2nd STAGE

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2nd STAGE  ◆.WX8NmkbZ6



 “静”の時間から、“動”の時間へ。
 舞台上にいる多くの者達の意思とは無関係に、再び幕は上がる。 



「お二人さん、十分経ったぜ」
 クーガーが部屋の扉をノックするが、返事はない。
 交代して真司が強く叩くも結果は同じだった。
「おかしいな、どうして――」
「どけ」
「え?」
 真司が振り返ると、ヴァンが奇妙な形の刀を構えていた。
 真司が慌てて飛びのくと、薄くしなやかな刀身が扉に突き刺さる。
 ヴァンの腕の動きに合わせて刀身が踊り、扉を切り裂いた。

 刀を扉から抜き、ヴァンが扉を軽く蹴る。
 簡単に扉が崩れ、室内が露わになった。

 室内を見た全員が、息を呑む。
 一瞬だけ、時が止まったかのようだった。

「何かあったですか?」

 クーガー、真司、ヴァンが部屋の前で立ち尽くす。
 翠星石は彼らの足の隙間から、ヒョイと中を覗き込んだ。

「駄目だ翠星石、見るなッ!!」

 真司の叫ぶ声は遅く、翠星石の悲鳴が木霊する。
 部屋にあったのは破壊されたパソコンと。


 床に打ち捨てられた、三村信史の死体だった。



 この先どうするか――北岡達四人は、この民家を出る事になった。
 狭間の合流がいつになるか分からない以上、この場に留まっても状況は動かない。
 死者の数を考えれば悪化するばかりで、それならクーガーやカズマといった仲間を捜しに行くべきだろう。
 身支度を整え、北岡とジェレミアが先導する形で外に出る。

 しかし民家を出てすぐの道路で、北岡は目を剥いた。
 街灯に照らし出されて金色に輝くライダースーツには見覚えがあった。

「オーディン……!?」

 待ちぶせされていた。
 しかし、いつから?
 つかさ達を逃がそうにも、オーディンが相手ではすぐに追い付かれてしまう。
 北岡がデッキに手を伸ばすより早く、オーディンは金の羽をその場に残して姿を消す。
 その動きにいち早く反応したのはジェレミアだった。
 オーディンの特殊な動きについては既に話してある、それ故に推測出来たのだろう。
「おおおおお!!」
 ジェレミアが刀を抜き、振り向き様に振るう。
 オーディンは北岡達の目の前から、北岡達の後ろにいるつかさの背後へ瞬時に移動していた。
 ジェレミアの刀が当たる前に再びオーディンは消え、今度はジェレミアの後ろを取る。
 向けられた蹴りをジェレミアが左腕で受け止めるが、勢いを殺し切れず塀に背を打ち付ける。
 そこへオーディンが追撃しようとするも、その途中で消えた。

 オーディンは北岡達から再度距離を取っていた。
 ジェレミアの稼いだ時間で北岡が変身し、マグナバイザーを向けていたからだ。

「邪魔をしなければ、貴方達は生かしておいてあげてもいいわ」

 女の声が仮面の下から響く。
 北岡はそれに返答しようとするが、レナの声に遮られた。

「鷹野、さん……!?」
「あら、声だけで分かってくれるなんて嬉しいわぁ。
 嬉しい再会のところ悪いけど……死んで貰えるかしら」

――AD VENT――

 夜の闇を切り裂くようにゴルトフェニックスが現れ、燃える翼をはためかせる。
 四人に向かって突っ込んでくる、それをジェレミアが刀で受けた。
 鋼鉄を切り裂く翼は刀さえも切り裂くが、ジェレミアが手にするのは大太刀・贄殿舎那。
 その頑強さは鉄の比ではない。
 踏み締めたコンクリートが砕けるも、ジェレミアは右手で刀の握りを、左手で刀身を支えてゴルトフェニックスの勢いを受け止める。

――SHOOT VENT――

 北岡の両肩に巨大な二連ビームキャノン砲が現れる。
 それをゴルトフェニックスに向けようとするが、その間にオーディン――鷹野は北岡の背後に立った。
「くっ、」
 反応が遅れ、拳を二撃、三撃と受けてよろめく。
 ギガキャノンを撃とうとした時には鷹野は消えており、代わりにつかさとレナが北岡の視界に入った。
 小回りの利くオーディンと鈍重なゾルダでは相性が悪い、そう判断して北岡が叫ぶ。
「ジェレミア、代われ!!」
 北岡がギガキャノンをゴルトフェニックスに向ける。
 発射すると同時にジェレミアが飛び退り、北岡と位置を入れ替わった。
 ゴルトフェニックスはギガキャノンを回避するように、家屋の隙間を縫いながら飛び回る。

――SWORD VENT――

 つかさの後ろに現れて剣を振り下ろそうとした鷹野に、ジェレミアが飛び蹴りを入れる。
 鷹野が消えてその蹴りは不発に終わるが、着地してすぐにレナとつかさの頭上を通り過ぎる形で刀を振った。
 再びつかさの背後に現れた鷹野に、贄殿遮那が命中する。
「このっ……退きなさい!!」
 鷹野の声に呼応してゴルトフェニックスが嘶き、上空から滑空を始めた。
 避け切れなかった北岡のギガキャノン、その片方の上半分が斬り裂かれ、更にその先にいたジェレミアも弾かれて地面を転がる。

