青の地平のトーラ プレイログ D組:CSLv.1-R 導入
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文字色説明
GM : トーラ PC発言 行動説明、PL発言など ナレーション、状況説明 雑談、システム文など
PL : アレット PC発言 行動説明、PL発言など
見学者 ただし、B組沙紗のPL
セッションD-1-6 2017/05/11
[雑談] あー不安でやばい
[雑談] w
[雑談] 大丈夫 こっちも最初の時レベルの緊張状態(大丈夫とは)
[雑談] 始まる前に、なにか聞いておきたいこととかあります?
[雑談] あー、そうですね。導入の状況はどうなりそうかな、というのを確認しておきたいですー
[雑談] 基本的には前回の終わりに話したとおり、会う約束をした日ですね
[雑談] ラプランカ伝承を教えるってアレの
[雑談] はい、覚えてますー
[雑談] で、いちばん最初のうちはアレットさんにいくつか質問を投げつつ、その場対応でシーンを進めていきます
[雑談] 最初の質問はこれ:
[雑談] (当日朝、アレットさんが家にいる状況で)
[雑談] ではアレットさん、ここから行動をお願いします。
[雑談] 何を持っていきますか? また、約束の時刻の何分前に着くようにしますか?
[雑談] 了解ですー(返しを今のうちに考え始める)
[雑談] なので、一番最初はアレットさんのみのシーンになります よろしくお願いします
[雑談] はい!
BGM:コロニー6~静寂~
from ゼノブレイド(任天堂/モノリスソフト, 2010)
Composed by 清田愛未

――A.D.3783 ソル・シエール地表の村――
年越しを挟んで数日降ったり止んだりを繰り返した雨は、ようやく去ったようだ。
久しぶりの快晴、西の空に塔の輪郭がくっきりと浮かんでいる。
清められた大気の下、しんと静まり返った朝には、この時期ならではの厳かさを感じないでもない。
年が明けて間もないある日。今日は、アレットとトーラが会う日である。
ちょっとしたきっかけからダイブをすることになった二人だったが、
ダイブが終わった後、アレットはトーラにラプランカ伝承について教える、と約束したのだった。
朝の仕事を終えたアレットは、野良着から普通の服に着替えて出かける準備をします。
お財布だとかハンカチ等といったものの他に、幾冊かの本を持って行きますね。
メタ・ファルスを離れる際に持ってきた、ラプランカ伝承の本です。
約束の時間には、最低5分前には着くように出ました。
[雑談] 多分伝承の本となると、幾篇かの物語をまとめて一冊にしてそうなイメージがあるので、
[雑談] 主要なものを揃えたのと、そこには入っていないものの本を何冊か、って感じでしょうかね……
[雑談] なるほどなるほど
[雑談] この辺の出版事情はよぐわがんないのでふわっとしたイメージです……
[雑談] 美羽ちゃんの春がベストセラーになってたりするからメタ・ファルスはそこそこ出版業活気ありそうだけど
[雑談] 農民の手に届くお値段なのかなーって気もありますけど、メタファリカ成功でインフレしてそうだし(?)

とりあえずの待ち合わせ場所は、村の中心にある小さな広場である。
というより、この小さな村では、ここくらいしか目印になる所がない。
周囲には役場や宿屋兼酒場、村に一軒だけの商店、そして小型飛空艇が発着するバス停が立地していて
多少は人通りのある場所ではあるが、今日は誰も人の姿が見あたらない。
――待ち合わせの相手を除いて。
ベンチに座っていた彼女は、アレットの姿に気付くと立ち上がって声を掛けた。
トーラ:「あけましておめでとうございます、アレットさん」
アレット:「ああ、あけましておめでとう、トーラさん」 手を振りながら返して、急ぎ足で歩み寄っていきます
トーラ:「楽しみで、ちょっと早く来過ぎちゃいました」
アレット:「ああ、それで」 自分が遅れたわけじゃなくてよかった、ってちょっとホッとして
「今日は良い天気になったね」
トーラ:「はい、久しぶりですね、この天気。畑のほうもこれで一安心ですね」
アレット:「うん、畑もだけど、人と会うにもこういう日和だと良い気分だしね」
トーラ:「そうですね。新年だというのに、人と会うのはこれが初めてですよ。
……うちに泊まりに来てる一人を別にすれば」
[雑談] 来てる人についてはE組参照
[雑談] カナメさんかな
[雑談] はい あとで登場する可能性があるので伏線だけ張っておく
アレット:「……泊まりに? 下宿かな」 首をかしげ
トーラ:「あ、ソル・クラスタにいた時からの知り合いです。今はこっちの塔に住んでいるのですが」
アレット:「なるほど、ソル・クラスタからの。塔に、かあ」 ちらっと塔の影を見上げたりしつつ
トーラ:「それで、今日はどこに行きますか?」
[雑談] 行き先についての質問です どういうところで本を読むのでしょうね?
