** ターニングポイント (プロットポイント) 脚本術におけるターニングポイント(または[[プロットポイント>ターニングポイント]])は、物語の展開において非常に重要な役割を果たす要素です。 ---- #contents() ---- *** ターニングポイントの定義 ターニングポイントとは、「アクション(行動)を起こさせ、物語を違う方向性に向かわせる事件やエピソードなど」を指します。 これは主人公に関連する重要な[[イベント]]であり、ストーリーの流れを大きく変える転換点となります。 *** ターニングポイントの特徴 #table_style(head=#E0E0E0:center, hover=#FFF8F8){ } |~特徴|~説明| |劇的な変化|・ターニングポイントは、劇的で大きな出来事の場合もあれば、台詞や決断のみの場合もあります&br()・主人公の日常のバランスを崩し、新たな行動を促します| |ストーリーの推進力|・ターニングポイントの目的は、解決に向けてストーリーを前進させることです&br()・主人公に新たな課題や選択を迫り、物語を次の段階へと進めます| *** 三幕構成におけるターニングポイント [[三幕構成]]では、主に2つの重要なターニングポイントが存在します。 #table_style(head=#E0E0E0:center, hover=#FFF8F8){ } |~No|~ターニングポイント|~説明| |1|[[ファースト・ターニングポイント]]|・第一幕と第二幕の境界に位置します&br()・主人公が目的に向かって行動を起こすきっかけとなります| |2|[[セカンド・ターニングポイント]]|・第二幕と第三幕の境界に位置します&br()・物語を最終的な解決へと導く転換点となります| *** ターニングポイントの重要性 + 構造の明確化: ターニングポイントは物語の構造を明確にし、各幕をつなぐ役割を果たします + 緊張感の創出: 予期せぬ展開や新たな課題を提示することで、物語に緊張感をもたらします + キャラクターの成長: 主人公が直面する新たな状況や選択は、キャラクターの成長を促します + 観客の興味維持: 物語の方向性を変えることで、観客の興味を持続させます *** まとめ ターニングポイントは、物語を単調にせず、常に新鮮さと緊張感を保つための重要な要素です。適切に配置されたターニングポイントは、観客を物語に引き込み、最後まで興味を持続させる効果があります。 ** 関連ページ #related()