「チェックメイトよ」

 鷹野はレナの首に腕を回していた。
 北岡とジェレミアが動こうとすれば、鷹野はその首を折る素振りを見せて牽制する。
 すぐに殺さないなら、殺害以外に目的があるはずだ。
 北岡は鷹野と対話を試みる。
「要求は何だ……?」
「黙って見てなさい」
 北岡の問いを一蹴し、鷹野はバックルに差していたものを取り出す。

――注射器。

 それをレナの首に、突き立てた。
「レナッ!!!」
 暫くは何も起こらなかった。
 だが次第にレナの呼吸が乱れていく。
 時間ばかりが刻々と流れていく――毒が回るのを待つかのように、鷹野は動かない。
 そして、鷹野がレナの耳元で告げた。

柊つかさルルーシュ・ランペルージを殺したわ」
「え……?」

 つかさが、ジェレミアが、北岡が、息を飲んだ。
 誰も何も言えず動けない中、悪魔の囁きが続く。

ジェレミア・ゴットバルトロロ・ランペルージを殺した。
 北岡秀一はつかさと結託して浅倉威を殺した――浅倉が悪人だったからって、酷い話よねぇ?」

 そして、決定的な一言を口にする。

「あら、大変!
 あなたの周りにいるのは、人殺しばっかりよ……!!」

 レナの表情が驚愕に染まった。
 そして鷹野がレナをジェレミアに向かって突き飛ばす。
 ジェレミアがよろめいた細い体を受け止めて支え、その隙に鷹野は家屋の屋根の上へと移動する。
「待て、貴様……!!」
 呼び止める声に構わず、そのまま消える鷹野。
 北岡とつかさがレナに駆け寄り、呼び掛ける。
「レナ、しっかりしろ!!」
 北岡は弁護士であって医者ではない。
 口から摂取したのではない以上吐かせる事も出来ない。
 鷹野の情報が誤解だと言おうにも、間違った情報ではないだけに説明に迷う。

 突き飛ばされた痛みが収まったのか、レナが目を開ける。
 そして周囲にいる三人を順に見――悲鳴を上げた。

「ぃ、ぁあ、いやぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

 予想外の反応だった。
 物事を冷静に判断出来るレナなら、まず先程の情報を問い糾すはずで。
 その時に一から説明するしかないと、そう思っていた。
 だがレナは既に聞く耳を持たず、北岡らの手を振り払って逃げ出した。
「放して、いや、ぁぁぁぁああああぁあぁぁあああああ!!!!!」
 余りに切迫した声に、ジェレミアも北岡も力で押さえ付ける事が出来なかった。
 伸ばした手からレナの腕はすり抜け、何も掴めない。

 レナが走り去る。
 数秒遅れてジェレミアが立ち上がった。
「っ、追うぞ!!!」
 北岡も頷く。
 後藤もシャドームーンも健在の状況で単独行動、しかもあの注射のせいか冷静さを失っている。
 今のレナは危険過ぎる。
 「北岡達は危険人物」という情報を広められたくないという打算がなくとも、追わないわけにはいかなかった。
 ジェレミアがつかさを小脇に抱えて走り出し、北岡もそれに並走する。
 しかし追い付くよりも早く、レナが箒に跨って空へ浮き上がった。
「くそ、あの箒……!」
 返さなければ良かった、と後悔しても遅い。
 ジェレミアが屋根まで跳ぼうとし、それを北岡が止める。
「何をする、このままでは――」
 北岡のスーツが空気に溶け始めていた。
 変身してから既に十分が経過していたのだ。

 ジェレミアが二人を抱えてレナを追跡するわけにもいかず、北岡のペースに合わせて追う。
「レナを捕まえる、これが最優先。
 それからあの鷹野って奴を捕まえる……!!」
 毒を使った本人なら解毒剤を持っている可能性が高い。
 そして『名簿にない名前』――レナの知り合いは全員死んだ、いるはずのない存在。
 参加者ではなく、主催のV.V.の関係者の可能性がある。
 現にこの場にいる人間の動向を知っていたのだ、普通の参加者であるはずがない。
 神崎が奥の手としていたオーディンを持っていた事がますます信憑性を上げる。
「あいつ、この殺し合いの事を知ってるはずだ……洗い浚い吐かせる」
「無茶を言っている自覚はあるか?」
「あるけど、やらないのか?」
「貴様がやる気だというのに、私がやらないはずがなかろう」

 レナが向かった方角へ走り出す。
 だが箒は速く、地形に左右されないという点でも徒歩より有利だ。
 車で追おうにも視野が限定され、人探しには向かない。
 八方塞がり――北岡がそう思った時、視界の端に見覚えのある『白』が映った。


「やっぱり鷹野は面白い……想像以上だよ」

 椅子に腰掛け、複数のモニターを眺めてV.V.は笑みを深める。
 一つは鷹野を映し。
 一つは竜宮レナを映し。
 一つはレナを追う者達を映す。
 水面に放られた鷹野という一石は、V.V.が考えていた以上の波紋を生み出していた。

「この先が楽しみだ――君もそう思わないかい?」

 V.V.が画面から目を離し、振り返って言う。
 言葉と視線を向けた先は、この室内にいるもう一人の人物。



「ねぇ――志々雄、真実」



 名を呼ばれた志々雄は、返事代わりにニィと口角を上げた。


「痒い……痒い、痒い……」

 片手で箒を操作し、片手で喉をガリガリと掻き毟る。
 頭の中は思考が纏まらずに混乱を深めている。

 つかさがルルーシュを殺した。
 その情報がもたらされた時のあの場の空気を覚えている。
 あれは的外れな情報への困惑ではなく、痛いところを突かれた事への動揺だ。
 北岡とつかさが浅倉を殺した事は分かっていたし、ジェレミアがロロを殺した事も薄々察していた。
 ならば、鷹野の情報に偽りはない。

