七人の惑星神
【MARS】 - 【火星神】

火星は、漆黒の髪と瞳を持つ美貌の青年としてイメージされています。真紅の鎧に身をつつんだ戦姿は、すべてを焼き尽くそうとする苛烈さと同時に、匂いたつような艶やかさを漂わせています。
その性質上、火星の力が宿ると、筋力や戦闘能力の向上が見込めるでしょう。
【MERCURY】 - 【水星神】

あらゆる知性、そして学問を司る水星神は、聡明な瞳を持つ青年僧の姿で描かれています。その穏やかな外見に似合わず疾風を伴なって移動する俊足の持ち主として知られています。水星神の加護を得た人物は、鋭敏な知性と深い教養、そして強大なる魔力を授かると言われています。
【JUPITER】 - 【木星神】

筋骨隆々とした中年男性として描かれる木星神は、正義や法を司る神として知られています。その逞しい両腕は、人々を不当な暴力から守るためのものなのです。
予想どおり、木星神の加護は耐久力の増大という形で現われますが、それは肉体だけでなく不屈の精神力を持つという意味でもあります。
【DIANA】 - 【月神】

太陽の光を受けて、淡く白銀に輝く星です。
緑の黒髪を持つ美しい女性の姿として描かれる事が多いようです。
夜の闇から人々を守るだけあって、月の女神の加護は邪悪なる存在からの強力な盾となるでしょう。
【APOLLO】 - 【太陽神】

七惑星の筆頭であり、全ての生命の根源を司る星です。
絵画などでは、幾多の流星を従えた雄々しき姿で描かれていますが真実の姿は誰にも判りません。そもそも神の外見を我々が想像できるという考えそのものが、不遜なのかもしれません。
太陽の加護を得られれば、体力と活力に恵まれることになります。
【VENUS】 - 【金星神】

純白の翼をすなえた麗人として描かれている金星神ですが、女性であるのか、少年なのか、または両性具有の存在か、様々な説が唱えられてきました。明けの明星・宵の明星という二つの顔を持つ事から、男女双方の性質を併せ持つという所に現在は落ち着いているようです。
そうした巧みさ・器用さは、金星神の守護を受けた人間にも宿ることになるでしょう。
【SATURN】 - 【土星神】

冥府の番人、生死を司る存在である土星神は、仮面をつけた不気味な姿で描かれることが多いようです。彼、もしくは彼女が素顔を隠している理由は定かではありません。しかしその白き無貌の前に、人は自らの罪過を否応無しに思い知らされるといいます。
それゆえ土星の守護は、自らの行動を律することも意味します。結果として美徳が上がるのは言うまでもありません。