三胴戦艦を叩け！ - めておすがらくた

【三胴戦艦を叩け！】

日時	2013/05/26-27
主催者	餅
過去ログ	１日目

＜参加キャラ＞

持ち主	キャラ
LefTonbo	バトーラ、オルティ、ロトック
ueda	宮田、秋村、シース
ぼて	ディア
のりもも	リネ
藁田猫	ジルバート、ウィグラル、クェンシィ、 ゆーや、藁田猫
仲村亀樹	ワンヤイロ、ルテフォ
RD-Cat	ガイス、リフィ、ラーティ
dai	アレフ、ギーメル、ダレット
驚がく	ハナ
餅	うさぎ兵、スズメちゃん、リジェン、 フロウ、ヴェロ（初登場）、メアリス
トマトナイト	フィー、レニア、テイル（初登場）

＜ストーリー＞

前日に来たハナと軽田のことで宮田たちが盛り上がっていると、青い鎧を着た男が来た。
彼の名はフィー＝Ｆ＝ファーランド。　ずっと前に交流所の常連だった男だ。
久々に来たフィーのことで盛り上がっていると、ハナが一人で来た。
彼女の右耳には無線機がついていた。　病院から中々出れない軽田が、これを通じて皆と話すのだ。

そこへうさぎ兵一行が、何かを落とすというような話をしながら来た。
一行が事情を聞いてみると、均衡維持軍が『三胴戦艦』なる、その名の通り三つの胴を持つ戦艦を建造しているという。
放っておいたらこれで何をされるかわからないので破壊しに行かなくてはならない。
そこでレニアは知り合いの軍人、テイル曹長を呼び、オルティも戦闘が得意なロトックを呼んで来た。
さらに庭にジルバートが落下してきた……尻尾の下にウィグラルを敷いた状態で。
とりあえずメンバーが揃ったのでフロウのゲートで三胴戦艦に乗り込むこととなった。
なお、宮田はルテフォとお留守番である。

フロウのゲートを抜けた一行は、箱が積み上げられた船倉のような場所に出た。
爆弾の設置ができる者は船の機関部へ、残りは中央の甲板で陽動……とうさぎ兵が解説するが、
ジルバートはあんまり聞かずに略奪に励んでいた。
とりあえずディアやTEAM YELLOW、ウィグラルらが陽動を務めることになり、甲板に続く左艦部へと移動した。
機関爆破組のメンバーはうさぎ兵やテイル、ジルバートらとなった。　彼らは陽動組が少し離れるまで待機する。

中央艦へと続く通路を進む陽動組。　しかしすぐ監視カメラに気づかれて、戦闘になる。
秋村とハナが素早い動きで敵を翻弄し、続けてTEAM YELLOWが銃撃を開始する。
が、一行の侵入を知らせるアナウンスが鳴り響き、ますます敵が増えてしまう。
しかも敵は対亜人弾を持っており、ウィグラルやハナには脅威だ。
何とか突破して連絡橋に出ると、今度はバリケードからグレネードと機銃掃射が来た。
秋村は落ち着いてグレネードを投げ返し、リネとディア、ハナがバリケードを飛び越えて攻撃、
仕上げにTEAM YELLOWの三人が撃ちまくって敵を撃退した。
戦闘中に対亜人弾による傷を負ったウィグラルはリネに治療してもらう。
こんなものを用意するほど、均衡維持軍は人でない者たちを憎んでいるのだ。　人間達に虐げられた過去を思い出すウィグラル。
とにもかくにも、陽動組は中央艦の甲板へと乗り込む。

同じ頃、機関爆破組も動き出し、別な連絡橋を進んでいた。
リジェンの得た情報からもう道はわかっている。　殆ど妨害を受けることもなく、一行は中央艦の機関室にたどりついた。
機関室は無人であるかに見えたが、一人だけ男がいた。　汚れた作業着を着て、メガネをかけた青年だ。
彼は自らをヴェロと名乗る。　『トゥレス』―――この三胴戦艦の設計をした人間なのだが今は整備士らしい。
一行の中にドラゴンやミッフィー（うさぎ兵のことらしい）がいるのに驚くヴェロ。
しかし、一方でこのまま均衡維持軍にいるより面白そうだとも思ったようだ。
うさぎ兵はそんなヴェロをよそにブリッジの制圧に向かう。

