青の地平のトーラ プレイログ E組:導入
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文字色説明
GM: トーラ PC発言 行動説明、PL発言など ナレーション、状況説明 雑談、システム文など
PL: キリサメ PC発言 行動説明、PL発言など
見学者 ただし、A組利禰のPL、B組沙紗のPL、D組アレットのPL
セッションE-1-1 2017/01/28
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BGM:まほろば
Composed by 志方あきこ
Vocal/Chorus by 志方あきこ
A.D. 3782 ソル・シエール
アルシエル再生から6年。
そして、第三塔消滅の日から1年あまりが過ぎた。
一夜にして難民と化した第三塔の住人たちは、その大部分が
ソル・シエールやメタ・ファルスによって保護され、少しずつ落ち着いた生活を取り戻そうとしていた。
しかし、この思わぬ形での融和を快く思わないものも、また一定数存在していた。
そんな中でつい先日発表されたティリア復活計画は、世界に衝撃を以て受け止められた。
ティリア復活の是非、あるいはその代償について、
計画から最も遠いはずのこのソル・シエールでも噂話が途絶えることはない。
見かけ上は平和になった世界。
しかしその現実は安定とは程遠いものであることを、人は思い知ることとなった。
それでも、心を通わせ喜びを分かち合った日の想いを胸に、
人々は今日も生きている――
アルトネリコTRPG コスモスフィアキャンペーン
青の地平のトーラ
Tora won nnoini dor
BGM:コロニー6~静寂~
from ゼノブレイド(任天堂/モノリスソフト, 2010)
Composed by 清田愛未

――ソル・シエール地表 名もない開拓地――
塔の位置から三万ストンあまり離れた地表。
彩音回廊の有効範囲から少し外れたこの場所では、ソル・シエール地域本来の
温和な気候を、年々少しずつ取り戻しつつある。
今日の天気予報はあいにくの下り坂で、塔やホルスの翼は厚い雲に遮られて見ることができない。
3782年も残りわずかとなったある日のお昼すぎ。
ふだんは畑を開墾し耕している開拓者たちだが、この日は地表警備の一隊も加わって
集落の中央にある広場で何かの設営作業をしている。
トーラ:「ほら、そっちに傾いてる! ちゃんと支えて!」
ガルディニエ:「は、はい!」
村人A:「こっちに床材、あと一枚」
村人B:「わかった、いま持っていく」
角材や大きな板などを使って造っているのは、どうやら仮設の舞台のようだ。
村と同様にまだ名前の付いていない年越しのお祭りの、その会場を村人総出で設営している。
今年は初めての試みとして小さな劇団を呼んでいるようで、準備には余念がない。
その様子を遠巻きに見ている女性の姿があった。
先ほど到着したばかりの劇団の役者、キリサメだ。
[見学用] 「年越しの祭り」についてはD組から借りました
[見学用] どっかに6軸違いのメタファルス人の農家が混じってるかもしれない
キリサメ:「ここが今日の舞台か……あまり空模様が芳しくないようだな……上手く行くだろうか」
ガルディニエ:「あ、劇団の人ですか? 今日はこんな仮設の舞台で申し訳ない」 と声をかけます
ガルディニエ:「天気も……ちょっと不安ですね」
キリサメ:「どうも……キリサメだ。今日はよろしく頼む」
ガルディニエ:「ガルディニエです。楽しみにしていますよ」
キリサメ:「ありがとう! こちらこそ楽しみにしているからな!」
トーラ:「ほら、そこ! 話すのはいいけど手を止めない!」
ガルディニエ:「あ、すみません!」 と言って戻っていきます
キリサメ:「……邪魔したかな」
[雑談] ではしばらく時間がありますので、なにかやりたいことがあればどうぞ
[雑談] 商店があれば見てまわろうと思います
[雑談] どういう系の商店ですか?
