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(自室)
ロロ(玉):
んー…ダメだね。第七波動の力は感じるけど、複雑すぎて解析できそうもないよ
アキュラ:
ミラーピース──これを解析すれば、連中の企みの一端を掴めるかとも思ったが…
ロロには、組み入れた第七波動誘因子を解析する機能を搭載してある
ミラーピースは、あの電子の謡精を封じ込めたマテリアルだ
ロロに組み込んでみれば、何か反応があるかと思ったのだが…
ロロ(玉):
まあまあ、気を取り直してミチルちゃんの様子でも見に行こうぜ?
アキュラ:
…そうだな
ロロにいわれ、オレはミチルの居る療養施設に向かうことにした──
アキュラ:
ミチル、元気だったか?
(ベットに横たわるミチル)
ミチル:
『アキュラくん、いらっしゃい。今日は調子がいいんだ』
そう書かれたタブレットを見せるのはミチル──オレの妹だ
ミチルは生まれつき体が弱く、幼い頃の手術が原因でその声を失っていた
今でも回復の兆しはなく、世間の医者も原因不明とさじを投げたため、
一般の病院ではなくオレたちの実家が有する施設で療養している
今まで居た施設は、エデンに場所が割れてしまったため、ここは二か所目…
あのクズどもが何故ミチルを攫ったのかは判らないが、
どうやらミチルは、攫われていた間のことは全く覚えていないらしかった
ロロ(玉):
良かったあ、ミチルちゃん。会いたかったよー
ミチル(笑):
『わたしもだよー、ロロ』
ロロ(玉):
あれ…なんだろう?このカンジ…
ミチル:
『どうしたの?』
ロロ(玉):
なんだか、体の中が燃えるみたい…!!
(明転)
ロロ(玉):
うわあー!!
(ロロ、Pドール化)
ロロ:
わっ! わっ! なにっコレ!
ミチル(笑):
『すごい! もしかして、新しい機能? 電子の謡精のモルフォちゃんみたい』
ロロ:
えっ? えっ? ぼくこんなの知らないよ!?アキュラくん!?
アキュラ:
なんだ…これは?いや、待て…モルフォだと?
まさかロロに組み込んだミラーピースの効果なのか…?
しかし、今まで何の反応も示さなかったのに、なぜ今になって?
ロロ:
あれ…?なんだろ、この感覚…
…あの、もしかしてミチルちゃん、体調悪かった?
ミチル:
『どうしてわかったの?隠してたつもりだったのに…』
ロロ:
うん、この姿になった途端 ミチルちゃんのキモチが伝わってくるような気がして…
アキュラ:
なに…?いや、それよりも空元気だったのか、ミチル?
ミチル:
『うん、本当は…でも二人に心配かけたくなくって』
アキュラ:
虚偽はやめておけ。検査結果には目を通している。後で判るんだからな
ミチル:
『ごめんなさい…』
『あれ? でも、二人が訪ねてきてからは、なんだかすごく調子がよくなったみたい』
『もしかして、その新機能の効果だったりするのかな?』
アキュラ:
なんだと?
(画面(とBGM)がミチルに戻る)
まさか、エデンの連中に攫われている間に、ミチルに何か…?
いや、最先端の検査にかけてもミチルの体に異常な点はなかった
電子の謡精の精神感応能力が、ミチルに何らかの影響を及ぼしているのか?
アキュラ:
…ロロ、ラボへ戻るぞ
ロロ:
ええ?ちょっと待ってよ、アキュラくん!
ミチルの体調はどんなに手を尽くしても今まで全く回復の兆しがなかった…
それが治るとあらば、悠長にはしていられない
罠かもしれないが、それも含めミラーピースについては調べねばならないようだ
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セーブ等の説明 |
ミチル:
『あ、アキュラくん、待って! ひとつ忠告』
『このゲームはオートセーブじゃないから、セーブは忘れないでね?』
『セーブはLでメニューを開けば出来るみたいだよ』
『なにか判らないことがあったら、それぞれの画面でRを押せば』
『それぞれの画面の解説(ナビゲーション)が読めるから困ったら見ておいてね?』
アキュラ:
…判った。気にしておこう
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