18日目・非日常パート

≪18日目≫


善吉「ふあ~あ……」

現在時刻は7時少し前くらいだろうか。ここでの暮らしもずいぶん慣れて来てしまったような気がする。

善吉「ん……なんで俺床に座って寝てるんだ?」

なぜか俺はベッドではなく、床に座って眠っていた。毛布は欠けているようだが……

善吉「あっ、そういや昨日名瀬と七海を泊めたんだっけな」

なんと名瀬は昨日めでたく記憶制御薬を完成させたのだった。今すぐにでも服用したかったが、記憶が戻る際には苗木のような高熱が出てしまう。いっせいに倒れてしまうのはまずいだろうということで明日の朝食の時にみんなに薬の完成を報告することにしたのだ。
名瀬と七海と不二咲、3人と一緒にいた俺と安心院は薬の完成後一緒に俺の部屋に一度戻ったのだが……

―――

善吉「ただいま戻りましたー……って九頭龍? 狛枝先輩? あれ、どっか行ったのか?」

安心院「先に一度戻るって言ってたのは2人の方だったのにねえ。でもまあ大丈夫じゃないかな?」

善吉「狛枝先輩はほっといても大丈夫だとしても……九頭龍はどうしたんだ……」



バタン



善吉「名瀬?!」

不二咲「名瀬さんっ!?」

善吉「おいおい、いきなり倒れんじゃねえよ!」

七海「……ぐぅ」

善吉「って、七海も寝てるし?!」

不二咲「二人とも疲れちゃったのかなぁ」

善吉「……しゃーねえな。下手に移動させんのもあれだし、今晩は俺の部屋のベッドを使わせるか」

―――

善吉「なーんてことがあったようななかったような……」

不二咲は一度風呂に入りたいということで自室に行ってしまった。
その後しばらくすると狛枝先輩と九頭龍も無事帰ってきたのでそのまま寝たはずだ。

凝り固まった体をほぐすために軽く伸びをして立ち上がった。

善吉「あれ、名瀬と七海のやつはどこに行ったんだ……って、今日あいつらが食事当番だっけか」

疲れて寝てしまった割には律儀な2人である。2人だけじゃ危ないだろうに、勝手に行ってしまって大丈夫だろうか?

善吉「ほら、九頭龍も狛枝先輩も起きてください」

安心院「春がきたよー」

いつの間にか安心院が横にいたが、こんなの日常茶飯事なのでつっこまない。慣れって怖え。

九頭龍「ん……もう朝かよ……」

狛枝「おはよう人吉君、九頭龍君、安心院さん」

全員起きたことだし、食堂に行くことにした。

食堂には意外な人物がいた。

桑田「うっす人吉! おはよ!」

善吉「桑田! 苗木の看病はどうしたんだよ?」

桑田「おいおい、俺がサボってるみたいに言うなよー。ちゃんとやってるっての。偉いだろ?」

善吉「……じゃあなんでここにいるんだよ」

桑田「朝飯だよ朝飯。さすがに携帯食だけじゃ飽きるんだって! 戦刃はどうだか知らねーが、俺には無理だわ! ということでなんかあったけーもん!」

善吉(それでいいのかよ!?)

まあ戦刃に勝てるような人物がそうそういるとも思えないので、少しくらいなら桑田が持ち場を離れても大丈夫……なのか?

桑田「あとジュースとかも欲しいな。なあ、デザートとかねえの?」

善吉「ないと思うぜ」

桑田「まじかよー。テンション下がるわ……」

そう言いながら、俺は桑田となんとなく一緒にキッチンに行った。

桑田「おっはよー、七海ちゃん! 名瀬ちゃん! 元気?」

善吉「いきなり元気になったな」

桑田「かわいい子見て元気にならねー男子なんていねえだろ?」

七海「……おはよう桑田君」

名瀬「おー、おはよう」

名瀬と七海はコンロで野菜をいためていた。
意外と料理上手なようだ。エプロンがにあっている。

桑田「朝食俺の分も頼むわ! あとなんかジュースとかねえ?」

七海「……確か冷蔵庫にあったとおもうけど」

桑田「冷蔵庫? これか?」

七海「……あっ、そっちは冷凍庫のほうだよ!」

七海の言葉は間に合わなかったらしく、桑田は思い切り冷凍庫の方を開けた。

桑田「……は?」

そこには






氷漬けにされて詰め込まれた不二咲の死体があった。






桑田「ぎゃああああああああ!!!」

善吉「うわあああああ!?」

七海「お父さん?!」

名瀬「ち、ちーたんっ!?」



≪死体が発見されました! 一定の捜査時間のあとに学級裁判を行います!≫

モノクマの声がどこか遠くに聞こえた。



≪メンバー≫「生き残り9人」
人吉善吉(超高校級の生徒会長?)
苗木誠(超高校級の幸運)
安心院なじみ[?年](超高校級の???)
戦刃むくろ(超高校級の軍人)
桑田怜恩(超高校級の野球選手)
●弐大猫丸[二年](超高校級のマネージャー)
狛枝凪人[二年](超高校級の幸運)
九頭龍冬彦[二年](超高校級の極道)
●球磨川禊[三年?](超高校級の過負荷)
●不二咲千尋(超高校級のプログラマー)
七海千秋[二年?](超高校級のゲーマー)
●朝日奈葵(超高校級のスイマー)
●不知火半袖(超高校級の影武者)
名瀬夭歌(超高校級の生体工学者)
●音無涼子→江ノ島盾子(超高校級の絶望)


≪保有スキル≫
【大博打・改】コンマが1~4なら0個、5~0なら7個のアイテムを手に入れられる。
【乾坤一擲】コンマが1~5なら0個、それ以上なら10個のプレゼントが手に入る。
【七光り】学級裁判時のミス時のダメージが1/2になる。
【詭弁】発言力の最大値増加
【草食系】対人コンマ判定に+2
【情報通】書庫での情報収集時のコンマ判定に+1
【剛腕】遠距離戦闘コンマで+1
【お母さん直伝サバット】戦闘補正+2
【生存本能】撤退コンマ判定に+3
【アルゴリズム】発言ウィークポイントが3個以内になる。
【分析力】捜査時に、重要な証拠のある場所や人物が思い浮かぶ。
【不幸フェチ】即死コンマを出した場合、1回リトライができる。

≪保有アイテム≫
【男のマロン】【松田の似顔絵】【財部ちゃんのパンツ】【須木奈佐木のマスク】【無限タンポポ】
【熊の髪飾りの少女】【イン・ビトロ・ローズ】【希望の乾パン】【シークレットブーツ】
【手ぶらジーンズ写真集】【黒神めだかのブロマイド】【須木奈佐木 咲のデビューシングル】
【アンティークドール】【箱庭学園百代目生徒会長の腕章】【安心院さんのぶら】【ガンダムのダンボール】
【財部ちゃんのちょっと勝負し過ぎた勝負ブラジャー】【永遠のミサンガ】【めだかちゃんの意外と普通なブラジャー】



