鳥符「ヒューマンケージダブル」

No.4706

鳥符「ヒューマンケージダブル」
スペルカード
攻撃3 迎撃1 命中5 拡散
条件:ミスティア2
呪力3

追加代償(戦闘):手札1
[戦闘フェイズ/攻撃時]常時
このスペルで戦闘を行う場合、相手のスペルすべては「追加代償(戦闘):手札1」を得る。

イラスト:茜屋

考察

戦闘に手札を要求する代わりに、相手にも迎撃に手札を要求するスペル。

相手の手札が少なければ、その分鳥符「ミステリアスソング」が強化されるなど、コンセプトに合致した重要スペルである。
相手にした場合、手札を温存して3点ダメージを受けるか、手札を削ってでも迎撃するかの二択を迫られる羽目になるため拘束力は高い。

スペルに追加代償を付与するため幻想郷縁起でも手札破壊を阻害されないのも強み。
半幽霊などのアンタッチャブルには引っかかるものの、サポート配置による対策の場合はサポートを配置した分だけ手札が減っているため、そこまで脅威とはならない。

単体での打点効率は並であり、少なくともこのカード単体では呪力2迎撃2の一般的な迎撃スペル相手にすら殴り損となる。
ある程度手札を捨てさせたら、早々にレベル3スペルに乗り換えた方が良いだろう。
なお、このスペル自体が攻撃・迎撃の両方で手札を要求するため、呪力確保のために無理に迎撃に回すのは避けたい。

無理に迎撃すると手札がどんどん減ってしまうため、敢えて迎撃をしてこないケースも考えられる。
体力は削れているのでそのまま押し切れれば良いのだが、初期体力値が高い耐久型のデッキを相手にした場合、
多少ライフが削られた所で大きな脅威ではなく、手札破壊出来なかった事によるコンセプト不全から、結局こちらが押し切られる危険性が残る。
幸い、迎撃されていない分呪力は浮いているはずなので、羽蟲の王雀酒による次なる手札破壊に繋げたい。
黒塗りデッキの場合、慧音リーダーにすれば初期体力値の差分だけ、ライフレースで押し負ける危険性を軽減出来る。

羽蟲の王にも言える事だが、手札を自ら捨てていく事は、自分が取れる選択肢を自ら狭めるのと同義である。
不要なカードが固まっているならともかく、後々必要となるカードを捨てないよう、取捨選択は慎重に行いたい。
もっとも、前述の迎撃をスルーされた場合においては起動状態である期間がどうしても長くなってしまうため、
素引き出来なければそれまでと割り切ってしまう方が良いかも知れない。
最終更新:2017年01月01日 14:22