[雑談] 祭りの出店みたいな
[雑談] あ、なるほど 了解です では生やします
周囲には出店も準備されている。まだ準備中のところもあるが、やっているところもあるようだ。
キリサメ:「あっ、もう開いてるお店もあるのか。どれ……?」 やってる店の近くまで来る
食べ物系と遊戯系がいくつか開いているようですね

[雑談] さてどういうものに興味があるかなw
[見学用] >じゃがバター<
[見学用] 加工する時間まではなかったw
[見学用] ジャガバターおいしいですよね。
[見学用] 美味しいから仕方ない
[見学用] 祭りの屋台の食べ物とは何故あんなにも魅力的な香りがするのだろう
キリサメ:「じゃが……ばたー……?」
屋台の店主:「お? らっしゃい、ちょうど今できたばかりだよ、買ってくかい?」
キリサメ:「あ……えっと、これ一つ」 じゃがバターを買う
屋台の店主:「まいど! 熱いから気をつけて食べるんだよ」 と笑顔で渡してくれます
キリサメ:「ありがとう、いただくよ」
キリサメ:「あつっ!!」
キリサメ:「ふーっ、ふーっ……」
キリサメ:「はふっ」
キリサメ:「あ……おいしい!」 (じっくり味わいながら続ける)
キリサメ:「ふーっ……おいしかった」
[雑談] 遊戯系も一つやってみたいです
[雑談] 了解 では内容はまたそちらで指定してください
[見学用] 最近のお祭りでは金魚じゃなくて人形とかスーパーボールとかよくすくいますよね
[見学用] あ、やっぱり金魚は見なくなりましたよね
[見学用] そうなんですか?
[見学用] やっぱり金魚も生き物だから、あんまり取り扱われなくなったみたいです。飼うのも大変だし
[見学用] なるほど……もう何年もお祭りとか行ってない人←
[雑談] ○○すくいとか射的とかあれば
キリサメ:「さて、他は……? あっ、あれは射的かな?」
出店の店主:「そうだよ、お嬢ちゃん、やってくかい?」
キリサメ:「よし! 望むところだ!」
景品はいろいろと並んでいるが、キリサメが狙いをつけたのは……
[雑談] と投げる どれ行きます?
[雑談] 一体何があるのやら
[雑談] そこらへんは自由にどうぞ、好きなものを入れてください 目標に応じて判定入れますので
[見学用] 射的というと、ぬいぐるみとかライターとかその辺がよく見ますね
[雑談] 扇子(←主装備品)とかこけしとか装身具とか……?
[見学用] あれ本当に倒れるのかなぁ
[見学用] どうだろう 命中率1D-5だからよくわかんにゃい
[見学用] じゃあ達成値8でどうぞ
[見学用] >無理<
キリサメ:「そうだな、あれを狙おう」 こけしをターゲットに絞る
出店の店主:「最初のお客さんだからおまけしちゃおう。弾は6発だよ」
【器用】+【集中】、目標21
そこそこ重いので、上の成功後にさらに【幸運】 難易度10
チャンスは6回です クリティカルファンブル適用、[奇跡]は無しで
【器用】+【集中】と【幸運】で1セットです 前者に成功しても後者に失敗したらまた最初からやり直し
6+4D 器用+集中 → 6+18[3,6,3,6] → 24
3+2D 幸運 → 3+9[6,3] → 12
一発目、命中! 狙い通り、見事に倒すことができた
隣の小さな箱も巻き添えで倒れました
キリサメ:「おっ! やった!」
出店の店主:「うおっ? お嬢ちゃん、うまいな……こりゃおまけしたのは失敗だったか」
出店の店主:こけしと石鹸を一個渡します
キリサメ:「あと5回あるな?」 にやにや
出店の店主:「あー、わかったわかった、やっていきな」
キリサメ:「よし! 次はあれだ!」 うきうきしてかんざし狙う
6+4D 器用+集中 → 6+16[2,6,4,4] → 22
3+2D 幸運 → 3+6[5,1] → 9
二発目、命中したものの倒れず
キリサメ:「くっ……落ちないな」
出店の店主:「あれ狙いか。お嬢さんに倒せるかな」 不敵な笑み