不二咲の死体発見にみんなが呆然としている中、いち早く正気を取り戻したのは名瀬だった。

名瀬「……くっそお!!」

名瀬は叫びながらいきなり袖から注射器を取り出して、自らの腕に刺した。

桑田「はあ?! な、何やってんだよ名瀬ちゃん!?」

善吉「名瀬先輩!?」

七海「……それって」

名瀬「……なんとなくで作った薬だが、こんなところで活躍するとは思ってなかったぜ」

名瀬はにやりと悪役のような顔で笑う。

名瀬「【超回復薬】! ちーたんに使うの止められてたから今までは使わなかったけどよー……これなら俺も捜査に参加できるだろ?!」

名瀬は三日間不眠不休だったとは思えないほどに元気になっていた。

善吉「それってひょっとして第一の裁判の時に調合してたっつう、5日間は不眠不休で動けるっていう薬じゃ……!」

その分副作用がすさまじいとも聞いている。名瀬はそんな劇薬をためらいもなく使用したというのか。

七海「……」

名瀬「七海ちゃん、一緒に捜査するぞ」

七海「……うん。でもひとつ約束して」

名瀬「?」

七海「裁判が終わったら、絶対にゆっくり休むこと」

名瀬「……わかってるよ」

善吉「……」

正直不二咲が殺されたことがいまだに信じられない。

善吉(でも……あいつらが率先して捜査してんのにじっと見てるだけってわけにもいかねーだろ!)

これ以上起こすまいと決めていたはずの殺人が起きてしまった……
しかし、立ち止まる猶予など俺たちにはないのだ。

俺たちは、捜査を開始した。

モノクマ「はい! もう恒例になってきたけど……モノクマレポートです!」

俺はモノクマからモノクマレポートを受け取った。


言弾ゲット!
【モノクマレポート】被害者は不二咲千尋。現場はキッチンの冷凍庫。死因は凍死。なんらかの薬物を使われた痕跡がある。


善吉「……なんで今回もこんなに情報がすくねーんだ?」

モノクマ「そんなこと言われてもさあ……僕にだってわからないこともあるよ! 冷凍庫に詰め込まれてから何時間くらいで死んだとか細かく予想できないじゃん!」

善吉「……」

確かに正論ではある……が。モノクマが言うとどうも胡散臭く思えてしまうのは俺だけではないはずだ。

モノクマ「だから、さっさとオマエラで捜査しやがれ!」

善吉「そうするぜ」


さて、何から調べようか?
↓2

死体

善吉「……」

まずは死体を調べることにした。
不二咲の死体は名瀬と七海の手によって丁寧に取り出されたあと、床に横たわらせてあった。

善吉「しかし冷凍庫に詰め込むなんて、体の小さい不二咲だからこそできる芸当だよな……」

俺は不二咲の死体にそっと手を触れた。冷凍庫からでて間もないとはいえ、異常に冷えていた。

善吉「相当長い時間冷やされてたみてーだな……俺が最後に不二咲を見たのが9時過ぎくらいだったから……最高で10時間程度か」


言弾ゲット!
【不二咲の目撃情報】人吉は不二咲と昨夜9時過ぎに別れている。
【凍りついたからだ】不二咲の体はがちがちに凍り付いていた。少なくとも一晩中凍らされていたようだ。

善吉「モノクマレポートによると、薬を使われてるんだよな……」

首筋や腕を確認していく。

善吉「あった。左腕に注射の後みたいなのがあるな」

たまたまここにできものがあった……にしてはできすぎな位置だ。不二咲の他の部位の肌は綺麗なので、注射の後とみていいだろう。

言弾ゲット!
【赤い傷】不二咲の左腕には赤い点のような傷跡があった。おそらく注射の後。


直下コンマ判定
5以上で気づく

7

善吉「にしてもこいつ女にしては妙に胸が無さ過ぎるというか……」

全国の貧乳の女性を貶しているわけではないが、すこし違和感があった。

善吉「……」

そっと確認する。

善吉「……なっ!?」

七海「ストップ!」

善吉「もがっ!」

驚きのあまり叫びそうになったところを、七海に口をふさがれた。

七海「……これ以上はお父さんのプライベートというか、コンプレックスというか……そういうところだから……」

善吉「わ、わりい。こっちも配慮が足りなかった……」

不二咲を改めてみるが……どこからどう見ても女性である。貧乳だが女性にしか見えない。

善吉「……複雑な事情がありそうだな」


言弾ゲット!
【不二咲の性別】不二咲はなんと男性だった!

善吉「ほかに現場で気になるところはなさそうだな……しかし、不二咲の使われた薬品ってなんなんだ……?」

何をしようか?
↓2

名瀬ちゃんに心当たりを聞いてみる

善吉「名瀬先輩」

名瀬「……んだよ」

善吉「不二咲に使われた薬の心当たりとかありませんか?」

名瀬は少し考え込んでいる……

名瀬「体が冷えすぎてて判別しづらいな……化学室に行って確かめてみたほうが早いかもしれねー」

善吉「そうですか……」


化学室に行く?
↓1

行く

俺は名瀬と七海とともに化学室に向かった。

善吉「やっぱ散らかってますね……」

名瀬「うっせえ、片付ける暇がなかったんだよ」

名瀬は散らばっているいろいろと書き込まれた紙を素通りし、薬品の置かれた棚に向かった。

名瀬「……」

善吉「棚によって種類が別れてるんだな」

名瀬「ああ。で、今回俺が薬の製作のためにもっとも重宝したのがCの棚だな」

善吉(毒の棚じゃねーか!!)

名瀬はすべての棚を確認した後、一つの瓶を手に取って俺に渡した。

名瀬「この瓶の薬品は手を付けた覚えがねーのに減ってる。たぶんこれだ。まあ詳しいこと言ってもつたわんねーだろうから簡単に言うぞ。それは麻酔だ。睡眠薬っつってもいいかもな」

