呪われたオアシス
砂漠に唯一のオアシスが砂漠の王ルワンによって汚されてしまった。
オアシスを元に戻すにはルワンの城にある聖水をオアシスの中に注がなければならないと言うのだが...
オアシスを元に戻すにはルワンの城にある聖水をオアシスの中に注がなければならないと言うのだが...
入手アイテム
PC-8801 / MSX2
アイテム名 | 種類 | かかっている星 | 魔法 | ||||||
火 | 水 | 木 | 月 | 太 | 金 | 土 | |||
油 | × | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
水晶の眼鏡 | (木の棒) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
魔法の鍵 | (木の棒) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
赤い壷 | × | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
青い壷 | × | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
オアシスの薬草 | (枯葉) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
塩酸 | (一握りの砂) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
聖水(手前) | (一握りの砂) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
聖水(奥) | (一握りの砂) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
PC-9801 / X1Turbo / PC-88VA / IBM-PC
アイテム名 | 種類 | かかっている星 | 魔法 | ||||||
火 | 水 | 木 | 月 | 太 | 金 | 土 | |||
油 | × | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
水晶の眼鏡 | (木の棒) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
魔法の鍵 | (木の棒) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
オアシスの薬草 | (枯葉) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
塩酸 | (一握りの砂) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
聖水(手前) | (一握りの砂) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
聖水(奥) | (一握りの砂) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
プロローグ
ペンタウァの王国の歴史をまとめ、一冊の本にするという大仕事も終盤を迎えていた。書き残しがないかと未整理の羊皮紙の束をひも解いた私は、我が友である冒険者シャームズと共に体験した、国を襲ったある危機の記録を発見したのだった。私はそれを、『呪われたオアシス』事件と名付けた。
……ある昼下がりの事だった。解決したばかりの冒険の資料を整理し終えた私は、遅い朝食にキッパー(注:ニシンの燻製の事)を取っていた。その時、階下で大きな足音が聞こえたかと思うと、次の瞬間ドアが開き、息を切らしたシャームズの姿が現れた。「ハドスン君、事件だよ!砂漠のオアシスが砂漠王ルワンによって汚されたという話で、国は大騒ぎだ。これは一大事だよ!!」
「何だいシャームズ、階段を駆け上がったりして。重大な事件だからって、冒険者たるもの、そんな醜態を見せるもんじゃないよ。第一、あの砂漠には誰も住んでいないんだ。オアシスが汚されたところで、誰も困りゃしないよ」
「あぁ、ハドスン君。君はいつもそうだ。そのキッパーだって食べられなくなってしまうというのに。」
「あぁ、シャームズ。君はいつもそうだ。頼むから、僕に理解できるような説明を、一度だけでいいからしてくれたまえ」。私はシャームズに愚痴をこぼしてから、キッパーの生産地を思い出して、はっと我にかえった。
「その様子だと気付いたようだね、ハドスン君。キッパーを運んでくる隊商はあの砂漠を通るしかない。そのルート上にある唯一のオアシスが使えなくなったら、我々がキッパーを口にする事はできなくなる訳だ。それだけじゃない。あのルートを通ってこの国にやってくる物は、ペンタウァにとって重要な、死活に関わる物ばかりだ。これを一大事と言わずに、何というのだね?」
「大変だ! 一刻も早くオアシスを清めなければ、国は大混乱してしまう!!」
「その通りだ、ハドスン君。すぐに冒険の準備をしてくれたまえ……」
……ある昼下がりの事だった。解決したばかりの冒険の資料を整理し終えた私は、遅い朝食にキッパー(注:ニシンの燻製の事)を取っていた。その時、階下で大きな足音が聞こえたかと思うと、次の瞬間ドアが開き、息を切らしたシャームズの姿が現れた。「ハドスン君、事件だよ!砂漠のオアシスが砂漠王ルワンによって汚されたという話で、国は大騒ぎだ。これは一大事だよ!!」
「何だいシャームズ、階段を駆け上がったりして。重大な事件だからって、冒険者たるもの、そんな醜態を見せるもんじゃないよ。第一、あの砂漠には誰も住んでいないんだ。オアシスが汚されたところで、誰も困りゃしないよ」
「あぁ、ハドスン君。君はいつもそうだ。そのキッパーだって食べられなくなってしまうというのに。」
「あぁ、シャームズ。君はいつもそうだ。頼むから、僕に理解できるような説明を、一度だけでいいからしてくれたまえ」。私はシャームズに愚痴をこぼしてから、キッパーの生産地を思い出して、はっと我にかえった。
「その様子だと気付いたようだね、ハドスン君。キッパーを運んでくる隊商はあの砂漠を通るしかない。そのルート上にある唯一のオアシスが使えなくなったら、我々がキッパーを口にする事はできなくなる訳だ。それだけじゃない。あのルートを通ってこの国にやってくる物は、ペンタウァにとって重要な、死活に関わる物ばかりだ。これを一大事と言わずに、何というのだね?」
「大変だ! 一刻も早くオアシスを清めなければ、国は大混乱してしまう!!」
「その通りだ、ハドスン君。すぐに冒険の準備をしてくれたまえ……」
冒険の目的