キリサメ:「なにを! 落としてみせる!」 意気込み満々
6+4D 器用+集中 → 6+12[1,2,4,5] → 18
三発目は外れ
キリサメ:「はっ……外したっ?」
出店の店主:「ほらほら、さっきまでの勢いはどうしたのかな?」 と煽っていく
キリサメ:「くっ、もう一回だ!」
6+4D 器用+集中 → 6+16[5,1,6,4] → 22
3+2D 幸運 → 3+4[1,3] → 7
四発目は命中……がびくともしない
キリサメ:「むぅぅ……」
6+4D 器用+集中 → 6+17[6,4,1,6] → 23
3+2D 幸運 → 3+6[1,5] → 9
五発目、命中したが倒れない! 跳ね返った弾が別の小箱を倒す
キリサメ:「びくともしないだと……? くぅぅ、悔しい!」
出店の店主:「はい、おめでとう」 とほぼ残念賞のティッシュを渡す
キリサメ:「まぁでも……こけし手に入った」 ウキウキ
出店の店主:「さああと一発、どうぞ」 にやにやしながら促す
キリサメ:「あっ、もう一発残ってた……」 割と天然
キリサメ:「よーし、最後だ……」
6+4D 器用+集中 → 6+16[6,3,3,4] → 22
3+2D 幸運 → 3+6[5,1] → 9
六発目、命中したが……ついに倒れることはなかった
キリサメ:「くっ……ダメか……っ……」
出店の店主:「まいどあり!」 (……よし、こっちはちゃんとくっついているようだな。危ない危ない)
キリサメ:「かんざし……」
キリサメ:「でも、そもそもこういうのはダメ元だしな。こけしが落とせただけでも儲けものだ」
[雑談] 細工でもしてあったのかw
[見学用] やっぱりゴニョゴニョしてるじゃないか!
[雑談] この手の店のお約束
[見学用] 摘発しなきゃ……

ちょうどそこに雨が降り出した。長雨になりそうな気配だ。
すでに舞台設営作業は終了し会場が完成したようだが、状況は芳しくない。
出店の店主:「あーあ、降り出しちゃったか」
キリサメ:「降ってきたか……」
出店の店主:「こりゃ今日は無理かもな……」 と言いながら店じまいを始めています
出店の店主:「お嬢ちゃんも濡れないうちに戻りな」
キリサメ:「仕方ないな、時間まで雨宿りしよう」
「これは駄目かな」などの声と共に、多くの村人は各々の家に戻っていく。
その中で、先ほど見かけた青髪の女性が、雨に濡れるのも気にせずテレモでどこかしらに連絡をしている。
ほどなく、浅黒い肌の女性が姿を現した。
青髪の女性と二言三言話すと、舞台に上がり、扇を広げてゆっくりと踊り始めた。
キリサメ:「あの人は……? ……誰だっけ?」
舞は独自のもののようだが、雰囲気としてはキリサメの――というよりはソル・クラスタのものに似ている。
どこかで見たかもしれないけれど思い出せない、そういった印象だ。
キリサメ:「見たことあったような……うーん……」
残っていた数人だけが見つめるなかで、舞は10分ほどで終わった。
すっかりずぶ濡れになっている女性二人は、他の観客とともに広場を去っていった。
会場にはもう誰の姿もない。雨はいつの間にか小降りになっている。
やがて、事前の予報とは異なり、雨は上がって空が見えるようになった。
人々は再び外に出てきて、濡れた会場を整え直している。
これなら夕方には予定通り公演ができそうだ。

キリサメ:「あれ……雨、止んだな」
村人A:「本当に止むとは思わなかったが……」
村人B:「お祭りができるならそれでいいじゃないか」 と周囲もざわついているようです
キリサメ:「まさか……さっきの?」
キリサメ:「いや、今は気にしてる場合じゃない、もうあまり時間がないしな」
それからあまり時間はかからず、準備は完了したようだ。
キリサメ:「……もうそろそろ準備が必要かな?」 (舞台の準備に向かう)
BGM:集いの酒場
from ラストストーリー(任天堂/ミストウォーカー, 2011)
