古の魔法帝国が作り出した
魔獣…もとい生物兵器。過去に陸戦兵器として採用されていたが、転移の直前には何か別の兵器に取って代わられていたようだ。
全長5m、全高2mほど。角の生えた巨大な猛犬、ないし狼といった外見である。飛行は不可能だが退化した翼が生えている。
全身が鋼のような体毛で覆われており、
オーガのように回復魔法をかけ続けているため疲れを知らない。魔力量は凄まじく、口、角それぞれから爆裂魔法を放つ。
ここまでの設定以外は、新世界異譚と忘れられた世界で大きく異なる。
忘れられた世界
使用できる魔法は二種類で、角から放たれる連射可能な低威力の爆裂魔法と口から放たれる単発で高火力の爆裂魔法の光弾。
前者は歩兵大隊を壊滅させ、後者は回避不可能な速度で進み、城門も破壊すると評されている。
作中では
バハーラと共に現れ、
バハーラを狙った銃士隊のMINIMIの射撃を羽と胴体で防ぎ、光弾で銃士隊を城壁ごと吹き飛ばした後、別の城壁と城門を崩壊させて魔物の軍勢を城内に送り込ませた。
その後、01式を持ってバイクで突撃してきた岡を光弾で迎撃するも失敗。岡が放った01式を角の爆裂魔法で迎撃するも命中せず、01式が直撃して粉々に爆散した。
新世界異譚(外伝シリーズ)
魔王降臨では、魔帝からの払い下げの40体が登場する。知能は大型動物並みで、根気よく指導すれば自立して行動できるが、そうでない場合は指揮官の能力に依存する。
角からは雷属性の衝撃波を伴う爆裂魔法、口からは導力火炎弾と同じ速度の火属性爆裂魔法を放つ。
どちらも非常に威力が高く、作中では
97式中戦車と95式軽戦車を複数戦闘不能にしており、
日本軍の戦車に匹敵する火力と評されている。
また身体能力も高く、戦車を機動力で翻弄し、体当たりで戦車のフレームを歪ませ爪で装甲を抉ることができた。
その反面非常に耐久力が低く、
なんと38式小銃の一斉射撃で撃ち取られる程度の紙装甲しかない。一応単発の攻撃なら再生能力が勝るらしくボルトアクション式の38式だと一斉射撃ではないと倒しきれないらしい。しかし連射できるなら後述のように5.56mm軽機関銃でも再生が追い付かずに簡単に倒せるため、紙装甲には変わりない。
魔帝が魔導車があるにも関わらず、
二足歩行兵器が配備されるまでの間、ゴウルアスを陸戦の主力にし続けていた理由は不明。
作中では海岸線の上陸作戦時に登場。
前述の能力を駆使して苦戦させるも、指揮官が
オークキングだったので統制が取れず、膠着していた所を艦砲射撃を受けて全滅した。
孤独の戦士たちでも5体が登場。
最終決戦で投入されるが、1体目は
ザビルが
84mm無反動砲で倒し、2体目は
サフィーネが
89式小銃で背中の腱を切って歩行不能にし、ザビルが84mm無反動砲で倒す。
3体目は火炎爆裂魔法で南門の城壁の一部を倒壊させるも、銃士達のMINIMIの掃射を受けて死亡。
残る2体は西門を奇襲し地区内で猛威を奮ったが、2体ともザビルが魔法発射直前の口内を
64式小銃で狙撃、魔法が暴発して死亡した。
※既存の[[コメント]]に返信する場合、返信したいコメントの左側にチェックを入れて下さい。
最終更新:2025年01月02日 12:09