ユグドラシル

ユグドラシル


ユグドラシルは北欧神話における中心的な存在であり、世界を体現する巨大な木として描かれています。
これは「世界樹」または「宇宙樹」とも呼ばれ、九つの世界を内包する存在とされています。


概要

三つの根
  • ユグドラシルは三つの巨大な根によって支えられており、それぞれが異なる世界に通じています
  • 一つの根はアースガルズ(神々の住む世界)に向かい、その下にはウルズの泉があります
  • もう一つの根は霜の巨人が住むヨトゥンヘイムに向かい、その下にはミーミルの泉が位置しています
  • 最後の根はニヴルヘイム(死者の国)に通じており、ここでは蛇のニーズヘッグが根を齧っているとされています
動植物
  • ユグドラシルには様々な生物が関わっています
  • 木の頂上には鷲が留まっており、その間には鷹がいます
  • また、ラタトスクというリスが木を駆け巡り、頂上と根元にいる生物たちの間でメッセージを伝えます
象徴と役割
  • ユグドラシルは単なる物理的な木ではなく、全宇宙を象徴する存在です
  • 北欧神話において、この木はすべての生命や出来事を繋ぐ軸として機能し、神々や巨人たち、そして人間の世界を含む九つの世界を結びつけています
名前の由来
  • 「ユグドラシル」という名前は、「恐るべき者(オーディン)の馬」という意味を持ちます
  • これはオーディンが知識を得るためにこの木に自らを吊るし、生贄となったことに由来しています

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最終更新:2025年01月12日 15:35