Composed by 植松伸夫

公演は無事に終わり、その夜。村の宿屋兼酒場で懇親会が開かれた。
キリサメと同じテーブルには、昼間の二人の女性が居合わせることになった。
トーラ:「初めまして、トーラと申します。このあたりの警備隊の隊長をやっています」
カナメ:「カナメです。あたしはこの村の人じゃないけど、どうしても来てくれって言われて……」
キリサメ:「私はキリサメだ。私もお祭りの舞台出演の依頼があって来たんだ」
トーラ:「あれって、かぶき、というのですね。初めて見ました」
カナメ:「あたしも。キリサメさんはあの踊りはどこで習ったのですか?」
キリサメ:「うーん、それがあまり覚えていないんだ。ソル・クラスタにいた頃からやってたと思うけど」
トーラ:「ソル・クラスタの出身なのですか?」
キリサメ:「ああ。でも、ソル・クラスタにいた頃のことはあまり覚えていないんだ」
トーラ:「私もソル・クラスタの出身なのですよ。塔が消えてこちらに避難していて」
カナメ:「あたしも。今はイム・フェーナに住んでるけど」
トーラ:「でも、あまり覚えていないのですね……ちょっとカナメの踊りに似ていた気がしたのですが」
カナメ:「そう?」
キリサメ:「私も似た雰囲気は感じたが……でも私の舞とは少し違うようだ」
カナメ:「あたしの踊りはただごまかすだけ……いや、それは関係ないけど、
独自に作ったつもりなんですが、同じ出身なら似てるのかもしれません」
キリサメ:「私のは歌舞伎だから、演劇の側面が強いんだ」
カナメ:「へー、演劇。ということはストーリーがあるんですね、よくわからなかったけど」
キリサメ:「元々歌舞伎というのは男がやるものだったが、今では性別の垣根はないそうだな」
トーラ:「男性が、ですか。言われてみれば、キリサメさんも動きが凄かったですよね」
キリサメ:「そんなわけで、私は女であるが歌舞伎役者をやっている」
トーラ:「どういうところから興味を持ったのですか? その歌舞伎に」
キリサメ:「ソル・クラスタにいた頃にとても美しい女性の舞を見たことがあって」
トーラ:「とても美しい女性?」
キリサメ:「それは鮮明に覚えているよ。目を奪われて釘付けになるほど、とても美しい舞だった」
トーラ:「それは有名な方なのですか?」
キリサメ:「でも、その女性がどんな人なのか、どこの誰なのか全然分からないんだ」
トーラ:「そうですか……」
キリサメ:「カナメさんは? どこで舞を習った?」
カナメ:「え? えっ? あたしは……その……」 言いにくそうにしている
キリサメ:「あの、何かマズいこと訊いたかな……」
カナメ:「自己流というか、親から教わったというか」 と適当に濁して答えます
キリサメ:「……なんだか複雑な事情がありそうだな。まぁ、訊かなかったことにするよ」
トーラ:「カナメは、まあ、確かに、事情があってですね。今は良くなっているはずなのですが」
キリサメ:「事情……あまり突っ込まないほうがいいのか?」
カナメ:「あの、キリサメさんは、ソル・クラスタのどのあたりに住んでいました? あたしはトコシヱ隧道なのですが」
トーラ:「私はクラスタニアです」
キリサメ:「クラスタニア……だったと思う」
トーラ:「クラスタニア?」
カナメ:「キリサメさんも、レーヴァテイルβ純血種だったんですか?」
キリサメ:「よく覚えてないが……でも、あそこは好きではない」
カナメ:「……」
トーラ:「……」
カナメ:(まさか、とは思うけど)
キリサメ:「あ……すまない、私のことは気にしないでくれ」
[見学用] ふおーんふおーん
[見学用] 覚えてる地名がクラスタニアくらいしかない、のかなぁ……
トーラ:「あ、その、カナメはですね、ちょっと職業が変わっていまして」 と話題を元に戻そうとする
カナメ:「あ、その、祈祷師です」 と困惑したまま同じような振りで答える
