造物主を亡ぼすもの

造物主を亡ぼすもの

「造物主を亡ぼすもの」は、新城カズマ氏の著書『物語工学論 キャラクターのつくり方』で定義されているキャラクタータイプの一つです。
このキャラクタータイプは、創造者と創造物の間における対立や葛藤を描くために用いられます。

特徴

  • 古い秩序との対決: このタイプのキャラクターは、創造者(しばしば「父」や「神」として象徴される)に対抗し、新しい秩序を築こうとする存在です
  • 親殺しや世代交代: しばしば親殺しや世代交代のテーマが含まれ、既存の権威や伝統に挑戦する物語が展開されます
  • 象徴的な乗り越え: 創造者を超えることで、自己実現や新たな価値観の確立を目指します

  • 『巨人の星』: 父親を乗り越えていくというテーマが描かれています
  • 『ニーベルングの指環』: 古い神々と新しい秩序との対立が物語の中心となっています
このようなキャラクターは、物語において変革や成長を象徴し、読者に深い印象を与えることが多いです。
最終更新:2024年10月05日 01:37