才色兼備
才色兼備(さいしょくけんび)とは、「優れた才能(才)」と「美しい容姿(色)」を兼ね備えた人物を指す四字熟語です。
特に女性に対する褒め言葉として用いられることが多いですが、男性に対して使われる場合もあります。
概要
意味と構成、特徴
-  才: 知性や才能、学識、スキルを表します
 
-  色: 美しい容姿や魅力的な外見を意味します
 
-  兼備: 両方の要素を同時に持っていることを指します
 
この表現は、才能と美貌という二つの要素が揃った完璧な人物像を称える言葉です。
- 由来
 
-  「才色兼備」という言葉自体は日本で作られた四字熟語で、中国の古典には直接的な記述はありません
 
-  ただし「才」や「色」、「兼備」といった要素は中国古典にも見られ、それらを組み合わせて明治時代以降に日本で定着したとされています
 
 
- 用法と例文
 
- この言葉は、日常会話や文章で以下のように使われます。
 
-  例文1: 彼女は成績も優秀で見た目も美しい、まさに才色兼備だ
 
-  例文2: 才色兼備なニュースキャスターは多くの視聴者から憧れられている
 
-  例文3: あの女優は演技力も抜群で容姿も美しい、まさしく才色兼備と言える
 
 
- 類義語
 
-  秀外恵中(しゅうがいけいちゅう): 外見が秀でており、内面も恵まれていること
 
-  天から二物を与えられた女性: 才能と美貌を持つ人への比喩
 
-  容姿端麗(ようしたんれい): 美しい容姿を持つこと(主に外見のみを指す)
 
 
- 反対語
 
-  天は二物を与えず: 一人の人間が複数の才能や美点を持つことは稀であるという意味
 
-  無為無能(むいむのう): 何の取り柄もないこと
 
 
- 男性版の表現
 
- 男性に対して似た意味で使われる表現として、「知勇兼備」や「文武両道」があります
 
-  知勇兼備: 知恵と勇気を兼ね備えていること
 
-  文武両道: 学問と武芸の両方に優れていること
 
 
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最終更新:2025年01月04日 09:37