LCDシャドウマスク方式(MSLA方式)

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備考

バックライトにUV-LEDを使用し、液晶ディスプレイをマスキング型として活用することで、面ごとUVレジンを(任意の場所だけ)硬化させ造形を行う。
造形にかかる時間は高さ方向のみに依存するため、造形プラットフォームに収まる範囲内であれば、一度にどれだけの面積を出力しても出力にかかる時間は変わらないという特徴をもつ。
ただし液晶ディスプレイを使用する関係で、出力品の輪郭は液晶の解像度と積層ピッチに応じた角ばりをもつ。
厳密にはDLP式もSLA式の中の一種。

2018年現在、液晶は解像度2kのものが主流だが将来的には4kのものも市場に流通する可能性がある。
2020年現在、Phrozen Sonic 以降、UV透過率が高く露光時間の短縮と液晶パネルの耐用時間の長さを両立できるモノクロ液晶を採用した機種の普及がメーカーを超えて進んでおり、8.9インチ以上の大型LCDを採用した機種では4Kモノクロ液晶が普及しだしている。

LCDのメリットは既存のLCD生産設備を使用し生産できるため低価格にできる事。ただし、紫外線は有機物に吸収され、光化学反応を起こすため、シリコントランジスタで構成される液晶はダメージが懸念される。
低価格ラインのLCDタイプは、低品質の液晶ラインを流用していると思われるため、ドットの精度が悪く上記のようなパリッとした輪郭をでている機械はあまり見たことがない。FDMなどと比べるとクオリティはものすごく、普及モデルとしては十分だと考えられるが。

DLP(ディーエルピー)とは、デジタルミラーデバイス (DMD)を用いた映像表示システムのこと。(Wikipediaより
 DLPは「プロジェクター方式」を示すものではない。DLP型プロジェクターとLCD型プロジェクターが存在し、
 DLP(LCD方式)は大きな間違い。
 書くなら プロジェクター型⇔レーザー型、 プロジェクター型(LCD方式)⇔プロジェクター型(DLP方式)


個人で購入可能な低価格帯光造形機のメーカー各社は、独自色を打ち出したい思惑からか出力方式の名称の統一が行われていない。
Wanhao のように一部メーカーや 3Dプリンタ専門サイトの記事、本邦では近年まで 情報サイトの記事 や一部販売ショップにおいても底面からレジンタンクに向けてのUVの面露光というボトムアップ型出力の共通点からDLP方式とLCD方式の表記の混同が見られることもしばしばだった。

包括的な呼び方として日本でLCD方式という語が広く浸透しだすのは、2018年発売のPhrozen ShuffleやAnycubic LCD Photonといった機種のヒットを受けた、2019年4月発売の鉄道模型デジタルモデリングマニュアル (Amazon)掲載の SK本舗代表による記事以降となる。

(管理人注)2018年開設の本SLAwikiにおいては、開設当時におけるわかりやすさを優先しDLP(LCDシャドウマスク方式)という表記を用いていたが[LCDシャドウマスクという表現はLCD Photonに倣うものである]、LCD方式という言葉の浸透に伴いDLP(LCDシャドウマスク方式)という併記は2020年夏以降避けていくものとしたい。

2021年現在、英語圏ではMSLA(Masked StereoLithography)の略称が定着している模様。

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最終更新:2021年11月15日 00:58