 ジェレミアはルルーシュに忠誠を誓っていると言っていた。
 それが真実なら、つかさとの協力関係は成立し得ないはずだ。
 それでも成立しているなら、どこかに嘘がある。

――支離滅裂な言葉遣いで追い掛け回されて、海底に無理心中する羽目になった。

 C.C.の言葉を思い出す。
 C.C.はジェレミアについて、嚮団の関係者である可能性も示唆していた――そしてそれを本人も認めていた。
 つまり、ジェレミアは「ルルーシュに忠誠など誓っていない」。
 ルルーシュの弟を殺害している点からも明らかだ。
 嚮団の関係者であり、V.V.の息の掛かった人間。
 それを隠す為に、騎士という身分を嘯いていた。

 ならばジェレミアと奇妙な距離を取っていたつかさは、ジェレミアに騙されていたのだろうか。
 否、つかさは「悪」。
 ルルーシュ一人なら事故かも知れない、しかし浅倉まで「率先して殺しに行っている」のだから、つかさは殺し合いに乗っている。
 そして鷹野の言葉への反応を見れば、それがジェレミア、北岡、つかさの間で共通認識だった事は間違いない。
 全ての情報を総合すると――「あの三人は殺し合いに乗っている、V.V.の協力者達」。
 レナだけが何も知らなかった。
 レナだけが、騙されていた。

 優しかった。
 何故か?
 恐らく『あの脱出方法』の為に利用するつもりだったのだろう。
 ジェレミアがV.V.の関係者なら、きっとあのホームページの事も、脱出方法の事も知っていたはずだ。
 初めから利用する為にレナに近付いた。
 あの三人は他の参加者を利用し、自分達だけ脱出しようとしているのだ。
 何とかしてヴァンとC.C.に合流し、この事を伝え――

 ヴァンとC.C.が信用出来るという確証も、ない。

 助けてくれたというだけで、それも打算があったのかも知れない。
 あのまま一緒にいれば殺されていたのかも知れない。

「誰も、信じられないっ……誰も、みんな……!!」

 C.C.もヴァンも、信じられない。
 「なんであの時に、二人とも私を助けてくれたんですか?」と、自らの問いを思い出す。

――俺はその……これ以上カギ爪の野郎に好き勝手されるのが嫌だったから。

――どうしてだろうな、私にもよく分からないんだ。

「みんな、みんな、信じられ――」

 嬉しかった事も、楽しかった事も、全部嘘。

――君はいいのか。
――泣いていられる時間は、ここが最後かも知れん。

――そうだね、不思議……何で美味しいのに、嬉しくて、楽しくて、……泣いちゃうんだろうね……。

――レナ、しっかりしろ!!

「信じ、……たいよ、ぉ……う、うぅうぅぅぅううう……!!」

 せめて『あんな脱出方法』さえ知らずにいられたら。
 疑う理由を、減らす事が出来たのだろうか――


「上手くいったな」
「ああ、上出来だ」

 御満悦の様子の主人を前に、三村も笑みを深める。
 クーガー達に「あと二人解除出来る」と言えば、C.C.と翠星石を選ぶ事は分かっていた。
 全て想像の範囲内だ。

 志々雄の本来の目標は首輪による参加者の支配。
 参加者達に首輪を外されては元も子もない。
 だがC.C.達のような女子供なら、首輪がなくとも武力で容易に制圧可能だ。
 だから志々雄以外の二人が首輪を外すという条件は、志々雄と三村にとって何らマイナスにならなかった。

 時刻が二十一時を回っている事を確認してからパソコンを端末に接続し、起動させる。
 手際良く操作して『多ジャンルバトルロワイアル』のトップページへ。
 『情報』。
 「一日目の二十一時以降、会場からの脱出方法の一例を開示する。」「→詳細は『こちら』」。
 三村は僅かにそのページを開くのを躊躇った。
 罠?
 しかし、首輪の解除方法に偽りはなかった。
 ならば脱出方法も真実?
 何の為にこんなものを用意している?
 疑問が溢れるが、三村は意を決して『こちら』をクリックした。




首輪を解除した上で、合計十二時間以上同行した参加者を殺害する。(それ以降は案内人の指示に従って下さい)



 は? と三村の口から息が漏れた。
 首輪を解除――した。
 十二時間?
 そして三村は、気付く。

(俺と志々雄が会ったのは――)

 背中から押された。
 よろめくと、右胸から切っ先が生えていた。
 焼けるように熱い――否、焼かれている。
「あ゛……」
 切っ先が抜けると体を支えられなくなり、床に仰向けに倒れ込んだ。
 肺の中に血が満たされ、吐き出す吐息に血が混じる。
「げほっ、は……っ!」
 自らの血に溺れる。
 指先で床を掻き毟る中、見慣れた怪人が視界を遮った。

「三村、てめぇは実に使える犬だった。
 いや、犬ってのは失礼か……てめぇは確かに俺の参謀だった。
 約束通り――『美酒』をくれてやる」

 三村は藻掻くのをやめ、志々雄の言葉を噛み締める。

(おじさん、俺……とんでもないヘマをやらかしたみたいだ。
 死ぬのは二回目……だってのに、俺は『満たされている』。
 志々雄の完全勝利、俺はその礎になったんだ)

「方治より役に立ったかもな。
 誇りに思っていいぜ」

(俺は……このどうしようもなく狂った男の役に立ったんだ。
 そうだ、これが……"The third man”の……!!)