そして間違ってたらヤバいからうのみにするなよ、という忠告で締めくくった。


言弾ゲット!
【減った睡眠薬】睡眠薬の瓶に開封した跡があった。

化学室はここ数日間不二咲が最も長い間過ごしていた空間だ。もう少し調べて行ってもいいかもしれない。


どうしようか?
1名瀬の証言を聞く
2七海の証言を聞く
3洗面台を調べる
4ゴミ箱を調べる
5そのほか(安価必須)
↓2

4

ゴミ箱を調べることにした。

善吉「部屋が散らかってるからゴミ箱は未使用かと思ったんだが、使われてたのか……」

中には大量の紙のクズ……らしいものが入っている。

善吉「……湿ってる?」

ほとんどないようなものだが……底の方に水がほんの少したまっていることからして、やはりこの紙は湿っていたのだろう。


言弾ゲット!
【紙屑】ばらばらの紙がゴミ箱に捨ててあった。かなり細かく微塵にされている。ほんの少し湿っていた。


善吉「紙だけじゃねえな……」

ゴミ箱には紙以外の堅いものもあった。

善吉「透明の……ガラス? じゃねえな。プラスチックか」

プラスチックのクズのようなものだった。

善吉「形からしてただのゴミじゃねえな……もとは何かの形をしてたんじゃねーか?」


言弾ゲット!
【プラスチックのクズ】化学室のゴミ箱にはプラスチックチップのようなごみクズが大量に捨ててあった。もとは何かの形をしていたように見える。

善吉「ゴミ箱はこれくらいか……」



どうしようか?
1名瀬の証言を聞く
2七海の証言を聞く
3洗面台を調べる
4そのほか(安価必須)

3

洗面台を調べることにした。

善吉「特に変わったところはねーが……」

隅から隅まで調査していく。

善吉「……」

第三の事件のことを思い出して、排水溝の中までしっかり調べた。

善吉「ビンゴだな」

排水溝の中からは針が2本出てきた。何かの管のように、先端からもう片方の端にかけて小さな穴が開いている。


言弾ゲット!
【排水溝に落ちていた針】化学室の排水溝に引っかかっていた針。何かの管のように針の先っぽからもう片方にかけて穴が開いている。

善吉「それと……これは水筒か?」

銀色の細長い水筒のようなものが目に入る。ほかの器具と違い、妙に浮いていたので気になった。

ふたを開けたが、中身は空っぽだった。

善吉「使われてねーのか……?」

匂ってみたが、水筒の中は無色無臭だ。念のため少しなめてみるが、味もしなかった。

善吉「なんでこんなものがこんなところにあるんだ……?」


言弾ゲット!
【化学室にあった水筒】細長いタイプの魔法瓶。中を開けてみたが、匂いも味もしなかった。

善吉「洗面台にこれ以上気になる点はなさそうだな」

どうしようか?
1名瀬の証言を聞く
2七海の証言を聞く
3そのほか(安価必須)
↓1

2

善吉「七海!」

七海「……えーっと、何かな?」

善吉「なんでもいいんだ。何か情報はないか?」

七海「……」

七海は考え込んでいる……

七海「あのね。ここの部屋ってすっごく散らかってるでしょ?」

善吉「確かに足の踏み場もねーよな……」

七海「お父さんも私も初めのうちは片付けてたんだけど、名瀬さんがそれを上回る勢いで散らかしていくからあきらめちゃったんだ」

善吉「それでどうしたんだ?」

七海「……」

善吉「……」

七海「散らかしっぱなしって、いけないよね」

善吉「……ああ、そうだな!」

それは情報というより愚痴だぞ七海……!!


言弾ゲット!
【散らばった書類】化学室の床は名瀬の書き込んだ紙で足の踏み場もないくらい埋まっていた。

とりあえず七海に礼を言って一度会話を終えた。


どうしようか?
1名瀬の証言を聞く
2そのほか(安価必須)
↓1

1

善吉「名瀬先輩」

名瀬「……情報だな」

善吉「さすがの予想力っすね……」

名瀬は積極性に欠けていただけで、実は分析力は狛枝と並ぶほど高かったりする。研究者だから当たり前と言えば当たり前なのだろうが。

名瀬「こっちから頼みたいことでもあるんだけどよ。実はだな……」

善吉「実は?」

名瀬「……俺の作った薬がなくなった」

善吉「なっ!?」

名瀬の作った薬。この状況からして間違いなく記憶喪失を治すための薬のことのはずだ。

善吉「なんで……!?」

名瀬「俺に聞くんじゃねー……! 確かに昨日の夜までは9個全部持ってたはずなんだよ……!!」

善吉「……」

無くなった名瀬の薬……それはこの事件に深くかかわっている気がした。


言弾ゲット!
【無くなった薬】名瀬の作った記憶喪失回復薬が9個すべてなくなっていた。昨日までは確かにあったはずだが……

名瀬のなくなった薬に心当たりはない……


何か追加で捜査をする?
↓1

魔法瓶の中身について名瀬に聞いてみる

善吉「あとついでに知りたいことがあるんですけど、この魔法瓶の中身って知ってますか?」

名瀬「……」

名瀬は露骨に目をそらし始めた。

名瀬「……知らねえよ」

善吉(絶対嘘だ!)

名瀬「……無色無臭の液体で、魔法瓶に入ってるようなものってだけで大体予想つくだろ」

善吉「……?」

名瀬「べ、別に中身知らねえからな?!」

善吉(怪しすぎて逆に無関係なんじゃねーかとまで思えてきた……)



次は何をしようか?
↓1

キッチンを調べる

一度現場を調べなおしてみるのもいいかもしれないと思い、俺はキッチンに向かうことにした。


キッチンのどこを調べなおす?
↓1

冷凍庫周辺

冷凍庫周りを調べることにした。

善吉「……ん? 冷凍庫の中に何が入ってるんだ……?」

冷凍庫の中には茶色の紙のようなものが入っていた。
どう考えても冷凍庫の中に入っているようなものではないが……


直下コンマ判定
5以上なら気づく

1

善吉「くそっ、わかんねえ……なんなんだよこれ……」

結局これが何か気づくことはできなかった。



言弾ゲット!
【謎の茶色い紙きれ?】冷凍庫の中には茶色い紙切れが入っていた。かなりもろい。

善吉「……他のメンバーの証言も聞いてみたほうがいいのか?」


何をしようか?
↓2

狛枝の証言を聞く

狛枝はなんだかんだ言って相当推理力がある。情報共有をしたいし、何より昨晩何をしていたのかが聞きたかった。

善吉「いた……!」

狛枝は学園長室周辺にいた。

狛枝「人吉君?」


善吉「」
何を聞く?
↓1

昨晩&ここで何をしていたか

善吉「昨晩、帰ってくるのが遅かったですよね。何してたんですか?」

狛枝「えっ。えーと……」

狛枝は気まずそうにしている。

善吉「……まさか答えられないようなことをしてたんですか」

狛枝「うーん、答えにくいのは答えにくいけど……たぶん人吉君が想像してるようなことじゃないと思うよ」

どういうことだろうか?

