囚われた魔法使い
街の偉大なる魔法使いが行方不明となった。
どうやらモンスターによって囚われの身となったらしい。
場所は地底の要塞だ。彼を早く助けねばならない。
どうやらモンスターによって囚われの身となったらしい。
場所は地底の要塞だ。彼を早く助けねばならない。
入手アイテム
PC-8801 / MSX2
アイテム名 | 種類 | かかっている星 | 魔法 | ||||||
火 | 水 | 木 | 月 | 太 | 金 | 土 | |||
赤い宝石 | (小石) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
炎の水晶 | (小石) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
モーニングスター | ARMS | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
ENERGY ROD | ROD | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | なし |
翡翠の指輪 | RING | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
金の指輪 | RING | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 0 | なし |
めのう入りの衣 | ROBE | 0 | 0 | 0 | 12 | 0 | 0 | 0 | なし |
PC-9801 / X1Turbo / PC-88VA / IBM-PC
アイテム名 | 種類 | かかっている星 | 魔法 | ||||||
火 | 水 | 木 | 月 | 太 | 金 | 土 | |||
赤い宝石 | (小石) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
炎の水晶 | (小石) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
MORNING STAR | ARMS | 8 | 6 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | なし |
ENERGY ROD | ROD | 0 | 6 | 0 | 2 | 10 | 1 | 0 | なし |
翡翠の指輪 | RING | 0 | 1 | 5 | 6 | 0 | 4 | 0 | なし |
金の指輪 | RING | 0 | 0 | 4 | 5 | 2 | 7 | 0 | なし |
聖なる衣 | ROBE | 1 | 0 | 0 | 8 | 3 | 0 | 5 | FIRE WALL |
CHAIN MAIL | ARMOR | 0 | 0 | 12 | 0 | 0 | 3 | 0 | なし |
プロローグ
その魔法使いが、いつペンタウァの王国から姿を消したのかは誰も知らなかった。隣人に言付けを残してはいなかったし、館の扉に『旅行中』の張紙をしてもいなかった。もっとも、この国でそんな張紙をするのは、盗みに入ってくれと頼んでいるに等しいが。ペンタウァの人々は国から消える者に対して無関心だが、その魔法使いが消えた事は国中の噂になっていた。なぜなら彼は王直属の、今まで国を守護していた偉大なる魔法使いだったのだから。
ペンタウァの王国に住む魔法使い達の中で、他の者を超越する魔力を秘めていたり、類まれな魔法の才能を有する者は、王の元へと召し上げられる。彼らは、悪意に満ちた呪文や邪悪な魔物が国を侵さぬように結界を張ったり、疫病にかかった人々を魔法によって癒したりといった、国を守護する重要な役目をはたしている。以前は、複数の魔法使いがこの仕事に就いていたが、ここ数年ペンタウァの王国には力ある魔法使いがいなかった。消えた魔法使いは、現在この仕事に就いている唯一の人物だったのだ。
千もの根拠を持たぬ噂が、国のいたるところで囁かれていた。中でも、彼の結界によって国への侵入を妨げられた魔物達が、何らかの手段を用いて彼を誘拐し、火山のふもとにある洞窟へと連れ去ったのだ、という噂が最も信憑性が高く、多くの国の人々に信じられていた。奇怪な噂のわきたつなかで、人々の心を次第に支配していったのは、守護者を失ったペンタウァの王国に対する不安感だった。時間がたつにつれ、重苦しい空気が国に満ちていった……。
王によって出された魔法使いを救出せよという布令は、多額の報奨金の魅力もあって、多くの冒険者を旅立たせた。魔法使いを早く助けださねば、国は破滅への道をたどるだろう。魔法使いを救う事は、国を救う事でもあるのだ。意気揚々と旅立つ冒険者達を見送った国では、小さな疑問が持ち上がっていた。なぜ彼ほどの魔法使いが、やすやすと魔物達に囚われてしまったのだろう……。
ペンタウァの王国に住む魔法使い達の中で、他の者を超越する魔力を秘めていたり、類まれな魔法の才能を有する者は、王の元へと召し上げられる。彼らは、悪意に満ちた呪文や邪悪な魔物が国を侵さぬように結界を張ったり、疫病にかかった人々を魔法によって癒したりといった、国を守護する重要な役目をはたしている。以前は、複数の魔法使いがこの仕事に就いていたが、ここ数年ペンタウァの王国には力ある魔法使いがいなかった。消えた魔法使いは、現在この仕事に就いている唯一の人物だったのだ。
千もの根拠を持たぬ噂が、国のいたるところで囁かれていた。中でも、彼の結界によって国への侵入を妨げられた魔物達が、何らかの手段を用いて彼を誘拐し、火山のふもとにある洞窟へと連れ去ったのだ、という噂が最も信憑性が高く、多くの国の人々に信じられていた。奇怪な噂のわきたつなかで、人々の心を次第に支配していったのは、守護者を失ったペンタウァの王国に対する不安感だった。時間がたつにつれ、重苦しい空気が国に満ちていった……。
王によって出された魔法使いを救出せよという布令は、多額の報奨金の魅力もあって、多くの冒険者を旅立たせた。魔法使いを早く助けださねば、国は破滅への道をたどるだろう。魔法使いを救う事は、国を救う事でもあるのだ。意気揚々と旅立つ冒険者達を見送った国では、小さな疑問が持ち上がっていた。なぜ彼ほどの魔法使いが、やすやすと魔物達に囚われてしまったのだろう……。
冒険の目的