 ぐ、と吐き出し掛けた血を舌の上で転がす。
 自らの血の味を味わいながら、飲み干した。


「勝利の、美酒……!!」


【三村信史@バトルロワイアル 死亡】


 志々雄は三村の死を見届ける。
 その肢体が痙攣すら起こさなくなったのを確認すると、窓が斑に染まった。
 夜の闇とも違う、暗く澱んだ景色。
 その中から現れた人物が、志々雄に向かって恭しく礼をする。

「てめぇが『案内人』って奴か……随分面妖なツラぁしてやがるな」

 志々雄の軽口には応えず、兎顔の案内人は拍手をした。

「ブラボォ。まずはおめでとうございます。
 貴方がこの『多ジャンルバトルロワイアル』最初の脱出者。
 貴方は『この会場から脱出』し、私と共に『控え室』に移動して戴きます」
「会場から脱出はさせるが、元の世界には返さない。
 飽くまで掌の上……順当なオチだな」

 これみよがしに用意された『脱出方法』の情報。
 志々雄はこれで本当に脱出出来るとは思っていなかったし、脱出したいとも思わなかった。
 それでも三村を殺して実行したのは「案内人の指示に従って下さい」という一文の為。
 この殺し合いを計画した人間と接触出来ると判断したからだ。
 「人間」ではなかったが、概ね計算通りだった。

「ならとっとと案内とやらをして貰おうか――ああ、その前に」

 志々雄は三村の血で汚れたヒノカグツチを振るい、パソコンを叩き斬る。
 金属製のそれは二つに裂け、火花を散らしながら画面を黒に染めた。
 そして三村のデイパックを拾い上げる。

「あの連中にはもう暫く、ここで遊んでいて貰おうか。
 ……ま、どうせこの方法を使えねぇ甘ちゃん揃いだがな」

 高笑いと共に、二人の怪人が澱んだ窓の中に消える。
 後には破壊されたパソコンと、物言わぬ死体だけが残された。



志々雄真実……君は僕達に一つの『答え』を提示してくれた。
 ここに招待したのはその特典だと思ってくれていい」

 V.V.は楽しげに言う。
 『答え』を先延ばしにした彼らには、もう少しあの会場で足掻いて貰おう――そう言って笑う。
 その姿を志々雄は静かに見下ろしていた。

「その『答え』とやらがてめぇの目的か?」
「あのホームページで二つの情報を閲覧出来るようにした事に関しては、そうだよ。
 バトルロワイアルに関してなら、それが全てとは言わない。
 大事な事ではあるけどね」

 志々雄はV.V.と向き合って言葉を交わす。
 そして腕を組み、言う。

「成る程、くだらねぇ。
 わざわざ三村をぶっ殺して会いに来てやったってのに、拍子抜けもいいとこだ」

 それを聞いてもV.V.が激昂するような事はなかった。
 「君ならそう言うと思ったよ」と、苦笑を漏らすばかりだ。

「元の世界に帰すのは最後に生き残った一人だけ――これは覆らないよ、僕は嘘が嫌いだから。
 ただし、君はこれからそれ以外については自由にしていい。
 ここで僕らと一緒に会場の様子を見届けて、最後に生き残った者と殺し合ってもいい。
 ラプラスに言って会場に帰ってくれても構わない、好きな場所に出られるから。
 あと監視の手伝いをしてくれている人員に言えば、パソコンの扱い方とかも教えてくれるだろう。
 この特典は気に入らないかい?」
「ああ、気に入らねぇ」

 V.V.の説明を最後まで聞いてから、志々雄はV.V.の胸にヒノカグツチを突き刺した。
 V.V.の薄い背を貫通し、力を失った腕がダラリと下がる。
 次いで刀を振るった勢いを利用して、脱力した肢体を数メートル先の床に叩き付けた。

「それで俺を上手く扱えてるつもりか?
 俺が素直にてめぇの言う事に従うとでも?
 俺の目的がてめぇを足掛かりにした国盗りだってのは知ってるだろ」

 床に転がった死体。
 じわりじわりと血が広がっていく。

「……と、言いたいところだが。
 今は乗ってやるよ」

 動かなくなった死体は痙攣を始め、やがて起き上がった。
「ほう、不死って奴は満更冗談でもねぇらしいな」
「君も欲しいかい?」
「まさか、そいつが隣になきゃあ地獄を満喫出来ねぇだろ。
 生きて、悶えて、最期に笑う……そういうもんだ」
 軽い雑談を挟みながらクツクツと笑う。
 V.V.も余裕を崩さない。