交易都市ヴァラージ。そこには、数多くの珍しい品物や貴重な産物が集まっており、近隣の諸国はヴァラージを中継地として、それらを手に入れているのだった。ペンタウァの王国も例外ではなく、ヴァラージに絶えず隊商を送っている。しかし両国の間には広大な砂漠が広がっており、その中間地点にあるオアシスがなければ、商業ルートを維持する事は不可能であった。
その砂漠のはずれに、自ら砂漠の王を名乗るルワンなる者が、人知れず城を構えていた。齢300を数える彼は、生まれついてよりこの砂漠を支配していたのだ。しかし、数十年前オアシスが沸き出し、数多くの隊商が砂漠に足を踏み入れるようになった。人間を忌み嫌うルワンがそれを許す筈はなく、怒り狂った彼は隊商の命綱であるオアシスを、呪いを持って汚したのである。すぐにでもその呪いを解かないと、ペンタウァの王国にとって重要な多くの交易品が、ヴァラージから届かなくなってしまう。冒険者達よ、急がなければ……。
登場アイテム

- 油
ルワンの城の貯蔵庫にしまわれている、オリーブから絞られた油。食用ではあるが、それ以外の使い道もあるかもしれない。

- 水晶の眼鏡
ルワンの食事の世話をしているオルアラという老婆が、彼から盗み出したもの。オルアラはこれを老眼鏡として使っているが……。

- 赤い壷、青い壷
かつてルワンが人間の町に行った時に、意味もなく買ってきた物。
彼はこのふたつの壷を、ある道具として使っている。
彼はこのふたつの壷を、ある道具として使っている。

- 魔法の鍵
城の重要な場所を開く、魔法がかけられた鍵である。水晶の眼鏡同様、これも何者かに盗まれてしまっている。
いったい誰が……。
いったい誰が……。

- 薬草
オアシスに生えている、人間には薬になる草。これを燃やした際に出る煙は、独特の香りをもっている。

- 聖水
この砂漠では聖水はかなりの貴重品である。これがあれば、汚されたオアシスを清める事ができるのだが、いずこにあるのだろう。
登場モンスター
ウルフ | 鋭い牙を持った狼。ジャンプして襲って来る。 |
グリムロック | 穴の中から集団で現れ、襲って来る。 |
トロール | 醜い姿をした怪物。扉を開けて出てくる。 |
ホブゴブリン | 並ならない腕力をもって、襲って来る |
マッドマン | 泥の体を持ち、泥の玉を投げつけてくる。 |
リザードマン | 水門の見張り番をしている。 |
クラーケン | 常に遠くの方から剣を投げようとする。 EXP : 1000 |

- バジリスク
ヘビの王と言われるバジリスクには、触れただけで相手を石に変えてしまう、恐ろしい能力を備えている。へたにバジリスクを挑発すれば、パーティ全員が石になってしまう可能性があるのだ……。

- 砂虫
砂漠に住む砂虫は、なんと砂を食料として生きている為、胃の消化液が強い酸性を帯びている。自分の領域に足を踏み入れたものに対しては、その強酸性の胃液を吐き出して攻撃してくる。

- バーサーカー
砂漠王ルワンによって操られた狂戦士である。頑丈な鎧と鋭い剣を装備した彼らの心には、闘争心しかない。その為、侵入者がいかに手強くとも、恐れる事なく、狂った様に剣を振り回してくるのだ。

- ポイゾンスネーク
砂漠にいる毒蛇というと、ガラガラ蛇がほ
とんどだが、ルワンの城を守るポイゾンスネ
ークはかなり大きなものである。その牙には
即効性の強力な猛毒があり、人間の命をた
やすく奪ってしまう。
とんどだが、ルワンの城を守るポイゾンスネ
ークはかなり大きなものである。その牙には
即効性の強力な猛毒があり、人間の命をた
やすく奪ってしまう。

- ビホルダー
巨大な目と口を持つ、恐ろしいモンスター。頭に相当する部分には、11個の小さな目が並んでいる。その姿に恐れをなした獲物に、鋭い牙がずらりと並んだ口で噛みついてくる。

- インプ
意地汚く、ずる賢い下級の小悪魔がインプである。砂漠の王ルワンの忠実な下僕として働いており、城の上空で常時見張りをしている。そして、侵入者を見つけるやいなや、急降下攻撃をしかけるのだ。

- 砂漠王ルワンとゴールドドラゴン
ルワンの居城に潜む、鈍い金色のドラゴンである。普段は城の水浴び場にいるが、ひとたび侵入者を発見すると、その口から炎を吐き攻撃してくる。この竜はルワンが作り出した幻影らしいが……。