狛枝「えっとね、ボクは昨日、お腹を壊してたんだ」

善吉「……は?」

狛枝「そのままの意味だよ。昨日の夜に不幸なことにいきなりきてさぁ……「一人で行動させられねえ」って九頭龍君についてこさせてしまうし……ずっと九頭龍君をトイレ前で待たせてしまって……本当僕って最悪だよね」

善吉「……」

狛枝「でもあんな不幸が起きたんだから、次はもっとすごい幸運がやってくるはずだよね!」

善吉「……はあ」


言弾ゲット!
【狛枝の不調】17日目の夜はお腹を下してトイレにこもっていた。そのあいだ九頭龍に入口に立っていてもらったらしい。
その後午後12時ごろには戻ってきた。

善吉「で、今はこんなところで何をやってたんですか?」

狛枝「学園長室の方にも手掛かりがないかを調べてたんだよ。さすが人吉君ってところかな。ちょうどいいタイミングに来てくれた」

善吉「なんでこんなところを……」

狛枝「先入観で捜査を進めて、重要な証拠を見逃したら大変だからね」

言っていることが正論なだけに、妙な感じがする……

狛枝「ついさっき気づいたんだけどね。学園長室の鍵が開いてるみたいなんだ」

善吉「えっ……!?」

狛枝「校則で扉の破壊は禁止されてるはずだし、モノクマが何の見返りもなしに開けるとも思えない……不思議だよね!」

善吉「……入るんですか」

狛枝「当然だよ! 人吉君もくるかい?」

善吉「当然入ります!」


俺は狛枝と学園長室に入ることにした。

学園長室に入ってみたが、室内は想像していた部屋よりずいぶんと普通だった。

狛枝「江ノ島盾子の話が正しければここにマスターキーとやらが置いてあるはずだけど……モノクマが素直に渡してくれるかどうか……」

善吉「……」


どこを調べる?
1扉
2床
3机
4本棚
5そのほか(安価必須)
↓1

4

本棚を調べてみることにした。


善吉「よくわかんねえ書類ばっかだな……」

狛枝「ここの資料の内容からして、もともと学園長室だったのは間違いなさそうだね」

善吉「……ん? なんだこの資料」

ふと気になって手に取ったのは、他の資料に比べて少しコンパクトで……印象的な表紙の資料だった。

善吉「……未来?」

それは、黒字に未来とだけ書かれた表紙の資料だった。



人吉善吉:「愚行権」人吉善吉。箱庭学園100代目生徒会長であり、第78期超高校級の生徒会長。
箱庭学園と希望ヶ峰学園78期生との交流生第一期生。第一回コロシアイ学園生活に参加した。

苗木誠:第78期超高校級の幸運。第一回コロシアイ学園生活に参加した。未来機関所属。

安心院なじみ:「悪平等」安心院なじみ。ただ二人だけの悪平等の一人。
7932兆1354億4152万3222個の異常性と4925兆9165億2611万0643個の過負荷 合わせて1京2858兆0519億6763万3865個のスキルのスキルを持つ。

戦刃むくろ:第78期超高校級の軍人であり、超高校級の絶望の一員。第一回コロシアイ学園生活に参加した。

桑田怜恩:第78期超高校級の野球選手。第一回コロシアイ学園生活に参加した。

弐大猫丸:第77期超高校級のマネージャー。第二回コロシアイ学園生活に参加した。

狛枝凪人:「幸運」狛枝凪斗。第77期超高校級の幸運。第二回コロシアイ学園生活に参加した。

九頭龍冬彦:第77期超高校級の極道。第二回コロシアイ学園生活に参加した。

球磨川禊:「大嘘憑き」「却本作り」球磨川禊。箱庭学園99代目副会長であり、第78期超高校級の過負荷。
箱庭学園と希望ヶ峰学園78期生との交流生第一期生。

不二咲千尋:第78期超高校級のプログラマー。アルターエゴを制作。第一回コロシアイ学園生活に参加した。

七海千秋:不二咲千尋と名瀬夭歌との共同研究によって生み出された生きた体を持つAI。超高校級のゲーマーの才能を持つ。

朝日奈葵:第78期超高校級のスイマー。第一回コロシアイ学園生活に参加した。未来機関所属。

不知火半袖:「正喰者」不知火半袖。箱庭学園所属。不知火の里の時期言彦である。

名瀬夭歌:「黒い包帯」「凍る火柱」名瀬夭歌。箱庭学園100代目副会長であり、箱庭学園所属の超高校級の生命学者。
カムクライズルプロジェクトに参加し、手術主任を務めた。フラスコ計画の統括も務める。

江ノ島盾子:「絶望」江ノ島盾子。第78期超高校級のギャルであり、超高校級の絶望。
希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件を引き起こし、第一回コロシアイ学園生活を計画した黒幕。



善吉「は……?」

狛枝「えっ……なにこれ……」

そこに乗っていたのは、まぎれもなくここにいたメンバーの情報だった。……しかも、前回見つけた名簿よりもさらに詳しい。

善吉「だ、第一回コロシアイ? 第二回? どういうことだよ!?」

狛枝「意味が分からない……」

未来機関とはなんなのか。俺の名前の隣に書いてある「愚行権」とはなんなのか。「」がついている人物とついていない人物の里はなんなのか。
本当に、わけがわからなかった。

狛枝「この資料の表紙の未来って文字はひょっとして未来機関とやらの資料ってことなのかな。だったら内通者は苗木君……? いや、でも朝日奈さんも未来機関所属と書いてあるし……じゃああの時の球磨川禊の発言はやっぱり現時点で残ってたメンバ―への発言だったのかな……?」

善吉「れ、冷静に分析してる場合かよ?! 何よりも気になるのは、これだろ!?」


俺が指さしたのは、それぞれの顔写真だった。
メンバーの資料の中で……俺・戦刃・桑田・弐大・狛枝・不二咲・七海・江ノ島の顔に赤いバツ印がついていたのだ。


善吉「どういうことだよ?!」

狛枝「……」




言弾ゲット!
【コロシアイ学園生活の名簿】コロシアイ学園生活の生徒の名簿。マスターキーを探しているときに棚の奥から見つかった。
人吉・戦刃・桑田・弐大・狛枝・不二咲・七海・江ノ島の顔に赤いバツ印がついている。

狛枝「さすがにこれは……いくら僕でも動揺しちゃうかな……」

善吉「まさかモノクマはこれを見せるために……?」

狛枝「……わからない」



善吉「」
何か相談する?
↓2

もしかしたら他にもあるかも知れないので、机を調べてみましょう

善吉「もしかしたら他にもあるかも知れないので、机を調べてみましょう」

狛枝「……うん。そうだよね」

狛枝は少しふらふらした動きで机へと向かった。……俺も人のことを言える状態ではないのだが。



結局未来機関に関する情報は机からはみつからなかった。

善吉「マスターキーもないな……」

狛枝「モノクマが先手を打ったか……もしくはここに先に来た人物が取って行ったのかもね」

善吉「先に来た人物?」

狛枝「ほら、ここに髪の毛が落ちてるしね」

狛枝先輩は、紫がかった黒くて長い髪を指で挟んで持っていた。



言弾ゲット!
【髪の毛】学園長室に落ちていた紫がかった長い黒髪。
【マスターキーの存在】マスターキーは学園長室にはなかった。

他に調べていないのは床と扉だ。

どちらから調べる?
↓2


扉を調べることにした。

狛枝「鍵が壊されたのか開けられたのか……確かめられたら楽なんだけど」

善吉「……妙なひび割れがあります」

狛枝「ひび割れ?」

善吉「綺麗に割れたみたいなヒビが細かく」

俺が指さしたのは、鍵穴周りから中に広がっているヒビだった。ふつうはこんなことにはならない。どんな方法でこじ開ければこんな状態になるのだろう?