「俺がこう来る事も織り込み済みだろ?
 ただてめぇを磨り潰して奪うもん奪っても、てめぇの予測の内。
 違うか?」

 V.V.は薄く笑うばかりで答えなかった。
 それ以上V.V.に追撃する事はなく、志々雄は踵を返す。
 向かう先は特に決めていない。

「今は好きにさせておいてやるよ。
 俺が飽きるまでは、な」

 言い残し、志々雄は去る。
 脱出者が気ままに『控え室』の中を闊歩するその間にも、モニターの中の現実は移り変わっていく。


――お別れの夜が来たの。
――日の当る世界を教えてくれてありがとう。
――あなたの温かさは日溜りの温かさだったわ。

 鷹野は北岡達に見付からないよう一件の家屋に入り、窓から飛び去るレナの背を見詰めていた。
 レナの首に打ったのは雛見沢症候群の治療薬、C120。
 前原圭一に支給されたのと同じ薬品だ。
 L5発症者への唯一の対処薬だが、普通の感染者や健康な人間に使えば10分以内に瞳孔拡大、発熱、全身の発疹、妄想などを起こす。
 自らへの皮肉を込めて富竹に打つはずだったH173を用いる事も考えたが、こちらは症状が出るまでに数時間掛かるのでやめた。

(私は何をしたい……いえ、何を見たいのかしらね……)

 そもそもレナを殺すつもりでいた。
 まず北岡、ジェレミア、つかさの三人をレナの目の前で殺して絶望させ、その上でレナを殺害して全て終わらせるはずだった。
 しかし敢えて彼らの晩餐が終わるのを待っていた。
 想像以上の抵抗を受けたにも関わらず、ファイナルベントを使わなかった。
 今もわざわざ雛見沢症候群を発症させた上で泳がせている。
 随分レナを殺すのに消極的だ――自分を省みても、そう判断せざるを得ない。

 V.V.やラプラスに踊らされている自覚があるから、わざと回りくどい真似をしようとしているのかも知れない。
 それとも彼らに、何かを期待しているのか。
「下らないわ……」
 吐き捨てるように言う。
 何を考えていようと、既に水面に石を投げ込んでしまった。
 後は坂を転がるように、落ちて行くだけ。

「さぁ、あなた達の『選択』を見せて頂戴」

 戯けてV.V.を真似て見るも、滑稽な自分に痛々しさを感じるばかりだった。
 彼らが雛見沢症候群の悲劇に踊らされて死ぬのを見れば満足なのか。
 彼らが奇跡を起こして雛見沢症候群を打ち破れば満足なのか。
 自分がどんな選択を、どんな結果を求めているのかさえ分からないまま、鷹野は見守る。

 後戻りは、決して出来ない。


 身に纏う制服の色は『白』。
 それは薄汚れようと、夜の市街地の中で確かな存在感を放っていた。

 狭間は探知機を片手に北岡秀一のもとへ向かっていた。
 レナとつかさはともかくジェレミアについては聞かされていなかったが、仲間なのだろう。
 しかしその途中、レナを示す光点が素早い移動を始めた。
(別行動……?)
 それを追うように北岡らの点も動き出す。
 状況は分からないが、北岡達の方が遅い。
 レナは恐らく乗り物で移動している、合流を目指すなら北岡の方だろう――そう判断し、北岡の進路を推測する。
 そして、鉢合わせた。

「お前、狭間……!!」

 北岡に名を呼ばれ、ドクンと心臓が跳ね上がる。

――んなことしなくったって、話聞いてくれる人間はいるぜ?
――あとはテメー次第だ、そこで普通に話しかけることさえできりゃ、話を聞いてくれる人間なんて幾らでもいる。
――元の世界にだって、この殺し合いの世界にだってな。

 呼吸が乱れないよう、緊張を悟られないよう気を配りながら声を出した。
「私は――」
 魔神皇、と言い掛けて止める。
 予め考えていた台詞を思い出し、改めて告げた。
 尊大な態度はそのままに。
 狭間個人として他者に触れ合うと決めはしても、これまでの習慣をそうやすやすとは変えられない。

「どうやら事態が動いているようだな。
 貴様等がどうしてもと懇願するというのなら、この軽子坂高校2年E組の狭――」


「「「助けろ!!!」」て下さい!」


 二人の男の切迫した声に、少女の丁寧な願いは半ば掻き消される。
 こうも正面から言葉を叩き付けられるとは思っておらず、狭間の思考は僅かな時間ながら停止した。
 命令口調に対し「無礼な」と憤る暇さえ与えられず、二人の男は捲し立てる。

「探知機を持っているのだろう、竜宮レナは今どこにいるのだ!!」
「確か魔法使えるんだよな、こうパパッと人を移動させるのとかないわけ!?
 あと治療、毒打たれたのは治せないか!?」

 両肩を二人それぞれに掴まれて揺さぶられる。
 数秒掛けてようやく正気を取り戻した狭間は「離せ」と乱暴に二人の手を振り払った。
「この際だ、私への非礼と説明が後回しになる事を許してやる」
 手元の探知機を操作し、表示された光点を指し示す。

「今、竜宮レナはここにいる。
 人を移動させるような魔法はない、解毒魔法は必ず効く保証はない。
 この女を追い掛けるなら足を用意しろ」



 ジェレミアが出した支給品、ミニクーパーの中で狭間は一通りの説明を受けた。
 運転するのは北岡、案内役となる狭間は助手席、残る二人は後部座席。
 北岡による説明が終わると、狭間は小さく舌打ちをする。
(早速失望させられるとはな……)
 レナは大口を叩いておきながら仲間の足を引っ張っている。
 とは言え、まだ狭間と人間との対話は始まったばかりだ。

 まず――先程この三人は、確かに狭間に関心を寄せた。
 しかしそれは「狭間に力があるから」ではないか。
 打算ですり寄って来ているだけではないか。
 それを確かめる為に、狭間は再び対話を試みる。

