21日目・非日常パート

「大丈夫だよついていけなくっても。見失っても離れても。―――僕はすぐにめだかちゃんに追いつくから」






≪21日目を開始します≫




安心院に起こされた俺は、あわててキッチンまで行き朝食の準備をしに行った。
普通の高校生である俺にできる料理などたかが知れているが、それでも作るからには全力でやらなければ他のメンバーに失礼だ。
特別おいしいというわけではないが、普通においしいものはできたと思う。

善吉「味は大丈夫か?」

九頭龍「別にいいんじゃねーか?」

苗木「うん、おいしいよ」

みんなもおいしそうに食べてくれたようでよかった。しかし……

九頭龍「……桑田はまた来てねえんだな」

食堂に七海と桑田だけがいなかった。
桑田はずっと部屋にこもっているからともかく、七海はどこに行ってしまったのだろうか?

むくろ「探しに行ってみるべきかも……」

善吉「ああ、そうだな」

その時、いきなり大きな音がした。

善吉「狛枝!?」

狛枝がいきなり倒れたのだ。あわてて立ち上がって様子を見に行こうとしたのだが、立ち上がると同時に猛烈なめまいが襲ってきた。

善吉「ッ……!?」

苗木、九頭龍、戦刃も続いて意識を失っていく。

善吉(何が……起こって……!?)

まもなくして俺の意識も消えて行った。


狛枝「やあ」

善吉「っ!?」

狛枝「危ないなあ」

勢いよく起き上がると、狛枝は俺とぶつからないように一歩後ろに下がった。

善吉「おい、なんで誰もいねえんだ?! 他のやつらはどこにいんだよ!?」

狛枝「いきなり気を失って……目覚めたら一人足りなかった。探しに行くのは当然だよね」

善吉「一人いなくなった……!? 誰だ!?」

狛枝「寄宿舎の捜索は終わったし、手分けして2階から4階の捜索をしているところだよ」

善吉「だったら5階だな!! すぐ探しに行くぞ!」

狛枝「あっ、ちょっと待ってよ!」

俺は話を聞き終わるや否や、仲間の無事を確かめに捜索を開始した。

善吉(何があったんだ……!?)

5階の武道場には誰もいなかった。次は植物庭園の捜索だ。

善吉「ぱっと見は誰もいねえが……」

植物の間をかき分け、見逃さないように探す。

狛枝「……ねえ人吉君。あれ」

善吉「ん……?」

狛枝が大きな木の生えている方向を指さした。

善吉「あ……」



そこには





顔面をはがされ、右太ももに「内通者」とキズがつけられ、首つりにされた―――安心院の死体があった。






善吉「安心院っ!!!???」

狛枝「……」







≪メンバー≫「生き残り7人」
人吉善吉(超高校級の生徒会長?)
苗木誠(超高校級の幸運)
●安心院なじみ[?年](超高校級の???)
戦刃むくろ(超高校級の軍人)
桑田怜恩(超高校級の野球選手)
●弐大猫丸[二年](超高校級のマネージャー)
狛枝凪人[二年](超高校級の幸運)
九頭龍冬彦[二年](超高校級の極道)
●球磨川禊[三年?](超高校級の過負荷)
●不二咲千尋(超高校級のプログラマー)
七海千秋[二年?](超高校級のゲーマー)
●朝日奈葵(超高校級のスイマー)
●不知火半袖(超高校級の影武者)
●名瀬夭歌(超高校級の生体工学者)
●音無涼子→江ノ島盾子(超高校級の絶望)


≪保有スキル≫
【大博打・改】コンマが1~4なら0個、5~0なら7個のアイテムを手に入れられる。
【乾坤一擲】コンマが1~5なら0個、それ以上なら10個のプレゼントが手に入る。
【七光り】学級裁判時のミス時のダメージが1/2になる。
【詭弁】発言力の最大値増加
【草食系】対人コンマ判定に+2
【情報通】書庫での情報収集時のコンマ判定に+1
【剛腕】遠距離戦闘コンマで+1
【お母さん直伝サバット】戦闘補正+2
【生存本能】撤退コンマ判定に+3
【アルゴリズム】発言ウィークポイントが3個以内になる。
【分析力】捜査時に、重要な証拠のある場所や人物が思い浮かぶ。
【不幸フェチ】即死コンマを出した場合、1回リトライができる。
【仁義】コンマ判定時に一貫した行動を続けた場合+1