狛枝「前回身に来たときはそんなことにはなってなかった……間違いなく人為的な、しかもかなり強引な跡みたいだね」


言弾ゲット!
【壊れた学園長室の鍵】学園長室の鍵がひび割れるように壊れていた。どういう方法で壊れているのかはわからないが、人為的なものらしい。

次は床を確認することにした。

狛枝「あった!」

善吉「何があったんですか?」

狛枝が発見したのは、学園長室のすぐ外の廊下の床に落ちていた黒い燃えカスのようなものだった。

狛枝「これも前回来たときにはなかったよね」

善吉「燃えカスで連想できるものと言えば火ですけど……熱だけでこんな風に綺麗に鍵が壊せるものなのか?」

狛枝「無理だろうね。でも、間違いなくこの燃えカスは重要な証拠だ」


言弾ゲット!
【燃えカス】何かの燃えカスのようなものが学園長室の扉の前に落ちていた。
善吉「これで一通りは調べ切りましたね」

狛枝「……そうだね」

せっかく念願の学園長室に入れたというのに……俺たちの心は晴れなかった。
いや、それ以上の不安や混乱が……頭を埋め尽くしていた……


善吉「」
何か狛枝と話す?
↓2

そういえば球磨川が気になることをいっていたような……
「お前の功績だけどお前の功績じゃないとか……」

善吉「……そういえば球磨川が気になることをいっていたような……。「お前の功績だけどお前の功績じゃない」とか……」

狛枝「……ここに書いてある第一回と第二回のコロシアイ学園生活って言葉が書いてない人物にはバツがついてなくて、書いてあったらついている場合とついていない場合がある。この資料のバツ印と、地下の裁判所での空いた弁論台での写真についているバツ印の意味が同じなんだとしたら……なのに僕たちが今存在してるっていうのは……」

善吉「……もしかして、俺たちって……」



バツ印はどういう意味だと思う?
↓1

死亡の証

善吉「……死亡の証、とか」

狛枝「……」

善吉「……んなワケねえよな! だって俺たちはこうしてちゃんと立ってるし、腹だって減るし、混乱だってしてる……間違いなく生きてるんだからよ……」

狛枝「……ボクも、そう思う。それはさすがに違うって思ってるんだ。でもね……」

善吉「……」

悪い想像ほどドツボにはまると抜け出せなくなる。確信を持って言えることさえ、繰り返し考えているうちに確証が持てなくなってくる。
まさに……今の俺たちのことだった。

善吉「……」


善吉「」
なんと言おう?
↓2

……考えても分からない以上、今は今回の事件についてだけ考えましょう

善吉「……考えても分からない以上、今は今回の事件についてだけ考えましょう」

狛枝「……そうだね。こうやって混乱させて捜査を邪魔することが目的なのかもしれないし……」

善吉「全滅になったら、元も子もないですし」

狛枝「あはっ、そうだよね。……ありがとう人吉君」

狛枝の顔はいつにもまして青白い。……当然俺の顔色も悪いのだろう。


ここでの情報はもう集めきった……と思う。
次の捜査に集中しよう。

狛枝と別れた俺は、捜査を続行することにした。

善吉「……他のやつらの証言を聞いてってもいいかもな」


何をしようか?
↓1

苗木組と情報交換
あと苗木の様子見

俺は保健室に行くことにした。
保健室にはベッドに寝ている苗木とそれを見守る戦刃と苗木がいた。

善吉「戦刃、桑田。様子はどうだ?」

桑田「全然だめだわ。起きる気がしねーっつの!」

善吉「……そうか」

苗木はいまだに起きていないらしい。

戦刃「……でも、熱はだいぶ下がってきてる。もしかしたらもうすぐ目を覚ますかもしれない……」

善吉「本当か!?」

戦刃「確証はない、けど……」


言弾ゲット!
【苗木の容体】ずっと眠ったままだった。熱は下がってきているのでそろそろ起きるかもしれない。

善吉「何か情報とかないか?」

戦刃「私はずっとここにいたから……わからない。ごめんね。でも……そういえば、今朝何回か足音を聞いたかな」

桑田「マジかよ!?」

善吉「ほんとうか!?」

さすがは超高校級の軍人だ。たとえ保健室の入り口が閉まっていたとしても、外の足音は聞いていたらしい。

戦刃「12時前に二人分の足音がして……5時頃にも2人分の足音、5時半には今度は一人分の足音がして、6時過ぎにも2人分の足音がした。6時半にも2人分の足音がしたよ」

善吉「ありがとう。助かったぜ!」

戦刃「……そうかな」



言弾ゲット!
【戦刃の聞いた足音】昨夜保健室にいる戦刃が聞いた足音。
12:00前 2人分の足音
5:00頃 2人分の足音
5:30頃 1人分の足音
6:00すぎ 2人分の足音
6:30過ぎ 2人分の足音

桑田「俺は朝6時くらいに一回トイレ行ったんだわ。そん時に、七海ちゃんと名瀬ちゃんが一階の廊下を歩いていくのを見たぜ」

善吉「名瀬と七海が……?」

桑田「おー、むこうは気づいてなかったみたいだけどな」

善吉「……そんな時間にどこに行ってたんだ?」


言弾ゲット!
【桑田の証言】桑田は6:00頃にトイレに行っている。その時に七海と名瀬が歩いているのを見た。



善吉(ここで調べられるのはこのくらいか……)
他に何か聞く?
↓1

ちゃんと寝てるのかどうか聞いてみる
睡眠は交互にとってたのかとか

善吉「おまえらちゃんと寝てたのか? 校則によっちゃ、たしか個室以外での居眠りは禁止だろ?」

戦刃「そのことなんだけど……」

モノクマ「はいはーい、呼んだ?」

善吉「呼んでねえ!」

呼んでもいないのにいきなり現れたモノクマに、俺は思わず突っ込んだ。

モノクマ「そのことなんだけどね。特別に許可しました!」

善吉「はあ? なんで……」

桑田「だってよー、居眠り禁止っつったて、苗木はすでにそのルール破ってるも同然じゃん? だったら保健室は寝てもいいことにしたほうが手っ取り早いだろ?」

善吉「……まさかそれで言いくるめたのか?」

モノクマ「保健室は休むための部屋だしね~。まあ僕は仮病の時にしか使ったことないけどね!」

そう言ってモノクマは去って行った。

戦刃「……危険性の高い夜は警護も兼ねて両方起きておいて、日中に6時間桑田君が睡眠をとって、3時間私は睡眠をとるルールだったよ」

善吉「3時間!? おい、それで大丈夫なのか?!」

戦刃「……戦場じゃそれ以上に寝れない日が続くのだって当たり前だったから」

善吉「そっか……大変だったんだな……」


何か追加で聞く? 他の場所に捜査に行く?
↓1

まだ調べてない所へ

善吉「まだ調べてないとこにいくか......」


どこに行こうか?
↓1

ちーたんの部屋

今回の被害者である、不二咲の部屋に行くことにした。

善吉「……ここが不二咲の部屋か」

不二咲の部屋は、綺麗に整頓されていた。机に置いてあるパソコン以外はこれと言って目立つものもない。

善吉(……裁縫セットじゃなくて工具が入ってるのか)

