わ・を・ん行の用語集





【ン】


 グロンギの王の称号。作中ではン・ダグバ・ゼバ
 ヌ→ズ→メ→ゴ→ンと階級を上げていくグロンギだが、その最高位たるダグバは最強である。
 どのくらい強いのかというと、それはもう上で挙がっているダグバの項や変身後データを見ればわかるだろう。

 他のロワでも、最強クラスのマーダーとして重宝されがちだったが、このロワではある時から敗戦が目立ち始める。
 もともと、大道克己血祭ドウコク相羽シンヤバラゴなど、火力が強いラスボスレベルの敵キャラが多数参戦している今ロワでは、「最強」ではなく「強さでいえば上位」くらいのものとして扱われていたが、途中からの扱いはかなり酷いと言えるだろう。

 まず、ゲーム開始時に園咲霧彦高町ヴィヴィオと遭遇。ナスカドーパントに変身した霧彦や、魔法少女やヒートドーパントに変身するヴィヴィオを圧倒し、ヴィヴィオの上半身に火傷を負わせた。しかし、ナスカに拘束され、逃亡を許してしまう。
 次に、暁美ほむらと遭遇。時間停止能力に興味を示しつつも、ほむらを追いつめるが、涼村暁が変身したシャンゼリオンの妨害で逃げられる。第一回放送まではキルスコア0。珍しい結果に終わった。
 第一回放送後、左翔太郎泉京水相羽タカヤと交戦。仮面ライダーダブル、ルナドーパント、テッカマンブレードを追いつめるも、途中でゴ・ガドル・バの放送を聞き、そのままそっちへ移動する事に決定。今度は自ら敵を見逃す。
 ガドルのところに向かうと、佐倉杏子姫矢准、左翔太郎が集結。魔法少女に変身した杏子、ウルトラマンネクサスに変身した姫矢、ダブルに変身した翔太郎と出会う。最初はガドルか三人か、勝った方と戦う事にしていたが、思わず参戦。ネクサスたちを追いつめたが、オーバレイ・シュトロームを受けて消えた。
 移動中に、山吹祈里と遭遇。キュアパインに変身した彼女を圧倒し、殺害。ようやく一人殺しており、一勝した。
 さらにその後の移動中に、猫拳を発動した早乙女乱馬を見つけ、交戦。アインハルト・ストラトスや、シンケンゴールドに変身した梅盛源太の妨害を受けつつも、祈里の死に怒る乱馬との戦闘を楽しむも、最後には乱馬を上空から放り投げ、その体に剣を投げる。これが原因で乱馬はすぐに死亡。ダグバはキルスコアを上げる。

 ……しかし、この戦いこそが彼の運命の分かれ目であった。

 乱馬とアインハルトの一撃で、ベルトのバックルを破壊されたのである。そのため、完全体に変身する事ができなくなり、変身形態が中途半端な中間体になってしまう。また、
 第二回放送後は、沖一也と邂逅。仮面ライダースーパー1に変身した彼と交戦し、エレキハンドを受けて逆に強化(余計な事しやがって…)。
 とはいえ、その影響は甚大で、その後、モロトフとの交戦で更に弱体化。一度はテッカマンランスに変身したモロトフに勝利したが、二戦目で完全敗北を喫し、海に落とされた。

 そして、服が邪魔になったので全裸で海を泳ぎ始め、全裸で上陸。股間のライジングドラゴンを見せびらかしながらも、本人は至って何も感じていないようだ。
 桃園ラブ石堀光彦、涼村暁、そして気絶している西条凪を発見したダグバは、新たなる力を得るべく、凪の懐のロストドライバーとT2スカルメモリを奪い、仮面ライダースカルに変身。凪をスカルマグナムで殺害した後、暁が変身したシャンゼリオン、石堀が変身した仮面ライダーアクセル、ラブが変身したキュアピーチと戦う事になった。
 ある程度は圧倒したものの、シャンゼリオンにトドメを指そうとしていた時に、ダグバが知らないうちにアクセルトライアルの妨害を受け、メモリブレイクされつつ、シャイニングアタックでどてっぱらに大穴を開けられる。
 全裸になった後は、体の中身まで露出する出血大サービス。己がなぜ死んだのかわからないまま、「死にたくない」という思いで、笑顔を奪われ死亡した。

 乱馬、アインハルト、モロトフ、石堀、暁といった人物たちの戦闘が積み重なった結果がこの巨悪が倒れる結末であり、善悪、超人一般人問わず、あらゆる人間の勝利と言える。

 しかし、全裸にされて笑顔も奪われた終盤の哀れっぷりや、殆どの参加者に逃げられている様子、モロトフ涼村暁などのアレな参加者が原因で死んでいる事、実質的にはゴ・ガドル・バの方が遥かに活躍している(しかもダグバが逃がした霧彦を仕留めており、女や非変身者ばかり殺しているダグバと違って成人男性を二名殺害している)事から、「ン(笑)」みたいな感じになっている。
 実力が高いゆえに、逆にこういう事になりやすいのだろうか…。

 ちなみに、原作でアレだった「ン」は「仮面ライダーディケイド」に登場したン・ガミオ・ゼダなどがいる。


最終更新:2014年03月14日 10:53