不老長寿の水
ある日の事、王の命令によって不老長寿の水を探していた戦士が目的の物を見つけたと言った便りを最後に消息を絶った。
王は直ちに戦士の行方を探るように触れを出した。
王は直ちに戦士の行方を探るように触れを出した。
入手アイテム
PC-8801 / MSX2
アイテム名 | 種類 | かかっている星 | 魔法 | ||||||
火 | 水 | 木 | 月 | 太 | 金 | 土 | |||
戦士の腕 | (一握りの砂) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
水晶のバルブ | (小石) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
水晶のバルブ | (小石) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
水晶のバルブ | (小石) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
銀色の音叉 | (木の棒) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
復活の薬 | POTION | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | RESURRECT |
不老長寿の水 | × | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
GRADIUS | ARMS | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | NOILA-TEM |
PC-9801 / X1Turbo / PC-88VA / IBM-PC
アイテム名 | 種類 | かかっている星 | 魔法 | ||||||
火 | 水 | 木 | 月 | 太 | 金 | 土 | |||
戦士の腕 | (一握りの砂) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
水晶のバルブ | (小石) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
水晶のバルブ | (小石) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
水晶のバルブ | (小石) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
銀色の音叉 | (木の棒) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
復活の薬 | POTION | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | RESURRECT |
不老長寿の水 | × | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | なし |
GRADIUS | ARMS | 10 | 1 | 1 | 1 | 5 | 1 | 3 | NOILA-TEM |
プロローグ
まだ日没前だというのに、酒場のテーブルにはすでに空きがなかった。この時間になって店に足を運んだ飲んべえ達は、愚痴をこぼしながら狭苦しいカウンターに腰を降ろしていた。いつもと変わらず、酒場を満たしているのは騒々しい空気だった。笑い声、怒鳴り声、泣き声が店中に響き渡り、いつ建物が崩れても不思議ではなかった。中でも、西端のテーブルに構える3人の農夫達の声は、店の外からでも聞こえる位にうるさかった。
「ったく、いつになったら土が元気になるんだよ。あんなやせた土地じゃ、雑草だって枯れちまうぜ、なぁ、マリノ」
「ミズキ、おまえの言う通りだ。畑をなくした農夫なんて、子供が生めない女みたいなもんだからな」
ソーサリアン 「でもさぁ、不老長寿の水があれば、土地が元通りになるんでしょ。その水を探しに、名高い戦士が旅立ったっていうじゃない。もうしばらくの辛抱よぉ」
「ラミヤ、頼むから女みてぇな喋り方しねぇでくれ。酔いが覚めちまう」 「なに言ってるんだ。おまえの、しらふの時と酔っている時の違いなんて、吐く息が酒臭いかそうじゃないかって事くらいのもんだ」
「早く不老長寿の水、見つかればいいのになぁ。今のままじゃ、野菜も何も作れないもんねぇ」
他のテーブルの客の会話も、声がもっと小さい以外は3人の農夫達の会話と大差なかった。しばらく前からペンタウァの土地がやせ始め、王の命令を受けた戦士が不老長寿の水を探しに出たのだが、目的の物を見つけたという便りを最後に、消息を絶ってしまったのだ。このままでは、国の農地は全部だめになってしまうだろう。酒場にいる者達は知るよしもなかったが、その頃都の広場は酒場以上の騒々しさだった。旅に出た戦士と不老長寿の水の行方を追って欲しい、という王の布令が張り出されたのである……。
「ったく、いつになったら土が元気になるんだよ。あんなやせた土地じゃ、雑草だって枯れちまうぜ、なぁ、マリノ」
「ミズキ、おまえの言う通りだ。畑をなくした農夫なんて、子供が生めない女みたいなもんだからな」
ソーサリアン 「でもさぁ、不老長寿の水があれば、土地が元通りになるんでしょ。その水を探しに、名高い戦士が旅立ったっていうじゃない。もうしばらくの辛抱よぉ」
「ラミヤ、頼むから女みてぇな喋り方しねぇでくれ。酔いが覚めちまう」 「なに言ってるんだ。おまえの、しらふの時と酔っている時の違いなんて、吐く息が酒臭いかそうじゃないかって事くらいのもんだ」
「早く不老長寿の水、見つかればいいのになぁ。今のままじゃ、野菜も何も作れないもんねぇ」
他のテーブルの客の会話も、声がもっと小さい以外は3人の農夫達の会話と大差なかった。しばらく前からペンタウァの土地がやせ始め、王の命令を受けた戦士が不老長寿の水を探しに出たのだが、目的の物を見つけたという便りを最後に、消息を絶ってしまったのだ。このままでは、国の農地は全部だめになってしまうだろう。酒場にいる者達は知るよしもなかったが、その頃都の広場は酒場以上の騒々しさだった。旅に出た戦士と不老長寿の水の行方を追って欲しい、という王の布令が張り出されたのである……。
冒険の目的