たしか、女子の自室には裁縫道具、男子の自室のは工具が置いてあったはずだ。
不二咲の部屋に工具が置いてあるということは……

善吉「……」

そのご、隅から隅まで捜査したが、手掛かりになりそうなものはなかった。

善吉「どういうことだ……」

被害者の自室を調べてなにも出てこなかったのは初めてだった。

善吉「手掛かりなしか……」

安心院「そうでもないよ?」

善吉「安心院さん!」

いつの間にか俺の隣にいた安心院が話しかけてきた。

善吉「でも、どこにも怪しいものはなかったし、部屋も整頓されたままだったんだぜ?」

安心院「だからそれがヒントなのさ。部屋が荒れていない……つまり争った形跡がない。不二咲くんは自らの意思で部屋を出たってことさ」

善吉「あっ……!」


言弾ゲット!
【不二咲の部屋】不二咲の部屋は綺麗に整頓されていた。犯人と争った形跡はない。


安心院と何か話す?
↓1

学園長室の髪の毛について

善吉「学園長室にこんな髪があったんですけど、何か心当たりはありませんか?」

安心院「ええ!? 学園長室に入れたのかい?!」

安心院はわざとらしい子芝居をした後、俺の持っている髪を見た。

安心院「ああ、この色はあの家系の髪だね。君はよく知っているだろう?」

善吉「……」

安心院「これはキミの大切な大切な幼馴染の血筋の……黒神家の誰かの髪だよ」

善吉「……」


言弾アップデート!
【髪の毛】学園長室に落ちていた紫がかった長い黒髪。黒神家の誰かのもの。


他に何か話す?
↓1

なあ、俺は…人吉善吉は死んでるのか?俺は一体誰なんだ?

とあくまでカマをかけながらも不安に押しつぶされそうに聞く

善吉「……」

安心院はあった時から不思議なやつだった。事件が起きた時も、すべての真相を知っているのではないかと思うほど冷静で、時には裁判の誘導までしていた。
こいつなら……こいつなら、学園長室にあった資料の詳細も知っている気がする。

善吉「なあ、俺は…人吉善吉は死んでるのか?」

安心院「何を言っているんだい人吉善吉くん。君は今ちゃんとここにいるし、僕と話しているじゃないか」

善吉「そういうことじゃねえ。俺は……俺は一体誰なんだ?!」

安心院「やれやれ、今は捜査時間だろう? それに僕はネタバレをしないと約束しているんだ。いくら君の頼みでも話してやれねーな」

善吉「知ってるのか!?」

安心院の口ぶりは、明らかに知っているもののそれだった。

善吉「安心院さん……あんたは……」

安心院「おっと、これ以上捜査時間を無駄にするのはよくない。事件のことなら答えてあげるからさっさと捜査を再開するんだ」

安心院は答える気がないようだ……。

善吉(力づくで脅せる相手じゃねえし……)

安心院「でも何も教えてあげないのもひどい話だし、一つ教えてあげよう。すべての答えは苗木君が知っている」

善吉「苗木が……!?」

安心院「だから苗木君が目覚めるまで死ぬわけにはいかないだろう?」

善吉「……はい」


安心院に何か聞く?
↓1

何をしていたか

善吉「昨日の夜は何をしてましたか?」

安心院「化学室から不二咲さんと七海さんと名瀬さんと人吉君と一緒に君の自室に向かった後ずっと一緒に過ごしてたよね」

善吉「……夜の間に出かけたりとかは」

安心院「僕はしてないよ」

善吉「……ありがとうございます」

安心院「なんなら全員分のアリバイでも聞いていくかい?」


きく?
↓1

聞く



≪アリバイ≫
人吉善吉:9時ごろには自室で名瀬・七海・安心院と過ごしていた。翌朝7:30頃に不二咲の死体を発見する。
○苗木誠:ずっと寝込んでいたままだった。3回目の裁判後ずっと目を覚ましていないらしいが……?
安心院なじみ:17日目の午後9時頃には人吉の部屋で名瀬・七海・人吉とすごしていた。
戦刃むくろ:桑田とともに苗木の世話をしていた。深夜桑田がトイレに行っている5分間程度は一人だった。
桑田怜恩:戦刃とともに苗木の世話をしていた。深夜、トイレに行く途中に七海と名瀬を目撃した。7:30頃に不二咲の死体を発見。
狛枝凪人:17日目の夜0時前頃に善吉の部屋にやってきた。お腹を下していたらしい。その後人吉の部屋で寝ていた。
九頭龍冬彦:17日目の夜0時前頃に善吉の部屋にやってきた。狛枝のトイレに付き合っていた。その後人吉の部屋で寝ていた。
●不二咲千尋:9時頃にお風呂に入りに一人で自室へ。それ以降の目撃証言はない。18日目の7:30ごろにキッチンの冷凍庫の中から死体で発見される。
七海千秋:9時前に名瀬とともに人吉の部屋で寝落ちした。朝7時に食堂に向かい、冷凍庫の中から不二咲を発見した。
18日目の6:00頃に1階で桑田に目撃されている。
名瀬夭歌:9時前に七海とともに人吉の部屋で寝落ちした。朝7時に食堂に向かい、冷凍庫の中から不二咲を発見した。
18日目の6:00頃に1階で桑田に目撃されている。


