サイトスタイル

「こ…これは シンクロ率200%…!? ロックマン!もしかして…」

【スタイル名】 サイトスタイル
【読み方】 さいとすたいる
【分類】 スタイルチェンジ
【登場作品】 2

【詳細】

ゲーム 本編作品

『2』のみ登場する、全てのスタイルの特徴を併せ持つ最強のスタイル

多くのネットナビと死闘を繰り広げ、ロックマン熱斗フルシンクロ状態が長く続いたため、ロックマンの潜在意識が取り除かれたはずのサイトバッチを再び取り込んでしまった状態。

前作でロックマンのダメージをフルシンクロ(を超えるシンクロ)で肩代わりするためだけに使ったサイトバッチを、今度はオペレーションの最適化に使用する形であり、前作のラストや本作の各スタイルを大幅に上回るパワーアップがなされる。

発現条件はフォルテを除く全てのV3ナビをSランクで倒し、秋原町の公園にいる女の子と会話後、一定数のバトルをこなすこと。
発現は文字通りたった一度だけであり、スタイルトレードや他のスタイルで上書きしてしまうと二度と発現しない点に要注意。
アドコレ』ではトレード不可能になっている。

ガッツ」「カスタム」「ブラザー」「シールド」全ての能力を持つ上、カスタムに関しては何と最初からフルオープン(10枚オープン)という性能を誇る。
つまり…
  • バスターの攻撃力2倍
  • スーパーアーマー装備
  • ナビチップの投入制限が8枚に増える
  • カスタム画面は常時フルオープン
  • 戦闘開始時にバリアを纏っている
  • 戦闘中に「十字ボタンの左+Bボタン」でシールドを展開できる
という効果が同時に得られる事になる。

なお、他のスタイルと異なり属性は無属性で固定になっており、チャージショットもノーマルスタイルと同じもの(チャージ速度はそのままに威力が2倍になっている)。
また、最初からフルオープンしている関係でADDが利用できなくなるが、これで不利を被る場面は極めて限られているといっていいだろう。

ただしデメリットとして、このスタイルを装備している間は、ロックマンの最大HPが半分(最大強化状態でも500)となってしまう。
これは「そもそもサイトバッチ適用時(=0.001%の誤差が無い状態)はロックマン本体が性能の急上昇に耐えられない」という設定に基づいている。
またガッツスタイルのデメリットであるバスターの連射力が1になり、また「属性スタイルではない」かつ「ノーマルスタイルではない」ことから、通信対戦限定のシークレットチップ10種類のうち使えるのはブラックボムリュウセイグンポルターガイストの3種のみとなる。

父親である光祐一朗は、このスタイルを「強さと脆さをかね揃えたスタイル」と表した。

しかし、デメリットよりメリットの方があまりにもデカいため、対戦ではこのスタイル一択になる。

公式イラストの神秘的な姿と異なり、ゲーム上では「僅かに色が明るくなったノーマルスタイル」となっている。
左:ノーマルスタイル 右:サイトスタイル
4』と『5』では善悪度が高くなるとサイトスタイルのような見た目になる。『4』はフルシンクロしやすくなる効果もあるので、その点もサイトスタイルを思わせる。

スタイルとしての登場は『2』のみで、以降の作品では形を変えて登場している。
3』と『4』では性能を若干落とした「サイトバッチ」というプログラムパーツとして(何故か)同作のクリア後の隠しエリア最深部に。
『5』ではプログラムパーツとほぼ同じ効果を発揮する改造カードとして。
6』ではファルザー版限定でやはり同じ効果のギガクラスチップが登場した。

アドバンスドコレクション

『1』~『3』が収録されたVol.1にて、限定特典か有料コンテンツの「カスタムPETパック」を入手することで、Vol.1のホーム画面のロックマンの姿をサイトスタイルに変更可能。
サイトスタイルの姿は本ページトップのオフィシャルイラストと同じ。

ちなみにVol.2だとダークロックマンに切り替わる。
熱斗とロックマンの絆の力で発現したサイトと、ロックマンの心の闇であるダークロックマンという、なんとも対照的な分け方がされている。

【漫画版】

漫画家の鷹岬 諒氏が描いた漫画版ではゲーム版とは設定が全く異なるが、全メディア中で一番活躍したという珍しい立場にある。

裏インターネットのダークサンクチュアリにある神殿にて、「審判の間」という部屋で、ファラオマンが守護していた「王家の秘宝」と呼ばれる幻の強化パーツによるスタイルチェンジとして登場。
この部屋は現在の文明以前に存在していた超高度先史文明のものであり、ファラオマン曰く「生者が審判の間を訪れるのは2万537年ぶりだ」とのこと。

作中では裏インターネットも(プロトの反乱の設定はあるが、ギガフリーズ等の立場も曖昧であるため、ゲーム版と同じかは実は不明)この文明の産物であるかもしれないと推測されている。

「王家の秘宝」と呼ばれるスタイルチェンジを促す神秘の光によって生まれた「究極のスタイルチェンジ」であり、脳内で響いた「SAITO(サイト)」という言葉を聞いたロックマンがこう名付けた。

その後、ファラオマンの呼び出した4人の戦士によるロックマンのコピーが各スタイルチェンジ体に変身しロックマンを追い詰めるが、土壇場でパーフェクトシンクロを発動させた為、この姿に変身出来るようになった。そのため、ロックマンがスタイルチェンジ出来るのは漫画版ではこのスタイルのみである。

デザインの特徴はゲーム版を踏襲しつつも、目つきが鋭くなる、頭部からオーラのようなものが出ている、公式イラストと同じ2つ光輪(後のフルシンクロ時に現れるもの)が現れるといった差異がある。
さらに性格・口調も大幅に変化し、一人称が「オレ」になりワイルドな性格に変貌する。

戦闘時はバスターやバトルチップは使用しなくなり、接近戦では格闘、遠距離戦では掌からエネルギー弾を放って戦う。
当初は強大な力を制御できずに熱斗とロックマンの意識は半消失、暴走して周囲を手あたり次第に破壊してしまう厄介な力だった。ゴスペルとの戦いの渦中で、ブルースの身を挺した呼びかけによりようやく制御可能になる。

その後、フォルテとの戦いで一度はフォルテを圧倒するがサイトスタイルをコピーされてしまい、エネルギー切れで解除。その後、指先に残されたサイトスタイルの力を全て注ぎ込んだビームで辛くも勝利した。

ゴスペル編の後は「闇の力にはサイトスタイルの力の消耗が激しい」という独自の設定により殆ど出番はなくなり、セレナードとの戦いでも手も足も出ず負けてしまった。

【アニメ版】

彩斗の設定がないためか、アニメ版には登場しない。
ロックマンと熱斗のシンクロによる強化変身という点ではCFロックマンが近いといえる。

【各言語版での名称】

言語 名前 補足
日本語 サイトスタイル
英語 Hub Style Hub Hikari=光 彩斗
中国語 繁体字 彩斗型態
簡体字 彩斗型态

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最終更新:2025年05月03日 18:42