NPCのレベルダウン




NPCのレベルダウン

イラスト メインデータ
名前 NPCのレベルダウン
初出 第一部・プロローグ
経験者 ナザリック所属NPC全員

概要


 NPCのレベルダウンとは、異世界に転移して以降に起きた、ナザリックで蘇生されたNPCのレベルダウンのことである。

 通常、死亡と蘇生はレベルダウンを伴うが、NPCは例外的にレベルダウン無く蘇生できる。しかし、異世界に転移して以降、ナザリック崩壊後に蘇生されたNPCはレベルダウンして蘇生されている。曰く「魔法も、特殊技術(スキル)もあらゆる力が失われている」とのことで、第一部・プロローグでは蘇生直後のナーベラルが《チェイン・ドラゴン・ライトニング/連鎖する龍雷》を行使しようとして不発させた。

 なお、蘇生時に無装備の全裸で蘇生される筈が、装備品まで付属して蘇生されるなど、NPCの蘇生周りで仕様変更も確認されている。他、レベルダウンしていようが復活資金は通常と変わらない。レベルダウンが起きるのはナザリック崩壊後蘇生された最初だけで、蘇生後に再度死亡してしまったNPCの蘇生ではレベルダウンは起きない(依然装備品付きの蘇生)。

レベルダウン後のレベル


 レベルダウン後のレベルは明言されていないが、本当に『あらゆる力が失われている』としたらレベル1だと思われる。描写としては第一部・プロローグで出現した混沌獣の討伐によりレベルの上がったナーベラルが、第一位階の《メッセージ/伝言》は使えても、第三位階の《フライ/飛行》を使用できない状態だったり、漆黒の剣と合流してからも第二位階の《サンダースピア/雷槍》で戦闘していたり(そこまで表情に余裕がなかったとも言われている)と、かなり実力を落としている様子が見受けられる。NPC毎にダウンしたレベルに差があるかは不明。

レベルアップ


 《ユグドラシル》ではありえなかったことらしいが、レベルダウンしたNPC達はレベルを戦闘によって取り戻すことが可能。通常のレベルアップとは異なり、元々持っていた職業(クラス)レベルを取得する。曰くレベルバックに近い現象。

 レベルアップは基本戦闘を介して発生し、スキルで創造したアンデッドとの戦いや、生死の発生しない模擬戦でも起きる。低位の存在と戦うより、強い者と戦う方が戦闘力向上のペースが増すらしく、負荷が大きくなればなるほど、戦闘力は伸びやすくなると考えられている。ナーベラル曰く『戦った後、わずかではありますが、力がこみ上げてくる感覚があった』とのこと。当該第一部・プロローグではモモンガが混沌獣を倒し、ナーベラルは戦おうとしたが戦えず、攻撃から守ってもらっただけだが、それでもレベルアップは起きた模様(描写外で戦っていたのか?)。他、ナザリック崩壊時に生じた瓦礫を、息切れするまで攻撃して粉砕し続けても力が湧く感覚があったようで、負荷さえかかれば何でも良いのかもしれない。ただし、そのせいか彼我の実力差が大きく開いたせいで、成長に足る経験を得られないという事象も確認されている。とはいえ氷の混沌獣(フローズン・ジャイアント)が「強さの割に戦って得られる経験は大きい」と称されるなど、負荷と関係のない獲得量の差はある様子。

 ナザリックでは、から定期的に生じる混沌獣を討伐、安定してレベル上げを行う体制を築いている。これによりナザリック内でレベリング行為が捗るなどメリットもあるため、アルベドなどは忌々しく思いつつ実利を認めている様子。

 NPCのレベルアップには成長限界とでも呼ぶべき上限が存在し、七色水晶を使用することで上限を突破して成長を続けることができる。

シナリオ上のレベル


 《ユグドラシル》の「九十レベル台後半までかなりレベル上げしやすい」との設定が反映されているのか、或いはレベルバック故か、NPCのレベルの上昇速度は異世界の基準と比較して速い。

 例としてナーベラルは第一部・プロローグで《フライ/飛行》が使えないとされていたが、第一部・第一章『混沌の世界』でニニャ達から実力を隠していたと疑われるほどの成長を見せて、時系列的に第一章終了直後にあたる混沌の記憶/ナーベラル・ガンマでは、第七位階の《チェイン・ドラゴン・ライトニング/連鎖する龍雷》が使用できるまで成長した。当シナリオでは『かなりギリギリだった』とのことだがプレアデスの姉妹全員を相手に勝利している。他、アウラ、マーレは第一部・第二章『森の賢王』前の時点でデスナイトを倒して、ナザリック・マスターガーダーと互角に戦っている。

 何れにしても異世界の平均から逸脱した、かなりの速度でレベルを取り戻している様子で、第一部・第十一章『魔皇の饗宴』の頃にはWeb版、書籍版と遜色ないほどの無双ぶりを見せている。とはいえ、レベルが高くなるとペースは落ちるのか、第一部・第十九章『ナザリック攻略戦』までは「かなりの力を取り戻している」との描写はあれど完全には取り戻していない。恐らく第二部での出来事であろう、泡沫の秘話/寵愛の証拠と言う妄想ではアルベドが能力に合わせて強化される双角獣(バイコーン)を百レベルで召喚しているため、完全に力を取り戻したのではないかと思われる。

 レベルを取り戻す速度はナザリックの防衛を主とするコキュートス、シャルティアが速く、他業務を兼任しているアルベド、セバスなどは両者より劣る扱い。

七色水晶


 レベルダウン後にレベルアップを重ね、成長限界に達したNPC達に使用することで限界を突破することができる鉱石。原理不明。

 蒼の薔薇討伐計画から深淵の悪魔が管理している鉱山の最奥部において、不自然な土砂崩れが生じた際の崩れた壁の亀裂から偶然発見された。更に奥に存在する洞窟を採掘源としている。

 採掘源の洞窟では七色水晶を体内に取り込んむ敵性存在がいる。「力」を取り戻す効果を持つ鉱石ということから力を得るために食したのか、或いは単に鉱石に惹かれて食べたのかは不明。またこの敵性存在は同じ気配をしているらしく、「七色水晶」を取り込む習性を持つ同一種故気配が似るのか、気配自体が「七色水晶」に起因するものなのか。作中でも結論が描写されていない。

 純度、品質が存在している。財宝採掘領域で最後に敵性存在から得た七色水晶は過去最高品質とのこと。同じものかは断定できないが、ナザリック闘技大会でコキュートスが使用した七色水晶は最高純度のものと説明があった。成長限界の突破には品質が関係しているのかもしれない。

 ゲームとしては、召喚現象で召喚したキャラクター達をレベル上限100Lvまで引き上げることができるアイテム。レアリティにもよるが、共通して1回の限界突破段階ごと小、中、大の順に必要な七色水晶の段階も増していく。イベント「財宝採掘領域」の最後ミッションクリア報酬は七色水晶(大)であり、七色水晶最高品質だとするシナリオともリンクしていた。

強竜石


 ゲームとしては、召喚現象で召喚したキャラクター達の経験値を上昇させることができるアイテム。作中では全く存在が描写されていない。

 【混沌適応:白銀光衣】ツアーの強竜石を使用してレベル上限に達した際の台詞に『なるほど、このアイテムはこういう使い方もできるのか』というものがある。こういう使い方『も』という言い方は別の使い方があるようにも解釈できるが……強『竜』石というだけあって何かしら竜に関係するアイテムなのだろうか?

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最終更新:2025年07月21日 16:38
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