Monster infighting
好きなだけ仲間同士で戦ってもらちおう。デーモンに仕事を代わってもらえるのであれば、これに勝ることはない。――Windows95版Doom2ユーザーズマニュアルより
江戸の華すなわち、敵同士によるケンカ。
モンスターたちは非常に怒りっぽく、他の敵の攻撃によってダメージを受けるだけで(ここが重要)
怒ったモンスターは攻撃してきたモンスターに攻撃のターゲットを移し、それにより相手も怒って反撃することで同士討ちが起こる事がある。
同士討ちはどちらかが死ぬか、第三者の攻撃によって妨げられるまで続く。
モンスターの大群が出現すると後方では自然とケンカがおっ始まる。
敵の弾が直接当たるほかに、人為的には難しいがドラム缶を爆発させてダメージを間接的に与えても同士討ちにできる。
ゾンビなどの知性のないモンスターは標的の手前に味方がいても攻撃してしまうことがあり、さらに耐性のない即着弾を用いるため同士討ちに導きやすい。
ただし、ちょっとくらい当たっても許してくれる寛容な奴もいるようだ。
体力や弾薬が貴重になるマップ(スキルレベル「Ultra-Violence」やWAD「Alien Vendetta」など)では、同士討ちは特に重要な戦術になる。
敵同士で殺し合ったり、弱らせ合うことでプレイヤーの負担・弾薬消費がだいぶ軽くなるからだ。
マンキュバスやアラクノトロンのようなタフで弾をバラまくモンスターは利用しやすいだろう。
反面、同士討ちになるまでこちらがダメージを受けるリスクは大きくなるので注意しよう。
敵のどちらかが不利な情況の場合(サイバー対バロンなど)は、強いほうだけに攻撃を当ててこちらに注意を逸らして手助けしてやることもできる。
殆どのモンスターは同種の発射弾に免疫を持っているため、何発当たっても同士討ちにならない。
例えばバロンとヘルナイトのプラズマ弾は共通であるため、これらの組み合わせも同士討ちにならない。
アーチ=ヴァイルの炎は爆風ダメージであり同種でもダメージを与えるが、この攻撃は例外的に当たっても相手が報復に出ないという仕様があるため、アーチ=ヴァイル2体での同士討ちは起こらない。
そういったモンスターの組み合わせは、ドラム缶で間接的にダメージを与えさせることでのみ、同士討ちに誘導できる。
ペイン・エレメンタルによって発射されたロスト・ソウルや、アーチ=ヴァイルによって復活されたモンスターは、召喚主の攻撃目標そのものではなく、召喚主が属するチーム以外=大抵はプレイヤーに向かって攻撃してくるようになる。
さらにロスト・ソウルは一回反撃するとターゲットを「忘れ」、ふたたびプレイヤーに突進してくるようになるため注意。
外部リンク
Doom Wikiの記事http://doom.wikia.com/wiki/Monster_infighting