≪保有アイテム≫
【男のマロン】【松田の似顔絵】【財部ちゃんのパンツ】【須木奈佐木のマスク】【無限タンポポ】
【熊の髪飾りの少女】【イン・ビトロ・ローズ】【希望の乾パン】【シークレットブーツ】
【手ぶらジーンズ写真集】【黒神めだかのブロマイド】【須木奈佐木 咲のデビューシングル】
【アンティークドール】【箱庭学園百代目生徒会長の腕章】【安心院さんのぶら】【ガンダムのダンボール】
【財部ちゃんのちょっと勝負し過ぎた勝負ブラジャー】【めだかちゃんの意外と普通なブラジャー】






善吉「安心院が……」

安心院はよくわからない奴だった。何もかも知っているようなそぶりで、何でもできて、胡散臭くて……だからこそ死んだという事実が受け入れられなかった。

狛枝「発見者が2人だと放送はならないみたいだね。人吉君呼んできてくれないかな」

善吉「……」

狛枝の言葉を思い出す。確かこいつは安心院を殺そうとしていたのではないか? 内通者は俺か安心院だと言っていた気がする。

善吉「……任せられるワケねえだろ」

狛枝「仕方ないなぁ。じゃあボクがみんなをよんでくるね!」

狛枝はそういうと、みんなを呼びに植物庭園を出て行った。




≪死体が発見されました! 一定の捜査時間後、学級裁判を行います!≫



七海を除いた全員が庭園にそろうまでしばらくかかった。

狛枝「残り7人……死体の見張りに2人として、操作できるのは5人だね。提案なんだけど、これ以上捜査人員を割くわけにもいかないから、怪しい人物も捜査に参加させてもいいんじゃないかな」

善吉「怪しい人物……? それってあんたのことか?」

狛枝「何言ってるの人吉君。君のことだよ!」

善吉「は……?」

俺が安心院を殺した? 何を言っているんだろうかこの人は。
そう同意を求めようとして周りを見ると、向けられていたのは疑惑の目だった。

桑田「……やっぱり警戒してて正解だったぜ。もし今日朝食会に出てたら殺されてたのは俺だったかもしれなかったんだしよ」

善吉「何言ってんだ……?!」

狛枝「みんなは人吉君の作った朝食を食べて倒れたんだし……死体を発見したのも、ボクがみんなを呼びに行っている間死体と二人っきりだったのも人吉君。君ほど怪しい人物はいないよね」

善吉(もしかしてさっきの行動は、俺を誘導してたのか!?)

間違いない。安心院を殺したのは狛枝だ。

善吉「狛枝っ……!!」

九頭龍「てめえらうだうだ言い争ってんじゃねえ!」

この空気を壊したのは九頭龍だった。

桑田「だってどう考えても怪しいのは人吉だろ!」

九頭龍「誰か殺すところでも見たのか?! 確定してねえのに決めつけて話すんじゃねえ! 少なくとも……俺は人吉を信じるぜ」

善吉「九頭龍……!」

むくろ「クロは別人なの……?」

九頭龍「そう思わねえなら人吉がクロだって証拠を提示しろ。……俺は無実の証明をしてやる」

苗木「……そうだよ。疑いあってたって何も進まない。今はとにかく行動しなきゃ」

桑田「……」

結局一度解散して捜査を進めることになった。。
とくに怪しまれている俺は、九頭龍とともに捜査をすることになった。

モノクマ「はい、これ! もう説明はいらないよね!」


言弾ゲット!
【モノクマレポート】被害者は安心院なじみ。現場は植物庭園。犯行時刻は8:30頃。死因は首の圧迫による窒息死。


モノクマレポートを受け取った。

善吉「……ありがとな、九頭龍」

九頭龍「俺を引き留めたてめえが誰かを殺すわけがねえ。テメエを疑うことは、俺の仁義に反するんだよ」

善吉「本当にありがとな!」

九頭龍「……」

九頭龍はそっぽを向いてしまった。





善吉「どこから調べるか……」

1死体
2死体周辺
3地面
4小屋
↓1

1

死体を調べることにした。

善吉「……えげつねえな」

九頭龍「顔面がはがされてる上に、首つり……しかも右太ももには内通者と切り刻まれたあと。かなり猟奇的っつうか……」

善吉「ん……?」

死体のあまりのインパクトに一瞬見逃しそうになったが、安心院の手に違和感があった。

善吉「!?」

いや、違和感どころの話ではない。

善吉「なんで両手の小指以外が切璃落とされてんだ……!?」

九頭龍「まじかよ……」

安心院の指は小指を除いてすべて第一関節のあたりで切り取られていた。

善吉(なんで小指だけ残してあるんだ……? なんかのメッセージとかか……?)