「聞きたい事が、ある」

 一瞬で注意が狭間に集まる。
 この場にいる全員が狭間の次の発言を待っている、狭間がこれまでの人生で経験した事のない事態。
 尋ねようとしていた事柄が優秀な頭脳から抜け落ちて、奇妙な空気が生まれた。

「…………あ、後にする」

 「そうか、じゃあ後で」と返す声には呆れも苛立ちもなく、確かに「後で話をしよう」という意味が込められていた。
 一挙一動を注目されているようで居心地が悪い。
 何だこれは、と心中で呟く。
 だが――分かっていた。
 これは確かに狭間が求めていたものだ。
 この居心地の悪さが、妙な気恥ずかしさが、狭間の欲しかったものだ。
 会話がある、会話の中に自分がいる、向けられる視線に嘲笑も侮蔑もない。
 殺し合いの最中であっても、ここには『日常』の片鱗があった。

「あの、狭間さん」

 後部座席から声が掛かった。
 バックミラー越しにつかさの視線を確かめる狭間に対し、つかさは鏡ではなく直接狭間の方を見ている。
「……この私に、何か用があるのか」
「さっき、ビーフシチューを作ったんです。
 錬金術で調合したから食べれば傷が治るし、疲れも取れます。
 それで――」
 錬金術、という言葉に好奇心と探求心を擽られるが、続く言葉に消し飛んだ。

「狭間さんが来るって聞いていたから、狭間さんの分を取っておいたんです。
 後で、食べて貰えますか?」

 絶句した。
 北岡が一方的に誘ってきただけで、狭間は一言も「行く」とは言っていない。
 それなのに合流する前提で考えていたのか。
 図々しい、厚かましい、そんなに私の力を利用したいか。
 そう無理矢理貶める単語を脳内に並べるが、自分の感情は誤魔化せなかった。
 「待たれる」のは、初めてなのだ。

 いつも狭間は待つ側だった。
 待ち続けていた。
 幾ら待っても誰も来なかった。
 自分から行って、拒絶されて、それからは拒まれる事への恐怖でますます動けなくなった。
 回想するうちに――気付けば狭間はつかさの問い掛けに応えていた。

「……感謝しろ。
 この案件を片付けた暁には、この私が賞味してやる」

 レナだけではない、どいつもこいつも脆弱な人間ばかりだ。
 しかし、それだけで済ますのは早計だろう。

 「狭間自身ではなくその力に関心を寄せたのではないか」。
 この問いは一先ず先送りにしてやってもいい。
 最初の接触としては及第点だったと、狭間はこの三人を評価した。
 面倒は多いが、受けて立とうじゃないか――そう思える程度に、一定の満足を得ていた。


「傷口が焼かれてる。
 殺したのは志々雄でまず間違いない、か」
「窓の鍵は全て掛かっているぞ。
 割れた窓はないし、出入り口は内側から施錠された扉一つ、通気口は人が通れるサイズではないな。
 三村を殺した後、志々雄はどこに消えた?」
「とにかく、こうなるとここを離れた方がいいでしょう。
 志々雄の動きが分からない上に、このメンツじゃ後藤にもシャドームーンにも対抗出来ません」

 三村が殺された状況を分析し、先の事を相談するクーガーとC.C.。
 二人の様子を、翠星石は至極他人事のように見ていた。
 別世界で起きた事のように現実味がなかった。
 翠星石にとっての現実は――

「くそぉッ!!」

 三村の死体の傍らに跪き、床に拳を叩き付ける真司。
 表情は歪み、泣き出しそうな声だった。

「何で、何で……!!」

 真司の悔しさは良く分かった。
 ずっと見てきたから。
 ずっと同じ経験をしてきたから。

「何で、……そんな顔が出来るんだよ……!!」

 志々雄を信じ、志々雄に殺された三村は、誇らしげだった。
 己の命と役目を全うしたとでも言いたげな、満たされた表情。
 同じ『シンジ』の名を持つ二人の浮かべる表情は対照的だった。

 真司の気持ちが分かるからこそ、翠星石は何の言葉も掛けられなかった。
 どんな言葉でもその腕を掴む茨の蔓を取り除けないと、理解していた。


「レナッ! レナぁああっ!!!」

 モニターの前で、少女は涙を落とす。
 これまでに繰り返し繰り返し見てきた悲劇が、もう一度繰り返されようとしている。
「お願いっ……お願い、信じて……ッ!!」
 もう何度、希望が絶望に変わっただろう。
 それでも今度こそ強くなると約束したから。
「私はっ、あなたを信じてる……!!
 だから、あなたも……信じて……ぉ、願い、だからっ……」
 嗚咽が混じり、途切れ途切れになりながら叫ぶ。
 信じれば奇跡は起きると、他でもないレナが教えてくれた。
 だから、何度でも叫ぶ。
 この声が届くと信じて叫ぶ。

「みんなを、信じてッ……!!」



 新しい舞台の幕は開けたばかり。
 それぞれの選択の先にあるのは喜劇なのか悲劇なのか――



【一日目夜中/???】
【志々雄真実@るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-(漫画)】
[装備]:サバイバルナイフ@現実、ヒノカグツチ@真・女神転生if...
[所持品]:支給品一式×3、リュウガのデッキ@仮面ライダー龍騎、確認済み支給品0~3(武器ではない)、林檎×8@DEATH NOTE、鉄の棒@寄生獣
     マハブフストーン×4@真・女神転生if…、本を数冊(種類はお任せ)、工具@現実(現地調達)、首輪の残骸(銭形のもの)、首輪解除に関するメモ
[状態]:各部に軽度の裂傷、疲労(小)、首輪解除済み
[思考・行動]
1:ぶいつぅの掌の上にいる。(飽きるまで)
2:気が向いたらガリア王国のジョゼフを持て成す。
[備考]
※首輪に盗聴器が仕掛けられている可能性を知りました。
※クーガー、C.C.、真司らと情報交換をしました。ギアスとコードについて情報を得ました。

