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マーカス連邦 - (2020/01/19 (日) 06:07:21) の編集履歴(バックアップ)


マーカス連邦
DLITVAR MARKAS
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(国旗)
国の標語:鉄と歯車、我らの血
国歌:アルニール・ルラン
公用語 マーカス語
首都 アルアック・メルダー
最大の都市 クファーズ
政府 連邦院国民最高議会
国家元首の称号 大統領・首相
(総統)
国家元首の名前 ゼクルース・ウォーラー・ニッテン
面積
総計 【面積総計】km2
水面積率 --
人口
総計 368億5210万人
人口密度 42.19人/km2
建国 シンテーア暦1540年
国教 なし
通貨 ゼルス

 マーカス連邦(マーカス語:DLITVAR MARKASルリトヴァー・マーカス)とはノートック星系、マーカス星系、プレフィス星系、コートン星系、ゼストラ星系、ティラルド星系を領土とする連邦共和制国家である。
 大宇宙連合会議では最も工学技術が発展した国家として、加盟国の中では強国の一つとして数えられる。物質主義、科学至上主義を標榜に掲げており、人工知能機械知性の人権を認めた最初の国としても知られ、国民のサイボーグ化も推奨している総ロボティクス社会を目指している国家として知られている。




概要

 マーカス連邦大宇宙連合会議の中でもエルミア帝国時代に存続していた数少ない国であり、大宇宙銀河の諸国家の中ではかなり長い歴史を持つ部類に入る。
 外交面では孤立的な政策を採っていることでも知られ、ゲルデン宙圏やレーウス宙圏の国々とも距離を保っているため、第三国(中小国家や地域など)からは理想的な国家として見なされている部分がある。
 1740年から7年の間マーカス内戦で国土が荒廃するも、特有の技術力と科学力を以て復興を果たした。

歴史

   詳細は「マーカス連邦/歴史」を参照

政治

 マーカス連邦はその名の通り8ヶ国の連邦内構成国があり、それぞれの代表者と各構成国議会で選出された議員20名ずつによる連邦院中央評議会で連邦全体の立法権を担う。行政府は連邦院国民最高議会である。国民最高議会は3年に1度、中央評議会から議員投票で各大臣と首相を含めた12名を選出する。
 大統領は6年に1度、国民投票で決定する。大統領は首相の任命権(ここでは選出された国民最高議会の閣僚に対して国民最高議会選挙をやり直させることができる権利)を持つ。
 マーカス連邦の憲法は伝統的に硬性憲法になっており、憲法を改正するためには全ての構成国議会において2/3以上の賛成票、国民投票において2/3以上の賛成票、新しく組織された改憲委員会において2/3以上の賛成票という全ての厳しい条件を達成する必要がある。それにも関わらず、建国から17回の憲法改正議案のうち、8回改憲している。

大統領と首相

 マーカス連邦では大統領が比較的強い政治権力を持つ。大統領と首相は行政の分担を行わないが、軍事の最終決定権に関しては大統領のみが権力を持つ。基本的には大統領の方針に首相は従う方式をとっているが、首相がこれに懐疑的だった場合、政策検討委員会を開き方針の調整を行うことができる。

軍事

 マーカス連邦軍は憲法上連邦院の傘下に置かれている。
 国防上重要な拠点を持つ連邦構成国は連邦国防軍事法に基づき特例的に軍隊の所有を許可している。ただし、組織上はこれらの軍隊もマーカス連邦軍の指揮下にあり、多くの場合命令及び指示に従わなければならない。

国際関係

 マーカス連邦は基本的に機械知性に対して理解があること前提に国交を締結する。アンドロイドの人権を認める国家に対しては友好関係を結ぶことを求める。

エルミア共和国

 険悪。「エルミア共和国側が技術倫理に反している」と非難しているため、国交はない。

ベリオン共和国

 疎遠~良好。ベリオンは機械に対して一定の理解を示しているものの、人権を与える気はないため友好関係にはなりづらい。国際情勢の関係上利害が一致した場合、関係体制を築くこともあるが、お互いに潜在的な仮想敵国であることは否めない。

ドルムント共和国

 普通。マーカス連邦は国際関係上孤立している場合が多く、戦争介入などをあまり好まないため、平和主義のドルムント共和国とは関係が良くもなく悪くもないと見なされている。

ジエール帝国連邦

 そこそこ友好→疎遠。ジエール帝国連邦のイデオロギー管理主義のため、アンドロイドの導入に対して前向きな姿勢を示しており、一部協力関係にあった。しかし、マーカス内戦の勃発とジエールの介入、そしてリヴァダー派の事実上の敗戦の影響もありマーカス内戦以降は疎遠。

ロフィルナ連邦共同体

 疎遠→友好。元々は国交がなく、お互いの国やその様子があまり知られていなかったが、マーカス内戦の勃発以降、アイローム派をロフィルナが支援したこともあって、その後国交を締結。アンドロイドの輸出など活発な貿易が進められている。

グロスクロイツ社会主義共和国

 そこそこ友好→疎遠。グロスクロイツは機械を国民の労働環境改善の道具としてみなすため、内戦前はリヴァダー寄りだった。しかしマーカス内戦でリヴァダー派が事実上敗北したことによりこれ以降は関係は疎遠となっている。

ヴィッテンクレイル神国

 普通。イデオロギーに関しては宗教と科学で相対するような立ち位置だが、国境が接している国で国力差や仮想敵国の関係か両国は互いに不可侵の関係を保っている。

ファルトクノア共和国

 普通。(若干良好?)初期のころは武器輸出を行っていた。(?)

ツーンカ民主主義共和国

 若干の嫌悪。ツーンカの享楽的な体制は統率の取れたマーカスの体制とはそりが合わないうえ、マーカス連邦のアンドロイドのパーツなどがこの国の闇市で取引されていることがあることから、あまり良好な関係とは言い難い。

ウビウリ首長国共同体

 それなりに良好(?)