言弾ゲット!
【はがされた顔】安心院の顔ははがされていた。
【太ももの傷】安心院の右太ももに「内通者」と鋭い刃物のようなものでつけられた文字があった。
【切られた指】安心院の小指を除いた両手の指が第一関節のあたりで切られていた。指の先は見つかっていない。

九頭龍「そういやしたいって降ろした方がいいんじゃねーのか?」

善吉「……一応ロープの確認だけしとくか」

安心院をつるしているロープの先は、木の枝にくくりつけられていた。とても頑丈に締め付けられている。
左肩上がりの結び目だった。


言弾ゲット!
【縄】安心院の首をつるしていた紐。左肩上がりの結び方で固く木に括り付けられている。


善吉「……」

安心院をゆっくりと地面に降ろした。
首にはくっきりと縄の跡が一周するようについていて、痛々しかった。


言弾ゲット!
【首の跡】安心院の首の鬱血の跡は、均等に一周していた。



次は何を調べる?
1死体周辺
2地面
3小屋
↓1

1

死体周辺を調べることにした。

善吉「死体周辺にあるのは、台と包丁か……」

安心院の足元に踏み台にしたのだろうか、台があった。すこしかすれたような血の跡がついている。……踏んでこすったような跡にも見える。

言弾ゲット!
【台】現場に倒れていた台。安心院をつるすときに使ったのだろうか? 足場にほんの少し、誰かが踏んでこすれてついたような血の跡がついている。

台のそばには刃が血まみれの包丁が落ちていた。

善吉「これって食堂のやつじゃねーか! 今朝使ったばっかりだしさすがに気づくな……」

九頭龍「顔剥ぎ、太ももの切り傷と指切りもこれでやったのかもな」

言弾ゲット!
【包丁】血の付いた包丁が死体のそばに落ちていた。食堂のもの。

九頭龍「……」

善吉「どうした九頭龍」

九頭龍「いや、妙だと思ってよ」

何がおかしいのだろうか? そう訪ねると九頭龍は死体を指さした。

九頭龍「顔を剥いで、太ももを割いて、指を切ったにしては出血量が少なすぎる。脇腹を刺しただけでももっと出るぜ?」

善吉(なんでそんなの知ってるんだよとか絶対聞けねえ!)





言弾ゲット!
【出血量】顔面をはがされ、指をほとんど切り落とされた割には出血量が少なかった。


どこを調べようか?
1地面
2小屋
↓1

2

庭園に会った小屋の中を調べることにした。


小屋には血の匂いが少し漂っていた。

善吉「どこからだ……」

九頭龍「おい見ろ。どうやらクロの隠しものを見つけたみたいだぜ」

善吉「血の付いたのシーツとゴム手袋か……」

九頭龍「クロはこれで返り血を浴びないようにしたのかもな」

シーツは予備のもの。手袋はキッチンにおいてあったもののようだ。




言弾ゲット!
【血の付いたシーツ】植物庭園の小屋に血まみれの白いシーツがあった。予備のシーツ。
【血の付いた手袋】植物庭園の小屋にキッチンのゴム手袋。血がついていた。


何をしようか?
↓1

食堂を調べる

一度食堂に戻ることにした。

善吉「朝食を食べてる途中に一斉に倒れたんだよな。みんな適当に食べてるしどの料理に原因があったのかはわかんねえな……」

九頭龍「俺は早めに倒れちまったから倒れた順番がよくわかんねえんだが」

善吉「えっと……俺が覚えてる限りでは、狛枝、苗木、九頭龍、戦刃、俺の順番だったと思うぞ」

九頭龍「そして一番最後に安心院か」


言弾ゲット!
【みんなの意識不明】21日目の朝7:30頃朝食を食べている途中に全員が意識を失った。
みんなが適当な料理に手を付けているので、どれかの料理にだけ持ったわけではなさそうだ。朝食を食べていないのは桑田と七海。


善吉「調べられそうなのは、手袋の確認と料理の確認か……?」
何をしようか?
↓1

料理の確認

善吉「俺が作った料理はごはんとコンソメスープと野菜炒めで、デザートにリンゴをつけたんだったな」

九頭龍「机の上の様子からして、それぞれが食べたものはこんなところか」


言弾ゲット!
【食べたもの】みんなの食べたもの。ごはん・コンソメスープ・野菜とベーコンの炒め物・リンゴがあった。
人吉:ごはん・野菜とベーコンの炒め物
苗木:野菜とベーコンの炒め物・コンソメスープ
むくろ:リンゴ・ごはん・コンソメスープ
安心院:ごはん・コンソメスープ・野菜とベーコンの炒め物
狛枝:ごはん・野菜とベーコンの炒め物・リンゴ
九頭龍:ごはん・野菜とベーコンの炒め物・コンソメスープ