ところがそこに、誰かの笑い声が聞こえてきた。
いつの間にかメアリスが現れ、部屋の中の高いところから一行を見下ろしていたのだ。
メアリスは何となくだるそうで、顔色も悪い。
また、自分の計画ももう失敗が見え始めていると語る。　それでもこれに賭けるしかない、とも。

メアリスは別空間から無人機を出現させ、一行にけしかけてきた。
その無人機はリングを層状にして、中央に銃をつけたような形で、浮遊する機能があった。
ジルバートはこの無人機に今朝ぶつかりそうになったという。
通信機越しに無人機の特徴を聞いたゆーや、そしてメアリスは無人機を「ガンフロート」と呼んだ。
ゆーやはこの場の誰よりもガンフロートをよく知っていた。
それもそのはず、この機体は彼女の故郷の世界のものだったのだ。
別世界の戦力を持ち込み、さらには隙間世界にワールドイーターまで撒いてどうするつもりだとスズメちゃん。
が、メアリスは隙間世界のワールドイーターに心当たりがなかった。
一行がそのことを追求する間もなくメアリスは消える。

逆さ笑顔がプリントされた数十機ものガンフロートが一行に襲い掛かる。
しかしガンフロートはジルバートのファイアブレスとスズメちゃんの銃撃により全機しめやかに爆発四散した。
もともと物量作戦が前提の無人機であるから、一機一機はザコ同然なのだ。
とりあえずガンフロートの残骸を回収し、陽動組との合流を考え始めるジルバートたち。
その時、甲板の方で爆発が聞こえてきた。
適当にばらまいた爆弾を残し甲板へと向かう一行。　ヴェロは結局このままついていくことになった。

一方機関室での一幕の最中、陽動組は中央艦の甲板に出ていた。
さっそく警報が鳴り響き、兵士たちが襲い掛かってくる。　しかも上空からは戦闘ヘリも来た。
それらの相手をしていると、「所属不明機接近」のアナウンスと共に艦に配備されていた二機の戦闘機が出撃しだす。
しかし戦闘機は一行を攻撃するわけではなく、艦から離れて別な何かと戦いに行った。
とりあえず、一行は地上の兵とヘリの相手を続ける。
ヘリがディアの針弾やフロウの対空ミサイルによって撃ち落され、兵士も殆ど戦闘不能となった頃、
先ほどの戦闘機が謎の敵に破壊され墜落していくのが見えた。
そしてそのうち一機は甲板に突っ込んできた。

甲板に墜落した戦闘機は兵士たちを潰して爆発したが、一行は何とか無事だった。
しかしその直後、黒い戦闘機が一行の頭上を駆け抜けていった。
戦闘機にはもはやおなじみのスマイルマークがついていた。　メアリスのものだ。
そこに、フロウへうさぎ兵とスズメちゃんからの通信が入った。
うさぎ兵はブリッジを制圧したとのことで、一方スズメちゃんは先ほどの無人機のことを報告する。
戦闘機のことをフロウから聞いたうさぎ兵はブリッジから艦の武装を操作し攻撃するが、当たらない。
そして戦闘機はブリッジにミサイルを発射し、ブリッジは爆発。　うさぎ兵の安否が不明に。

戦闘機は一旦高度を落として甲板に降り、一行に向き直る。
そのコックピットがあるはずのところにはカメラが積んであるだけだった。　無人機のようだ。
すぐに戦闘機は洋上に飛び出していき、一行に攻撃を始めた。
相手は素早く、そして攻撃的だ。　秋村は一撃で勝負を決めることを考え、刀に炎の蛇をまとわせ始める。
以前ダースとの戦いで使った技「業炎蛇翔」を使うつもりだ。

そこにブリッジを脱出してきたうさぎ兵が現れた。
さらにジルバートが色々とぶち破りながら現れ、後ろからスズメちゃんらも続く。
ついでに敵の攻撃で吹っ飛ばされたミサイルランチャーのコンテナも来た。　決着をつける時が来たようだ。
ジルバートが飛び上がって戦闘機にブレスを吐き、一行は取り出したミサイルランチャーを撃ちまくる。
しかし戦闘機は真横にスライドしたり急速回頭したりして軒並み攻撃をかわしてしまう。　無人機ならではの動きだ。

