シロ



「ふぅ。これが本当の鏡開きってね。」

シロ


イラスト メインデータ
名前 シロ
種族 不明
エネミーとしては悪魔種
分類 可能性の海
異名 正月の支配者
役職 ナザリックの客人
住居 可能性の海
第六階層の村の一角
サブデータ
性別 所属 なし
趣味 - 創造主 九曜
登場 オバマス 声優 不明


概要


 シロとは、2021正月-白餅王再誕-で突如ナザリックに現れた金髪の少年である。記憶を失っていて、自分の名前も『シロなんとかだった気がする程度』としか分からず、気が付いた時にはナザリックの玉座の間にいたと供述している。

 普段のナザリックにとって明らかな異物であるにも関わらず、警備のため配置したアンデッドが彼に反応せず、アルベド達もシロがいる事に違和感を感じていないなど、同時に不自然な精神作用が周囲に現れているようだ。

 特徴としては羽根突きが上手い。曰く強弱による駆け引きや狙う場所の的確さなど「プレイヤースキル」とも言うべき部分が高いらしい。

 餅型混沌獣が落とした七福神に纏わるアイテムと関連があるのか、モモンガから琵琶と巻物を預けられてからは、沈んだ面持ちを見せた。

正体


 正月異変の元凶、白餅王の別の可能性。
 ある異世界において、七福神として祀られた人間達の魂が抱いた願望の情報(データ)が、何かの手違いで実体を持った存在である。

 彼を生んだ神々の実体は『恐らく』その異世界に本元があるという話だが、彼自身は、大本から派生した「可能性の海」とでも呼ぶべき場所に存在した情報(データ)であり異世界人というわけではない。
 その特殊な成り立ちのせいか、「新年」の情報を巻き込んで肉体の一部にして、「イベント」じみたルールに支配された領域を展開せねば存在できないとのこと。

 2020正月-白餅王降臨-で登場した白餅王と同一個体ではあるが、当時は存在が不安定でシロとしての人格は持っていなかった。モモンガによって討伐されたのち、力が散り散りになって新たに生まれたのがシロ。

 正月異変の最中に手に入る七福神に纏わるキーアイテム(琵琶、巻物、釣り竿、杖、福袋、小槌、鋒)は、彼の記憶の取り戻す鍵でもあり、散り散りになっていた彼の力そのものだった。偽ナザリックの玉座の間で全てのアイテムを受け取った際にはアイテムと融合、真の姿を現してモモンガに真実を告げ敵対、最終的に《あらゆる生ある者の目指すところは死である(The goal of all life is death)》の効果を受けた《真なる死(トゥルー・デス)》によって消滅した。

その後


 イベント、迎撃・守護者かくし芸大会で再登場。
 モモンガから《トゥルー・デス/真なる死》で消滅後、「可能性の海」に漂う存在に戻っていたが、完全には自我が消えず、ナザリックで開催された「祝賀の儀」に呼応し、別の自分の可能性に嫉妬して復活した。復活直後は記憶が曖昧だったがモモンガ達が記憶していたおかげで、直ぐに記憶を取り戻してスライム子の窮地を救った。

 モモンガは、シロの再構成はナザリックの者達の正月に対する記憶や願望も影響していて、シロの事を「ぜひまた見たい」と願った事などで、ユグドラシルでキャラクターの設定を書き換えるのと似た効果が「可能性の海」に作用したのではと推測している。

 その後、「可能性の海」より来訪した知性体という希少性と、襲来した別の白餅王を相手にナザリックのために尽力した功績から客人待遇を受け、第六階層の村の一角に居住を許された。白餅王の化身としての特性から、正月異変ひいては白餅王の出現を察知できるため、異変の解決に役立っている。なお、罅の原因や正体は知らないらしい。

 アグレシエルなどと同じ「可能性の海」由来の存在だが、主人公によると「同類」としての気配は薄いらしい。「同類」を求めていたエンヘラからの干渉もなく、彼らとは別の存在なのかもしれないが詳細は不明。

強さ


 記憶を失った覚醒前の状態では徒手空手で戦闘を行う。それでも現地の人間たちよりは強い。

 キーアイテムと融合し覚醒。白餅王として記憶を取り戻して後は、門松の形をした剣を使用して戦う。[[2020正月-白餅王降臨-]では、最初は消滅を望んでいたため戦闘に消極的であったが、最終的に全力を出し、守護者達をして『かなりやる』と言われる程の力を見せた。モモンガが、ご縁(フラグ)による強化で自分を超えるのではという心配をするあたり、基本的にモモンガを超えない程度の強さのようだ。

 エネミーとしては、悪魔種の心属性。固有スキルとしては、背中にオーラのようなものが噴き出た後、剣を向けたパーティーの足元が大きな影に覆われ、その影から穂先が血に染まった竹を突き出す全体攻撃《暗輝召竹(あんこくしょうちく)》を使用する。

能力


 基本的に白餅王と共通の能力だと思われる。
  • アイテムとの融合
 七福神に纏わるキーアイテム(琵琶、巻物、釣り竿、杖、福袋、小槌、鋒)を身体に取り込んで融合、覚醒する。アイテム一つでは失った記憶を取り戻したり、ご縁(フラグ)の強化ができるのみ。融合は全てのアイテムが集まってからできる。

  • 正月遊び適正
 能力と言えばいいのか、カルタ、羽根突きなどの正月遊びが上手い。「正月の支配者」の肩書に恥じない面目躍如たる様を見せている。

  • 「イベント」じみたルールに支配された領域の展開
 白餅王たるシロが実体を持つために展開する領域。ナザリックの正月化の原因。精神作用を受けたNPC達のお願いを聞くと先に進めるようになる等、ゲーム的なイベントが発生する。迎撃・守護者かくし芸大会以降もナザリックに滞在できているので、必須というわけではないのかもしれない。復活の際に条件が変わったのか、或いは「存在感の希薄化」がそういうことなのか詳細は不明。

  • 時間の巻き戻し
 シロ(白餅王)がダメージの蓄積で敗北すると、本人の意思に関わらず発動する(少なくとも即死魔法であれば発動しない)。web、書籍で口を酸っぱく時間対策について語るナザリック関係者を含む、全ての時間を巻き戻して2020正月-白餅王降臨-の2話~9話の出来事を消滅させた。ただし、モモンガ達に敗北した事実は無くならず、白餅王はシロになった。

  • ご縁(フラグ)による強化
 確かな実体のある者に正月を意識してもらう事で、季節限定の希薄な存在である白餅王の実体の強度、濃さを強める事で強化される。ただ正月を意識するだけだと別の白餅王も強化されてしまうが、シロ個人とのご縁(フラグ)を意識してもらう事で、シロだけの存在強度を上昇させることが可能。

  • 存在感の増減
 正月から日が経つにつれ存在が希薄になり、正月が迫ると確立していく。監視を命じられているアウラ達が物理的に見失うことはなかったが、お互いに相手に関する記憶が朧げになる忘却効果が双方に発生し、それは新たに発生した正月異変の解決していく中で解消される。少なくとも「姿を現せてる状況が正月異変が起きる前兆である証拠」という程度には、正月とそれ以外では状態が違う模様。

  • 精神作用軽減
 正月異変の影響を受けた者がシロと接触、交流した場合、その精神作用の影響が軽減され、シロとの記憶が明確になる。


関連項目




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最終更新:2025年02月04日 21:34
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