善吉(包丁と手袋も確認しとくべきか……?)
何をしようか?
↓1

確認する

善吉「……やっぱり包丁が一本なくなってるな」

九頭龍「あの包丁はキッチンのもので間違いなさそうだな。ゴム手袋も同じ種類のものを見つけたぜ」

善吉「クロはここから道具を持ち出していったってことであってそうだな」

食堂で調べられるのはこのくらいか…


善吉(それにしても七海はどこに行ったんだ……?)
何をしようか?
↓2

七海を探す

善吉「七海はどこに行ったんだ? マスターキーを渡した後から姿が見えねえ」

九頭龍「まさかあいつも……」

善吉「……」



善吉(マスターキーがないといけねえところにいるのか? 七海は自分にしかできねえことをするっつってたが……どこにいるんだ……?)
どこにいると思う?
↓1

情報処理室

AIの七海にしかできないことがあって、マスターキーがないと入れない場所。そんな場所はひとつしかない。

善吉「情報処理室に行くぞ」

九頭龍「ああ」

俺たちは情報処理室に向かった。




七海は情報処理室にいた。

九頭龍「なんだこりゃあ?!」

善吉「七海!?」

七海は確かに情報処理室にいた。しかし、明らかにおかしかった。

善吉「なんで全身コードでパソコンに接続されてるんだよ!?」

七海の体はパソコンと大量のコードでつながっていた。

七海?≪さわらないでほしいかな≫

九頭龍「七海?!」

善吉「いや、機械音声だな」

七海≪そうだよ。外側から私たちと接触しようとしてる人たちがいるって聞いたから、内側からも干渉してみることにしたんだ≫

善吉「それでそんな状態なのか……?」

七海≪うん。私はほとんど生き物と変わらない構造をしてるけど、中枢は機械でできてるから≫

だからこそコンピュータとの接続も可能なのだろう。

善吉「調子はどうだ」

七海≪順調……と思うよ。もう少しで外と接触できそう≫

九頭龍「本当か!」

七海≪外側の人たちのスペックも相当高いみたいだから≫

七海はそういった。

ひとまずその話はおいておいて、事件について話を聞くことにした。

善吉「アリバイ、とかはあるか?」

七海≪……。ログなら残ってるけど……みんなこれを見ただけでわかるかな≫

善吉「……確かに残ってる面子にプログラム関係に強そうなやつがいねえ」

七海≪一応渡しておくね≫


言弾ゲット!
【七海の行動】七海はマスターキーを受け取った後、情報室で外との接触を図ろうとしていた。ログは絶え間なく残っていた。


何か話す?
↓2

ここに入った後、誰かが来たりしたか?

善吉「ここに入った後、誰かが来たりしたか?」

七海≪ううん。それはない……と思うよ。処理機能の大部分をこっちにあててるとはいっても、誰かが入ってきて気づかないほどじゃないし≫

善吉「そうか。ありがとな」

九頭龍「ところでよお。そんな状態で裁判には参加できんのか?」

七海≪本体は持っていけないかなあ。……よかったら、この小型パソコンの方を持って行ってもらえないかな≫

机の上には小型のパソコンがあった。

七海≪一応通信できるはずだから、それを裁判に持って行ってくれるとうれしいな≫

善吉「ああ、わかったぜ」

七海≪……今回の裁判はあんまりお手伝いできないね。ごめんね≫

九頭龍「別にてめえひとりいないくらいでも大丈夫だ」

七海≪……そっか、ならいいんだけど。でも不安かな。だって今まで裁判を誘導してきた安心院さんが死んじゃって、率先して進めてきた人吉君は現状ではクロの第一候補。狛枝君の様子はちょっとおかしいみたいだし……≫

