みちびきのせんし
陸上自衛隊伊丹駐屯地の第36普通科連隊所属の三等陸曹。忘れ去られた世界とそれを原作にして再構成された新世界異譚Ⅱの主人公。
名前の元ネタはエスペラントで岡とネットで色々な意味で有名だった某絵師...ではなく児童文学作家でエスペラント語の話者だった岡一太だと思われる。
忘れられた世界
死なずに帰って来るから、またサフィーネのご飯が食べたいな。
巨大な太陽フレアの影響による故障のため、
グラメウス大陸の
エスペラント王国に墜落した
C-2輸送機の唯一の生存者。王国からの要請により、魔獣の襲撃からエスペラントの住民を守るため尽力する。
並外れた身体能力とタフネスの持ち主で、バイクを操作しながら片手で20kg近くある01式を構えてぶっぱなしたり、飛行機事故が起こってわずかな時間で起き上がり、数日後には激しい戦闘を行っている。
さらには、MINIMI軽機関銃や12.7mm重機関銃、96式40mm自動てき弾銃、そして01式軽対戦車誘導弾を使いこなし、C4爆弾を使っての工作、
偵察用オートバイの操作、さらには
火縄銃しか扱ったことない銃士に対しての
日本の高性能な銃の指導など、急場において数々の能力を発揮しており、
結果だけ見ればかなり凄いことをやっている。
なお彼は、エスペラント王国に伝わる「創始者予言・第7章」に登場する「導きの戦士」でもある。
ちなみに第7章の内容は以下のようなもの。
「魔が総力を結集し、王国に襲いかからんとする時、エスペラントは滅びの危機に瀕す。
空より現れ、傷ついた導きの戦士、その鬼神のごとき強さをもって、王国を救わんとす。
勇敢に戦うも、強き、数多き魔軍の群れを前に誰もが諦めし時、再び奇跡は起こる。
導きの戦士によって導かれ、
太陽神の使いは再び舞い降り、その強大な魔導をもって魔軍を滅す。
王国は太陽によって導かれ、長きに渡るエスペラントの黒き時代は去り、誰もが明日に希望を持つ国となり、光の時代が訪れるだろう。
導きの戦士は
傷を癒さんとした乙女を伴侶とし、王国の繁栄の一助となるだろう。」
新世界異譚Ⅱ
自分はッ!! 人を守るために自衛隊に入った人間ですッッ!!!
この巻の主人公だけあって、表紙、冒頭カラーページ、挿絵に登場する。
事故で
エスペラント王国に墜落した
C-2輸送機の唯一の生存者であり、その後「導きの戦士」として
エスペラント王国を救うのは忘れられた世界と同じ。
伊丹駐屯地の第36普通科連隊所属の三等陸曹というのは書籍にて判明した。
他にもいくつかの設定が書籍にて判明。
衛星写真に写った
グラメウス大陸を覆う黒いもやと、その境目にある人工的な明かりを調査するための先遣調査隊の一員であること。
工業高等専門学校出身で、在学時に火薬の製造や銃の構造を調べたため詳細な知識を持つこと。
この事件が起きたのが、
パーパルディア皇国戦末期の中央歴1640年7〜8月であること。
忘れられた世界と同様の驚異的な回復は、魔法での治療のおかげと説明されている。身体能力は異常な域に上がっており、
ナイフ一本で[[オーク]]5体もしくは剣と槍で武装した歩兵50人と互角である。
どう考えても通常の普通科連隊にいるようなスペックではないが、周りが言及する描写は一切ないので
作中の[[自衛隊]]は岡の戦闘力が標準の可能性がある。
射撃能力も向上しており、バイクを運転しながら89式の立ち撃ちで黒騎士に命中弾を出している。
エスペラント王国を取り巻く状況を把握した後は、王宮科学院装備開発室と共同でリボルビングライフル「
救国者」の開発・量産・運用をわずか1か月足らずの間に成し遂げ、同時に騎士団の編成や戦術を近代化することで魔獣軍の足止めに成功、救援に駆け付けた
F-2と共同で邪竜
アジ・ダハーカを討伐している。
直接、間接問わずに扱った兵器も
89式小銃、
64式小銃、偵察オートバイ、MINIMI軽機関銃、
84mm無反動砲、
中距離多目的誘導弾、C4爆薬等に変わっている。
なお、
エスペラント王国に伝わる「創始者予言」が、エスペラント3王家の一つであるエリエゼル家初代〜ニ代目の魔力の強い者たちによって行われた
空間の占いの内容を記したものである事が明らかになった。
創始者予言は全7章からなり、岡がエスペラントに来た時点で第1〜6章の内容は既に的中しており、第7章だけが当っていなかった。
第7章の内容は「忘れられた世界」と大意は同じであるが、細部はまったく別物になっている。
創始者予言第7章福音の最後に、「導きの戦士に
空白の王女を娶らせて王にせよ」(ほぼ原文通り)と記述されていたこともあり、本人同士の同意と周辺の賛意を受けて、恐らく初の異世界カップルとなり、エスペラント王族に加わることになる。
とらのあな特典『ジルベルニク』で語られたところによれば、事件終結後にサフィーネを連れて一時帰国し、殉職した隊員の遺族との面会、報告と審問、退職及び国籍離脱手続き、親族と友人へのサフィーネの顔見せと挨拶を2か月程で済ませ、エスペラントに戻っている。除隊時の階級は曹長。
ただ、エスペラント王国を救うために各種法令に違反した事を緊急避難措置と裁判で認めてもらうまでに約3年を要している。
中央暦1643年に日本等から要人を招き、国を挙げた結婚式を開催してエスペラント王に即位するとの事。
ちなみに日本では、同じ年の夏に岡の活躍を元に製作された映画が公開される予定である。
大変多芸な岡であるが、料理まで出来る事が判明。サフィーネや
バルサスに手作りした唐揚げを振る舞っていた事が語られている。
なお、執筆者の高松良次氏のブログによると、とある理由により岡は180歳位まで生きるので、文字通り末永くサフィーネと幸せに暮らすことになるとのこと。よかった。
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最終更新:2025年03月14日 01:44