安心院「とまあ、こんなところかな? 苗木君は寝たきりだったし、まあシロと考えていいだろうね」

善吉「ありがとうございます」


最後に何か聞きたいことはあるか?
↓1

安心院さんあんたはコロシアイを壊す側なのか傍観者なのかそれとも……

善吉「安心院さん、あんたはコロシアイを壊す側なのか? 傍観者なのか? それとも……」

安心院「僕は傍観者だよ。僕は誰も殺さないし、誰もそそのかさない」

善吉「……本当なんですか」

安心院「僕は生まれてこの方嘘をついたことがないのが自慢なんだぜ?」

善吉「っ……」

いつぞやの大嘘つきのセリフを安心院は言った。
……本当に、信じていいのだろうか。

善吉「……」

安心院「僕個人としては君のことは気に入っているんだよ人吉君。だからボクが君を殺す可能性は皆無と思ってもらって構わないよ」

安心院はそう言い残すといつの間にか消えていた……

善吉「……誰かと情報交換してもいいかもな」


何をしようか?
↓2

九頭龍に狛枝の証言の裏付けを取る

九頭龍は食堂で捜査を進めていた。

善吉「九頭龍!」

九頭龍「なんだよ人吉か……どうしたんだ?」

俺は狛枝から聞いた話を伝えて、それが本当かどうかを尋ねた。

九頭龍「ああ。その話なら本当だぜ」

善吉「嘘じゃなかったのか……」

九頭龍「狛枝のヤローがいきなりトイレに行きたいとか言い出しやがってな……あんな奴一人で勝手に行動させられるわけねえだろ? しかたねえからついて行って見張ってたんだよ」

善吉「どこで見張ってたんだ?」

九頭龍「トイレの個室の扉だ。さすがに中をのぞいたりはしてねーが……」

善吉「そうか、ありがとうな」


言弾アップデート!
【狛枝の不調】17日目の夜、狛枝はお腹を下してトイレにこもっていた。そのあいだ九頭龍が扉の前で見張っていた。
その後0時頃には人吉の部屋に戻ってきた。

九頭龍「あとな……こんなもんを見つけたぜ」

善吉「なんだこれ……?」

九頭龍が見せてくれたのは、黒い布きれだった。ぼろぼろになっていて、原型をとどめていないが……服のようにも見えないことはない、か?

九頭龍「食堂の生ごみと一緒に捨ててあった。どう見ても食品関係には見えねーから……間違いなく事件に関係してるんだろうな」

善吉「そうみたいだな」

言弾ゲット!
【ぼろぼろの黒い服?】食堂の生ごみの中からぼろぼろの謎の黒い布が出てきた。服のようにも見えるが……?

善吉「次はどこを調べようか……」


何をしようか?(最低限の捜査は終了しました。捜査を終わらせても構いません)
↓1

名瀬と七海に6時にどこへ行ったのか尋ねる

名瀬と七海は、名瀬の自室でパソコンを操作していた。

善吉「名瀬先輩、七海。聞きたいことがあるんだけどよ」

名瀬「なんだよ?」

善吉「今朝の6時ごろにどこに行ってたんだ?」

名瀬「……! なんでそう思った?」

善吉「桑田が6時ごろにお前らを一階のトイレ周辺で見かけてるんだよ。個室から食堂に行くのに、あそこを通る必要はないよな」

名瀬「……」

七海「ええっと……」


直下コンマ判定
7以上で……?
【草食系】+2
【今は言いにくい】-2

4

名瀬「……なんでもねーよ」

善吉「なっ、なんでもねーってことはねーだろ?!」

七海「ごめん、どうしても必要になったら絶対に言うから……」

善吉「お、おい!」

半ば無理やり名瀬の部屋から追い出されてしまった……

善吉「何をしてたんだ……?」


何をしますか?(必要最低限の捜査は終了しました。捜査を終わらせても構いません)
↓1

冷凍庫の中にあった茶色い紙と食堂に捨ててあった黒い布ついて狛枝に聞いてみる

狛枝は化学室にいた。

善吉「狛枝先輩。冷凍庫の中にあった茶色い紙と、食堂に捨ててあった黒い布ついて何か知りませんか?」

狛枝「茶色い紙と黒い布……? ああ、茶色い方の紙は何かわかったけど……」

善吉「本当ですか!?」

狛枝「うん。実はね……あれは紙じゃないんだよ」

善吉「紙じゃない……?」

狛枝「アレは服の切れ端なんだよ」

善吉「えっ……」

狛枝「不二咲さんのスカートのかけていた部分と冷凍庫の中の切れ端は見事に一致した。間違いなく不二咲さんの服の切れ端だよ」

善吉「……おいおい、服がそんな風にちぎれるなんてことがあるのか? しかも冷凍庫の中で?」

狛枝「ねえ、凍ったバナナで釘をを打つって実験は知ってる? 花を凍らせるともろくなるって実験とか」

善吉「まさか凍らされたせいで服がもろくなったとかいうつもりですか!? あれって冷蔵庫くらいの温度で起きる現象じゃないでしょう!?」

狛枝「冷凍庫の条件は-18度以下……服をああいう風にもろくさせるにはまだまだ足りない温度だね」

善吉「でも、冷凍庫の中には不二咲の服の切れ端が落ちていた……?」


言弾アップデート!
【不二咲の茶色い服の破片】冷凍庫の中に不二咲の服の破片が入っていた。
狛枝は低い温度にさらされればもろくなると言っているが、冷凍庫は服をもろくさせられるほど冷たくない。