善吉「どうにかするさ」

七海≪……うん。がんばってね≫


善吉(そういえばなんで料理を食べたせいで意識を失ったんだ? 何か入っていたのか……?)
何をしようか?
↓2

倒れた後起きた順番について聞いてみる

善吉「九頭龍、倒れた後はどういう順番で起きたんだ?」

九頭龍「俺が一番最初に起きたぜ。それに続いて戦刃苗木で狛枝だ。狛枝が人吉を見張ってるっつったから、先に安心院の捜索に向かったんだ」

善吉「……俺をあの人と二人きりにしたのか」

九頭龍「てめえなら大丈夫だろ」

善吉「何を根拠に!?」

九頭龍「つうか、あんときから人吉は他のメンバーに疑われてたんだよ。人吉の料理食ったせいで気絶した―ってよ。だから自ら見張りを名乗り出た狛枝に全部任せられたんだ」

善吉「……」

九頭龍「言っとくが俺は3人以上食堂に残ってたところで無駄だから安心院の捜索を優先しただけだからな」

善吉「……ああ」


言弾ゲット!
【目覚めた順番】九頭龍、戦刃、苗木、狛枝、人吉の順番に眼ざめた。

何をしようか?
↓2

桑田に話を聞く

桑田は部屋にいた。
インターホンを鳴らしたが、出てくる様子はない。

善吉「……別に出てこなくてもいい。インターホン越しでもいいから証言を聞かせてくれねーか」

桑田「……」

善吉「なんでもいいんだ」

桑田「うっせえな! 俺は4日目の裁判の次の日に収集欠けられたとき以外外に出てねーよ!」

善吉「一回も……!? じゃあ食料はどうしたんだよ!?」

桑田「19日目の朝に保存食を取ってきて部屋に置いてるだけだっつうの!」

善吉「……そうか」


言弾ゲット!
【桑田の引きこもり】桑田は疑心暗鬼に陥って19日目から外に出てこなかった。



何か話す?
↓1

今日の朝から何か変な物音でもしなかったか、何か気付いたことはないか

善吉「今日の朝から何か変な物音でもしなかったか? 何か気付いたことはないか?」

桑田≪部屋は防音設備になってんだぜ。聞こえるわけねーだろ≫

善吉「じゃあ何か気づいたこととか……」

桑田≪……気になることならあるぜ≫

善吉「?」

桑田≪安心院は本当に内通者なのかどうか。とか≫

善吉「本当に内通者なのか……?」

桑田≪だってよ、安心院はうさんくせーけど、内通者だと断定できるほどでもなかっただろ? 殺人を促したことだってなかったしよ≫

善吉「確かになんでクロは安心院を狙ったんだ……? ありがとな、桑田」

桑田≪……≫

桑田と話し終わった俺と九頭龍は、捜査を続けた。

善吉(今朝の料理……何かが入ってたのか?)


何をしようか?
↓1

どの料理に薬が入ってたか調査

善吉「どの料理に薬が入ってたんだろうな」

九頭龍「調べるっつっても……どうやって調べりゃいいんだ?」

善吉「それなんだよな……」

名瀬がいなくなってしまった以上、薬に詳しい人物が残っていない。
どうやったら検出できるのかもわからなかった。

むくろ「……」

善吉「戦刃?!」

むくろ「……どんな味の薬品が入ってたかがわかれば、確かめられるかもしれない」

九頭龍「どういう意味だ?」

むくろ「……私は賢くないから、こういうところでしか役に立てない。だから、手伝わせてほしいの」

善吉「つまりどういうことなんだ?」

むくろ「混入されていた薬品さえ発覚すれば、それは私が調査する」

善吉「……?」



何をしようか?
↓1

科学室の薬品を調べる

善吉「化学室の薬品を調べるぞ」

戦刃の妙な発言もあったので、俺たちは化学室を調べることにした。



化学室は相変わらず散らかっている……名瀬がいた時のままだった。

善吉「何か減ってる薬品はねえか……」

順番に確かめていった。

善吉「……睡眠薬の瓶の中身が全部なくなってやがる」

瓶に入っていた薬が空っぽになっていた。今回のクロはこれを使ったのだろう。

善吉「それにしても全部使ったのか? あれだけあったのを……?」


言弾ゲット!
【空になった睡眠薬】化学室に置いてあった睡眠薬の瓶の中身が空になっていた。

九頭龍「おい人吉。これって何かに使えるんじゃねーか?」

善吉「それ……!」

九頭龍が持っていたのはルミノール液だった。
ルミノール液と言えば、テレビでもおなじみである。血と反応して光る薬品だ。

九頭龍「現場にあった台を思い出してみろよ」


言弾
【台】現場に倒れていた台。安心院をつるすときに使ったのだろうか? 足場にほんの少し、誰かが踏んでこすれてついたような血の跡がついている。


九頭龍「これを使えば確かめられんじゃねーか?」

善吉「そうだな!」



みんなの靴を調べた……



善吉「……」

九頭龍「……」

そしてとんでもない結果が出てしまった。

九頭龍「……なあ人吉、お前本当にやってねえんだよな」

善吉「……当然だ」

なんと反応が出たのが俺の靴だけだったのだ。


善吉(俺は台に乗ってねーし、現場でも血を踏んだりしてねーぞ!? なんでだよっ!?)




