ラスト

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ラスト - (2025/07/22 (火) 19:19:27) のソース

#image(Lust.webp,height=450)

&font(24,b,i,black){「何度くり返しても学ぶ事を知らない}
&font(24,b,i,black){ 人間は愚かで悲しい生き物だわ」}

漫画[[『鋼の錬金術師>エドワード・エルリック]]』の登場人物。
アニメの担当声優は2003年版が[[佐藤ゆうこ>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:佐藤ゆうこ|]]女史、『FA』版が[[井上喜久子>https://w.atwiki.jp/niconicomugen/tag/|CV:井上喜久子|]]女史。
#region(井上女史[[ボイス]]集)
|>|CENTER:『ハガモバ』|
|&youtube(https://youtu.be/caa_N6dy33Q){320,240}|&youtube(https://youtu.be/q1sgT3tb7x0){320,240}|
|『コトダマン』(5:02~)&youtube(https://youtu.be/KIfLtK6ICc4&t=302){320,240}||
#endregion

同作の黒幕である「お父様」こと「フラスコの中の小人」が[[自身の感情を切り離して>BB]][[創り出した>パッションリップ]][[ホムンクルス>グリード]][[の一体>キング・ブラッドレイ]]で、
名が示す通り「色欲」(英語で書くと「Lust」で、「[[Rust(錆)>マジンガーZ]]」や「[[Last(最後)>最後の最後]]」では無い)の感情から作り出された。
外見はウェーブの黒髪と巨乳でナイスバディなプロポーションを持つセクシーな美女&link_anchor(*1){*1}。
冷静沈着な性格で謀略に長けており、ホムンクルス内では実質的な司令塔・行動隊長的なポジションに就き、
アメストリス各地を周りながら計画を遂行しており、その美貌と外見を活かして諜報を行っていた他、邪魔者の排除や牽制も行っていた。
第五研究所の戦いにおいて、初めてエドワードらの前に正体を現し牽制をかけたことで、
兄弟がホムンクルスの暗躍を知るきっかけとなった。

ホムンクルスに共通する賢者の石のストックが尽きない限り不死身の再生能力を持つ他、
固有能力として指先(正確には皮膚と一体化した手袋)を伸縮自在の鋭利な刃・棘に変える「最強の矛」という能力を持つ。
その威力は石はおろか鉄すらも容易く刺し穿つほどの貫通力を持つ。
ただし、ホムンクルスの能力である再生力を過信して防御や回避行動は行わない癖があり、劇中ではダメージを負う描写が多い。
また、上記の通り聡明で頭が切れ、序盤ではエルリック兄弟の旅の影で秘密裏に行動しながら、
用済みとなったコーネロを殺害したり、計画の支障となる傷の男の命を狙うなど暗躍した。
ただし、ヒューズを殺そうとして失敗したり、倒した敵の死亡確認をしないなど、
他のホムンクルス達と同じく人間を見下しているのが祟って優位な状況では詰めの甘さを幾度と無く見せており、
作中ではそれが命取りになってしまった。

#region(色欲の末路)
エンヴィーがヒューズを殺害してから本格的に暗躍する[[ロイ・マスタング]]達を牽制するため、
「ソラリス」と名乗って彼の部下ハボックに近付きハニートラップを仕掛けるも(彼が公私をしっかり分けるタイプだったため)成果は得られず、
更に逃走して彼らの協力者となっていた[[バリー・ザ・チョッパー]]を排除するため、その本来の肉体に小動物の魂を入れてけしかける自身の策を逆手に取られ、
拠点であった第三研究所を突き止められた上に侵入され、マスタング達と戦うこととなる。
マスタングとハボックに重傷を負わせ、マスタングの錬成陣入り手袋を破り捨て、
懐まで侵入したバリーを破壊し、アルフォンスとホークアイを追い詰めるが、
自分の血で錬成陣を描き錬金術を再度発動可能になった上に傷口を自力で焼き潰して復帰したマスタングの奇襲を受ける。
一度重傷を負わせ無力化したと思った相手が、自分達ホムンクルスのように再生するわけでもないのに、
こんな死ぬほどの苦痛を伴う止血を麻酔無しで行い戦線復帰してくるとは欠片も想定していなかったラストは、
対応が遅れて死ぬまで爆炎で焼かれ続けて急速に賢者の石を消費し続け、それでも強引に焼かれながらマスタングを殺そうと迫るが、
寸前で賢者の石の再生能力を使い果たし、人の身でありながら自分に勝利したマスタングに敬意を表しつつ、
これからの彼の運命を哀れむかのような言葉を残しながら死亡。
ホムンクルス陣営における最初の脱落者となった。
あと1回蘇生できていれば刺し違えるのも可能な距離だったため、読者の間では上述したヒューズ襲撃時に1回分殺されたのが、
巡りに巡ってマスタングの命を救ったとも言われている。

