マーカス内戦(マーカス語:
MARKASEN AVDZIRG)はシンテーア暦1740年から47年までのおよそ7年間の間に行われた内戦。
アンドロイドの人権の是非とそのイデオロギーを巡る、宇宙規模の二大企業の衝突を発端とする大規模な国際紛争であり、
ヤラック・ティラルドー率いる
リヴァダー社側(通称
リヴァダー派)と、
オーリル・ゴスデ率いる
アイローム社側(通称
アイローム派)との間に起こった。第三勢力の
デクトリア派が参戦して内戦は混沌の様相を示した。
背景
かつて、
マーカス連邦は
エルミア帝国の脅威にさらされており、彼らに対抗するため国内の軍需産業を
連邦公社という巨大化企業体に統合し、自律型ドロイドや宇宙船の設計・建造を行っていた。連邦公社はエルミア帝国の崩壊とともに財政難に陥り、5つの企業に分割民営化された。そのうちの二つが
リヴァダー社と
アイローム社であった。同じ製造部門だったが、製造体制がマーカス星系周辺とノートック星系で大きく異なっていたため、一つの会社として民営化されたのではなくこのようにしてニ社が誕生したと言われている。
シンテーア暦1616年、
リヴァダー社によって大宇宙初の
アンドロイドが誕生した。最初期の
アンドロイドは産業用ドロイドとさほど変わらない性能ではあったものの、機械的な見た目を生かしてデザイナーによってスタイリッシュな容姿だったことが人々に広く受け入れられたきっかけとなった。
連合会議時代以降、
マーカス連邦は大きな障害に見舞われることもなく、優れた工業力を武器に各国に輸出を繰り返し、繁栄を謳歌していた。着々と新技術が開発され、リヴァダー社も
アイローム社も
アンドロイドの開発だけでなく様々な発明品を生み出した。
アンドロイドの性能は時代を経るごとに進化し、
ギーラス博士の発明した
AI人格コア、
ゼラエ博士の発明した
エゴイズム思考AIの二回のパラダイムシフトでついにヒューマノイド種族と大差ない思考能力を手に入れるようになった。
そして一つの疑問が生じた。
「
アンドロイドに人権を保障するかどうか」。
国際アンドロイド協会
国際アンドロイド協会(Ostiigepton Enszamia la Featia、OEF / オステーゲットン・エンザミア・ラ・フェアティア / International Android Society)はアンドロイドの普及と市民権の保障を目的としてシンテーア暦1733年に発足した組織である。
しかしながら当初の目的とは異なり、様々な活動を行う上で
アイローム社と
リヴァダー社の対立を煽り、
アンドロイドの利権を自ら(またはヒューマノイド種族)のものとするような行動が目立ったため、各国から批判されることとなった。
アンドロイドの普及に関しては素晴らしい貢献を果たした。
特にドルムント人国際アンドロイド協会会長
リヤルト・グラーヅェンは問題発言・問題行動を繰り返し、国際アンドロイド協会の威信を大きく貶めた人物として広く知られるようになった。リヤルトが主導した1737年の「
アンドロイド標準規格化宣言」はマーカス国内の中小アンドロイドメーカーを窮地に陥れただけでなく、急成長中の
デクトリア社をも敵に回した行動として知られ、
全シルア労働者連盟の軍事介入の決定的な理由になった。
三曜会
三曜会はシンテーア暦1738年に設立された有識者の会合であり、「
本当にアンドロイドに市民権を与えるにはどうしたらいいか」を真剣に考えていた真面目な集団である。彼らは国際アンドロイド協会の中途半端かつ本来の目的とは真逆の行動に失望し、このような組織を作るに至った。
当時
マーカス連邦では
リヴァダー党や
アイローム党といったアンドロイド企業が政界に進出し政党を結成していた。三曜会はこれらのシステムを批判し、「
アンドロイドはアイロームの所有物でもなければリヴァダーの所有物でもない」と強調し続けていたが、国際アンドロイド協会の徹底的な妨害工作によりこれらの声はある程度かき消されてしまっていた。
- 三曜会の主要メンバー