狛枝「黒い布の方は知らないね……九頭龍君が見つけたのか。さすがだね!」

善吉「そうっすか……」


何をしようか?(ラスト2回)
↓1

安心院さんに黒い布について尋ねる

安心院「へえ、九頭龍君がそれを見つけたのか。彼はそういう汚れる仕事は嫌がるものだとおもっていたんだけどねえ」

善吉「安心院!」

狛枝「……」

安心院が化学室にやってきた。

善吉「この黒い布って何かわかるか?」

安心院「どうだろうねえ……でも、その布ってただの服の記事じゃなさそうだね」

狛枝「……確かに普通の服にしてはずいぶん伸びやすい素材だね」

安心院「そろそろ裁判の時間だからね。しっかり考えるといい」


言弾アップデート!
【ぼろぼろの黒い服?】食堂の生ごみの中からぼろぼろの謎の黒い布が出てきた。
服のようにも見えるが……服にしては伸びやすい素材だ。


最後に何かしようか?
↓1

情報を整理する

善吉「えっと……


≪言弾一覧≫
【モノクマレポート】被害者は不二咲千尋。死因は凍死。なんらかの薬物を使われた痕跡がある。
【凍りついたからだ】不二咲の体はがちがちに凍り付いていた。少なくとも一晩中凍らされていたようだ。
【不二咲の目撃情報】人吉は不二咲と昨夜9時過ぎに別れている。
【不二咲の性別】なんと不二咲は男性だった!?
【赤い傷】不二咲の左腕には赤い点のような傷跡があった。
【プラスチックのクズ】化学室のゴミ箱にはプラスチックチップのようなごみクズが大量に捨ててあった。もとは何かの形をしていたように見える。
【無くなった薬】名瀬の作った記憶喪失回復薬が9個すべてなくなっていた。昨日までは確かにあったはずだが……
【不二咲の茶色い服の破片】冷凍庫の中に不二咲の服の破片が入っていた。
狛枝は低い温度にさらされればもろくなると言っているが、冷凍庫は服をもろくさせられるほど冷たくない。
【散らばった書類】化学室の床は名瀬の書き込んだ紙で足の踏み場もないくらい埋まっていた。
【化学室にあった水筒】細長いタイプの魔法瓶。中を開けてみたが、匂いも味もしなかった。
【排水溝に落ちていた針】化学室の排水溝に引っかかっていた針。何かの管のように針の先っぽからもう片方にかけて穴が開いている。
【紙屑】ばらばらの紙がゴミ箱に捨ててあった。かなり細かく微塵にされている。
【減った睡眠薬】睡眠薬の瓶に開封した跡があった。
【不二咲の部屋】不二咲の部屋は綺麗に整頓されていた。犯人と争った形跡はない。
【戦刃の聞いた足音】昨夜保健室にいる戦刃が聞いた足音。
12:00前 2人分の足音
5:00頃 2人分の足音
5:30頃 1人分の足音
6:00すぎ 2人分の足音
6:30過ぎ 2人分の足音
【ぼろぼろの黒い服?】食堂の生ごみの中からぼろぼろの謎の黒い布が出てきた。
服のようにも見えるが……服にしては伸びやすい素材だ。
【苗木の容体】ずっと眠ったままだった。熱は下がってきているのでそろそろ起きるかもしれない。
【桑田の証言】桑田は6:00頃にトイレに行っている。その時に七海と名瀬が歩いているのを見た。
【狛枝の不調】17日目の夜、狛枝はお腹を下してトイレにこもっていた。そのあいだ九頭龍が扉の前で見張っていた。
その後0時頃には人吉の部屋に戻ってきた。
【壊れた学園長室の鍵】学園長室の鍵がひび割れるように壊れていた。どういう方法で壊れているのかはわからないが、人為的なものらしい。
【マスターキーの存在】マスターキーは学園長室にはなかった。
【燃えカス】何かの燃えカスのようなものが学園長室の扉の前に落ちていた。
【髪の毛】学園長室に落ちていた紫がかった長い黒髪。黒神家の誰かのもの。
【コロシアイ学園生活の名簿】コロシアイ学園生活の生徒の名簿。マスターキーを探しているときに棚の奥から見つかった。
人吉・戦刃・桑田・弐大・狛枝・不二咲・七海・江ノ島の顔に赤いバツ印がついている。
×人吉善吉:「愚行権」人吉善吉。箱庭学園100代目生徒会長であり、第78期超高校級の生徒会長。
箱庭学園と希望ヶ峰学園78期生との交流生第一期生。第一回コロシアイ学園生活に参加した。
苗木誠:第78期超高校級の幸運。第一回コロシアイ学園生活に参加した。未来機関所属。
安心院なじみ:「悪平等」安心院なじみ。ただ二人だけの悪平等の一人。
7932兆1354億4152万3222個の異常性と4925兆9165億2611万0643個の過負荷 合わせて1京2858兆0519億6763万3865個のスキルのスキルを持つ。
×戦刃むくろ:第78期超高校級の軍人であり、超高校級の絶望の一員。第一回コロシアイ学園生活に参加した。
×桑田怜恩:第78期超高校級の野球選手。第一回コロシアイ学園生活に参加した。
×弐大猫丸:第77期超高校級のマネージャー。第二回コロシアイ学園生活に参加した。
×狛枝凪人:「幸運」狛枝凪斗。第77期超高校級の幸運。第二回コロシアイ学園生活に参加した。
九頭龍冬彦:第77期超高校級の極道。第二回コロシアイ学園生活に参加した。
球磨川禊:「大嘘憑き」「却本作り」球磨川禊。箱庭学園99代目副会長であり、第78期超高校級の過負荷。
箱庭学園と希望ヶ峰学園78期生との交流生第一期生。
×不二咲千尋:第78期超高校級のプログラマー。アルターエゴを制作。第一回コロシアイ学園生活に参加した。
×七海千秋:不二咲千尋と名瀬夭歌との共同研究によって生み出された生きた体を持つAI。超高校級のゲーマーの才能を持つ。
朝日奈葵:第78期超高校級のスイマー。第一回コロシアイ学園生活に参加した。未来機関所属。
不知火半袖:「正喰者」不知火半袖。箱庭学園所属。不知火の里の時期言彦である。
名瀬夭歌:「黒い包帯」「凍る火柱」名瀬夭歌。箱庭学園100代目副会長であり、箱庭学園所属の超高校級の生命学者。
カムクライズルプロジェクトに参加し、手術主任を務めた。フラスコ計画の統括も務める。
×江ノ島盾子:「絶望」江ノ島盾子。第78期超高校級のギャルであり、超高校級の絶望。
希望ヶ峰学園史上最大最悪の事件や人類史上最大最悪の絶望的事件をを引き起こし、第一回コロシアイ学園生活を計画した黒幕。


≪アリバイ≫
人吉善吉:9時ごろには自室で名瀬・七海・安心院と過ごしていた。翌朝7:30頃に不二咲の死体を発見する。
○苗木誠:ずっと寝込んでいたままだった。3回目の裁判後ずっと目を覚ましていないらしいが……。
安心院なじみ:17日目の午後9時頃には人吉の部屋で名瀬・七海・人吉とすごしていた。
戦刃むくろ:桑田とともに苗木の世話をしていた。深夜桑田がトイレに行っている5分間程度は一人だった。
桑田怜恩:戦刃とともに苗木の世話をしていた。深夜、トイレに行く途中に七海と名瀬を目撃した。7:30頃に不二咲の死体を発見。
狛枝凪人:17日目の夜0時前頃に善吉の部屋にやってきた。お腹を下していたらしい。その後人吉の部屋で寝ていた。
九頭龍冬彦:17日目の夜0時前頃に善吉の部屋にやってきた。狛枝のトイレに付き合っていた。その後人吉の部屋で寝ていた。
●不二咲千尋:9時頃にお風呂に入りに一人で自室へ。それ以降の目撃証言はない。18日目の7:30ごろにキッチンの冷凍庫の中から死体で発見される。
七海千秋:9時前に名瀬とともに人吉の部屋で寝落ちした。朝7時に食堂に向かい、冷凍庫の中から不二咲を発見した。
18日目の6:00頃に1階で桑田に目撃されている。7:30頃に不二咲の死体を発見する。
名瀬夭歌:9時前に七海とともに人吉の部屋で寝落ちした。朝7時に食堂に向かい、冷凍庫の中から不二咲を発見した。
18日目の6:00頃に1階で桑田に目撃されている。7:30頃に不二咲の死体を発見する。



こんなところか……」

考えをまとめ終わるや否や、学級裁判の開始を知らせるモノクマの放送がなった。

善吉(まだ完全に解けたわけじゃねえ……あとは裁判で判断していかないとな……)

安心院と狛枝とともに、俺は集合場所である学級裁判所へ向かうためのエレベーターがある部屋へと向かった。



≪捜査を終了します≫

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最終更新:2013年10月15日 10:25