キリサメ:「えっと……祈祷師?」
カナメ:「はい、雨乞いとかしてます」
キリサメ:「そうか……あの舞が天候を変えたんだな」
カナメ:「あ、見ていました? そういうことです」 ちょっと誇らしげに
キリサメ:「なるほど、舞巫女ということか……」
トーラ:「舞巫女……カナメが?」
カナメ:「なにその反応」
トーラ:「いや、だって、おかしいじゃないですか」
キリサメ:「おかしい?」
トーラ:「カナメが、舞巫女……」 笑いを隠そうとしてます
カナメ:「どういう意味よー!」
キリサメ:「私、おかしなこと言ったか?」
トーラ:「いえ、なんでもありません。ちょっとイメージ違っただけで」
カナメ:「まったく……」
キリサメ:「まあまあ。ここはソル・シエールだし、こちらの装いもなかなか良いじゃないか」
トーラ:「はい。こちらにもいい所はたくさんありますよね」
キリサメ:「ああ。出店でじゃがバターというのを初めて食べたが、あれはおいしかった」
カナメ:「うん、あたしもさっきもらって食べたけど、おいしかった」
キリサメ:「あれはここの名物なのか?」
トーラ:「名物かどうかはわかりませんが、周りの畑では栽培しているみたいですよ」
カナメ:「お芋はトコシヱでもよく食べてましたけどね」
キリサメ:「ばたー、というのは? あれは一体なんだ? 何か油脂を固めたものかな?」 興味津々
トーラ:「乳製品の一種です。ソル・クラスタにもあったことはあったのですが、ものすごく高価で。
でもこちらは土地が広いので手に入りやすいみたいですね」
[雑談] と設定面の裏付けがない適当なことを答える
[見学用] 実際世界再生前の酪農ってどうだったんだろう……
[見学用] 鶏とか飼ってるイメージは沸くけど、牛とか育てられてたんだろうか……とは思う
[見学用] ホルスの翼はなんとかできてそうではある
[見学用] ホルスの翼でおそらく細々続けられてた酪農が、地表開拓と同時に一気に大規模にやれるようになった、
[見学用] って感じだと夢が広がりますね
[見学用] 1ではメガミルクが安く手に入るので、そこそこやっていたのではないかと >酪農
キリサメ:「乳製品なのか……私にはあまり縁のない食品だな。
でも、あれが溶け出したところ! あの部分が最高に美味かったぞ」
カナメ:「そうそう!」
トーラ:「こちらならたくさん手に入るので、これから乳製品を食べるようにしてみてもいいんじゃないでしょうか?
キリサメさんはまだお若そうですし、試してみるのもいいかと」
キリサメ:「そうだな、私もまだソル・シエールの文化には疎い。いろいろ試してみるか」
[雑談] これから少しずつシリアス方向に流していきます
[雑談] まあ最終的にどうなるかはやってみないとわからないですけどね!
[雑談] 今回も「クラスタニア」の回答が来るのはちょっと予想外だった
[雑談] 一応、過去に深い闇がある設定にはしてますが
[雑談] うまいことつついていきたいですね >深い闇
[雑談] 記憶をほじくり返されたら暴れるかもしれませんw
[雑談] ある意味ではトーラは当事者なので、直接やることもできるのですが、
[雑談] そこらへんは間接的に少しずつやっていきますw 突き詰めるのは証拠がそろってから
[雑談] でも「これは」と思うことがあったら遠慮なく暴れてくださいw
[雑談] 了解です
セッションE-1-2 2017/02/11
トーラ:「そうすると、キリサメさんも、避難でこちらに来たのでしょうか? 第三塔が消えて」
キリサメ:「避難……まあ、そんなところかな」
トーラ:「ではまだ1年ちょっとですよね。私もまだこっちの文化には慣れてないこともあって」
キリサメ:「でも、そもそもあそこから出たいと思っていたよ。今のところの方が居心地いいし」
トーラ:「そうですか……」
キリサメ:「ああ、すまない……あまり気分の良い話じゃなかったな」