- レガントゥオン・ドゥオウォルク
- クナヴォル・ウェレアモル
- モンタク人。モンタク宙圏連合再統一委員会委員長。第二次モンタク宙圏連合デンディオ・ウェレアモルの息子。
- 主な主張「かつて連合会議とエルミア人はボルガード人を追い詰め奪ったことでとんでもないことになったんだから今回はもっと早めに手を打つべきだったんじゃない?エルミア政府さん」
- アイラム・ジット・ゴスゴンティック・モークタル
- 女性型リヴァダーアンドロイド。ゼラエ博士をよく知る人物。
- 参加を辞退したゼラエ博士の代わりに出席。
- 主な主張:「アンドロイド自身が権利を提案していかなきゃいけなくない?」
- メニーファ・リーキオ
- 北メロー人女性。6代目メロア自由連邦連邦大統領。
- 主な主張:「マーカスの企業政党政治はアンドロイドにとっても良くない」
- メーナ・ケッソ
- 南メロー人女性。ケッソ三姉妹の末っ子。ニャンテ社代表取締役。
- 主な主張「国際アンドロイド協会はもはやアンドロイドの人権を考慮してくれないから、アンドロイド人権に関する連合会議の主要機関が必要だ」
- バシャ・トゥシャ・ヌポラ
- タプナパキ人男性。モンタク宙圏連合タプナパキ王国終身名誉国王。
- 主な主張:「人類側がアンドロイド受け入れる準備をしろ!それ以上はするな!」
- "目利きの"ラカエフ
- シルア人。アシュテーシャ政治組織所属。
- 主な主張1:「シルア史における人格主義的概念から、アーシャであるのならば何かしらの権利を保障されなければならないと考える」
- 主な主張2:「アーシャとしての権利を保障しなければ、アンドロイドとそれ以外の種族の種族的格差による法的格差は改善されるはずがない。逆に言えば、アーシャとしての権利さえ保証してしまえば、種族格差による問題など微々たることであり、その後にすり合わせと議論を行って適切な法体系を形作っていけばいいのだ。そもそも、アンドロイドの権利が企業や委員会によって組織される現状が明らかな問題であり、アンドロイドは自由化され、リヴァダー・アイロームによる首輪を外されなければならない」
- イールン・テンレシフォス・ウェネレンケアン
- ハロン系ヴァルエルク人。活動家。
- 主な主張1:「現状アンドロイドはヒューマノイドが使役する道具としての枠組みを越えて、ヒューマノイドと並ぶ一種族として生活している。今すぐにでも各国政府や大宇宙社会が責任をもって彼らの権利を保障する必要がある」
- 主な主張2:「また現状ではアンドロイドに限らずスレフィ、ウビウ、シルア人、ボルガード人、スラーンの異能といった非ヒューマノイド種族や数多の少数民族が、多数派と完全に平等な機会に恵まれているとも言い難い。1341年大革命やエルミア革命の自由・平等・解放の精神を今一度確認する時だ!」
- ブロイ・ラフライヤー
- ラヒュス。レセスティア連邦の外交官。
- 主な主張:「アンドロイドの権利なくしてラヒュスの権利など存在しない。我々の心はアンドロイドと共にある。」
- エリスニス・スランシア
- スレフィのスヒムの雌株。マーカス内戦後5代目スレフィエ国首相に就任。
- 主な主張:「アンドロイドが人間の都合によって生産されているという事実に対してアンドロイドも非アンドロイドも考えていかなくてはならないよね」
戦間期アイロームとリヴァダー
戦間期(
アクース内戦と
マーカス内戦の戦間期)では席を空けていた
アイローム社の代表取締役オーリル・ゴズデが復帰してしばらくが経ち、アイロームがかなり優勢になっていた。経済力で一度は押し返した
リヴァダー社だったが、1739年に
大宇宙連合会議で
アンドロイド人権宣言が採択され、調印式が開催されると、リヴァダー社が一気に劣勢になった。
アンドロイド思想の潮流
「心」論争
アンドロイドに関する法整備議論の前提知識を深めるため、
ジエール帝国連邦レーウス直轄地ミュラーテンデンクトで何をもって「心」とするかに関しての議論が行われた。
