アイギス
アイギスは
ギリシア神話に登場する防具で、主に
ゼウスや
アテナが持つものとして知られています。この防具は、あらゆる邪悪や災厄を払う魔除けの力を持つとされています。
概要
- 形状と素材
- アイギスは楯として描かれることが多いですが、肩当てや胸当てのような形状ともされています
- 素材には、ゼウスの乳母役を務めた山羊アマルテイアの皮が用いられていると伝えられています
- 製造者
- 鍛冶の神ヘパイストスによって作られたとされ、魔力を持つ盾のような武器として機能します
- ゼウスとアテナ
- ゼウスはこの防具を持ち、時には娘のアテナに貸し与えました
- アテナはアイギスを身につけることで、その魔除けの力を利用しました
- メドゥーサの首
- 英雄ペルセウスがメドゥーサを討伐した後、その首をアテナに捧げると、彼女はその首をアイギスにはめ込みました
- このことでアイギスはさらに強力な防具となり、見る者を石化させるメドゥーサの能力を備えることになりました
象徴と文化的影響
アイギスは単なる防具以上に、神々の権威と力を象徴するものとして重要です。英語では「イージス」と呼ばれ、現代では高度な防衛システム(イージスシステム)にもその名前が使われています。
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最終更新:2024年12月24日 20:48