シチャインピルチ行進曲(我ら獣人)(檀:Xcaimpilcaaxa-draunii "Nestou Niinen")はシンテーア暦1788年に作曲されたアイプゴン自治国国歌。作曲はシャ=ダショーガン=ニャイエ、作詞はシャ=モーチャグ=ユーラン。

目次

概要

 宇宙初のスンシャが作詞・作曲した国歌。
 第二次宇宙大戦シャグマ=ラゴン戦争)の終結を記念した明るい曲調の行進曲としてシャ=ダショーガン=ニャイエに作曲された。
 ニャイエは元々作曲家ではなかったが、同じくアイプゴン自治国政府の秘書を勤めていた作詞家のシャ=モーチャグ=ユーランが歌詞をつけたことで政府内部でこの歌が注目され、国歌に制定された。

 最初はシチャインピルチ行進曲という名前で呼ばれていたが、リフレインの我ら獣人が印象に残ったのか、いつしか我ら獣人とも呼ばれるようになったので副題として添えられた。

 この曲の歌詞は破壊と創造、悲劇とそれを乗り越える未来の対比が見られ、シャグマ=ラゴン戦争の悲劇と教訓を今に伝えることと、シャグマ=ラゴン星系の独立国家としてより豊かな社会を作り上げることを表現している。
 また、我ら獣人とあるが、これは獣人至上主義ではなくエシュトの言い換えであると政府が正式に釈明した。

歌詞


  • 1
送りに往こう 送りに往こう
トレムの英雄を*1
迎えに往こう 迎えに往こう
我らがエシュトを*2

助けに往こう 助けに往こう
その手待つ人のため
救いに往こう 救いに往こう
その愛のため

我ら獣人 シチャヌ*3の子
サクトマンクの下に*4
我ら獣人 意思の人
天命と共に*5

  • 2
我らは往こう 互いに往こう
嵐が吹こうとも
我らは往こう 互いに往こう
光の道へと

互いに往こう みんなで往こう
歴史を紡ぐため
互いに往こう みんなで往こう
この意思のため

我ら獣人 トレムの子*6
シチャインピルチの下に*7
我ら獣人 意思の人
天命と共に

  • T
さあ
踏破せよ 泥濘を*8
享受せよ 天命を
歩む道が 国となり
アイプゴンは 続いてく*9

さあ
立ち上がれ 国民よ
光あれ 自治国よ
時が過ぎて ラニルの
白い花は咲く*10

  • 3
我ら獣人 悲しみの
過去は 消えることなく
我ら獣人 憎しみを
乗り越えてゆけば

我ら獣人 いざゆかん
泥濘を越え進む
我ら獣人 いざゆかん
未来のその先へ
見果てぬ夢へ

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最終更新:2020年09月13日 17:04

*1 シャグマ=ラゴン戦争で戦死した兵士を意味する。トレムは死後世界に存在するとされる美しい庭園のこと

*2 シャグマ=ラゴン戦争で生き残った人々

*3 世界を創造した神

*4 アイプゴン自治国のイデオロギー

*5 救済が保障された宿命のこと

*6 ここでのトレムは神々の故郷を意味する

*7 建国者でありサクトマンク無血革命の主導者

*8 泥濘とはエシュトが自力で脱することのできない生き地獄のこと

*9 この部分は国の標語になった

*10 ラニルはラニラコンという花の短縮名称。とても美しい花として知られる。時間が辛苦を解決するというカーリチ教の教えに基づく