ペンタウァの王国を守護する魔法使いが行方不明になってしまった。彼の正確な居場所は定かでないが、噂によれば火山のふもとにあるダンジョンに、彼に憎悪の心を抱くモンスター達によって幽閉されているらしい。今まで、彼の魔法によって作られた結界のおかげで、邪悪なモンスター達が国に侵入するのを未然に防げたのだし、彼の治癒の魔法があったからこそ、多くの疫病が国中に広がらずに済んだのだ。その彼を失った国は、生まれたばかりの赤子よりも無防備になってしまった。今、大きな災厄がくれば、国はひとたまりもないだろう。一刻も早くダンジョンへ旅立ち、消えた魔法使いの行方をつかみ、もし彼がモンスター達に囚われているなら助け出さなければならない。それが、ペンタウァの王国を救う唯一の方法であるし、これまで国を守ってくれた魔法使いに対する恩返しとなるだろう。彼ほどの魔法使いがあっけなく囚われたのだ、ダンジョンに待ち受けるモンスター達は、かなりの強敵に違いない……。
登場アイテム

- 赤い宝石
ダンジョン内の閉ざされた扉を開く鍵となる。しかし、この宝石に触れようとした者は、なぜか手にひどい火傷を負ってしまうという。


- 炎の水晶
赤い宝石同様、閉ざされた扉を開く鍵となる。灼熱の溶岩の中でも燃え尽きないところから、この名前が付けられたらしい。


- モーニング・スター
幾本ものトゲが付いた鉄球を、鎖で棒につないだ武器。破壊力は高く、このダンジョンでは重要な役割を果たす事になる。
登場モンスター
ウェア・ラット | 壁の穴から現れ、列を組んで襲って来る。 |
オーガー | 大型の人食い鬼で常に追いかけてくる。 |
オークジェリー | どろどろした液状のモンスター。 |
スパイダー・ラージ | 巨大な蜘蛛のモンスター。滅多に攻撃してこない。 |
ハーピー | 女の顔をした鳥の怪物で、汚物を落とす。 |
ホーネット | 地下へ通ずる穴から現れ、追いかけてくる。 |
溶岩 | マグマの中から吹き出してくるだけのものだ。 |
キラー・ボール | 魔力を帯びた球としか分からない。 |
ファイアー・エレメント | 地面の炎を消すと上から降りてくる。EXP : 1500 |

- ウェアラット
ウェアラットは獣人の一種で、ふだんは人間の姿だが、必要に応じてネズミに変身する事ができる。このダンジョンの中では中間の姿をとっている場合が多く、槍をたずさえ冒険者を攻撃する。


- オーガ
人間を上回る大きさの、大型の鬼族である。彼らは人喰い鬼で、ダンジョンの中で冒険者に出会えば見境なく襲いかかってくる。オーガとの戦いに敗れれば、彼らの次の食事にされてしまうだろう。


- オークジェリー
外見はスライムに似ているが、単細胞生物のアメーバーが巨大化したモンスターである。獲物を見つけると、体の下にある口で消化する。体の中心にある核を潰してしまえば楽に倒せるだろう。


- スパイダー・ラージ
人間並みの大きさを持つ、巨大なクモである。ダンジョンに巣を張り、獲物がかかるのを待っているものが多いが、中には巣を持たず、獲物に直接攻撃をしかけてくる獰猛なものもいるので注意すべきだ。


- ハーピー
人間の女性の上半身と、ハゲタカの下半身を持つモンスターである。性質は狂暴で、非常に好戦的であり、自分の汚物を落としたり、鋭い爪で攻撃してくるので、冒険者にはかなりの強敵だろう。


- ホーネット
ダンジョンに巣を持つスズメバチである。
尻尾には、ミツバチと違って何度でも刺せる、鋭い毒針がある。その毒針を用いて、しかも集団で襲いかかってくるので、あなどれない相手だ。

尻尾には、ミツバチと違って何度でも刺せる、鋭い毒針がある。その毒針を用いて、しかも集団で襲いかかってくるので、あなどれない相手だ。

- ファイヤーエレメント
灼熱の溶岩より生まれた火の精がファイヤーエレメントだ。五大元素のひとつである、火を司るものだけあってプライドが高く、自らの領域を侵したものには、容赦なく炎の攻撃をしかけてくる。