白餅王

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「我は白餅王。正月の支配者」

白餅王

メインデータ
名前	白餅王
種族	不明キャラクターとしては悪魔種
分類	可能性の海
異名	正月の支配者
役職	なし
住居	可能性の海
サブデータ
性別	男	所属	なし
趣味	-	創造主	九曜？
登場	オバマス	声優	石川界人

概要

　白餅王とは、2020正月-白餅王降臨-で登場した、年の始まりと共に現れ、古きすべてを浄化する正月の支配者である。曰く『神々として祀られた生贄が抱いた願望の情報（データ）が可能性の海で実体を持った存在』

　自らのことを「我」と呼び、傲慢な振る舞いこそするが、自我や知性はない与えられたルーチンをこなすだけの存在。定められた文言を言い終わらない内は戦闘に移れない。単独出現型のレイドボスに近いようで妙にゲーム的。出現条件も正月にキーアイテム「七福神の縁起物」を七つ集めれば白餅王が出現、覚醒する等、まるでゲーム内イベント的な要素で成り立っている。

　最初に登場した個体がモモンガ達の敗北した後、力が散り散りになってシロが生まれた。

　初登場時には巨大な混沌獣と扱われている。キャラクターとしては悪魔種で、以降混沌獣として扱われることがない。初見故の勘違いの可能性もあるが、正月混沌獣を従えている上、エネミーの門松型混沌獣が悪魔種なので、本当に種としては混沌獣なのかもしれない。

　なお、正月に現れる存在らしく年始イベントの恒例キャラなのだが、作中で初登場した時期は正月ではなかったそう。以降も本当に正月に現れているかは少し怪しい。

強さ

　白餅王は正月を祝う「祝賀の儀」の程度で強さが変わる（より正確に言えば「祝賀の儀」を通じて正月の化身たる白餅王との「ご縁（フラグ）」が強まることで強化される）七福神の縁起物の有無でも強さが変わるかもしれないが、シロとは異なり強化描写はないため不明。

　祝賀の儀を行わなかった2020正月-白餅王降臨-の白餅王でも、モモンガ評で攻撃範囲・威力ともになかなかの力を持ち、最低3発もの《魔法最強化・現断》を受けても倒れない膨大なHPを持っていたが、祝賀の儀を行った迎撃・守護者かくし芸大会の白餅王はHPはそのままに、守護者複数を相手に手こずらせるほどの、明らかに強化がされていた様子。少なくとも《支配の呪言》は効かなかった。お狐様の開運招福の個体はHPも倍増していたようで、ご縁による強化も合間って強さは個体ごとで大きく異なる。

　背負った竹は自由自在に操作が可能で、空高く浮遊させて豪雨の如く一斉に射出し、敵を一気に殲滅する範囲攻撃に長けている。戦闘スタイルはどちらかといえば長距離戦向きだが、モンクのような鍛え抜かれた肉体は飾りではなく、生半可な攻撃を通さない。

　竹を使用した範囲攻撃は【天照賀正】白餅王のアクティブスキル3として実装されている（モーションは上述の通り）。奥義は《日輪天照》で敵全体を強い光で焼く。

能力

ご縁（フラグ）による強化

　「祝賀の儀」を通じて正月の化身たる白餅王との「ご縁（フラグ）」が強まることで、その分強化される。染まりし白と正月の支配者の個体は門松型混沌獣や餅型混沌獣を討伐したご縁（フラグ）で強化されていた

時間の巻き戻し

　ダメージの蓄積で敗北すると強制的に発動する。本編では時間を巻き戻してイベント：2020正月-白餅王降臨-の2話～9話の出来事を消滅させた。しかし、モモンガ達に敗北した事実までは巻き戻せず、力が散り散りとなってシロが生まれた。以降の白餅王討伐の際はモモンガ達が気を付けていたのか別の理由があるのか発動した描写は無い。

「イベント」じみたルールに支配された領域の展開

　白餅王が実態を持つために展開する領域。ナザリックの正月化の原因。精神作用を受けたNPC達のお願いを聞くと先に進めるようになる等、ゲーム的なイベントが発生する。

正月遊び適正

　シロと同じ能力？だと思われる。『我は正月の支配者、負けるわけがなかろう』とのこと。

精神作用

　正月の化身たる白餅王との「ご縁（フラグ）」が薄い者ほど効果が出やすい精神作用。餅型、門松型の混沌獣をただの餅や門松だと誤認させたり、年中無休奉仕を掲げるナザリックNPCに「正月だから」と業務を放棄させるほどの正月ボケを引き起こしたりと効果は様々。アンデッドなど精神作用に対する耐性があっても、精神作用を与えるが軽減はされる様子。何故かモモンガには効果が無い。

正月らしい装備の作成

　『我の力を使えば、袴や振袖という正月らしい装備を作り出すことができる』らしく。正月異変での【正月正装】アウラなどが着ていた衣装や、いつの間にか配置されていたコタツなどは、この能力で作られているのかもしれない。

現実改変

　偽ナザリックを混沌領域に近い金色の霧のような空間に変えたり、武人武御雷神社なる建造物を作り出したりできる。空間の作り替えについては、異空間を展開したというよりは、そこにあるものを「上書き」したという感じ。フィールドエフェクトの類は改変されているが、侵入者撃退用の罠はそのままになっているなど、上書きして改変できる対象や範囲には、何かしらの条件があるものと推察されている。本物のナザリックにいる者たちを空間内に転移させることもしている。「正月らしい装備の作成」もこの能力の延長の可能性あり。