- 「心」とは記憶と機能により形成される板の上を転がる球体であると定義し、その存在は幻想であるとしたツェニアス博士。
- 「心」は大量の判断系統から唯一の判断を導き出す高度な計算技術であり、機械で再現可能と定義したデワヴィエ博士。
- 「心」が量子力学的作用を受けており、現在の技術では機械で再現可能。よってアンドロイドに心はないと定義したホライ博士。
ジエール人博士だけでなく、マーカス連合を含む複数の国から著名人が討論会に参加した。本会議では結論を出さなかったものの、この討論会で提出された論文は1737年の中央会議選出討論会で大いに参考にされた。
結果、
アンドロイドに「心」を認めるが、これに「想像力」を付与すれば、人類を凌駕する脅威となると訴えた
ゼクトロン・ゼルダー・イスィリクが当選した。(人類のアンドロイドに対する優位性を証明するため、
シュッリルムスライトを含む有機生体技術に注力)
ファルトクノアにおける反ポスト・ヒューマニズム
刻印主義を参照。
この時期までは
ファルトクノア政府も思想家・哲学者たちを支援していた。
ファルの思想家は銀河端の国家群の思想に対して「
誤ったポスト・ヒューマニズム」のきらいがあるとして批判し、ヒューマニズムの立場を取っていた。
思想家は主に「
アンドロイドの人権保障潮流はポスト・ヒューマニズムの悪しき表象である」として、アンドロイドの権利に慎重だった。
政権としてはイェスカ主義的にも中小企業の疎外円環の改善を目指すために能動的に介入する方向性を取った。
アンドロイド人権保障を主張する国々とアンドロイドに関する争点
- アンドロイドに人権を与えて良いかどうか。
- アンドロイドの誤作動による事故・事件
- 国際アンドロイド協会の思惑「アンドロイドを自分の管理下に置こうとする試み」
関係各国一覧
各国の倫理的判断と利害関係
【アイローム派】
- アイローム社
- アンドロイドは人間の友達であるため、人権を保障しなければならない。
- アンドロイド産業メーカーとして、アンドロイドの未来を明るいものにするため必ず勝つぞ!
- エルミア共和国
- アンドロイド技術の非倫理的利用を食い止めなければならない。
- 技術倫理を大宇宙に広めるチャンス。逆に技術倫理を行使できないピンチでもある。あとボルガード人問題の汚名挽回チャンス。
- ヴァルエルク共和国
- 連合会議はあらゆる知的種族に対して平等に権利を保障しなければならない。
- 権利保障しないと国内のアンドロイドのデモが怖いよ。ついでに保護国圏の異種族のデモも活発化させたくない。連合会議加盟国に対する影響力獲得と連合会議全体の平等主義化を増長させるチャンス。
- ニーネン=シャプチ
- 人造であってもあらゆる知的種族の権利は保障されなければならない。
- ヴァルエルクとファルトクノアとの外交関係両立のためにヴァルエルクをおろそかにできないね。あとシャグマ=ラゴンのアンドロイドね。
- レセスティア連邦
- 同じ機械種族としてアンドロイドの権利を保障することは我々の義務である。
- 対外的にはラヒュスってアンドロイドと変わりないと思われてるからアンドロイドの権利が認められなければレセスティアの国際的立場も無いって…コト!?
- アポラ星系国際連盟
- アクース連合
- 全ての知的平等は同権のもとに保証される必要がある。
- アクース内戦でのズブズブ沼関係がすごくすごいです!今更支援を断れない!
- ロアニャク彐卜力国
- 倫理の代表者たる者として、アンドロイドの存在を認めたい。
- 教団を処すため。アンドロイド問題は主題ではなく、それよりも教団こそが倫理の敵だ。
【リヴァダー派】
- リヴァダー社
- 人権保障でアンドロイド市場の活動を制限することは大宇宙全体の経済活動に悪影響を及ぼすことになる。
- 100年単位で築いてきた広大な販路をここで失うわけにはいかない。とはいえ、アンドロイド人権などという経済活動を制限するものをそのままにしておくわけにはいかない。社運を賭けた一大戦争だ!
