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氷の洞窟

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sorcerian

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氷の洞窟

狂った修道士の実験によって、洞窟の中は北の果てのように凍結してしまった。
しかもその寒波は王国内をも凍らせようとしている。

洞窟内に忍び込み、寒波の原因を取り除くのだ。


入手アイテム

PC-8801 / MSX2

アイテム名 種類 かかっている星 魔法
Aのプレート (石版) 0 0 0 0 0 0 0 なし
Eのプレート (石版) 0 0 0 0 0 0 0 なし
Sのプレート (石版) 0 0 0 0 0 0 0 なし
梃子 (木の棒) 0 0 0 0 0 0 0 なし
風の涙 × 0 0 0 0 0 0 0 なし

PC-9801 / X1Turbo / PC-88VA / IBM-PC

アイテム名 種類 かかっている星 魔法
Aのプレート (石版) 0 0 0 0 0 0 0 なし
Eのプレート (石版) 0 0 0 0 0 0 0 なし
Sのプレート (石版) 0 0 0 0 0 0 0 なし
梃子 (木の棒) 0 0 0 0 0 0 0 なし
風の涙 × 0 0 0 0 0 0 0 なし
真鍮の鎧 ARMOR 0 0 9 0 0 0 0 なし
魔除けの衣 ROBE 0 0 3 4 0 1 0 EXOCISM
戦いの盾 SHIELD 0 0 6 0 2 0 0 なし


プロローグ

 ……いったい、奴にこの檻に入れられてから、どのぐらいたったのだろうか?昼と夜との区別がつかない洞窟の中では、時間の感覚が麻痺してしまう。もっとも、早かれ遅かれ奴に殺される運命の私には、そんな事はさほど重要な問題ではないのだが。しかし、奴の事を“ソクラム様”などと呼んでいたなんて、今となっては信じられない事実だ。
 昔も今も、一般人が奴を見る目はたいして違っていない。それでも、昔の奴は私にとって、ただひとりの尊敬できる人間だった。錬金術の腕は確かだったし、それによって培った化学の知識を総動員して、我々の手で人間を造り出そういう奴の実験は、私にとって非常に魅力的なものだった。その道徳に反するテーマを批判され、ペンタウァを追放されても、私は奴についていった。
 奴がおかしくなり始めたのは、あの書物を発見してからだ。私は弟子仲間とともに、奴の後を追った。国を出ると見せかけた奴は、国はずれの誰も足を踏み入れぬ山へと向かった。そこには、暗き洞窟が口を開け、その内部は忘れられた聖堂となっていた。そして、今にも崩れそうな祭壇の上に書物はあった。埃をかぶった表紙には、こう書かれていた。『キタブ・アル・アジフ』。
 新たな実験の場を得た私は、奴の指示を待ち望んだ。が、書物に目を通した奴の口から、人工生命の実験を再開せよ、という言葉は出てこなかった。「死者復活の実験を始める」、それが奴の吐いた指示だった。驚いて奴を見た私には、奴の目から理性の光が消えている事がすぐわかった。そして思い出したのだ。『キタブ・アル・アジフ』、それは狂える詩人が記した死者の書であり、読む者に狂気を与える邪教の教典である事を。私は仲間とともに奴の実験を止めようとした。が、力及ばず、この檻に閉じ込められてしまったのだ。
 ……こんな事を思い出すぐらいだから、私の命もそう長くないようだ。まあいい。どうせ狂った奴の実験で、この世界は破滅してしまうのだろうから……。

冒険の目的


 ペンタウァの王国に、原因不明の寒波が訪れている。国はずれの山間部から流れてきた冷たい空気に、人々は皆震えあがっていた。誰ひとりとして知る者はいなかったが、その謎の寒波の原因はある人物にあった。彼の名前はソクラム。かつて、人工生命を造り出すという非道徳的な実験により、国を追放される事となった錬金術師である。禁じられた書物を読み、邪教に心を奪われてしまったソクラムは、国はずれにある山あいの洞窟で、死者復活の実験を繰り返している。それは、邪教の教祖である忌わしき存在を呼び出す為の、恐るべき下準備なのである。同様な下準備として、彼は風の精霊を幽閉し、邪神召喚の際に必要となる冷気とエネルギーを採集していた。ペンタウァの王国を襲った寒波の原因はそれだったのである。冷気によって凍りついた洞窟に潜入し、悪の修道師となったソクラムの、邪悪なる実験を阻止しなければならない。さもなければ、国に再び暖かな日々が訪れる事はないだろう……。

登場アイテム

  • プレート
 氷の洞窟の内部には、いくつかのプレートがはめられている。そして、その表面には、様々なアルファベットが彫られている。
  • てこ
 大型の釘抜きの様なものと考えてもらえば良い。だが、この氷の洞窟でいったい何の役に立つというのだろうか……。
  • 風の涙
 ほのかに青白く発光する魔法の石である。しかし、その魔法がどんな効力を発揮するのかは、全く知られていない。

登場モンスター

スノー・トロール 寒い所を好む、好戦的な巨人。
スノー・ボール 触れるものを凍結させる不思議な生命体。
ホワイト・ベアー 洞窟が寒くなってきたのでやって来た北の猛獣。
キラー・スネイク 主に水中に住む毒蛇。全ての生物を攻撃する。
つらら 剣のように尖った氷柱が、天井から落ちてくる。
ソクラム 空を飛び、分身の術を使う修道師ソクラム。だが、慌てることはない。雷を撃っているのが本物のソクラムだ。
エキム 風と竜巻の精霊。身体から出る風に注意。EXP : 500

  • スノートロール
 ソクラムによって改造された、氷の皮膚を持つトロール。氷の洞窟の冷気の中でも活動能力が落ちず、厚く強固な氷の皮膚は、高い防御力を備えている。かなりの強敵と言えるだろう。
  • スノーボール
 ソクラムによって巨大化された雪の結晶が、スノーボールである。その周囲には、少し小さめの結晶が絶えず回っており、敵に会った時には、それをぶつけてダメージを与える。
  • ホワイトベア
 この地方では見られない白熊だが、これはソクラムの狂った実験によって生み出されたものである。
ダンジョンの中を常時パトロールしており、侵入者を発見するとすぐさま襲いかかってくる。
  • キラースネーク
 ソクラムは数々の邪神と接触している。
その中のひとり、イグという名の蛇の神は、ソクラムの忌まわしき実験を誉めたたえ、自分の部下であるキラースネークを彼に与えたのである。
  • 悪の修道師ソクラム
 一冊の魔道書によって邪教に魅せられたソクラムは、死者を蘇らせ、忌まわしき邪神を復活させるべく、悪の修道師となった。
現在の彼は多くの術を習得しており、中でも分身の術を得意とする。
  • エキム
 悪の修道師ソクラムが召喚し、氷の洞窟に閉じ込められた風の魔神で、その下半身は絶えず風に包まれている。竜巻を自由自在に作り操る事ができ、それによって冒険者を巻き上げ、地上に叩きつけるのだ。
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