ログライン
ログラインとは、脚本や物語の内容を1文で簡潔に表現したものです。
優れたログラインは、読者の興味を引き、脚本を読みたいと思わせる効果があります。
良いログラインの構成要素
効果的なログラインには以下の要素が含まれます:
- 主人公: 物語の中心となる人物
- 状況: 物語の舞台設定や世界観
- 刺激的な事件: 物語を動かす出来事
- 主人公の目標: 達成しようとする目的
- 障害物: 目標達成を妨げる要素
ログラインの作り方
- 主人公を決める: 物語の中心人物を設定する
- 刺激的な事件を説明: 物語を動かす重要な出来事を描写する
- 主人公の目標を設定: 主人公が達成しようとすることを明確にする
- 障害物を作る: 目標達成を妨げる要素を導入する
ログラインの作成ポイント
- 簡潔さ: 一息で言い切れる程度の短さを目指す
- ミスマッチの活用: 主人公と状況のミスマッチを作ることで興味を引く
- 対比の利用: 遠い要素を組み合わせることで新鮮さを出す
- 核心をぼかす: 物語の結末を明かさず、読者の興味を煽る
- 具体性: 抽象的な表現を避け、具体的な描写を心がける
応用テクニック
- 序破急の活用: ログラインの要素を「序破急」の構造に当てはめる
- 応用型ログライン: 中心人物の問題を別の人物が解決するパターンを使用する
- 解答の変更: ログラインの「解答」部分を変えて、新たな展開を生み出す
ブレイク・スナイダーによる売れるログラインの4要素
- 1. 皮肉はあるか?
- ログラインには皮肉が含まれていることが求められます
- これは物語の「つかみ」となり、読者や観客の興味を引く要素です
- 例えば、『ダイ・ハード』では、警官が別居中の妻に会いに行ったところ、妻の勤めるビルがテロリストに乗っ取られるという皮肉な状況が設定されています
- 2. イメージが広がるか?
- 良いログラインは、その一文から作品全体のイメージが広がるようになっています
- 読者や観客は、そのログラインから物語の全体像や潜在的な可能性を想像できるべきです
- 3. 客層と制作コストが想像できるか?
- ログラインは、ターゲットとなる観客層と制作コストを想像させるものである必要があります
- これにより、作品がどのような市場向けで、どれほどの予算が必要かを判断しやすくなります[1][2][4]。
- 4. インパクトはあるか?(パンチの効いたタイトル)
- インパクトのあるタイトルは、ログラインと組み合わせて強い印象を与えることが重要です
- タイトル自体も物語のテーマやトーンを反映し、記憶に残りやすいものであるべきです
関連ページ
最終更新:2024年11月03日 15:39