東雲楓

カエデ・シノノメ
生年月日 西暦2000年5月12日
(地球年)
年齢 26歳
共立公暦1000年時点.
出生地 日本国大坂府大坂市
(転移前)
人種 黄色人種
所属組織 アケノミヤ学区
陸上保安隊
最終階級 3等陸尉
異名 雷速斬刀
ツンデレのK氏
恋バナキラー


概要

 カエデ・シノノメ(東雲楓)は、ユピトル連合の前代表理事。ユピトル連合の発展に寄与し、多くの困難な局面を乗り越えてきた。現在はアケノミヤ学区大坂市警特別機動保安隊所属の3等陸尉として活動中。卓越した戦闘能力と冷静な判断力を持ち、市民の安全を守るために尽力している。部下たちからは「雷速斬刀」の異名で呼ばれ、その素早い剣技と電気を操る能力が際立っている。カエデは日本の大坂市で生まれ育った普通の高校生だったが、ある日突然、共立世界に転移してしまった。転移前の生活は平穏だったが、異なる世界での生活に順応するのには時間がかかった。最初は混乱し、戸惑うことも多かったが、持ち前の適応力で徐々にこの世界での生活に慣れていった。彼女は新しい環境で独自の経済圏を構築しているユピトル連合の一員として活動することになり、連合の発展に大きく貢献した。ユピトル連合の代表理事として、カエデは多くの決断を迫られ、戦闘や政治、経済の面での判断を冷静かつ迅速に行ってきた。現在はアケノミヤ学区の大坂市警特別機動保安隊で市民の安全を守るために日夜働いており、その卓越した戦闘能力と電気を操る力で多くの事件を解決している。異世界での経験を通じてカエデは大きく成長し、多くの困難を乗り越え、自信を持つようになった。彼女の人生は戦闘や政治、仲間との絆など、多くのエピソードに満ちている。

自己紹介

 わざわざ名乗るまでもないと思うけど、ようこそ、ユピトルへ。私が案内担当の東雲楓です。……それで、早速なんだけどさ、どういう経緯でここに飛ばされてきたのか教えてくれる?……心配しなくても大丈夫だよ。これでも一応、守秘義務を課されているわけだし。……神の気まぐれによるものか、事象災害の影響か知らないけれど、既に説明されてる通り転移者には何かしらの異能に目覚めるケースが多いのね。私の場合は、たまたま電気を操る素養があって、ちょっとした訓練を重ねただけ。不満かしら?でも、これが現実なの。貴方も私も、もう元の世界に帰ることはできないんだよ。……だから、稼ぐ手段を考えないとね。それが、この世界で暮らしていくことになる、貴方の目標だよ。理解できたかな?

来歴

 旧大坂市中央区出身(現アケノミヤ学区)。高校卒業を間近に控え、恋人と談笑に耽っていたところ、事象災害に巻き込まれ街ごと共立世界に飛ばされた。転移先はツォルマリアであり、カエデはその環境に順応しながら生活を始めた。最初の頃は右も左も分からない状況に苦労したが、次第に転移者の権利について厳しい考えを持つようになった。共立公暦993年(19歳)、闘争競技における対セトルラーム戦での勝利をもって才能を見出され、ユピトルに留学する資格を得た。19歳を迎えたカエデは、これまでの経験を通じて自身の実力を再確認し、更なる研鑽に励むことを決意した。同994年(20歳)、セレス・ヴィ・レベラソールと出会い、代表理事候補として抜擢された。総選挙を勝ち抜いた後は、多忙な日々を過ごすことになった。共立公暦998年(24歳)、任期満了をもって卒業すると、交際が途絶えていた恋人と再会し、喜びを分かち合った。しかし、学園序列において立場が異なる二人の関係は元に戻ることはなく、彼氏側の過度な配慮に腹を立てて再び距離を取るようになった。この時点でグランド・マスターの称号を取得していたカエデは、各界からのオファーを受けて熟慮を重ねた。一時は隣国セトルラームでの生活も検討したが、恩師である金坂憲二現大坂市長からアケノミヤでの就職を勧められると、恋人との別れを決断。これまでに培ってきた自身の能力を生かすため、武装公務員としての道を歩み始めた。


