コックリさん
コックリさん(狐狗狸さん)は、日本で広く知られる占いの一種で、西洋の「テーブル・ターニング(Table-turning)」に起源を持つとされています。
この占いは、特定の方法で霊を呼び出し、質問に答えてもらうというものです
概要
コックリさんは単なる遊びとして捉えられることもありますが、その背後には霊的な要素や文化的な背景があるため、慎重に扱うべきものです。
- 起源
- コックリさんは19世紀末に日本で流行し始めました
- これは、アメリカから伝わった「ウィジャボード」と同時期に流行したもので、外国船員を通じて日本に伝わったとされています
- 名称の由来
- 「こっくり」という言葉は、お櫃を用いた降霊術で机が「こっくり、こっくり」と傾く様子から名付けられたとされています
- また「狐(きつね)」「狗(いぬ)」「狸(たぬき)」の文字を当てて「狐狗狸」と書かれるようになりました
方法とルール
- 準備
- 白い紙に「はい」「いいえ」を書き、その間に赤で鳥居を描きます。その下に五十音表と数字を書きます
- 参加者
- 通常2~3人で行い、机を囲んで紙の上に10円玉を置きます。全員が人差し指を10円玉の上に置きます
- 呼び出し
- 「こっくりさん、こっくりさん、どうぞおいでください」と唱えると、10円玉が動き始めるとされています
- 質問
- 参加者は好きな質問をし、10円玉が動いて答えを示します
- 終了時には「こっくりさん、ありがとうございました。お戻りください」と唱えます
注意点
- 安全性
- こっくりさんは遊び半分で行うべきではないとされており、精神的な影響や予期せぬ現象が起こる可能性があるため注意が必要です
- また、一人で行うことや途中で中断することは避けるべきとされています
- 文化的影響
- 1970年代には漫画やメディアを通じて再び注目され、多くの子供たちが学校などで試みるようになりました
- このため、精神的な影響を懸念する声もあります
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最終更新:2025年01月14日 23:55