トーチ

トーチ

使用者の周囲を照らし、視界を広げる杖。
照らされる範囲は作品によって異なるが、ターンごとに徐々に狭まるのは変わらない。
本来は索敵マップで敵や移動範囲を確認するため使用されるが、松明を使う、盗賊を出撃させる、使いまくって位置を覚えておく、或いは攻略本でも見るなど、代替策が豊富に存在している。
そのため、大抵経験値や武器経験値の稼ぎに使われたり、売り飛ばされたりする。
本来の目的で使ってもらえず、どうにも夢というものに欠ける杖。

トラキア776

索敵マップと共にシリーズ初登場。
杖レベルD・耐久度5回・使用時の経験値は30。
11章の宝箱から入手できる。
ちょうど次の11章外伝から12章外伝まで索敵マップが続くため使い所には恵まれている。
ゲームに慣れて使わなくなったとしても5回分で150相当の経験値は美味しく、エリートのスキルやエリートモードでのプレイ時などの恩恵を受けていればさらに美味しい。
ナンナの杖レベルがDに達していれば、エリートの剣を持たせて使い切らせるのが最適だろう。

リノアンの初期装備としても入手でき、14章外伝を経由するならちょうど索敵マップということで役に立つが、ここを過ぎると次の索敵マップが24章外伝とだいぶ先になってしまうため、初見時でも経験値稼ぎ用に使い切ってしまうのが良いだろう。
14章外伝を経由しない場合リノアンは15章で加入するが、前述の通り24章外伝まで利用できる機会がなくなってしまうので注意。


封印の剣

GBA3部作でも引き続き登場。3作品共通で耐久度は10回になっている。しかし………

索敵マップにおいて盗賊が広い視界を持つようになったので、存在価値が暴落。
それどころか、盗賊がたいまつを使えば視界が足し算され更に広がるようになり、トーチの杖を頼るという場面が無くなったと言ってもいいぐらい。
使用者の魔力がどれだけ高かろうが視界は一定の広がりで留まるので盗賊+松明に勝てる要素がない。しかもたいまつは誰でも使えるので今作では道具にお株を奪われているに近い。
数少ないメリットとしては、(盗賊抜きでそれぞれ単体使用した場合で比べて)トーチのほうが松明よりも視界が2マス広い・杖使いの経験値になる・松明よりも高く売れる…程度であり、トーチの杖ならでは。という良さがほとんど無く散々な扱い。

暗闇を照らす効力を持つハズだが、輝かしい活躍など到底望めず、松明の影に隠れてしまうという………トーチの杖からすればまさに暗黒時代である。

烈火の剣・聖魔の光石

開発者も松明との格差を感じたのか、効果が変更された。
射程内のマスを指定し、指定地点を中心に視界を広げるようになった。要約すると「遠くに置けるたいまつ」
射程距離は使用者の魔力が高ければより広がる。
この変更により、打たれ弱い杖使いが暗闇で前に出る必要性がなくなり問題点をカバーすると共に、たいまつとはまた違った効果を持つことになった。
ただし盗賊+松明の組み合わせ使用は健在で、上級職のアサシンが追加された事もあり、相変わらず厳しい立ち位置。

烈火では18章の敵盗賊を撃破する事でドロップとして入手可能。コレ以外の入手方法は21章の秘密の店で購入するしかなく、何気に貴重品。
しかし索敵マップで使ってこその杖なので、出し惜しみせずバンバン使っていくのが良いだろう。

蒼炎の軌跡

ワープバサークとは違い、一応続投している。
しているのだが、14章の拠点で購入する以外の入手手段がない。しかも14章クリア後に索敵マップは一切登場しない。
おまけに、ノーマル(難易度調整の一環で、14章が索敵でなくなっている)とマニアックでは販売していない。

つまりハードモードの14章でしか手に入らないし使えない、非常に用途の狭い杖となっている。

暁の女神

こちらでは三部6章のほりだし物としてのみ登場。作中ではこの1本しか登場しない。
今回は活用できるマップが2つあるので、蒼炎よりはましな扱い。

余談

烈火以降のタイプのトーチはFEシリーズの原点となる作品「ファミコンウォーズ」シリーズに「照明砲」として逆輸入がされた。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2025年02月03日 03:56