国・地域 |
エルトリア王国 シェロースレセナン惑星合同自治議会 |
信者数 |
約120~140億人 |
成立年 |
シンテーア暦 450年頃 (エション書) |
信仰対象 |
エルトア十三神 |
聖典 |
王室聖典 デレザント聖典 |
創始者 |
なし |
母体 |
自然信仰・精霊信仰 |
聖地 |
ヌ・ザノモア |
発祥地 |
レーウス・エション レーウス・アノー |
主な指導者 |
法王(エルトリア法務省) エルトリア女王(象徴) |
概要
クラエン教は古代エルトリア人の伝統的な自然観を基盤に当時の豪族や政治勢力と関連しながら徐々に成立した。シンテーア暦5世紀初頭には宗教体系として成熟しており、450年頃には初の聖典であるエション書が誕生した。
古代クラエン教には森羅万象の自然現象を司る無数の神々がいたとされるが、中世以降の神格集約によって13柱の主神に統一された。現在でも地域によっては別の側神(地域ごとに祀られる主神ではない神々)として信仰されている場合がある。
主神
クラエン教ではエルトア神を頂点とする13柱のエルトア十三神を主神と定めている。
地域ごとに祀られる主神ではない神々は側神と呼ばれる。
主神は男女の性別があり、それぞれが異なる性格を持つ神格である。人々にご利益をもたらす場合もあれば、災厄を引き起こす場合もある。
主神は普段目には見えず、自然現象という形で人々に知覚される。天国・天界などの「神のいる別の場所」は存在せず、自然界(現世)のどこかに存在している。主神は同じ時間に複数の場所に分身して顕現することができ、主神の手の届かない場所に対して遠隔操作的・同時多発的に自然現象を引き起こすことができると考えられている。
主神の一覧
エルトア(Éltoier)
神々を統率する女神。
- 自然現象:時間と暦の運行、季節の巡り、月の満ち欠け、潮の満ち引き
- 生物に与えたもの:子孫を生む能力、死、月経(人間)
- 容姿:肌も髪も白く、赤い目を持つ美女
- 象徴:時間、生と死
- 顕現の前兆:月食、白夜
- 人物の守護:子供と老人、上に立つ人、女王
- 職業の守護:運転手、物流業、流れ作業労働者
- 学問の守護:知識全般
- 物品の守護:時計、映画、ホログラム、光学兵器
- 性格:一般的には慈悲深い几帳面な指導者(諸説あり)
デレザントア(Dérraierssantoier)
雪の女神。
- 自然現象:降雪、降雨、雲、冬季
- 生物に与えたもの:血、涙、感情、体温、理性(人間)
- 容姿:肌も髪も白く、つり目で痩せた女性
- 顕現の前兆:ダイアモンドダスト
- 人物の守護:未婚の男女、怒りを抑える人
- 職業の守護:研究者、管制官
- 学問の守護:天文学、物理学、化学
- 物品の守護:水や氷を利用したもの、薬品
- 性格:冷静でドライ
ニザントア(Giessantoier)
花と喜びの女神。
- 自然現象:開花、植物の成長、夏季
- 生物に与えたもの:光合成、日焼け、尻尾(動物)、笑い(人間)
- 容姿:花かんむりと花のドレスをまとった女の子
- 顕現の前兆:春の訪れ、雪解け
- 人物の守護:女の子、男の子、よく笑う人
- 職業の守護:冒険家、登山家、接客業
- 学問の守護:生態学、生理学、気象学
- 物品の守護:花かんむり、植物加工品、ゲーム、エンターテイメント
- 性格:元気で好奇心旺盛
ウニャントア(Ouqúintoier)
戦と太鼓の神。
- 自然現象:雷、積乱雲(入道雲)、地震
- 生物に与えたもの:牙と角、声、神経
- 容姿:日焼けした屈強な男。巨大な鳥に変身できる。
- 顕現の前兆:落雷、突然の大きな音
- 人物の守護:成人男性、勇敢な人
- 職業の守護:軍人、打楽器奏者、歌手
- 学問の守護:音響学、工学、軍事学
- 物品の守護:武器、スピーカー、楽器
- 性格:勇敢(野蛮)、恐れ知らず、ド根性の持ち主。
ペリア(Perria)
愛の女神。
- 自然現象:色彩(可視光)
- 生物に与えたもの:錐体細胞(色彩を感じる能力)、母性愛(執着心)
- 容姿:七色にキラキラ輝く布のドレスを着た若い女性。
- 顕現の前兆:オーロラ、月と星の輝き、ダイヤモンドダスト、虹
- 人物の守護:成人女性、しとやかな人、母親
- 職業の守護:主婦、保母、乳母、保育士
- 学問の守護:美術、教育学、心理学
- 物品の守護:哺乳瓶、乳製品、インク
- 性格:保護的、平和的、慈愛。
リュノン(Leunнes)
財宝と労働の女神。
- 自然現象:
- 生物に与えたもの:
- 容姿:
- 顕現の前兆:
- 人物の守護:
- 職業の守護:
- 学問の守護:
- 物品の守護:
- 性格:
ヴェナード(Vénaide)
炎の神。
- 自然現象:
- 生物に与えたもの:
- 容姿:
- 顕現の前兆:
- 人物の守護:
- 職業の守護:
- 学問の守護:
- 物品の守護:
- 性格:
スロー(Cleaur)
狩猟と森林の神。
- 自然現象:
- 生物に与えたもの:
- 容姿:
- 顕現の前兆:
- 人物の守護:
- 職業の守護:
- 学問の守護:
- 物品の守護:
- 性格:
アシオン(Acieнes)
豊穣と演劇の女神
- 自然現象:
- 生物に与えたもの:
- 容姿:
- 顕現の前兆:
- 人物の守護:
- 職業の守護:
- 学問の守護:
- 物品の守護:
- 性格:
ルウィ(Leuit)
歌と芸術の女神。
- 自然現象:
- 生物に与えたもの:
- 容姿:
- 顕現の前兆:
- 人物の守護:
- 職業の守護:
- 学問の守護:
- 物品の守護:
- 性格:
ブリュード(Bleude)
建築と工芸の神。
- 自然現象:
- 生物に与えたもの:
- 容姿:
- 顕現の前兆:
- 人物の守護:
- 職業の守護:
- 学問の守護:
- 物品の守護:
- 性格:
ソルマード(Sollemaide)
儀式と断罪の神。
- 自然現象:
- 生物に与えたもの:
- 容姿:
- 顕現の前兆:
- 人物の守護:
- 職業の守護:
- 学問の守護:
- 物品の守護:
- 性格:
信仰
信者は1柱または複数の神を信奉する。まれに全ての神を信奉する人もいるが稀である(参拝や儀式に手間がかかるため)。
近世エルトリア以前には一族や地域で1柱の神を崇拝するケースも見られたが、現在では個人によって自由に信仰対象を変えることができ、また途中で信仰対象を変えることができる。
祭祀
クラエン教では主神を祀ることでご利益を得ることができると考えられており、大規模なものでは国・地域レベルの祭典・儀式、小規模なものでは個人の参拝を行う。
参拝、祭典、儀式の場としてエルトリア各地には教会(テュヴォン、Tleuvнe)または聖地がある。教会と聖地はそれぞれ祀られる主神が異なっており、複数存在する場所も存在する。祭壇を設けている家庭も少なくない。
関連項目
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最終更新:2022年11月09日 21:00