トーラ:(……もしかすると、やっぱり、そうなのでしょうか) と思案中
カナメ:「え、えーと、キリサメさんっておいくつですか?」 と話を逸らす
キリサメ:「歳か……17になるかな」
トーラ:「あ、やっぱりお若いんですね。ほら、向こうって見かけと年齢が一致しない人が多いから」
カナメ:「そうそう。あたしは何歳に見える?」
キリサメ:「うーん……16?」
カナメ:「16歳だって! よかった」
トーラ:「40歳ですよ……実際には。私は110歳です」
キリサメ:(幼く見えるが……やっぱり実際はもっと上だったか……)
キリサメ:「なるほど……やっぱり見た目にはよらないな」
トーラ:(……そういう反応、か。クラスタニア……17歳……
β純血種だと明かしても反応は薄かった。もしかしたらただの勘違いかもしれませんね)
カナメ:「16歳だったらキリサメさんの方が年上だね! お姉さんだね」
キリサメ:「い、いや、まぁ……そんなことは」
カナメ:「あたしのまわりには同年代の人が少なくって。嬉しいかも」
トーラ:「だから、実際には同年代じゃないでしょ」
カナメ:「いいじゃん、別に」
トーラ:「はいはい……」
キリサメ:「まあまあ。見た目年齢は同年代でもおかしくない」
カナメ:「ほら、こう言ってくれてるじゃない」
キリサメ:「そうそう、お二人はソル・シエールに住んでどれくらいになるんだ?」
トーラ:「私はこっちの地表に来て1年ちょっとですね」
カナメ:「あたしも同じくらい。とはいっても、お父さんがもっと前からこっちに来てたんだけど」
トーラ:(あ、そうか。これを聞いてみればよかったんだ)
キリサメ:「そうか……これからもっと馴染んでいくところだな」
トーラ:「……そうですね」
カナメ:「あたしはもうだいぶ馴染んだけどね。あっちと違って仲間がたくさんいるし」
キリサメ:「あっちと違う?」
カナメ:「え? あ、えっと……まあ、その、
ソル・クラスタではあまり……その、友達、がいなくて」 と微妙にごまかしながら
キリサメ:「私もだ……ソル・クラスタには良い思い出がない」
カナメ:「……あたしも、どっちかといえば、そうかも。トーラには悪いけど」
トーラ:「……」
キリサメ:(なんか気まずくしてしまったか……?)
カナメ:「あたしには家族しかいなかったし……アルキアは怖かったし」
キリサメ:(アルキアか……クラスタニアに比べれば、まだ……)
[見学用] (墓まで持っていかねばならない過去のようだ)
[見学用] どこでギアチェンジしてつついてみるかまだ測りかねてる 過去話
トーラ:「ま、まあ、そのアルキア研究所ももうありませんから……
そういえば、キリサメさんは、ご家族はいらっしゃるのですか?」
キリサメ:「家族か……もう、いなくなって久しいな」
トーラ:「え?」 と思わず聞き返す
トーラ:「もとからいないというわけではなく?」
カナメ:「ちょっと、トーラ……」
トーラ:「え? あ、す、すみません、不躾なことを」
キリサメ:「もう随分と昔の話さ、ほとんど覚えていない」
カナメ:「えっ? 覚えていない?」 と今度はこっちが思わず反応
キリサメ:「ああ……思い出そうとしても頭が痛くなるだけだしな」
トーラ:(人間か第三世代が確定……なのにクラスタニア……)
カナメ:(良い思い出がない……覚えていない……)
トーラ:(まさか……)
キリサメ:「……?」
トーラ:「……キリサメさんは、ダイブをしたことがありますか?」
カナメ:「……」 様子を見守る
キリサメ:「ない……と思う」
トーラ:「質問が悪かったかもしれません。
人が入るような大きな機械を使ったことがありますか? 中にベッドがあって、そこに寝て……」
カナメ:「……」
トーラ:「そういう機械の記憶が……あれば……」
キリサメ:「いや、ないな……私には」
トーラ:「では……あえて聞きます。
キリサメさんがクラスタニアでよく行っていた場所はどこですか?
