2つの顔を持つ男
「2つの顔を持つ男」は、新城カズマ氏の著書『
物語工学論 キャラクターのつくり方』で定義されているキャラクタータイプの一つです。
このキャラクタータイプは、外見と内面に大きな
ギャップを持ち、物語の展開に深く影響を与える存在として描かれます。
特徴
- 自己矛盾: 「二つの顔を持つ男」は、まったく逆の性質を内包している自己矛盾を持ったキャラクターです。彼らは異なる側面を持ち、そのギャップが物語に緊張感や複雑さを加えます
- 悩める主人公: このタイプは、悩みや葛藤を抱える主人公として描かれることが多く、読者に共感や興味を引き起こします
例
- 水戸黄門: 表向きは旅の老人ですが、実は権力者である黄門様としての顔も持っています
- バットマン: 日常では億万長者のブルース・ウェインとして生活しながら、夜には犯罪と戦うバットマンとして活動します
- スパイダーマン: 平凡な学生ピーター・パーカーとスーパーヒーローであるスパイダーマンという二面性を持ちます
このようなキャラクターは、物語において複雑な人間性や葛藤を描くために重要な役割を果たし、読者に深い印象を残します。
最終更新:2025年01月18日 13:06