言弾ゲット
【ルミノール反応】九頭龍が見つけてきたルミノール液による反応結果。善吉の靴から、少し反応が出た。心当たりはない。


何をしようか?
↓1

睡眠薬のことを戦刃に伝える

九頭龍「ルミノール液はとりあえず持っとくぜ」

善吉「ああ、頼んだ」

とりあえず睡眠薬のことを戦刃に伝絵に行くことにした。



むくろ「ありがとう」

戦刃は礼を言いながら瓶を嗅いだ後、食堂の食材をすこしずつ口にしていった。

善吉「何やってるんだよ!?」

むくろ「確認だよ。……私は裁判じゃきっとあまり役に立てない。だからこそここでがんばらなきゃ……」

善吉「戦刃……」

むくろ「食堂とキッチンのものはしらべておくね」

善吉「ありがとな」

九頭龍「……裁判前に死ぬんじゃねーぞ」

捜査が終わったら聞きにもどろう。




善吉(誰かと情報交換してもいいかもな……)
何をしようか?
↓1

苗木に話を聞く

苗木は植物庭園にいた。
安心院のいたあたりにしゃがんでいる。何をしているのだろうか?

善吉「なにしてるんだ苗木」

苗木「人吉君と九頭龍君! えっとね」

苗木はボトルのようなものを見せてくれた。

善吉「オキシドール……」

九頭龍「それって保健室に会った消毒液か?」

苗木「うん、これで地面に血がしみ込んだりしてないか確認してたんだ。ほら、安心院さんの真下って地面だったから、血の跡がどうなってたかわからなかったから」

オキシドールは怪我をした時の消毒に使われる薬品だ。傷口につけると泡が出てくるスース―する液体だ。

苗木「土の成分によったら多少反応するらしいんだけど……こんな感じの結果になったんだ」

苗木は土の様子を見せてくれた。

善吉「反応ゼロか」

九頭龍「つまり土に血はしみ込んでねえってことか」



言弾ゲット!
【オキシドール反応】安心院の回りの土にかけてみたが、特に反応はしなかった。


善吉「つうかよく思いついたな」

苗木「こういうのにすごく詳しい人がいたから」

苗木は懐かしそうな顔をしている……

苗木「……あっ、生きてる人だからね!」

善吉(一瞬故人かとおもったじゃねーか……!)

苗木「あと、さっき戦場さんと一緒に指の行方について調べたんだ」

安心院は小指以外の指をすべて切り取られていた。それのことだろう。

苗木「でも見つけられなかったんだ。それであそこの植物で始末したんじゃないかとも思ったんだけど……」

苗木は植物庭園の中央にそびえたつ巨大な植物を指さした。

苗木「この植物はプラスチックでもなんでも食べてしまう植物なんだ。そこならなんでも始末できるんだけど……」

九頭龍「何か問題でもあるのか?」

苗木「ためしに何か投げ入れてみたんだけど、遠くて難しかったんだよね。戦刃さんでも5・6回試してみてやっと入れられたくらいだし、僕には当然無理だった。しかも指なんて軽いものならもっと入れにくいだろうし」

九頭龍「そんな真似ができんのは……」



言弾ゲット!
【巨大植物】現場の庭園にはなんでも食べてしまう食虫植物がある。ただその植物の口が高所にあるので、モノを投げ入れるのは困難。
戦刃の腕力でもモノを投げ入れるのは難しい。



善吉(そういえばまだ安心院の部屋に行ってなかったな……)
何をしようか?
↓1

安心院の部屋へ行く

安心院の部屋を調べることにした。

九頭龍「おい、なんだこれ」

安心院の部屋の机の上にはメモと小さなプレゼント箱が置いてあった。



毒解力:毒を無効化するスキル
自壊予告:自らの死期を悟るスキル
完成:他人のスキルを完成させるスキル
愚行権:主人公補正を否定するスキル



善吉「……なんだこれ?」

九頭龍「……この愚行権とかいうやつは見覚えあるぜ」

善吉「……」

俺も当然見覚えがあった。何せ「愚行権」は学園長室で見つけた資料に乗っていた俺のスキル……だったからだ。




言弾ゲット!
【安心院のメモ】安心院の部屋に置いてあった手紙。
毒解力:毒を無効化するスキル
自壊予告:自らの死期を悟るスキル
完成:他人のスキルを完成させるスキル
愚行権:主人公補正を否定するスキル