私もクラスタニア出身です。どこにどういうものがあるのかは把握しています」
カナメ:「トーラ、もしかして……」
キリサメ:「たしか、収容所のような……痛っ」 頭痛を発する
BGM:夜の底にて
from クロノ・トリガー(スクウェア, 1995)
Composed by 光田康典
トーラ:「……」
カナメ:「……」
トーラ:「……ごめんなさい」
キリサメ:「すまない……もう昔のことは……」
トーラ:「はい、聞いてはいけないことかもしれませんでした。でも、私には……」
[雑談] GMとしてもここは事前情報がなくて推測でやっていたので、言い出すのはかなり勇気が必要だった……
[見学用] また闇の深い……
カナメ:「……キリサメさんは、その…… 今は、周りに、信頼できる人はいますか?」
キリサメ:「……今は、そうだな……劇団の人たちには良くしてもらってる」
カナメ:「……今は、キリサメさんのやっている歌舞伎に、やりがいとかを感じていますか?」
キリサメ:「ああ、もちろんだ。私を助けてくれた人が勧めてくれたからな……」
カナメ:「助けてくれた人?」
キリサメ:「大牙の、Vボードを乗り回していた人だ」
カナメ:「Vボード……もしかして、男の人? かなり大柄な」
キリサメ:「とても豪快な人だった。『キリサメ』というのも、その人が付けてくれた名前だ」
カナメ:「……そう、だったんですか」
トーラ:(ゲンガイどのですか……だいたい話は繋がった、でもそうだとしたら……)
カナメ:「その名前は気に入っていますか?」
キリサメ:「もちろんだ。全てを失った私に、未来を灯してくれたのだから」
カナメ:「……よかった」 と呟いて
カナメ:「今は、……それなりに、楽しいこともありますか?」
キリサメ:「今は充実しているよ。それも、あの人のおかげだな」
カナメ:「そう……それなら」
トーラ:「でも……」
カナメ:「キリサメさんはきっと大丈夫だよ。トーラが気にするのは分かるけど」
トーラ:「……」 再び思案する
カナメ:「ゲンガイさんは今はソル・クラスタで新しい町を作ってると思うけど……
ソル・シエールのほうが、今のところ、気に入ってる?」
キリサメ:「あの人は……自由が一番だよ。私にいつまでも構っていてはいけない」
カナメ:「あはは、そうかもね」
[雑談] 今回は結構暴露したな……
[見学用] キャラ的にやっぱり被弾しましたね……って思いです
BGM:集いの酒場
キリサメ:「でもいつかは、公演を観に来てもらいたいな。今はまだ未熟だけど……」
カナメ:「そうですよね。それだけお世話になった人なら」
キリサメ:(いつになれば自信を持って招待できるのか……)
トーラ:「でも、やっぱり、私は気になります。ダイブをした『記憶がない』というなら特に。
昔の記憶、自分のアイデンティティ、そういったものとどう折り合いを付けているのかが。
もちろん、差し出がましいことを言っているのは分かっているのですが……」
カナメ:「……トーラ?」
トーラ:「もしよければ、キリサメさん、私にダイブしてみませんか?」
キリサメ:「ダイブ……」
カナメ:「ちょ、ちょっと……もしかして」
トーラ:「いえ、今度は普通にやりますよ。やっぱり素人が手を出せることではありませんし……
それに、キリサメさんは『きっと大丈夫』なのでしょう? 私もそう思います」
カナメ:「……」
トーラ:「私は知りたい。今のキリサメさんのことを」
キリサメ:(すごく尻込みしている)
カナメ:「ほら、引いちゃってるじゃない。トーラはいつもこうなんだから」
トーラ:「……はい。つい、こうやってしまいますね」
キリサメ:「……正直、怖いんだ……」
トーラ:「……知っています。ゲンガイどのの事業でも、『怖い』と言っていた人が多かったそうです」
カナメ:「なら、どうして」
トーラ:「それでも、私は、こうやってキリサメさんと出会えたことを嬉しく思っていますし、
できれば、仲良くなりたいとも思っています。
その手段としてダイブが少々過激と受け取られる可能性があるのはわかっていましたが……つい」
キリサメ:「……そんな初対面の相手にするものなのか? ダイブというのは……」
カナメ:「普通は違いますよね……トーラはほんといつもこんな感じで。
あたしに『ダイブして』と言わないのが不思議なくらいで」
トーラ:「だってカナメは家族みたいなものじゃないですか」
カナメ:「ともかく、トーラにとってはこれが普通なんです……恐ろしいことに」
[雑談] ゲンガイどのの事業=被害者の社会復帰 その際に重症者にはダイブを使った治療もしています
[見学用] 噂のお家芸……
[見学用] 恐ろしいことにw
[見学用] 今度是非身をもって体験してみたく(ごくり)
[見学用] ダイブ前に闇をこのレベルでほじくり返しますよw
[見学用] ニルスさんになら多分話しますけど初対面はどうだろ……
キリサメ:「……少なくとも『キリサメ』になってからはダイブしたことがない」
トーラ:「はい、そう言っていましたよね」
キリサメ:「むしろ、人とはあまり深く関わらないようにしてきたんだ」
カナメ:「どうして? ソル・クラスタに居た頃ならともかく、今はいいんじゃないの?」
トーラ:「……」
キリサメ:「『キリサメ』になる前の私を思い出すかもと思うと、怖くて……」
トーラ:「そういうこと、ですか」
[雑談] ダイブ恐怖症?
