幾瀬鳶雄

いくせとびお


身長:171cm(SLASHDØG時)→174cm(D×D本編時)
体重:59kg(SLASHDØG時)→65kg(D×D本編時)
誕生日:5月4日
種族:人間

神滅具黒刃の狗神」の使い手で、「刃狗(スラッシュ・ドッグ)」の二つ名を持つ人物。
亡き祖母の旧姓は「姫島」であり、朱雀と朱乃のはとこにあたる。

生まれながらにして禁手夜天光の乱刃狗神」に至っていたという長い歴史を見ても数例しか確認されていない特級のイレギュラー。
しかし幼少期に祖母の手で異能を封じられたため、命を落とすこともなく、神滅具の存在を知ることもなく平穏に育ってきた。

両親は海外暮らしで、同居していた祖母は中学時代に亡くなっているため、高校生になってからはアパートで一人暮らしをしている。
自炊をしているので料理が得意で、チームではリーダーと料理番を兼任している。
勉強も運動も並み程度、行動も模範的だったため、陵空高校時代は目立たない生徒だったが、結構負けず嫌いなところがある。

自分が風邪をひいて欠席した修学旅行において、旅行に参加していた全員が「虚蝉機関」に囚われ人体実験の被験者となったことから事件に巻き込まれてしまう。
ウツセミとの二度目の交戦で封印が解け異能を発現し、相手の狙いに自分が含まれていないとわかった上で幼馴染を救うために戦いに身を投じることとなる。

神滅具の力を学びながら実力を高めつつあったが、優しさ故に非情になりきれなかった。
しかし虚蝉機関との最終決戦で紗枝が自分を守るために命を絶とうとしたため絶望から禁手を発動、唐棣を殺害してなお暴走を続けたが祖母が残した「仏教の呪法」「『永遠の氷姫』による拘束」「『白龍皇の光翼』による力の半減」で沈静化される。
その後は紗枝の生存に涙し、これから始まるだろう五大宗家やオズの魔法使いとの戦いに備えることになる。

当初はに戦闘を任せて自身は指示に徹していたが、「虚蝉機関」との戦いを経て異能で作った大鎌を武器に自分自身も戦うスタイルをとるようになる。
また神器との同調により、次第に五感や直感が鋭くなっている。

自身に罪はないものの、姫島が信仰する火之迦具土神を斬った「天之尾羽張」を身に宿しているせいで神から加護を得ることは不可能だが、副産物として神器に宿った神の呪炎だけなら使うことができるようになる。
なお、禁手が半覚醒状態だったころは、正気を保ったまま戦闘を行うために祖母の数珠を応用した道具を必要としていた。

天然かつ素で女性を褒めるため、鮫島には「女でいい目に遭って、女で苦労するタイプ」と評される。
中学まで家が隣同士だった幼馴染の紗枝とは恋人ではないものの、以前はたまに食事を作ってもらうような関係で、自らの人間性や日常を象徴し続ける存在であることから大切に想っている。
また、女性陣とも同じマンションで生活しているため、しばしば入浴や着替えなどのハプニングに遭遇する。


『ハイスクールD×D』にも登場*1
最終章の時点で22歳。

神の子を見張る者」のエージェントとして、危険地帯へとアザゼルがのり込む際の護衛役を務めている。
この時は昼間は大学生として学業に励む傍ら、夜は事務所近くのビルにあるアザゼルが経営者のBAR「黒狗」でバーテンダーのアルバイトをしているほか、同じビルの1階のレストランで時々料理を作っている。
大学では料理を研究するサークルに入っているが、忙しいので顔を出すことは少ない。

控えめな性格で裏方を担当することが多いが「禍の団」所属の曹操以外でヴァーリに「覇龍」を使わせた唯一の「人間」であることなどから、「最強の人間」候補の1人とされている。
ヴァーリ当人とは不仲の間柄と言われるが、実際は会うたびに勝負を申し込まれるから逃げ回っているだけで、一時期一緒に暮らしていたこともあって手のかかる弟のように思っている。

12巻でアザゼルに同行して冥府に赴く。

16巻で「D×D」に参加し、19巻では教会の戦士達との戦いのサポート役として出陣、横槍を入れに来たヴァルブルガがランダムに組んだ数万にも及ぶ逃走用の術式を短時間ですべて斬り裂き逃げ道を塞ぐという離れ業を見せた。

21巻の「邪龍戦役」にて裏方に回っていた刃狗チームも表に参戦した際には欧州の戦場へ向かい、禁手を更に研磨し「深淵面」に至った「深淵なりし冥漠の獣魔、英傑であれ常夜刃の狗神」を使って、ラヴィニアと共に「量産型邪龍」や「偽赤龍帝」軍団を駆逐した。
アザゼルには大分世話になっていたため、彼が「隔離結界領域」に旅立ったときは無言で顔を伏せていた。

アザゼル杯」では「刃狗(スラッシュ・ドッグ)」チームの「王」として登録し、「最上級悪魔クラス」をも下して決勝に進出する。

アザゼルから時々イッセー達の無茶に付き合ってくれるように頼まれていることもあり、24巻のタナトスによる小猫黒歌襲撃の時にはヴァーリの試合を守って最上級死神直属の幹部クラスに圧勝し、真1巻でニュクスが起こした事件の際もエーゲ海まで赴いて神の結界を一撃で斬り裂きイッセーたちをサポート、真3巻にて京都をエレボス一派が襲った時は「霧の中の理想郷」で作られた疑似空間で「魔王クラス」の人工悪魔グレシルを撃破する。

また、大会の裏ではアジュカから依頼されて、地獄の王たちの動きに反応して行動を起こした神崎光也にも目を光らせている。

関連人物


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最終更新:2022年06月04日 21:56

*1 15巻あとがきより。ファンサービスとのこと。