おーが
魔王ノスグーラの配下に4匹いた、人型の魔獣。しかし、内2匹は神話の時代に、勇者たちに討ち取られている。
人間の数十倍の怪力を持ち、体毛は針金のように硬く刃物を受けつけない。
なんと近距離での47mmAP弾と37mmAP弾の集中砲火に耐えており、魔力が十分にある環境なら
皮膚は第二次世界大戦時の中戦車の正面装甲に匹敵すると思われる。
しかも疲れを知らず、食料がある限り無限に活動できる(常に微弱な回復魔法をかけ続けているのだろうと推測されている)。ただし神の加護が強い
リーンノウの森では
種族間連合の兵士相手でも危うくなるレベルまで弱体化するらしい。
言葉も流暢に話しており知能もかなり高い模様。
長らくどういう存在なのか不明だったが、その正体は魔王と同じく
魔帝の生体兵器(ノスグーラの試作品とされている)。4匹しかいなかったのもそのため。
なお、魔法を使えると思われるが、作中で使っている描写は無い。
作中での活躍
魔王編
生き残りのレッドオーガとブルーオーガが、魔王ともに
トーパ王国に侵攻して一部の区域を占領した。
トーパ王国軍と共に陸上
自衛隊先遣小隊が住民の救出に来た時、レッドオーガは
Mk2破片手榴弾を物ともせずに突撃するが、
89式装甲戦闘車の35mm機関砲で蜂の巣になった。ブルーオーガはオークと共に突撃して
89式小銃の5.56mm弾を弾くが、84mm無反動砲の直撃により跡形もなく爆散した。
なぜレッドオーガ―は47mmAP弾と37mmAP弾に耐えたのにも関わらず35mm機関砲で蜂の巣になったのかというと、89式が使用したのがAPDSだからだと思われる。35mmAPDSは1km先の目標に対して最大で90mmの貫通力を持っており、これは47mmAP弾の至近距離での貫通力を上回っている。ましてや89式装甲戦車と相対した際の距離は、至近距離で貫通力はより上がるので蜂の巣にするのは容易である。
なお二体ともに
太陽神の使いを恐れており再び現れる可能性を危惧していた。
コミカライズ版でも満を持して登場。
設定にあったといえど、人間の何倍もの背丈は迫力が有る。その一方、顔つきは書籍2巻や外伝1巻の押絵と異なり一般的に想像するような鬼とは違いだいぶ端正な、所謂イケメンである。また魔王ノスグーラに対しては、非常に忠実ではあるがだいぶフレンドリーに接しており、
犬のような表情を見せるなど別の側面を見せつけられ、読者に色々な意味で驚きを与えた。武器も後述の外伝とは違いレッドオーガは金棒でブルオーガはモーニングスターを使用している。
外伝シリーズ
レッドとブルーの他にイエローとホワイトが登場する。見た目はコミカライズ版と異なり、一般的なオーガのイメージに近い外見である。また魔王編と比べてかなり饒舌でハルバートやこん棒などの武器を使って戦闘している。
ホワイトはレッドを庇って、イエローは
タ・ロウと一騎打ちの末に敗れており、伝承通りに
グラメウス大陸での勇者との戦闘で戦死した。
※既存のコメントに返信する場合、返信したいコメントの左側にチェックを入れて下さい。
過去のコメント
ここを編集
〔最終更新日:2024年02月09日〕
最終更新:2024年02月09日 14:55