外の世界

No.0032

外の世界
サポートカード
配置:シーン
呪力3

[起動フェイズ]常時
スペルすべては「追加代償(起動):呪力X」を得る。
(Xは、スペルの使用条件のレベル合計に等しい)

イラスト:大出長介

考察

レベルに応じてスペルに呪力代償を与えるシーン。

自分はスペルを起動してからこれを配置すればいいため、無色シーンにおいては珍しく相手に先にデメリットを押し付けられる。
但しシーンカウンターされる場合はこの限りではない。
無条件シーンとしては呪力も軽めで扱いやすいが、効果の性質上呪力3より重いと考えて差し支えなく、扱いには工夫が要る。

永続効果としてレベルに応じて追加代償を与える。
レベル3スペルであれば呪力+3され、「マウンテン・オブ・フェイス」に至っては実質呪力11と凄まじいことになる。
一方でレベル1のスペルには呪力+1と効果は薄く、オール1デッキであれば全てのレベルが1以下になるためこちらへの被害を最小限に抑えられる。
レベル3以上のデッキでさえ迎撃スペルに低レベルのものが採用されている事が殆どであり、呪力を溜めてから攻撃に転じる事で被害を抑えられる危険性が残るが、この場合は後述する時間停止などで寝かせるのが良いか。

追加代償を課すのはあくまで起動フェイズ中であり、メリットにもデメリットにもなりうる。
高速詠唱神出鬼没などで充填フェイズ中に展開すればデメリットを回避出来る。
迎撃時限定だが、幻符「華想夢葛」儚道「御神渡りクロス」なら単発にならずに踏み倒し続けられる。

相手のスペルの起動を増やして被害を広げる戦法も採れなくはない。
時間停止龍魚の羽衣などで寝かせる、永遠を斬る幽明境を異にするなどでスペル自体を除去するといった手が考えられる。
但し、単純に決着ターンを引き延ばすだけだと、こちらへの被害もスペルを起動した分嵩増しされてしまう。
また、起動されたスペルによってはそれほど被害がない場合もあり過信は出来ない。
高草郡なら毎ターン寝かせられるが、手札消費が激しいうえに催眠廊下とも競合する。

スペルの起動回数を減らす事でもデメリットをある程度は抑えられる。
パターン避けなどで相手のスペルを回避したり、クイーン・オブ・ミッドナイトで準備状態にならなくするなどの方法がある。
その気になれば無題「空を飛ぶ不思議な巫女」で回避し続けるという手もあるが、時間停止などで一旦寝かされた後の立て直しが更に難しくなってしまう。

上記の方法は全て相手にも採り得る選択肢であり、逆用される可能性がある点には注意が必要。


オール1デッキで採用するのが無難だが、先張りしてアドバンテージを稼ぎやすい萃集と競合する。
こちらはマミゾウにも通用すると思いきや、マミゾウも化かしなどでこのカードのデメリットを無視出来るためやはり効果が薄い。
ただ三妖精3以上の場合、宝探し②効果では同名カードを2枚サーチできないため、サーチ先に用意しておく手はある。
ミズナラの木などがない限り「スリーフェアリーズ」自体に追加代償が残ったままであるためカバーは必要になるものの、レベル0化さえしてしまえばデメリットは踏み倒せる。
最終更新:2020年05月05日 02:57