明日で、全部終わるんだな……)

長いようで短かったコロシアイ学園生活はフィナーレを迎えようとしていた。



≪29日目を終了します≫

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最終更新:2013年01月05日 06:16