領土

ノートック星系

ノートック2

  • クファーズ
 マーカス連邦の最大の都市。超高層ビルと地下8kmの巨大居住区が広がる銀河最大規模のメガロポリス。クファーズ特別行政区は人口10億人(アンドロイド含む)を抱え、ラヴェルト宙圏において惑星ラヴェルトにも匹敵する経済の中心地として知られる。
 宇宙進出初期の時代から大都市として知られており、機械工学の中心地として栄えた。マーカス連邦が設立される前はクファーズ民主共和国の首都に指定されていた。また、マーカス連邦の国家元首であるゼクルース・ウォーラー・ニッテンはクファーズの出身である。

  • アンヴァウカート
 古くは「アンファヴカート」とも。ノートック2の主要都市の一つに数えられる大都市。マーカス内戦ではアンヴァウカートの戦いが行われ、激戦地となった。
 内戦中盤以降、アンヴァウカート中央病院が野戦病院として利用され、軍隊の補給や傷病兵の手当が都市規模で行われたことから、戦後の再開発では国内の製薬産業が立ち並ぶ医療都市として知られるようになった。

ノートック4

  • エールナラー
 惑星ノートック4最大の経済規模を持つ地方。ノートック国際宇宙港の宇宙港シャトルの地上点の一つ。商工業が盛んな地域であり、インフラも充実している。マーカス内戦勃発の直接的な原因となったエールナラー虐殺事件が起こった場所でもあることから、各地に当時の状況を伝える慰霊碑や記念館があり、エールナラー地方の中心地は観光事業も盛んである。

  • エーリアヴァークト
 リヴァダー社の本社工場があった都市。マーカス内戦以前には企業城下町として栄えたが、現在では大宇宙各国の国際企業の拠点になっており、街中では現地の外国人ビジネスマンがよく見られるようになった。エーリアヴァークトの繁華街は様々な言語で書かれた飲食店の看板が所狭しに並んでおり、客引きの商売人の言語もまたバラバラである。
 エーリアヴァークトの戦いではリヴァダー社がエーリアヴァークトを放棄し、ある種の焦土作戦を実行した。当時のエーリアヴァークト市民はこの行為をリヴァダー社による裏切りと見なした。戦後のエーリアヴァークト市では当時の教訓から一都市多企業構想を基本とし、以前のような一つの企業に依存しない都市経済網を完成させた。

マーカス星系

マーカス1

  • テルティック
 マーカス1最大の水運拠点の港湾都市。マーカス1宇宙港の宇宙港シャトルの地上点でもあり、空から海へ、海から空への輸送網の中核を担う。南部にはマーカス連邦加盟前から続く歴史的な街並みが広がる。内戦中はテルティックの戦いで焦土化したが、その後の開発で戦前の都市計画が見直され効率的な交通網が敷かれ、マーカス1最大の水運拠点になった。
 マーカス連邦設立以前は強権的な小国であるテルティック国の首都に指定されていた。核融合実験の失敗でテルティック周辺地域96%が居住不能となり、以降の80年もの間立ち入りが制限され放棄された過去がある。このような歴史的経緯から、テルティック市では(マーカス連邦の中央政府がギゼヴトラ・ZHL兵器条約を締結したのにも関わらず、)ZHL兵器の持ち込みを禁止するZHL兵器禁止条例が存在する。また、この核融合実験の失敗はニッテンらによる工作であったことが後に判明し、反ニッテンを掲げる野党候補を多数輩出する「新体制派」の筆頭の都市となった。

  • プリート
 テルティック湾南方の急峻な海岸地域に広がる高低差の激しい都市。沿岸では温暖な気候を活かして果樹やナッツ類の栽培が盛んである。
 内戦ではプリートの戦いで戦場になったが、戦後復興では以前とほぼ変わらない街並みが再現された数少ない例の一つでもある。

マーカス9

  • アルアック・メルダー
 マーカス連邦の首都。あらゆる行政機関がこの都市に設置されており、幾何学的なデザインの建造物が立ち並ぶ洗練されたサイバー都市として知られる。都市の中心地には巨大なシールド・ジェネレーター施設があり、緊急時には行政機関や国際的に重要な機関が立ち並ぶ中核地域を丸ごと覆う巨大な都市防衛シールドが展開される。

コートン星系

コートン7

コートン22


ゼストラ星系

ネルゼン・パスヴィス


ティラルド星系

ティラルド8


プレフィス星系

プレフィス3

プレフィス7


経済

 1780年にゴルギア時代を終結させたコンクーナ掃討戦以降、マーカス内戦以前はアイローム社リヴァダー社の二社の軍需産業が国内に好景気をもたらし、科学とテクノロジーの飛躍的進歩が起こった。アンドロイドが実用化されると、アンドロイド産業が誕生し、内戦勃発直前のアクース内戦期には市場は最盛期を迎えていた。しかしマーカス内戦によってリヴァダー社は実質的に消滅し、アイローム社は戦後のニッテン体制により崩壊。第二公社が設立し、アンドロイド産業、電子工学産業、機械、造船、電力インフラなど多くの部門が一つの国営企業に集約された。

国民

 国内では人口の約4割がアンドロイド(人口知能の機械知性)に占められており、彼らにもヒューマノイドと同等の人権が保障されている。
 アンドロイドも家庭を持つことができる。子供を設けたい場合は政府に申請するとマーカス連邦政府のアンドロイド製造産業のカタログが届き、注文と発送の段階を経て子供を得ることができる。国策により、アンドロイド家庭の子供アンドロイド製造に関しては政府が費用を全額負担することが決まっている。

文化