ヴィゾーヴニル

ヴィゾーヴニル

ヴィゾーヴニル(古ノルド語: Víðófnir)は、北欧神話に登場する雄鶏です。その名前は「木の蛇」を意味します。
ヴィゾーヴニルはエッダ詩『フョルスヴィーズルの言葉』に登場し、世界樹ユグドラシルの最も高い枝に留まっているとされています。この雄鶏はその輝く身体でユグドラシルを明るく照らし出す存在です。


概要

物語の中で、スヴィプダグルという人物は館リュルに入るためにヴィゾーヴニルの肉が必要であることを知ります。しかし、ヴィゾーヴニルを唯一殺せる武器であるレーヴァテインを手に入れるには、ヴィゾーヴニルの尾羽が必要という矛盾した条件が提示され、堂々巡りの謎掛けが展開されます。

また、ヴィゾーヴニルは『巫女の予言』に登場する2羽の鶏、フィアラルとグリンカムビのどちらかと同じ存在ではないかという意見もあります。

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最終更新:2024年12月03日 19:03