あぶない賢者

あぶない賢者

「あぶない賢者」は、新城カズマ氏の著書『物語工学論 キャラクターのつくり方』で定義されているキャラクタータイプの一つです。
このキャラクタータイプは、知恵や知識を持ちながらも、その力をどのように使うかによって物語に大きな影響を与える存在として描かれます。

特徴

• 知恵と知識の象徴: あぶない賢者は、豊富な知識や洞察力を持ち、物語の中で重要な助言者や導き手として機能します
• 善と悪の内包: このタイプのキャラクターは、善と悪の両面を持ち合わせており、その行動が物語における倫理的な問いを投げかけます
• マッド・サイエンティスト的要素: 行き過ぎた行動や独自の倫理観によって、しばしば危険な状況を引き起こすことがあります

例

• フランケンシュタイン: マッド・サイエンティストとして知られ、自らの知識を用いて生命を創造するが、その結果として多くの悲劇を招く

このようなキャラクターは、物語において知識や力の使い方について深い考察を促し、読者に強い印象を残します。