[雑談] どこがいいかなぁ……
[雑談] もちろん、町にある施設でもいいですよ
[雑談] アレットさんの感覚に関わりそうなのでここはこっちでは決めなかった
[雑談] 町に公園とかってあります? こう、東屋みたいなのが有ったら……
[雑談] はい、あります
[雑談] じゃあそこに向かいます ロールやります
アレット:「あっちの方にある公園で腰を落ち着けようって思うんだけど、どうかな」 指差して示しつつ
トーラ:「いいかもしれませんね、静かで」 と同意します
アレット:「よかった、じゃあ早速向かおう」 先導して歩き始めます
トーラ:ではその後をついていきます

向かったのは、村の中心から少し外れた場所にある公園だ。
広場同様、いまは人影は見当たらない。
[雑談] すごく良い感じの雰囲気
[雑談] ただベンチがあるだけだと嫌らしいかなーと思ったんですよね
[雑談] 必然的に横並びに座ってしまうわけなので これなら間にテーブルを挟める
アレット:「静かで良いね、今日は」 二人分のベンチの土埃を、軽く手で払います。ぺしぺしと
トーラ:「あ、ありがとうございます。ほんと、静かでいいですね」
アレット:「ああ、本を読むにはおあつらえ向きの日だよ」
と、机もまたぺしぺし払って、カバン(画面外)から持ってきた本を取り出します。
トーラ:様子を見ながらベンチに座ります
アレット:「と、いうわけで、言った通りラプランカ伝承の本を持ってきたよ。すぐ読める程度のを、いくつか」
トーラ:「何冊かあるんですね」
アレット:「主要なの──メタファリカの元になったっていうものなんかは、この厚めのやつにだいたい入ってるよ。
他のは、ちょっとマイナーなやつなんだ」 記述忘れてたけどこっちも座ったよ!
トーラ:「元になった? メタファリカの?」
アレット:「ええっと……詩魔法の詳しい原理は僕にはわからないんだけどー……
ルカ様とクローシェ様が謳ったメタファリカの詩は、この『命湛う大樹の手記』というのを元にしてるらしいんだ」
ペラペラとページをめくって、件の一篇を出して見せます。
[雑談] ヒュムネクリスタルに詩の想いが込められててうんぬんかんぬん、ってのは一般農民は知らないかなと思った
トーラ:「ええっと……あれ? これは……
樹を育てる物語……間違いない、これです、メタ・ファルスにいた時に私が読んだことがあるのは。
これが……メタファリカの元になったのですね」
アレット:「そうなんだ……トーラさんも知ってたんだ。ちょっと嬉しいかも。
良い話だよね、これ。ラプランカ伝承も色々あるけど、僕はこれが一番好きなんだ」 穏やかな笑顔
トーラ:「私が知っているのはこれだけなんですけどね。
でも、素敵ですね。皆が少しずつ水を分けていくように、あのメタファリカも……」
アレット:「ラプランカの心は、誰にも宿っている──ってね。
他の伝承も、全部が全部こういう話ってわけじゃないけど、面白いよ」
またペラリとページをめくって、次の一篇に。表題は『死せる魂の手記』。
トーラ:「……ちょっと物騒なタイトルですね」 と言って読み始める
アレット:そういえば次のページにあるのはこれだったなーって顔
トーラ:「……」 難しい顔をしながら読み進める
アレット:「……どうかな?」
トーラ:そのままの状態で読み終えて 「……これで良かったのでしょうかね?」
アレット:「良かった、って?」
トーラ:「二千個目の実でまた絶望する可能性を背負うことを、良しとするのかな、って」
[雑談] せっかくなので変な問いを投げてみた
アレット:「ううん……難しいけれど、1001個目の実を紡いだラプランカには、マオがついている。
……同じ悲劇は、きっと繰り返されないと僕は思うよ」
トーラ:「……きっとそうですね。マオって人は、さっきの『大樹』のほうでも大活躍でしたし」
アレット:「その通り! まぁ、話によってはマオもまたまちまちなんだけどね、あはは」
[雑談] インフェリオスマオとか! インフェリオスマオとか!