古手梨花ひぐらしのなく頃に
[装備]無し
[支給品]無し
[状態]健康
[思考・行動]
1:???
※銀髪の少年により『鷹野三四に従え』というギアスをかけられています。



【一日目夜中/G-8 総合病院】
ストレイト・クーガー@スクライド】
[装備]:葛西のサングラス@ひぐらしのなく頃に、
[所持品]:基本支給品一式、不明支給品(確認済み)0~1、城戸真司のズーマーデラックス@仮面ライダー龍騎
[状態]:身体中に鈍い痛み、両脚に激痛、疲労(大)
[思考・行動]
1:かがみと詩音の知り合い(みなみ、レナ)を探す。
2:後藤を最速で倒す。約束は守る。
※総合病院にて情報交換をしました。
※ギアスとコードについて情報を得ました。
※真司、C.C.らと情報交換をしました。

【翠星石@ローゼンメイデン(アニメ)】
[装備]庭師の如雨露@ローゼンメイデン、真紅と蒼星石のローザミスティカ@ローゼンメイデン
[支給品]支給品一式(朝食分を消費)、真紅のステッキ@ローゼンメイデン、情報が記されたメモ、確認済支給品(0~1)
[状態]身体中に強い鈍痛、疲労(中)、首輪解除済み
[思考・行動]
1:真司と同行し、殺し合いを止める。
2:真紅が最後に護り抜いた人間に会い、彼女の遺志を聞く。
3:水銀燈を含む危険人物を警戒。
4:桐山はカズマに任せる。
[備考]
※スイドリームが居ない事を疑問に思っています。
※真紅のローザミスティカを取り込んだことで、薔薇の花弁を繰り出す能力を会得しました。

【城戸真司@仮面ライダー龍騎(実写)】
[装備]龍騎のデッキ@仮面ライダー龍騎
[所持品]支給品一式×4(朝食分と水を一本消費)、確認済み支給品(0~3) 、劉鳳の不明支給品(1~3)、発信機の受信機@DEATH NOTE
[状態]身体中に激しい鈍痛、疲労(大)、劉鳳を殺してしまったことに対する深い罪悪感、志々雄への嫌悪、首輪(剣心)、カードキー
[思考・行動]
1:人を守る。
2:右京の言葉に強い共感。
3:翠星石と同行し、殺し合いを止める。
※絶影を会得しました、使用条件などは後の書き手の方にお任せします。
※クーガー、C.C.らと情報交換をしました。

【ヴァン@ガン×ソード】
[装備]:薄刃乃太刀@るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-、バトルホッパー@仮面ライダーBLACK
[所持品]:支給品一式、調味料一式@ガン×ソード、ナイトのデッキ@仮面ライダー龍騎、サバイブ(疾風)@仮面ライダー龍騎
[状態]:疲労(小)、右肩に銃創、右上腕部に刀傷、各部に裂傷、全身打撲
[思考・行動]
0:とりあえず前に進む。
1:カギ爪の男に復讐を果たすためさっさと脱出する。
2:C.C.の護衛をする。
3:次にシャドームーンに会ったらバトルホッパーを返す。
[備考]
※まだ竜宮レナの名前を覚えていません。
※C.C.の名前を覚えました。

【C.C.@コードギアス 反逆のルルーシュ R2】
[装備]:ファサリナの三節棍@ガン×ソード
[所持品]:支給品一式×4、エアドロップ×2@ヴィオラートのアトリエ、ピザ@コードギアス 反逆のルルーシュ R2
    カギ爪@ガン×ソード、レイ・ラングレンの中の予備弾倉(60/60)@ガン×ソード、確認済み支給品(0~2)
[状態]:健康、首輪解除済み
[思考・行動]
0:レナと合流したい。
1:利用出来る者は利用するが、積極的に殺し合いに乗るつもりはない。
2:後藤、シャドームーン、縁と紫のスーツの人物(王蛇)は警戒する。ゾルダ(北岡)については保留。
3:ジェレミアの事が気になる。
[備考]
※不死でなくなっていることに気付いていませんが、回復が遅い事に違和感を覚えています。
※右京、ルパンと情報交換をしました。
※クーガー、真司らと情報交換をしました。



【一日目 夜中/G-9 市街地】
【北岡秀一@仮面ライダー龍騎(実写)】
[装備]:レイの靴@ガン×ソード、ゾルダのデッキ@仮面ライダー龍騎(一時間変身不可)
[所持品]:支給品一式×3(水×2とランタンを消費)、CONTRACTのカード@仮面ライダー龍騎、CONFINE VENTのカード@仮面ライダー龍騎
     FNブローニング・ハイパワー@現実(12/13) 、RPG-7(0/1)@ひぐらしのなく頃に、榴弾×1、ミニクーパー@ルパン三世
     デルフリンガーの残骸@ゼロの使い魔、確認済み支給品(0~1)(刀剣類がある場合は一つだけ)
[状態]疲労(小)、軽傷
[思考・行動]
0:運転中。
1:レナを連れ戻す。鷹野を倒して解毒剤を手に入れる。
2:つかさに対する罪悪感。
※龍騎勢が、それぞれのカードデッキを持っていると確信。
※一部の支給品に制限が掛けられていることに気付きました。
※病院にて情報交換をしました。
※レナ、狭間と情報交換をしました。

