ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
1996年5月14日にスーパーファミコンで発売されたシリーズ第4作。
同時代の
アカネイアまたは
バレンシア大陸を舞台としていた前3作の世界観を離れ、
ユグドラル大陸を舞台とするシリーズの1作目である。
1999年には子世代の主要人物・
リーフを
主人公とする外伝的作品の
トラキア776が発売された。
また、リメイクこそ発売はされていないが、Wii以降のハードに移植版が配信されており、
巻き戻し機能が追加され、詰めプレイやオールAを目指すハードルも低くなっている。
2021年5月26日からは「スーパーファミコン Nintendo Switch Online」でも配信された。
デモ画面では戦闘中のバトルシーンなどが流れるが、クリア回数が加算されるごとに追加されていくが、全て視聴するには15回のクリアが前提となる。
ゲームシステムも前3作とは大きく異なっており、
屋内マップが存在しない。
各章のフィールドマップは比較的広い範囲に複数の城(制圧拠点)が点在し、武器屋を始めとする施設はマップ上でなく城内に存在する。
また、暗黒竜・紋章ではストーリーの進行に伴い味方ユニットが増えると各章当たりの出撃人数に制約が課されたが、本作では原則として全員が出撃する方式となっている。
こうしたゲームシステムの大幅な改変に伴いそれまでは一旦、再起動するとデータが消えてしまう章の途中での中断セーブが通常の章単位でのセーブと同様に扱われるようになった。
但し、戦闘終了の時点では乱数が固定されるため次の戦闘で死亡した後に
リセットして同じ戦闘を繰り返しても結果は変わらないようになっている(別の戦闘をはさむと乱数が変動)。
特にオールAを目指す過程で戦死確定のセーブデータをコピーすると、記録が伝染してしまうため、不用意な中断データのセーブコピーは控える必要がある。
さらに、本作の大きな特徴としてユニット間では武器や道具の受け渡しが原則、不可能となっている。
そのため、他のユニットに武器を使わせたい場合は
中古屋を介して売買を行わなければならない。
また、金銭も軍単位でなく個人単位での管理となるが、武器・道具と異なり
シーフか
カップリングの成立した男女間では「
あげる」コマンドで受け渡しが可能になっている。
この他、本作が初出のシステムとして個人のスキルや騎兵の
再移動 が存在する。
ストーリーは前半の
シグルド編(親世代)と後半のセリス編(子世代)に分かれており、親世代に登場するユニットは一部を除いて男女が隣接することによりカップリングが成立し、子世代のユニットが両親のスキルや
成長率を継承する一種のキャラクターメイキング的要素が存在する。
なお、親世代の女性ユニットがカップリング不成立となった場合は子供が生まれず、本来の子供と同系統の代替ユニットが登場する。
親世代
子世代
最終更新:2024年05月21日 23:39