善吉「んでもってこっちのほうは……」

小さなプレゼント箱の方にも小さなメモがはさんであった。


「決心したら開けるといい。そうじゃないならまだあけるな。腑抜けた男に興味はねーよ」



善吉「……」


空ける?
↓2

開けない

善吉(安心院がこんなこと書くなんて、相当だよな……)

今あけても混乱するだけのようなものが入っているのかもしれない。忠告通り開けずにポケットにしまった。




九頭龍「安心院の部屋で変わったもんはこのくれーか……」

善吉「じゃあ次の捜査だな」




善吉(そう言えば九頭龍と狛枝とは詳しく話してなかったな……)
何をしようか?
↓1

九頭龍に話を聞く

善吉「九頭龍、お前は何か知らないか?」

九頭龍「なにかか……そういや昨日の夜に寄宿舎の廊下で狛枝に会ったぜ」

善吉「狛枝に!?」

九頭龍「ああ。本人は倉庫に夜食をとりに行くとか言ってたが、ほんとかどうかはわからねーな」

善吉「……」




言弾ゲット!
【狛枝と九頭龍の証言】20日目の夜12時ごろに寄宿舎の廊下で会っている。



何をしようか?
↓1

狛枝に話を聞く

狛枝「やあ人吉君! 九頭龍君!」

善吉「……」

九頭龍「……」

狛枝と廊下で会った。

狛枝「捜査が順調に進んでるみたいで安心したよ」

善吉「……そういうアンタはどうなんですか」

狛枝「さあ、どうだろうね。それに他のみんなにわからないことが僕なんかにわかるわけがないからね……」

善吉「……」

狛枝はへらへら笑っている……


善吉「」
何か話す?
↓1

あんたは昨日の夜何をしてたんだ?

善吉「あんたは昨日の夜何をしてたんだ?」

狛枝「倉庫に行ってたんだよ。あそこには僕の好きなブルーラムもおいてあるし」

善吉「……」

狛枝「疑ってるみたいだね」

善吉「当たり前だろ。昨日の会話を忘れたんですか」

狛枝「先入観を持ったままの捜査はいけないと思うよ?」

九頭龍「落ち着け人吉」

善吉「……悪ぃ」

狛枝「僕は嘘なんてついてないよ。超高校級であるみんなにそんなことできるわけないじゃないか!」

九頭龍「……! おい、なんだその傷」

狛枝「いてっ」

九頭龍は狛枝の右手をひねりあげる。狛枝の右手の甲には細長いキズがついていた。

善吉「……?」

狛枝「ひどいなあ。痛いよ」

九頭龍「……いつ作った?」

狛枝「……昨日の倉庫でだよ。それにさ、キズなら君たちや桑田君にもあるよね」

狛枝はため息をつきながら言った。
確かに俺や九頭龍は小さいけがをしている。

善吉「俺は料理中うっかり指先を切っただけだ」

九頭龍「……昨日机にぶつけたんだよ」

善吉「つうか、桑田は怪我なんてしてたか?」

狛枝「現場で会ったときに額に小さい傷跡があったよ。裁判で確認できるだろうね」




言弾ゲット!
【傷】狛枝の右手の甲、人吉の左手の指先、九頭龍の右頬、桑田の額には小さな切り傷のような跡があった。




その後、狛枝と別れた……


善吉(そろそろ戦刃に会いに行ってみるべきか?)
何をしようか?
↓1

戦場に会いに行く

食堂では戦刃がすこしぐったりした様子で待っていた。

むくろ「おかえり」

善吉「どうだった?」

むくろ「思いつく限りのところは調べてみたよ。睡眠薬の味がしたのは「リンゴと米以外の料理」と、人吉君が使った「調理道具」。それに未使用の一部の「野菜」と「コンソメ」の入った瓶だった」

九頭龍「味……!?」

善吉(味で確認したのか……?!)

むくろ「他は多分ついてないとは思うんだけど……」

善吉「にしても、なんで未使用の野菜やコンソメに睡眠薬が入ってたんだ?」

戦刃「それと……人吉君ごめんね」

善吉「?」

戦刃「昨日食器を洗っておくの忘れちゃって……」

善吉「いや、問題ねーよ。誰にだってミスはあるだろ」

戦刃「ごめんね……」



言弾ゲット!
【昨日の食事当番】昨日の食事当番は戦刃だった。戦刃がうっかり食器を洗い忘れていたので、今朝人吉は食器を洗ってから使用した。
【戦刃の実験】戦刃が食堂の料理や、調味料、キッチンの食糧や食器などを片っ端から確認した。
薬品が混入していたのは「リンゴと米以外の料理」「調理道具」「野菜」「コンソメ」。