- サーヴァリア企業連合
- アンドロイドの人権には基本的に反対ですが、市民権を持つことによって市場が拡大するという味方もありますから、正直どっちらでもよい、というのが率直な感想ですね。
- わが社はリヴァダー社の発展に積極的に関与してまいりました(株券いっぱい持ってます)。リヴァダー社がイニシアチブを失うことは、わが社にとっても大きな損害です。
- ジエール帝国連邦
- 高性能AIは未知数の力を秘めており、それに自由を与える事は危険。人類がロードマップを定め、計画的に進化させていくことこそが倫理的だ。
- “技術倫理”の喪失こそ最大の損失だ。エルミアよ(リヴァダー株持ってます。)。
- グロスクロイツ社会主義共和国連邦
- 「全てのアンドロイド」に人権を保障することに反対である。ワーキングボットとアンドロイドは区別され、共存するべきだ。リヴァダー社のワーキングロボット製造を防衛するのは革命人民の義務である。「ワーキングロボット」概念の確立を目論む。
- 国内で大量のリヴァダーアンドロイドが導入されており、提供停止は非常に国家経済的に非常にまずい。人口過剰問題も抱えているグロスクロイツとしては人権保障でただでさえ死んでる行政をこれ以上パンクさせたくないと言った意図もある。
- 8月11日教団
- アンドロイドはロボットであり権利必要ないし。記憶暴走させられないから使えん。
- ロアニャクを処す。アンドロイドは割とどうでもよく、そんなことよりロアニャク処す。
- 白色グラユィーヌ人民臨時政府
【デクトリア派】
- デクトリア社
- どちらかが勝っても結局アンドロイドは企業に支配されるから本当の自由は得られないよ。デクトリア社はアンドロイドを支配しないよ。
- 中小企業連合
- どちらかが勝っても結局アンドロイドは企業に支配されるから本当の自由は得られないよ。デクトリア社はアンドロイドを支配しないよ。
- ファルトクノアとかデクトリアが助けてくれるっていうからその日暮らしでも賃金が欲しいんだ(切実)。
- ファルトクノア共和国
- 当時の哲学者たちによる「刻印主義」思想に基づいたアンドロイドと人類に対する「「支援」」。
- ヒューマニズムによるアンドロイド敵視。金を取りたいので、アンドロイド人権なんぞ知らん。影響圏も広げたいしな。
- 全シルア労働者連盟
- アンドロイドは二大企業による支配から解放されるべきであり、アンドロイドというアーシャに対する適切かつ考えられた権利が保障されるべきである。
- 「二大企業の解体」と「機械権の整備」
- 人格に対する権利と身体に対する権利は切り離されるべきである
- 中小企業アンドロイドの提供が切れて国内世論のリヴ・アイへの怒りが強い。
- 思想的にはアイローム寄りではありニーシャ辺りには優しい ファルトクノア、親祖国との密約アリ?
- アシュテーシャ(完全義体サイボーグ)への権利保障が危うい。
- リカルネ王国
- 新祖国団
- a
- ヴァルエルクとファルトクノアとの外交関係両立のためファルトクノアをおろそかにできないね。要は政治なのさ。
【中立派】
- プルスティア
- 暴力はどのような理由があろうとも許されることではありません。
- エルトリア王国
- アンドロイドは今までの知的種族と違って自然的な繁殖が一切できず人工的に製造するしかないという特色があるため、もっと時間をかけて議論をするべきだ。
- エルトリア国内でのアンドロイド普及率が低く、国際的な流行に乗り遅れているため、状況が進展して自国アウェーの状況が深刻化することをなるべく遅らせたい。国内でのアンドロイドに対する警戒感からどちらの企業も支援しづらい。支援したところで国民からの信頼はあまり得られないという現実がある。
- ベリオン共和国
- ダムラク派「アンドロイドは兵器!アンドロイドは道具!戦場は誇り高き人間の物!それが兵士としての矜持だ!リヴァダーを支援しよう!」
- オムニク派「アンドロイドは戦友だ!戦いに出れば分かる!アイロームを支援すべきだ!」
- プヴァルツ首相「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
- グロスクロイツがリヴァダー派を支援しているのでプヴァルツ首相としてはアイローム派を支援したいが、アクース内戦以降の政治闘争によって国内の意見がまとまっておらずどちらにつくこともできない状況。しょうがないので思想的中立を貫いてどの勢力にも武器を売ります。
マーカス内戦の背景
ヴァルエルク
- アクース内戦・リスヒューメ独立戦争で介入するも敗北
- 国内は反戦運動の嵐になっていた
- 内戦中盤にアイローム派の劣勢が顕著になると介入すべきという世論がヴァルエルク系アンドロイドを中心に広がる
- 介入!