【柊つかさ@らき☆すた】
[装備]なし
[支給品]支給品一式×2(水のみ3つ)、確認済み支給品(0~1) 、レシピ『錬金術メモ』、陵桜学園の制服、かがみの下着、食材@現実(一部使用)、
    パルトネール@相棒(開封済み)、こなたのスク水@らき☆すた
[状態]疲労(小)、精神的疲労(小)
[思考・行動]
0:錬金術でみんなに協力したい。
1:レナを連れ戻す。鷹野を倒して解毒剤を手に入れる。
2:みなみに会いたい。
[備考]
※錬金術の基本を習得しました。他にも発想と素材次第で何か作れるかもしれません。
※アイゼルがレシピに何か書き足しました。内容は後続の書き手氏にお任せします。
※会場に連れ去られた際の記憶が戻りました。

【ジェレミア・ゴットバルト@コードギアス 反逆のルルーシュ】
[装備]無限刃@るろうに剣心、贄殿遮那@灼眼のシャナ
[所持品]支給品一式×2(鉛筆一本と食糧の1/3を消費)、咲世子の煙球×1@コードギアス 反逆のルルーシュ、USB型データカード@現実、ノートパソコン@現実、
    ヴァンの蛮刀@ガン×ソード、琥珀湯×1、フラム×1、リフュールポット×2、不明支給品(0~1)、
    薬材料(買い物袋一つ分程度)、エンドオブワールドの不発弾(小型ミサイル数個分)、メタルゲラスの装甲板、メタルゲラスの角と爪
[状態]右半身に小ダメージ、疲労(小)、精神磨耗、両腕の剣が折れたため使用不能
[思考・行動]
1:レナを連れ戻す。鷹野を倒して解毒剤を手に入れる。
2:V.V.を殺す。
3:他の参加者に協力する。クーガーとの約束は守る。
4:全て終えてからルルーシュの後を追う。
5:スザクを止めたい。水銀燈を特に警戒。
[備考]
※病院にて情報交換をしました。
※制限により、ギアスキャンセラーを使用すると疲労が増大します。他にも制限があるかも知れません。

狭間偉出夫@真・女神転生if…】
[装備]:斬鉄剣@ルパン三世
[所持品]:支給品一式、ニンテンドーDS型探知機
[状態]:人間形態
[思考・行動]
0:人間と触れ合ってみる。滅ぼすかどうかはそれから考える。
1:北岡らと同行する。
2:レナを連れ戻す。
[備考]
※参加時期はレイコ編ラストバトル中。

【鷹野三四@ひぐらしのなく頃に】
[装備]無し
[支給品]オーディンのデッキ@仮面ライダー龍騎、空の注射器、不明支給品
[状態]健康
[思考・行動]
1:レナ達の選択を見届ける。
※鷹野のデッキに他のデッキと同様の制限が掛かっているかどうかは不明です。


【一日目 夜中/G-9 市街地上空】
【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に(ゲーム)】
[装備]:鉈@ひぐらしのなく頃に
[所持品]:支給品一式、インスタントカメラ(数枚消費)@現実、真紅の下半身@ローゼンメイデン、空飛ぶホウキ@ヴィオラートのアトリエ、
     Kフロストマント@真・女神転生if…、ブラフマーストラ@真・女神転生if…、庭師の鋏@ローゼンメイデン
[状態]:疲労(小)、悲しみ、全身の発疹、発熱、瞳孔の拡大、妄想(雛見沢症候群L4以上)
[思考・行動]
0:誰も信じられない……!?
[備考]
※ギアス、コードについて一定の理解を得ました。
※北岡達と情報交換をしました。
※どの方角に向かうかは後続の書き手氏にお任せします。



【食材@現実】
山田奈緒子がモールで調達
人参、玉葱、牛肉等、基本的な食材が一通り揃っている。

【パルトネール(86年)@相棒】
柊つかさに支給
ボルドーの最高級ワインで、日本語訳は「相棒」。
目玉が飛び出すお値段、間違っても料理にぶち込んでいい品ではない。

【ブランクシチュー@ヴィオラートのアトリエ】
柊つかさが調合
基本的な調合アイテムで(食材)x2と(調味料)x1と井戸水x1が必要、高品質なものでHP回復・中、LP回復・中の従属効果。
今回はつかさのアレンジでビーフシチューになり、HP回復・大、LP回復・大。

【USB型データカード@現実】
アイゼル・ワイマールに支給
ノートパソコンやPDAに挿入する事で、携帯電話やPHSの通信ネットワークを利用したインターネット接続を可能にする通信機器。


時系列順で読む


投下順で読む


150:幕間1 ヴァン 156:再会
C.C.
城戸真司
翠星石
ストレイト・クーガー
三村信史 GAME OVER
志々雄真実 154:世界を支配する者
150:幕間2 北岡秀一 155:Switch(Choice[Player]){...}
柊つかさ
ジェレミア・ゴットバルト
竜宮レナ
149:真・女神転生if...{break;} 狭間偉出雄
145:第三回放送 鷹野三四
V.V. 154:世界を支配する者
ラプラスの魔
古手梨花 161:第四回放送



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