トーラ:「?」
アレット:「ラプランカのキャラはだいたい一貫してるんだけど、マオはピンキリなんだよねぇ……
『永劫なる天地の手記』とかは、今読むとちょっと落差が激しいかも」
トーラ:「『永劫なる』……」 とページをめくって探している
アレット:大丈夫かな……って顔
トーラ:「ちょっと長いですね。えーと……」 と読み始めて、しばらくして、様子が変わってきます
アレット:「ど、どうした……?」
トーラ:「……」 目の端のほうに少し涙が溜まっているようにも見えます
アレット:「トーラさん? 大丈夫?」 ハンカチを取り出して、静かに差し出しましょうか
トーラ:「あ、だ、大丈夫です」 とハンカチはやんわりと断って自分の手で拭う
アレット:「何か、琴線に触れるものがあったのかな」 ハンカチを引っ込めつつ
トーラ:「……私はこのマオになれるのでしょうか」 小声で
[雑談] あー……(PLは理解した)
[雑談] 意味深をぶん投げるのは仕方ないね!
アレット:(そっちなんだ!?)
[雑談] PCはこうなる
[雑談] 知ってた
アレット:「ええっと……きっとなれると思うよ。心の持ち方次第なんだから」
トーラ:「……」 アレットの言葉には答えず、
「ところで、これってメタ・ファルスという土地の由来も示しているんですね」
アレット:「そうみたいだね。あんまり実感は湧かないけれど」
トーラ:「読んだ感じだと、いまのメタ・ファルスとはちょっと違いそうですからね。第二塔のあたりの地表みたいな」
[雑談] メタファリカあるから開拓の必要性なさそうだし、調査は全然やってなさそうなイメージ
アレット:「うん、あの辺はまだ地表の捜査も進んでないみたいだからなぁ……
もしかしたら、ここに書かれている高原も復活してるのかもしれないな」
トーラ:「メタ・ファルスの人々って、昔から何度も移住を繰り返してきたんですね。
ただ移住するだけでなくて、そのたびに、以前住んでいた場所を失う。
つい最近の一回も、結局そうなってしまいましたが……」 と言いながら一冊の本をバッグから取り出す
アレット:「それは?」
トーラ:「あ、この本に書いてあったんですよ。移住のこと。
この前町の書店で見つけた本なのですが、なんでも、新しいラプランカの話らしくて」
とそれほど厚くない本を示します 確かに最近出版されたもののようです
アレット:「へぇ、新しい話なんて出てたんだ……」 普段本屋には寄ってなさそうだし、アレットは知らなかったようです
トーラ:「はい。読んでみます?」
アレット:「良いのかい? 是非!」
トーラ:「はい、どうぞ」 と手渡します
アレット:「ありがとう。どれどれ……」 受け取り、ページをめくり始めます……
BGM:好きだった絵本
from アトリエ・ベスト(2003)
Original music: 好きだった絵本(マリーのアトリエ / ガスト, 1997)
Composed by 阿知波大輔

古の都のラプランカ kurt-sechel rhaplanca
この地の人々は、かつて山間の盆地で暮らしていたという。
しかし、豊かな生活の中でいつしか感謝と清貧の心を忘れ――
そのたびに破局を迎え、新たな地へ移住することを繰り返してきた。
栄華を誇った悪徳の町は、神の怒りに触れ焼き尽くされた。
あるいは、多くの人の腹を満たすだけの畑を望んだ結果、まだ開拓すらされていない土地以外のもの全てを失った。
何度目かの移転の末、いま人々は、大きな湖のほとりの狭い平地で細々と生活を続けている。
数年前のことだ。地震のあと、急激に湖の水位が下がった。
湖の出口で地殻変動が発生し、湖水が一気に抜けたのが原因だった。
ともかくも、それまで湖底だった肥沃な大地が顔を表すことになった。
これは僥倖か、それとも神の赦しであろうか?
だが、人々はこの新たな原野の開拓を躊躇った。
愛着ある現在の土地にもまだ開拓の余地があるのが一つ。
謙虚さを失い富を求めて色気を出すとまた厄災を呼び込んでしまうとの、
この地ならではの考えかたも原因にあるだろう。
そしてもう一つ――
(以下、挿話へ)
BGM:コロニー6~静寂~

アレット:ふんふんと頷きながら読んで、 「これはまた、面白い話だね」 と、一言ぽつり
トーラ:「これって、今のメタ・ファルスの状況ですよね? どう考えても」
アレット:「うん、メタファリカが成功したかと思ったら、死の雲海が晴れ地表が再生された……
思うところがあったんだろうな、この作者は」 本を閉じ、トーラに返します
トーラ:「ともかく、世界は変わりました。多くの犠牲を払って。
さっきの――『永劫なる』……なんでしたっけ、あのお話のように」
アレット:「『天地の手記』だね。……きっと良い変化だよ、何もかも」
トーラ:「だといいのですが……いえ、だからこそ、私たちにはマオの心が必要なのでは、と思いまして」
アレット:「ふむ……そうなのかもね。中々、難しいものだけれども」
トーラ:「ひょっとしたら、こうやって異なる世界の出身の人がお互い対等に話せるのも、
今だけになってしまうのではないか、と思うこともあります」
[雑談] 間接的だけど1つ伏線張り
[雑談] 難しいよなぁ……
アレット:「……そんなことにはならないさ。皆、歩み寄る努力をしている。
より良い世界を作ろうとしている……皆の想いは、きっと実を結ぶと信じている」
トーラ:「私が見ることのできる世界はあと40年。失礼ながら、アレットさんもおそらくそうは変わらない。
この平和を後の世代に伝えるのは、かなりの努力が必要だと思います。だから……」
アレット:「……だから?」
トーラ:言うのにちょっと逡巡して、 「また、ダイブしませんか?