エルミア
- 戦間期:アンドロイド人権の保障のための国際的アプローチ
- ゼラエやヘスロンなどのアンドロイド人権活動家が活躍
- リスヒューメ独立戦争は「アンドロイドの人権とは関係ない紛争」と認識
- アイロームとリヴァダーの対立深刻化に対して有効な対策を講じず
- 内戦直前になって間接的手段で火消しを試みるも失敗
- アポラの金融危機の援助も行う→爆死
- 頭をかきむしってヤケクソ介入!
シルア
- 大企業は嫌いだけどアンドロイドは欲しい
- だから中小企業を支援してアンドロイドたくさん買うよ
- リヤルト会長がリヴァダー・アイローム規格(仮)を強制したせいで国内のアンドロイド供給が止まるよ
- シルア、キレた……!
- リヴァダー・アイローム死すべし慈悲はない
- でもアイローム派の思想は賛同できるしニーシャはつるみなので許すよ
- グロクロは企業に媚び売ったのでしね
- 当時のシルアはめっちゃ調子乗ってるよ
グロスクロイツ
- アクース内戦の頃からリヴァダーアンドロイドを使っていたのでもしリヴァダーが負ければ国家経済(アンドロイドの大規模プラン+テーション)がひっじょーにまずい
- べリオン封じ込め政策の失敗?エルミアと疎遠になってしまってそう
- サーヴァリア、ジエールとの同盟は人民の科学力と経済力を飛躍させる
アクース連合
- アクース内戦でアイローム派に大規模な恩があるので、今更支援を断れないのだった
- 参戦はしないけど外交的にはアイローム派に味方するよ
- 1741年初頭ザデネの密約
- アクースの都市ザデネにて、外務大臣レーニャ・アプシェレタプスらが、アイローム派の偉い人と結んだ密約
- あくまで『『個人間の』』密約です。政府は関係ないのです
- レーニャ「アイロームさんや、前の内戦の時はアンドロイド安く売ってくれて助かったわ、次はワイらが助ける番やで〜武器貸与すんで〜利子つけるけど」
- ちなみにこの利子はアプシェレタプスらの懐に入る予定だったので普通にわるいです
- アイローム派の人「マジ?助かるわ〜」
- ちなみにセッちゃんは内戦への直接介入に後ろ向きだったので、セッちゃん抜きの密約という形になった
- この時代のセッちゃんには逆らえないからね、しょうがないね
- レーニャ・アプシェレタプスという人物
- アクースを代表するタカ派の政治家。
- 内戦ではセツェシュ・プローキンの一員として内戦を指導した
- セツェシュ・プローキンの中では最年長で長老めいていたらしい。不思議なカリスマがあるみたい
- あと普通にちゃんと老人
- ザデネという場所
- アクースの名門一族、ザデン家の本拠地
- ザデン家は政治家で特に有名だけど、普通にその他にも色々してる。例えば兵器工廠の運営とか
- あからさまァ〜〜
- レーニャさんは43年ごろに年で死んだし、その他アクース側関係者も偶然(本当?)死んだので、アイローム派が負債を返済することは結局なかった
- 何らかの力で暗殺されていても、C'est la vie《それもまた人生》〜
- このため、この事件は当事者の死後も自動的に隠蔽され、アイローム派解体に基づく機密文書公開がなされる1747年まで明らかにならなかった
各国の参戦経緯
アイローム派
アイローム社
- 終戦後、三曜会と共にアイローム社人権保障派の人々が「権利上の関係でアンドロイドの製造が人間の手によってしかできないのっておかしくない?」と指摘
- 人格AIコアのフリーウェア/オープンソース化
- 国際アンドロイド協会はアンドロイドを管理下に置くことが完全にできなくなって爆死
エルミア
- アンドロイド人権を国際社会に広く認めさせるために人間らしいアンドロイドの優位性が必要だった
- リヴァダー派に優位を譲ることで殺戮マシーンの誕生する懸念があり、技術倫理の観点から絶対に容認できなかった
