「我らにも、一族の生き残りとしての矜持がある……!」
不定形の異形
イラスト |
メインデータ |
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名前 |
不定形の異形 |
種族 |
不明 |
分類 |
現地人 |
異名 |
不定形の異形 |
役職 |
なし |
活動域 |
人間を見かけない地域 |
サブデータ |
年齢 |
? |
性別 |
不明 |
登場 |
オバマス |
声優 |
- |
概要
不定形の異形とは、
月と兎と予言の書で蒼の薔薇メンバーに化けて登場した、粘体(スライム)に似た異形である。正式な種族名は不明。
外見
粘体(スライム)に似ている不定形の異形。
スライム子曰く、似ているだけで根本的には違う気がするらしい。
似ている設定からか、粘体種の影のイラスト、3Dモデルが流用されている。
作中の動向
月と兎と予言の書で登場。「人間」を見かけないような遠い場所で、百前後の数を維持して隠れるように静かに暮らしていたところ、少し前に
罅の異変によって
混沌獣の襲撃が頻発。何度かの襲撃を経て生存者五名となったところで、一族の秘宝であった「転移魔法を封じた水晶」による脱出を決断、エ・ランテル近辺に転移して逃げ延びた。
転移後偶然にも
混沌獣と戦う蒼の薔薇を目撃して姿をコピーすることに成功、身を守る手段を得る。さらに偽の太陽を生み出す秘宝を使って月の光を浴びられない種族的デメリットの回避。エ・ランテルに侵入して
クレマンティーヌから食事を貰って飢えを凌ぐも、蒼の薔薇の姿のせいで、突然起きた偽の太陽の調査のための招集を受けて、冒険者組合で身動きが取れなくなってしまった。その後、同時に調査に乗り出していたナザリックの者達に正体を見破られ、
ナーベラル?と
ソーイに叩き潰されて敗北。諸々の事情と情報を吐き出されて、ナザリック地下大墳墓に軟禁され、以降の動向は不明。
能力
幻術に特化した種族的能力を有している。
幻術によって他者に変身すると共に、変身対象の強さコピーする力。曰く所詮劣化コピーで、あまりに強い相手の姿では本物の一、二割程度だったり、視覚を持つ生物相手限定であったりと、様々な制限もある様子。作中では蒼の薔薇5名に変身したが、
ソーイの毒を受けて幻術を維持できず、本来の姿を晒した。なお、コピー元に対する知識は付与されず、種族的特徴などは反映されなかったようで「実は蒼の薔薇は全員アンデッド」「ポーションを飲ませたのに何故ダメージを受けない」と、
微妙に事実を掠めているカマをかけられた際は、ダメージを受けないのは特殊なマジックアイテムのお陰だと誤魔化そうとした。
上手くいけば死なせる事も可能とのこと。
種族的能力として、空に浮かぶ月の光を浴びると狂気に陥り、理性なき獣になってしまう。また、それきり戻ることがない。日中なども光の見分けがつかなくなるだけで、月の光自体は浴びているはずだが、日の光が影響を緩和してくれているのか影響はないらしい。それでも月を見つめれば多少気分は昂ぶるとのこと。
強さ
不定形の異形の故郷においては、最弱と呼んで差し支えない脆弱な種族。
ナーベラルからは蒼の薔薇達をコピーした姿で『下等生物(ヤブカ)じみた弱さ』、元の姿になって更に弱くなった際は『下等生物(ミドリムシ)ね』と称された。一応蒼の薔薇達の姿では汚染獣を倒せている。
混沌獣に住処を追われたこと、蒼の薔薇たちを強いと称し、一部でも強さを借り受ければ、
混沌獣から逃げ延びる難度は大きく下がるだろう判断していることからも、虚弱さが伺える。
アイテム
不定形の異形が使用した二つある一族の秘宝の一つ。正式名称不明。使用すると光の球体が空を照らし、日の光の影響を緩和することが可能。発動後は夜中でも日中と同等の光を範囲内に及ぼす。作中の効果範囲はエ・ランテル周辺を中心に、王国、帝国、法国の一部とカッツェ平野、アゼルリシア山脈南部にまたがるごく限られた範囲で、少なくとも聖王国や帝都、王都にまでは及んでいない言われている。
中心にある小さく丸い宝石のようなマジックアイテムが核で、その核を中心に巨大な光球が発生し、空中に留まっている。なお、直に接近してもダメージや状態異常は見られず、気温を上げる効果すらなく、マーレによれば植物の生育に影響するかどうかも怪しいとの事、ただ太陽並みに眩しいだけの光の球体とも言われている。効果時間は「日はすでに傾きつつあった頃」から使用して「本物の日の出前後」に効果を失う程度。
不定形の異形達が持つ、月の光を浴びると理性を失う種族的能力を緩和する力を持つ。
不定形の異形が使用した二つある一族の秘宝の一つ。使うと力を失う高位の魔法が封じられた水晶で、使用者を含む全員(5名)をその場から望む場所に転移できる魔法が込められていた。
混沌獣による襲撃から逃れるため使われたが、世界規模で発生している転移の異常によって転移先の座標ズレが起きたため、リ・エスティーゼ王国などという知らない土地への転移を招いた。
その他
未編集
関連項目
自由コメント欄
最終更新:2025年07月05日 20:29