ターニングポイント (プロットポイント)
脚本術におけるターニングポイント(または
プロットポイント)は、物語の展開において非常に重要な役割を果たす要素です。
ターニングポイントの定義
ターニングポイントとは、「アクション(行動)を起こさせ、物語を違う方向性に向かわせる事件やエピソードなど」を指します。
これは主人公に関連する重要な
イベントであり、ストーリーの流れを大きく変える転換点となります。
ターニングポイントの特徴
特徴 |
説明 |
劇的な変化 |
・ターニングポイントは、劇的で大きな出来事の場合もあれば、台詞や決断のみの場合もあります ・主人公の日常のバランスを崩し、新たな行動を促します |
ストーリーの推進力 |
・ターニングポイントの目的は、解決に向けてストーリーを前進させることです ・主人公に新たな課題や選択を迫り、物語を次の段階へと進めます |
三幕構成におけるターニングポイント
三幕構成では、主に2つの重要なターニングポイントが存在します。
ターニングポイントの重要性
- 構造の明確化: ターニングポイントは物語の構造を明確にし、各幕をつなぐ役割を果たします
- 緊張感の創出: 予期せぬ展開や新たな課題を提示することで、物語に緊張感をもたらします
- キャラクターの成長: 主人公が直面する新たな状況や選択は、キャラクターの成長を促します
- 観客の興味維持: 物語の方向性を変えることで、観客の興味を持続させます
まとめ
ターニングポイントは、物語を単調にせず、常に新鮮さと緊張感を保つための重要な要素です。適切に配置されたターニングポイントは、観客を物語に引き込み、最後まで興味を持続させる効果があります。
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最終更新:2024年11月03日 11:40