くうはくのおうじょ
忘れ去られた世界とそれを原作にした新世界異譚Ⅱのヒロイン。
忘れられた世界
うん!絶対おいしいもの作るから、必ず……死なずに帰ってきて!!
エスペラント王国外縁部のカルズ地区に住む金髪碧眼の20歳位の女性。
医師
バルサスの娘で、事故で重傷を負った
岡 真司を助ける。
王国に伝わる予言によれば、
傷を癒さんとした乙女であり、将来岡と結ばれる事になる。
ヒロインではあるが。本編で岡と行動するシーンが
ザビルより短く、ぶっちゃけ影が薄い。
新世界異譚Ⅱ
じゃあ、きっと勝って。応援してるから。
同じくヒロインだが、忘れ去られた世界とは名前と性別以外の設定の大半が変更されており、本作でもトップクラスの改変をされた人物。
フルネームはサフィーネ・ジルベルニク。苗字の元ネタはエスペラント語の創案者ルドヴィコ・ザメンホフの妻クララ・ジルベルニクから来ていると思われる。
設定に関してだが、医師バルサスの娘で絵が上手く、岡を救助する点は忘れられた世界と同じ。
しかし忘れ去られた世界と違って民間人ではなく、騎士団南門防衛隊所属遊撃隊第5小隊長、つまりは軍人な上に種族もエルフである。
表紙絵では、白金に近い金髪をポニーテールにした美少女として描かれている。恐らくだが70歳前後。
性格は男勝りだが、見た目相応の少女らしさも見せることもある。また的当て大会の際には、岡に大声で声援を送るなど健気な面も見せている。
日夜、遊撃隊員として最前線で魔獣と戦っており、軍人というより戦士として高い能力を持つ。
身のこなしが軽く、魔法も弓もかなりの腕前。特に弓は「1秒に3〜4本」という驚異的な速度で「矢を連射できる」人間離れした芸当が可能。弓が得意なせいか銃のセンスも良く、選抜試験において5発中3発を命中させ、遊撃隊員兼務の銃士になる。
訓練では空中で体をひねった状態から的に当て、最終決戦時にはバイクから
89式小銃で
ゴウルアスの背中の腱を撃ち抜くといった離れ業を見せる。岡曰く「生まれついての特殊部隊」。
趣味の絵については、今は時間がないので祖母に及ばないものの後に追いつき、フェルメールに匹敵する腕前になるとのこと。
設定が変更されたのは、作者の編集氏が戦うヒロインの方が好みで、トロフィーっぽい待ってるだけのヒロインは余り好きではないからとのこと。
実はエスペラント王国3王家の一つにして、運命に逆らわぬ為に数百年前に東の森へ姿を消したエリエゼル家の第一王女。
なので本名はサフィーネ・エリエゼル。バルサスは養父で、もともとは教育係。
創始者予言第7章福音に記されている「空白の王女」である事が先祖によって予言されていたため、森から王国外縁に近いノバールボ区に移り住み、導きの戦士が現れるまで身分を平民と偽って生活していた。
祖母のセシーリャが描いた絵には岡の肖像画もあったため、サフィーネは出会う前から岡の顔を知っていたが、岡を助けた時は顔がよく見えなかったため気がつかなかったらしい。
出会って間もないにも関わらず、身元不明の岡を保護したり、的当て大会の結果に関係なく部下ごと岡の指揮下に入ろうとしたり、工房への泊まり込みを禁止して帰宅を義務付けたりといった、岡に対する好感度メーターが振り切れているかの様な行動は、先祖の予言と祖母が残した肖像画のおかげ。
新世界異譚Ⅱでは多才なサフィーネだが、忘れられた世界のサフィーネとは異なって料理はあまり得意ではなく、自分でも大雑把と評価している。
まあ軍人として働いていた間は野戦炊飯中心だったろうし、元々は料理なんてほとんどしないはずの王女様である事を考えると、料理ができるだけでも大したものとも言える。
岡との寿命差が(主に読者から)心配されてたが、編集氏のブログによると混血が進んだ町エルフであるサフィーネの寿命は250歳と短めで、更に岡がとある理由により180歳位まで生きるため、文字通り末永く幸せに暮らすことになるとのこと。よかった。
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〔最終更新日:2024年01月28日〕
最終更新:2024年01月28日 12:04