これで大体の捜査は終わったはずだ。


善吉「さらに何か調べるか?」
↓1

倉庫を調べてみる

倉庫を調べることにした。

善吉「結構荒れてきてるな……」

九頭龍「掃除する奴もいねーしな」

すこし散らかり始めている倉庫を漁った。



善吉「……現場のロープはここから持ってこられたみてーだな」

九頭龍「台もだな。同じタイプの台があった」

善吉(ブルーラムも段ボールが開けてあるな……)



言弾ゲット!
【倉庫の道具】現場のロープや台は倉庫から持ってこられたもの。ブルーラムの箱には最近開けられた跡があった。




何をしようか?(残り3回まで)
↓1

ブルーラムを調べる

天の声「ブルーラムはダンガンロンパに出てくるプレゼント用アイテムの飲み物です。」



何をしようか?
↓1(残り2回)

苗木ともう一度話す

苗木に会いに行くことにした。

苗木「二人とも……!」

善吉「よっ、苗木。捜査は順調か?」

苗木「うーん、まだわからないよ」

苗木と一通り情報交換した。




善吉「」
何を話そう?
↓1

1人1人にアリバイと事件が起きてしまったことについてどう思うか聞いて回る

まずはアリバイについて聞いてみた。

苗木「アリバイか……そもそも今回の事件にアリバイがある人はいないんじゃないかな」

九頭龍「……?」

苗木「だって食堂にいた人たちは眠ってしまっていたし、桑田君は自室ずっといて、七海さんも情報資料室を出ていない。アリバイはみんな無いよ」

善吉「そうだったな……。くそっ、最初から確定シロがいねーのは相当厳しいぜ」

苗木「でも、絶対に真相を暴かなきゃいけない」

善吉「……そうだな」

九頭龍「……ああ」

善吉「……なあ苗木。今回事件が起きちまったことについてどう思う?」

苗木「……すごく申し訳ないよ」

苗木はうつむきながら言った。

苗木「真相を知っていても後手に回るばかりで、結局何もできない。……情けないよね」

善吉「苗木……」

苗木「僕は名瀬さんとの約束を守ることができなかった。……禊先輩はどう思ってるんだろうね」

善吉「……」




善吉「」
なんという?
↓1

あの負完全野郎のことは気にすんな
罪悪感を感じるだけ損だぜ
名瀬に関しては俺も情けなくて恥ずかしい限りだぜ
……だから、全部終わったらお詫びに名瀬の前で土下座でも腹切りでもしなきゃな

善吉「あの負完全野郎のことは気にすんな。罪悪感を感じるだけ損だぜ。名瀬に関しては俺も情けなくて恥ずかしい限りだぜ 。……だから、全部終わったらお詫びに名瀬の前で土下座でも腹切りでもしなきゃな」

苗木「えっ……でも名瀬さんは……」

善吉「そんなのわかんねーだろ。ここで死んだら脳死ってことは、まだ復活できる可能性だってある。俺たちだって、七海みたいなやつが存在してるんだから生き続けることだってできるかもしれねえ。だから思いつめんじゃねえ」

苗木「……。そうだよね。希望を失っちゃだめだ。こんな状況だからこそ絶対にあきらめちゃダメなんだ」

善吉「そうだぜ! 全員ハッピーエンドにならなきゃ意味がねえ。ついでに黒幕に一泡ふかしてやったりしてな」

苗木「……そうだね。ありがとう人吉君。絶対に謎を解こう」

善吉「ああ」






何をしようか?(ラスト)
↓1

キッチンでルミノール

キッチンでルミノール液を使うことにした。


九頭龍「ルミノールって食材でも出ることがあるんだっけか?」

善吉「そんなことを聞いたことがあるようなねーような……」

九頭龍「とりあえずはっきり反応が出てきたのはキッチンにおいてあった包丁だな」

善吉「俺が今朝指切った時のやつだけか……」


念のため食堂の方も調べてみたが、ルミノール反応は出てこなかった。

善吉「くっそお! 全然わかんねえ……!」

九頭龍「誰にでも可能なことが多すぎるな……」

いつも以上に事件の真相がわからなかった。
このままでは俺がクロ扱いされてしまう。

善吉「……」

そうこうしている間に、学級裁判の開始を知らせるモノクマの放送がなった。

善吉(まずは俺の容疑を晴らさねえと……!)

九頭龍とともに俺は集合場所である学級裁判所へ向かうためのエレベーターがある部屋へと向かった。





≪捜査を終了します≫

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最終更新:2013年01月05日 04:51