前回はアレットさんを知りたかったからでしたが、今度は、私から何かを伝えられればいいかな、と」
アレット:「──、」 少し間があり、
「ええ、っと……う、うん」 こめかみを少し掻きながら、
「……うん。きっと、また得るものが有るかもしれない」 と、うなずきます。
[雑談] 中の人としても回答が出てくるまですごく緊張する「ダイブして」の質問
[雑談] わかる
トーラ:「ありがとうございます。じゃあ、後でダイブ屋に行きましょうか。
今はもうちょっとだけ読みたいかな」 と他の本に視線を
アレット:「そうだね、折角持ってきたし。
この『鳥追いの手記』とかは、ちょっと挿絵が怖いってことで有名なんだ」 と、まとめ本とは別の本を引き出したり
[雑談] 三次創作要素
トーラ:「挿絵……うわあ」 と小声で
アレット:「あとは、伝承を元にした、詩魔法じゃない唄とかも有ってね──」
トーラ:「ところで変なこと聞きますが、ラプランカとマオ、どっちの方が好きですか? アレットさんは」
[雑談] 真剣な雰囲気を薄めていく
[雑談] クローシェ様派
[雑談] それは聞きましたw
アレット:「うーん、難しいなー。けど、あえて選ぶとするなら……マオ、かな」
トーラ:「それはどうしてですか?」
アレット:「やっぱり、僕が一番好きなのは『大樹の手記』だから……
これに登場するマオが、自分だけでもラプランカの味方でいよう、って決意するシーンがとても好きだから、かな」
トーラ:「なるほど……『自分だけでも』という姿に心打たれて共鳴する人が増えていくのは、
物語の中でも外でも同じかもしれませんね」
アレット:「うん。……その通りだよ。
そういうトーラさんはどっちが好きなのかな? ラプランカとマオ、選ぶなら」
トーラ:「そうですね……」 とちょっと考えて、
「ひたむきなラプランカが好きでしたが、その、『永劫なる』……えーと……『天地の手記』を読んだら、
マオのほうにも惹かれるような気がします」
トーラ:「……クラスタニアはラプランカの国でした。たぶん」
アレット:「ラプランカの国、かぁ……ふむふむ」
トーラ:「あ、ごめんなさい! 変な意図で言ったつもりじゃなくて!」
アレット:「あ、いや、ラプランカは詩姫だから、確かにレーヴァテイルの国ならそうだろうな、って思っただけなんだ」
トーラ:「……すみません」 ともう一度謝ってから、
「ともかく、今はラプランカよりもちょっとマオのほうが好きかな? くらいですね、さっきの質問の答えとしては」
アレット:「となると、好きなキャラが一致したことになるね。少し嬉しいかも」 とかなんとか
トーラ:「はい」
トーラ:「じゃあ次はこれですね。『静寂司る魔神の手記』」――
[雑談] という感じでフェードアウト
[雑談] いちばんすくいがないやつ!!
[雑談] だって残ったのこれだったから! (もう一つあるけど)
[雑談] ラプランカ伝承をダシにして、けっこう考え方を出せた気がする
[雑談] 思ってたよりずっとうまくいった感じ
[雑談] たのしかった……
[雑談] ずいぶんハイコンテクストな内容になったのも事実ですけどね!
[雑談] 察しきれなかった部分も多分ある
[雑談] それはお互い様だと
[雑談] でもたかゆきさんのハイコンな話わりと好きなので この方向性で頑張って欲しいです
[雑談] 途中で入れたあのオリジナルラプランカ、続きはあまり期待しないで……
[雑談] はいー
[雑談] 突然思い立って昨日出だしだけ書いたものなので
[雑談] 天啓かな
[雑談] でも続きが書ければ書きます もしできたならばコスモスフィアの中身と絡んで面白いことになるはずなので
[雑談] 楽しみにしてます(おどり)
[雑談] 前回の最後、オリジナルラプランカは無理そうかなとか言っていたので
[雑談] 負けず嫌いの血が騒いだ
[雑談] www