人物

 普段はいたって常識的だが、良くも悪くもあっさりとしており、人によっては若干きつい性格とも評される。いわゆるツンデレに相当する人物としてからかわれることもあるが、本人はそれを否定。面と向かって無事に済んだ者は一人も存在しない。彼女は自身の感情を表に出すのが苦手であり、特に恋愛に関する話題になると態度が急変することが多い。元カレが絡まらなければ極々普通の人物とされる。しかし、本人はそれを強く否定。その種の恋愛話は触れてはならぬデッドラインに指定された。結果的に多くの者が口を閉ざし、その経歴も含めて、謎のベールに包まれているのが現状らしい。東雲楓は普段、冷静で計算高い面を見せることが多いが、いざという時には熱く情熱的な一面も垣間見える。彼女の強さは、その冷静さと情熱のバランスにあると言えるだろう。また、上司としての彼女は厳格でありながらも部下の成長を重んじ、指導に力を入れている。そのため、彼女の指導を受けた者からは絶大な信頼を寄せられている。現時点で確かなことは、短期間で上位の戦技を習得できるほど優秀な人物で、各界の注目を集めていることである。特に、ユピトル連合での代表理事としての経験や、現在のアケノミヤ学区大坂市警特別機動保安隊での活躍が彼女の実力を証明している。

「政治?興味ない。私より出来る人間がいるなら、いつでも譲るけど?必要に応じて必要なことをするだけだからね」
 公務員としての意識を問われて。

「私の過去に触れた者は皆ころす。恋バナしてもころすし、詮索したらころすから」
 学園報道部の質問攻めに対して。

「なんでもないわよ。……なんでもないっつってんだ!!この野郎、やんのかこらっ!」
 雑談中に赤面したことを指摘されて。なお、元カレの話題。

「そんなに気になるなら、カードゲームで勝負をしよう。勝ったら教えてあげるよ?」
 過去の素性に関して食い下がる記者に。

「まがりなりにも隊の指揮を預かる、この私が良いと言っているんだ。誰にも文句は言わせない」
 裁きを恐れる部下に。

「この世界に来てから、何が普通かなんて分からなくなったけど、それでも前に進むしかないんだ」
 過去の出来事について話す際に。

戦闘能力

 カエデ・シノノメは、令咏術を用いた駆動剣術を得意としており、中近接戦闘において数多くの実績を持つ。彼女の技術は共立人材派遣機構においてランク10に相当する評価を受けており、アリウス女大公主催の親善試合にも参加している。その戦闘スタイルは、速さと正確さを兼ね備えており、相手に反撃の隙を与えない。カエデの固有アビリティである 雷スクリプト は、彼女の駆動剣術の中核を成す。量子ベクトル操作によって繰り出される雷撃は弾丸よりも速く、敵の行動を予測しながら変化する。そのため、一瞬で敵に深手を負わせることが可能であり、しばしば「チートクラス」と誤解されることもある。カエデの戦闘能力は、観測エフェクトを用いた攻撃実体の回避も可能であり、短時間で戦闘を終わらせることが得意である。しかし、長期戦になると体力を消耗するため、敵との相性によっては不利になることもある。クランナム・ステルの攻略から魔王ルシタリエの加護を受けており、極限状況に陥ると一時的な覚醒状態に移行することができる。この覚醒状態では、カエデの能力が一時的に大幅に強化され、驚異的な戦闘力を発揮する。実戦においては、奇襲による連撃を好み、一気に畳み掛けるスタイルを持つ。そのため、彼女の本当の実力が伝わりにくく、評価が分かれることもある。しかし、カエデ自身はそのことを気にしていない。カエデはまた、エンジニアおよびプログラマーとしての実力も持ち、ランク7に相当する評価を受けている。このスキルを活かして、戦闘以外の分野でも多くの依頼を請け負っている。学園の序列体系においてはグランド・マスターの称号を取得しており、その実力が広く認められている。カエデの戦闘能力は、多くの者にとって脅威であり、同時に尊敬の対象でもある。彼女の技術と能力は、日々の訓練と実戦経験から培われたものであり、その成果が広く認められている。


交友関係

ドラクミロヴァ・西崎・アリス
 学園とアリス・インテンションの親善交流の場で知り合った。
楓は転移者戦争を生き延びたアリスを尊敬しており、人間関係の助言など受けている。
逆に対人戦闘に関するレクチャーを試みたが、アリス本人からは『自分には向いてない』との感想をもらってしまった。
ちなみに転移元の世界情勢は全く異なるため、ワールドを超えた親友ということになる。

エピソード

  • 今は無き旧大坂市の出身であるが、転移後、アケノミヤ学区となっている地元の未来の姿に直面し、絶句した。
  • 城東区において年老いた親兄弟と再開し、喜びを分かち合ったが、自分よりも年を重ねた弟の姿を見て複雑な思いを抱く。
  • 普段は冷静に努めるため、頼れる上司として親しまれる。恋バナだけは頑なに拒絶しており、絶対に触れたがらない。

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最終更新:2025年02月16日 01:48