ラストの死後、「お父様」は当然として腹芸ができるラース、プライドも外面のせいでおおっぴらに動けず、
[[他の>エンヴィー]][[ホムンクルス>グラトニー]]はそもそも策謀とは無縁の気質なため、場当たり的な対処をしてはエドワードやマスタング達に出し抜かれるわ、
初期化したのに記憶を取り戻して再度敵対した[[グリード]]を終盤まで捕捉できずに後手に回るわと、
ホムンクルス陣営は何度も目立った失策を見せるようになる。
自身も詰めの甘さを何度か見せて早期退場したラストだが、この事から彼女が早々に脱落した一件がホムンクルスの大きな敗因の一つであり、
同時に自由に動けて頭も回るラストがホムンクルス内では行動隊長として非常に重要な存在だったと分かる。
作者としてもかなりお気に入りのキャラだったようで、下手に生かしたらエド達が敵に付け入る隙が無くなるので仕方なかったとはいえ、
ガンガン本誌などで「退場させるのが少し早過ぎた」と惜しむコメントを残している。

ちなみに[[バリー・ザ・チョッパー]]の最初の標的となった妻は、ラストそっくりの絶世の美女であったとのこと。
#endregion

03年版アニメでは「傷の男」の兄の恋人をベースとして制作された、ホムンクルスの中で&b(){最年少の7歳}。
そのため他の兄弟達からぞんざいに扱われ続け、かつ自身の存在に疑問を抱くようになった事で離反し、エルリック兄弟の味方となる。
03年版では原作未登場だったため美女として登場したスロウスとは、同じく最年少組で兄弟からの待遇も同じだった事から仲が良かったが、
「(人間ではない存在として生まれたが故に)今の自分のまま人間になりたい」スロウスと、
「(人間をベースとして作られたが故に)過去の自分を取り戻して人間になりたい」ラストとでは意見が対立してしまう。
そして最終的にエドとの連携でスロウスを撃破するも、これに激怒したラースとの戦闘では逆に撃破され、賢者の石を喪失して死亡した。
この時に自分が求めていたのは人間となる事ではなく「人間としての死」だった事を悟り、それを迎えられた事に安堵の表情を見せていた。

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**MUGENにおけるラスト
#image(RogueCD Lust.gif)
Rogue CD氏による、『[[JUS>ジャンプスーパースターズ]]』風[[ドット>ドット絵]]を用いた[[MUGEN1.0以降>新バージョンmugenについて]]専用の[[ちびキャラ]]が公開中。
『[[銀魂>坂田銀時]]』の柳生十兵衛をベースにして作られたようで、高い近接戦性能やMOVESETに改変元の名残が見えるが、
性能は別物で地面から延ばした指で敵を刺す遠距離攻撃や色仕掛けで相手の動きを止めたり体力を回復させるなどの技を持つ。
[[超必殺技]]では相手を連続で切り裂く。
[[AI]]もデフォルトで搭載されている。
|DLは下記の動画から&br()&youtube(https://youtu.be/b0OUhfW5RK8){320,240}|

***出場大会
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#co(){
''更新停止中''
#list_by_tagsearch_cache([更新停止中大会],[ラスト],sort=hiduke,100)
''凍結''
#list_by_tagsearch_cache([凍結大会],[ラスト],sort=hiduke,100)
}
//***出演ストーリー

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&aname(*1,option=nolink){&color(red){*1}}
見せ場であるマスタング戦のエピソードは、シリアス味を増やすためにギャグ描写は減らされているのだが、
マスタング及び彼女に騙されて交際していたハボックがラストと相対した際にその外見から、
「なるほどだまされる訳だ。お前ボイン好きだろ」「大好きっスボイン!」と会話する所だけは作者が担当に頼み込んで残している
(というか担当も即答でOK出したそうな)。
なお、ラストの着ている衣服(のように見える部分)は生来の体の一部なため「脱ぐ」事はできないのだとか。
彼女の豊かな胸元にはホムンクルスに共通する特徴である「ウロボロスの紋章」が刻まれているが、
紋章に関する情報は持っていた筈のハボックが気付けなかった辺り、二人はかなり清い交際をしていた事が窺い知れる。&s(){色欲とは一体……}
ただ03年版アニメではホムンクルスは人間と同じ全裸の姿で生まれるため、ラストの普段の姿もあくまでドレスを着ているだけ。
そのため作中ではいろんな&s(){コスプレ}変装を披露してくれる。

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//タグ管理用スペース(タグを変更した時は内容をこちらにコピペ上書きしてください)
//|CV:佐藤ゆうこ|,|CV:井上喜久子|,悪役,爪使い,黒髪