しばらく前から、ペンタウァの土地が次第にやせ始めており、穀物や野菜の育ちが悪くなっていた。国を守護する魔法使いの話では、事件の原因は不明だが、この事態を打開するには不老長寿の水が必要だという。酒場不老長寿の水は人が口にすれば若返り、やせた土地にまけば豊かな土壌になるという、伝説の聖水である。しかし、その水が隠されていると言われるダンジョンは、今だかつて生きて出た者がいない、危険と謎に満ちた場所だった。
王の命令によって、一人の戦士がその地へと赴いた。数日後、不老長寿の水を見つけたという彼の便りが、王の元へと届いた。が、何日たっても戦士は帰還しなかった。事態を重く見た王は、消息を絶った戦士および不老長寿の水の行方を追って欲しい、という布令を国に出したのである。はたして、布令を見て旅立った冒険者達は、戦士と不老長寿の水を探し出して、無事に戻ってくるのだろうか。それとも、消えた戦士と同じ事を繰り返してしまうのだろうか……。
登場アイテム

- 水晶のバルブ
この冒険の舞台となるダンジョンは生きており、その内部には心臓すら持っている。水晶のバルブを心臓に対して用いると、何らかの変化がダンジョンに起きる。

- 銀色の音叉
音叉というのは、音の高さを知るための道具だ。この銀色の音叉は、消えた戦士がダンジョンに残した唯一の手掛かりである。

- 不老長寿の水
飲む者を若返らせ、湿らした土を良土にすると言われている。伝説の聖水。今だ、この品を持ってダンジョンを出た者はいない。
登場モンスター
ヒル | じめじめした所を好み、生き血を吸って生きている。 |
ドッペルゲンガー | 注意!! 仲間の姿を借りて、後をついてくる。 |
胃液 | ねばねばとした酸性の水である。 |
白血球 | 洞窟内に入ってきたものを排除する。 |
酸の水滴 | この洞窟の不純物。酸が含まれているようだ。 |
スラッグ・ジャイアント | 巨大なナメクジの怪物。攻撃すると分裂する。 |
キャリオン・クローラー | イモムシのモンスター。その触手には毒がある。 |
ダブル・デビルズ | 顔が下に来た時にしか攻撃は出来ない。EXP : 1000×2 |

- キャリオンクローラー
巨大なイモムシであるこのモンスターは、口からのびた無数の触手によって獲物を捕えて貪り喰う。その触手には毒があり、それによって触手から逃れた獲物にさえ、死を与えてしまうのだ。

- スラッグ
スラッグとはナメクジの事で、ダンジョンに生息する種類はかなり大きなものである。塩による攻撃に弱いが、大ナメクジを溶かすほどの多量の塩を、普通の冒険者は持ち歩いていないだろう。

- ドッペルゲンガー
このモンスターの持つ恐るべき能力は、出会った人間に化けられる事だ。自分のパーティーに注意しろ。いつの間にか奴と入れ違いになっているかも知れないからだ。

- ヒル
暗く湿ったダンジョンを歩く時は、天井に注意した方がいい。いつヒルが落ちてきて、血を吸いながら病気などを与えてくれるかわからないからだ。しかもそれが特別大きなヒルだったりしたら……。

- 白血球
このダンジョンは生きているので、当然巨大な白血球なども存在している。絶えずダンジョンから分泌されて、侵入者を発見すると、それを自分の体内に取り込んで破壊しようとする。



- ダブル・デビルズ
想像を絶するほどの昔、時を同じくしてこの地に生まれた双子の悪魔である。以前、このダンジョンに足を踏み入れた勇者によって柱に閉じ込められたが、今なお破壊的な眼光を持っているという。