殆どのFE作品では、魔道書が攻撃魔法を秘めたアイテムとして扱われるのに対し、こちらは回復・支援魔法の効果を秘めたアイテムとして登場し、戦闘支援の基本となる。
一部の例外を除き武器として敵を直接攻撃するために使うことはできず、代わりに「杖」コマンドからその効果を発動することができる。

武器ではないとはいえ専門の知識・技術を要するアイテムのため、武器と同様にクラス武器レベルにより扱えるか否かが決まる。使用者が限定される専用杖もある。
聖職者系クラスは下級から、魔道士系クラスは上級から扱えるパターンが多いが、作品によっては物理武器+杖の両刀クラスや、杖を扱わず魔道書のみを専門とする上級魔道士といった様々なパターンが登場する。

シリーズの代表的な杖としては、HPを回復するライブ系統、状態異常を解除するレスト、味方を瞬間移動させるワープレスキュー
魔防を一時的に強化するマジックシールド、索敵マップで視界を拡大できるトーチ、鍵を解除するアンロックなどが挙げられる。
他のアイテムの耐久度を回復できるハマーンや、ゲームの原則を捻じ曲げてロストしたユニットの蘇生という奇跡を呼び起こすオームなど、特別な効果を持つものも存在する。
また、敵に状態異常を与えて妨害するのも杖の得意分野で、敵の魔法(魔道書や杖の使用)を封じるサイレスなどがこれに当たる。

作品によっては、装備することでパラメータの一時的な上昇やターン開始時のHP・状態異常の回復等、固有効果の恩恵を受けることもできる。
ifでは、和風の世界観に合わせた白夜側の杖系アイテムとして「祓串」が登場。
外伝・Echoesでは白魔法が代替手段となり杖は存在しない。
風花雪月では白魔法が続投する一方、杖は装備効果のみを持ったアイテムとして登場した。

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最終更新:2024年05月19日 17:46