カナメ:「……思い出すのが、怖い?」
キリサメ:「何せ、クラスタニアにいた頃のことは全然覚えていない。
そこから助け出されたというくらいだから、きっとロクな記憶じゃない」
カナメ:「こっちに来てからも、ふとしたきっかけで、怖くなったりします?」
キリサメ:「そもそも、思い出そうとしても体が拒否反応を起こすくらいだ」
トーラ:「そうですか……」
トーラ:(それなら、ある意味では、私の対照になっているのかもしれません。でも……)
カナメ:「だってさ。無理強いしないほうがいいんじゃないの?」
トーラ:「そうですね、無理は言えませんね。
ダイブをしてほしいという気持ちは本当なのですが……ごめんなさい」
キリサメ:「どうしてもというなら……でも、心の準備がいる。少し時間がほしい」
トーラ:「私としてもお願いしたいのはやまやまなのですが……確かにこちらも心の準備が要りそうですね」
キリサメ:「……すまないな」
トーラ:「要は、思い出させなければいいんですよ!」
BGM:オトボケ伝説
from マナケミア(ガスト, 2007)
カナメ:「はぁ!?」
トーラ:「昔のことがあまり関係ないような精神世界なら、安心してダイブできるじゃないですか。
名案だと思いません?」
キリサメ:「えっ……?」
[見学用] えw
[見学用] めちゃくちゃいい笑顔だ……
トーラ:「そういう世界を用意すれば……うん、なんとかなりそう。
考えるのに少し時間がかかるかも……あ、結局一緒ですね」
キリサメ:「ちょっ……」
[見学用] 退路など無かった
[見学用] このシナリオに参加した以上は、ダイブ恐怖症だろうがなんだろうが逃がしません
トーラ:「というわけで、やっぱりぜひダイブをお願いしたいのですが、どうでしょうか?
ちょっと時間を空けますので」
キリサメ:「……」
カナメ:「……」
トーラ:「ね? ぜひ」
キリサメ:「わかったよ……どうせ逃がしてくれないんだろう?」
トーラ:「ありがとうございます! それじゃ明日までには全速力で用意しますので!」
カナメ:「……なにこの展開」
トーラ:「さあ、そうと決まったら頑張らないと!」
キリサメ:「……まいったな」
[見学用] カナメさんのまたやってるよ顔可愛い
[雑談] ひどい……w
[見学用] キリサメさんがカルナにタジタジなの分かった気がする……
セッションE-1-3 2017/02/19
BGM:独り想うこと
from イリスのアトリエ グランファンタズム(ガスト, 2006)
Composed by 中河健

キリサメ:「ダイブか……私が、ダイブするなんて……」
キリサメ:「大牙に来る前……ダメだ、全然分からない。クラスタニアでのことは……何もかも、忘れ去ったんだ。
でも、今になって……私のことを『もっと知りたい』なんて……私、自分のことも分からないのに……」
キリサメ:「はぁ……なんでこんなことになっちゃったのかな」
キリサメ:「怖い……本当の自分を知るのも、知られるのも……っ」
キリサメ:「いや……いつか、向き合わなければならないのか……
それが……明日だと、いうことなのか……」
キリサメ:「……」 そっと目を閉じて沈黙の後、そのまま眠りにつく
キリサメ:「……」