ヴァルエルク
- リヴァダー・アンドロイドは実際にヴァルエルク陸軍で誤作動を起こし、殺戮マシーンになりかけた事件があったため、リヴァダー製を信用していない
- 平等な社会を維持するために人間らしいアンドロイドが必要
ニーネン=シャプチ
- ヴァルエルクの介入要請があった
- リスヒューメ独立戦争後の外交による補填を行ったはいいが、さすがにヴァルエルクの介入要請を断ればここまでの外交努力が無駄になると判断
- 国内のアイローム・アンドロイドが予想外の政治力を発揮し、介入を主張
- 特にダガイユル政権は星衛長官のスニャールフィエが1740年に政治性の違いで対立し辞任
- 後任がアイローム・アンドロイドだったためとても介入を無視できない状況に
- 非戦派(ニーネン人多数)と介入派(アンドロイド多数)で世論が真っ二つ
- 非戦派の運動が過激になり、リヴァダー・アンドロイドのナーグ氏を持ち上げて新祖国ダナジュラーチ武装戦線(通称:”新祖国”)を結成
- ダガイユル星衛主席を「エフューラフト秩序のチェローニェ(略奪者)」と呼ぶ
- 目的:現在の間違ったエフューラフトを本来の正しきエフューラフトに戻すこと
- 本当の目的:スラーン諸国との友好も重視するために非合法組織を結成し、そこにスニャールフィエと彼女の側近たち(軍部の離反者)を加えてデクトリア派として介入
- 実際に国内の反政府活動から徐々にデクトリア派支援にシフト(マッチポンプ)
- 中小企業連合との連携を訴え、マーカス内戦中に政府側と合流。
- アイローム派とデクトリア派の協力を呼びかける
マーカス宙域の戦闘期間
星系 |
惑星 |
戦闘期間 |
備考 |
ノートック星系 |
ノートック2 |
1740 - 1744 1745 - 1746 |
内戦初期までリヴァダー本社所在 |
ノートック4 |
1740 - 1745 1745 - 1746 |
内戦前から事件発生 虐殺事件も発生 内戦初期までアイローム本社所在 |
マーカス星系 |
マーカス2 |
1741 - 1742 1745 - 1747 |
テルティックが激戦地になる 惑星全体で激しい戦争 |
マーカス4 |
1741 - 1741 1745 - 1746 |
首都アルアック・メルダー 内戦前から事件発生 |
ゼストラ星系 |
ネルゼン・パスヴィス |
1741 - 1742 1742 - 1743 1744 - 1746 |
断続的に戦闘が発生 工業惑星ゆえ爆撃多数 |
コートン星系 |
コートン3 |
1746 - 1747 |
内戦後期からリヴァダー本社所在 |
コートン4 |
1746 - 1746 |
特になし |
ティラルド星系 |
ティラルド4 |
1742 - 1743 |
1743年からデクトリア派の本拠地 |
プレフィス星系 |
プレフィス3 |
1745 - 1745 |
最も被害が少なかった惑星 |
プレフィス5 |
1745 - 1745 |
内戦後期はアイローム本社所在 |
運命の6時間
1747年3月10日の終戦までの6時間は様々な勢力が様々な目的のために動き、同時に歴史が動くレベルの大きな出来事が行った。
- ハイヴァンストラース停戦会議(惑星マーカス4)
- 首都アルアック・メルダーの戦い
- ニマエラのマーカス脱出
- アポラ動乱・日食作戦
- リヴァダー本社襲撃(コートン4・スヴォクト島)
- アイローム本社襲撃(プレフィス5・ガンカムトロン)
- ゼラエ博士の死
- 射殺したのは619部隊
- ヴァルエルク陸軍特殊部隊ウスオルと619部隊の共闘
- ヘスロンの死
- ニッテンの出現
終戦後の動向
戦後のマーカス連邦
最終更新:2023年06月25日 23:21