ここでようやく秋村が業炎蛇翔のチャージを終えた。
百匹の火蛇を吸った刀が巨大な炎の蛇に変化し、戦闘機を追うも、かわされてしまった。
だが、ハナがピンクの気弾を放って当てた。
そこに、ヴェロとジルバートにミサイルランチャーの使い方を教わったウィグラルがミサイルをぶっ放し命中させた。
戦闘機は墜落しそうになるがギリギリこらえて再び上昇する。
それを見たジルバートは３ケタあるという体重を活かし超必殺ドラゴニック・ドロップ（ボディプレス）で戦闘機を落とそうとした。
さらに秋村が腕を大きく振る。　すると、炎の蛇がそれに合わせてうねり、再び戦闘機に突っ込んだ。
ボディプレスで翼を折られ、炎の蛇も直撃し、戦闘機はようやく墜落した。
そしてジルバートは海に落下した。

戦いは終わり、辺りには一行、そして船と自分たちの応急処置をする均衡維持軍兵たちだけが残った。
ジルバートも無事に上がってきた。
スズメちゃんは最後の仕上げとして、機関室に仕掛けてきた爆弾を爆破する。
一行は生き残りの兵士達に脱出を促し、フロウのゲートで交流所に帰った。

爆破作戦の最中、交流所では宮田がリフィの相手をしていた。
そこにシースも来る。　ロッシュがメガネと二人で作業をしていて自分の居場所がないようだ。
またクェンシィも来た。
仲良しのクェンシィとリフィは二人で楽しく遊ぶが、ラーティがリフィを迎えにきた。　残念そうに帰っていくリフィ。
その後しばらくして、一行が戻ってきた。

戻ってきて落ち着いたところで、改めてヴェロは自己紹介をする。
交流所メンバーやその知り合いにはエンジニアの者もいることを聞き、期待するヴェロ。
今日のことを話しているとゆーやがワープしてきたので、ジルバートはガンフロートの残骸を見せた。
残骸を見たゆーやは、これは間違いなくガンフロートであると言う。
自分が故郷と藁猫陣営の拠点の行き来に使うゲートを通じ、設計図がリークしたのではないかと推測するゆーや。
が、「それはありえない」という声が。　ゆーやが横を向くと、そこには陣営主・藁田猫の姿があった。
彼曰く、自分たちの使うゲートは生命体を送ることはできても設計図などのデータを送るのはできないらしい。
考えられるとしたら、以前交流所近辺に現れたもの(*1)などを拾ったりしてデータを得たということらしい。

いずれにせよ、今後はゆーやの世界の無人兵器とも戦わなくてはならなさそうだ。
よほどスゴいのがこない限りここの住人であれば大丈夫なはず、と藁田猫。
ゆーやはその「よほどスゴいの」として『イェーガーフレーム』なる兵器を挙げる。
これは人型無人兵器の成れの果てのようなもので、全身が火器であり、計り知れない戦闘力を持つという。
こんなものが来たらいくら交流所メンバーでもただではすまないだろう。
もっとも、一つしか建造記録が残っておらず、それも本当かどうかわからないそうだが。
その後、話は最近目覚めた霧島改式と、廃ビルの戦いで連れてきた紫電のことに移った。
霧島はトレーニング中だが紫電はまだ心が落ち着いていない様子だという。
一通り報告が終わったところで藁田猫はこのまま寝ていいかと言い、ゆーやたちと一緒に寝ることにした。

一方うさぎ兵たちはヴェロの部屋のことで話をしていた。
交流所の部屋は埋まりつつある……かに見えたが、スズメちゃんの手により地下に広大な空間が出来上がっていた。
そしてそこに新しい部屋も作られていたのだ。
ヴェロはスズメちゃんにそこまで案内してもらい、フロウも自分の部屋に戻って眠りについた。
残されたうさぎ兵は、リジェンに三胴戦艦での無人戦闘機との戦いを記録したビデオカメラを渡す。
恐らくクロウサギ―――自分たちがいた世界の技術を使ったのだろうと考えるうさぎ兵。
ついでにヴェロを案内して戻ってきたスズメちゃんがメアリスのことを話す。
メアリスがワールドイーターをまいたのでなければ一体どこから沸いたのだろう。　悩むうさぎ兵。

こうしていくつかの謎を残し、三胴戦艦爆破ミッションは終わりを迎えたのだった。