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エミュンス語の注意したい文法事項」を以下のとおり復元します。
*エミュンス語の注意したい文法事項
 エミュンス語には日本語と異なる表現が他にも多く存在する。日本人学習者が特に間違いやすいものを取り上げ、解説する。
**《er》の後動化と焦点
 《er》は前置詞で主語の指定を表すが、後動前置詞として使うことが出来る。その場合、「~したのは~である」という表現になり、日本語の「が」に表現になる。しかし、日本語の「が」ほど用いられず、あくまで焦点を強調される場合にのみ用いられる。

**動詞並列時に動作主が同一であることを表す《ray:a》
 執筆予定

**後動前置詞《sig》と《re》
 後動前reは「何をどうする」後動前は「何がどうなる/がどんなだ」を表し、単に動作の対象を表す《re》と比較すると後動前《sig》は目的語と動作を矢印で結ぶ品詞である。例えば《zae sig A(Aと言う)》は「Aというように言う」という論述口調になり、《zae re A(Aを言う)》「Aという事柄を口に出す」という表現になる。
 違う例では、「私はこうだと思います」と言いたい場合、《Lae is sish sig iig.》だと、私も「この様」というように思う/思っています、で正しく、《Lae is sish re iig.》だと、私も「この様/この状態」について考えます/考えています、という違う意味になる。(sishは状態動詞のため「~している」という継続とも解釈可能)

**右接合詞《sig》と《is:》
 後動前/左接合詞《sig》は「何がどうなる/何がどんなだ」左接合詞is:は「どう何をするか/どのような状態で何をするか」を表している。《ju sig fiar》(歩くのが速い)と《ju is: fiar》(速く歩く)ではあまり大差がないように思えるが(命令文はis:のみ)、《bende sig meiz》だと結果に着目し、「物体が美しく」変わる。一方《bendis: meiz》だと「美しい」様子で変わる、美しくなかったものが美しく変わったののが《sig》だとすると、《is:》では変化している様子や最中が美しいという点に着目する。

**《sias》と《zйon》
 《sias》は「ある」という存在を表し、《zйon》は「いる」という場所の指定を表す。《zйon》は「何時である」のように時間についても表すのに対し、《sias》では場所の指定はできない。《Er Leinie sias zйo y:ermis.》(レィニェは公園にある)のように後動前《zйo》を用いても存在を表すことができ、このような《sias》の使い方は《zйon》と同じ意味になる。

**場所を目的語にとる場合の《rie》と《zйo》
 場所を目的語に取る場合の《rie》と《zйo》だが、両方とも「~に」と訳される。しかし、エミュンス語に訳す際には気を付けなければならない。《rie》は方向(矢印のイメージ)を焦点にし、《zйo》は動作の場所(点のイメージ)を焦点にする。よって行く《ju(行く)》は方向を指定する動詞のため《rie》を使用し、《lalt(来る)》はエミュンス語の考え方では場所を焦点にしているので《zйo》を使う。
 「~に投げる」は《gout rie -》だが、「~に置く」は《yube zйo -》である。

**副詞的後動前置詞
 後動前置詞の中には副詞として使用できるものが含まれている。これを副詞にする場合動詞が焦点になり、後動前置詞にする場合目的語が焦点になるため注意が必要になる。例えば「~すら・~さえ」の意味を持つ《duin》である。《duin yoot re --(~を食べさえする)》、《yoot duin re --(~さえ食べる)》。後者の際、《re》や《rie》、《zio》などの基本的な後動前置詞は省略することが可能である(yoot duin --)。

**呼びかけの《las》
 執筆予定

**様々な用法のある《is》
 《is》にはそれぞれ副詞、左接合詞、後動前の3つの用法がある。副詞では「〜も〜する(too)」を表す。接合詞では「〜と(and)」を表す。後動前では「〜と共に(with)」を表す。例文は以下の通り、副詞《Lae is ju ri y:ermis.》(私も公園に行く)接合詞《Er lau is dea ju ri y:ermis.》(私とあなたは公園に行く)後動前《Lae ju ri y:ermis is dea.》(私はあなたと公園に行く)
 《is》はさらに、接尾辞では場所を表す意味になる。

*関連項目
[[エミュンス語]]

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